軍団抗争の戦績はこの日のセミファイナルを終えた時点で、華名派が10勝、バカ社長派が11勝。だが、華名は暗黒シャーマン・モリノスさんの占い館で1勝が2勝扱いになる"スーパーひとし君"を4500円で購入（定価300万円）していたため、メインの直接対決で勝てば逆転となる。しかもバカ社長の提案により、この軍団抗争に敗れた方の選手は全員引退することに。
　何とも重要な一戦となったメインはザ・クレイジーSKB＆葛西純＆乞食＆先輩vs.華名＆華魔＆Kouzy＆この日のダークマッチに出場したあと、666入団を直訴して華名社長に認められた有賀兄さんの8人タッグ卒塔婆デスマッチ。しかもこの試合、適当な時間に流れ星がリング上を通過するという。
　先輩とメンチを切り合った華名は華魔とのなかなかのチームワークで先輩を蹴散らすが、バカ社長が卒塔婆で華魔を殴打すると、華名にも卒塔婆を足に挟み込んでのリバースインディアンデスロックを決めていく。さらに有賀を4人がかりで袋叩きにしていったバカ社長組だが、華魔が「ベノムアーム！」と叫びながら救出に入る。
　そこに流れ星が通過！　さらにバカ社長がCGを駆使してアレをアレしていくと、大きなダメージを負った華魔に葛西がラリアットからリバース・タイガードライバー。これを自力でキックアウトした華魔。ならばと葛西がパールハーバー・スプラッシュを投下すると、大量のアレがアレした革ジャンを着たバカ社長がコーナーからローリングセントーンを投下！
　あまりに大量のアレがアレしたためカバーにいけないバカ社長。そこに華名が入ってきてバカ社長にバズソーキックを2連発で叩き込んで3カウント！　スーパーひとし君を使い、12勝となった華名派が逆転勝ちで軍団抗争を制した。この結果、バカ社長派のレスラーは全員引退することに......

　そこにドラフトの時にどちらの軍団にも選ばれなかったあぶれ者軍団の見た目が派が登場！　実は見た目が派は軍団抗争で13勝あげており、バカ社長派だけでなく、華名派も全員引退だと告げる。実は華名派もバカ社長派もことある事に相談に行っていた占いの館にいた占い師はモリノスさんではなく、見た目が邦彦が化けていたことを明かし、見た目が派が裏ではキャスティングボードを握っていた模様。
　ところが、そこに本物のモリノスさんが登場し、「お前のせいでとんだ営業妨害だよ。一体どうしてくれんのさ！」と見た目がを一喝し、お仕置きをするために連れ去ってしまった。だが、訳あって詳細は省略するが、結局バカ社長派と華名派全員が合同の引退式を行うことに。
　引退の6カウントゴングが鳴らされると、突如『ワイルドシング』が鳴り響き、見た目が大仁田が登場！　聖水を撒き散らしながらリングを占拠した見た目が大仁田は「オイオイオイオイオイ......お前らはプロレスが好きか？　お前らはプロレスが好きか？　俺は俺は俺は俺はプロレスが大好きなんじゃー！　ファイアー！　プロレスが好きなら、プロレスが好きなら、プロレスが好きなら、辞めんでいいだろが！　確かにお前らは3分前に引退した。だけど、だけど、だけど復帰すればいいんじゃ！　復帰して胸いっぱいのプロレスを見せればいいんじゃ！」と独自の論理を叫ぶ。
　見た目がのやりたい放題にバカ社長と華名が激怒！　2人で協力して見た目がを制裁し、2人揃って引き上げてしまった。結局、バカ社長派も華名派も引退しなくていいようで、来年（2013年）いよいよ10執念を迎える666は、また新展開からスタートするようだ。

　今年、なぜか東スポの女子プロレス大賞を目指して、女子プロレスラーとの対戦を続けてきた宮本裕向with遠藤マメ。なぜか自信満々で女子プロレス大賞受賞内定という宮本は、「次は世界の女子プロレス界に目を向けたい」と対戦相手に浜田文子を指名。
　試合前の煽りVで東スポからの受賞決定電話を待っていた宮本だが、待てど暮らせど電話は掛かってこない。するとマメが「よく考えたら女子プロレス大賞って女子より強い選手じゃなくて、女子プロレスラーしか獲れないんじゃないんですか？」と、ようやく根本的なことに気付く。
　1年間やってきたことが無駄だったことに、気付いた宮本は「じゃあ身も心も女になって試合するよ。もう去勢するよ、去勢。それくらいの気合いを入れて浜田文子と闘うよ」と言い出すと、マメと共に昭和の女子プロレスラーを彷彿させるワンピースの水着姿で登場。
　2003年に女子プロレス大賞を受賞している文子に勝つことで、少しでも女子プロレス大賞に近づきたい宮本は、高い声で叫びながらのヘアホイップや、自らロープに飛んで放つドロップキックの連発など、"いかにも女子プロらしい動き"も随所で出して行くが、マメを呼び込んで2人がかりで攻撃しようとしたところで、マメが文子の迫力に押されて入ってこられない！
　意を決してマメが乱入し、宮本とファンタスティックフリップにトライするが、文子にかわされて自爆。文子はマメに張り手を見舞うと、宮本にスピンキック。カウント2でマメがカットすると、文子はまたしてもマメに張り手。これで完全に心を折られたマメは硬直した状態でダウン！　文子はその横に宮本をボディスラムで叩き付けると、ムーンサルトプレスを投下。
　飛びすぎて宮本にしかヒットしなかったが、マメは心が折れているため、肩を上げることが出来ずそのまま2人まとめて3カウントを聞いた。敗れた宮本が「マメさん、私は女装もして東スポ女子プロレス大賞を狙っているのに、なんで獲れないんですかー！」と絶叫すると、マメが「私たちは美しさでは誰にも負けない2人、ビューティペアよ！」と言い出し、2人で『かけめぐる青春』を踊ってみせた。

※完全詳細はバトル・ニュース携帯サイトをご覧ください。

▼ダークマッチ第1試合（※18:40頃より開始）
○宮本裕向
6分10秒　逆エビ固め
●YANAGAWA

▼ダークマッチ第2試合
○山田太郎
4分52秒　ダブルリストアームサルト
●有賀康雄

▼第1試合　遠藤マメプレゼンツ『紙おむつ追い剥ぎマッチ』各3分1本勝負
●【赤軍】乞食／見た目が邦彦（西口プロレス）／YANAGAWA／忍／山田太郎
2－3
○【青軍】佐野直（フリー）／有賀康雄／唯我（フリー）／ばってん多摩川（西口プロレス）／ウルトラマンロビン（SGP）

＜第1取り組み＞
○乞食
45秒　横入り式エビ固め
●佐野直（フリー）

＜第2取り組み＞
○見た目が邦彦（西口プロレス）
1分13秒　見た目がクラッチ
●有賀兄さん

＜第3取り組み＞
●YANAGAWA
2分15秒　おむつ剥ぎ
○唯我（フリー）

＜第4取り組み＞
●忍
36秒　おむつ剥ぎ
○ばってん多摩川（西口プロレス）

＜第5取り組み＞
●山田太郎
2分30秒　ダイビングボディアタック→体固め
○ウルトラマンロビン（SGP）
※3対2で青軍の勝ち

▼第2試合　SKB社長派vs華名社長派
●ダイナスティ／K666
14分38秒　怨霊クラッチ
○K-ness.（DRAGON GATE）／新井健一郎（DRAGON GATE）

▼第3試合　SKB社長派vs華名社長派
○忍
11分50秒　S.E.X→片エビ固め
●小仲＝ペールワン

▼第4試合　宮本裕向、東スポプロレス大賞女子プロレス大賞への道
●宮本裕向 with 遠藤マメ
7分28秒　ムーンサルトプレス→体固め
○浜田文子（ZABUN）

▼第5試合　SKB社長派vs華名社長派
●怨霊
12分33秒　ショーンキャプチャー
○日高郁人（ZERO1）

▼第6試合　SKB社長派vs華名社長派最終決戦
●ザ・クレイジーSKB／葛西純（FREEDOMS）／乞食／先輩
8分16秒　バズソーキック→片エビ固め
○華名（フリー）／華魔／Kouzy／有賀兄さん