4度目の対戦にしてハヤトが勝彦に悲願の初勝利!サスケは欠場でも、今年の宇宙大戦争は何だかとってもマーベ...ラス!

121213_Michipro-1_edited.jpgみちのくプロレス
2012年最終戦・東京大会
日時:12月13日(木)開始:18:30
会場:後楽園ホール
観衆:1808人(超満員札止め)

 13日、後楽園ホールで行われたみちのくプロレス『2012年最終戦・東京大会』。11・10矢巾大会でザ・グレート・サスケに勝利して東北ジュニアヘビー級の初防衛に成功したフジタ"Jr"ハヤトが、次の防衛戦の相手にデビュー戦の相手である中嶋勝彦を指名! 両者は今年4月にDIAMOND RING北沢大会で、GHCジュニア王座を賭けて対戦しているが、過去3度の対戦はすべて勝彦が勝利。今回は王者がハヤトで勝彦が挑戦者と、立場が逆転しての対戦となった。

 ハヤトがタックルを仕掛けても切られ、逆に勝彦がタックルを仕掛けるとあっさりテイクダウン。さらにハヤトがショルダータックルでぶつかっていっても勝彦はなかなか倒れない。明らかに身体の厚みが違う両者。勝彦はまさに師匠・佐々木健介ばりのパワーファイターへと成長していた。
 それでいて蹴りの鋭さは以前と変わっておらず、重さが加わったことになり、その蹴りの衝撃度に観客からはサッカーボールキック一発でどよめきが起こる。ハヤトも雄叫びをあげながらサッカーボールキックを返すが、勝彦はすぐさまサッカーボールキックを蹴り返すと、ハヤトの蹴りをキャッチしてヒジを落とし、さらにハヤト自体をヒザの上に落とす。
 それでもハヤトは勝彦の串刺し攻撃をかわしてコーナーに乗るが、勝彦は足を掴んで雪崩式ドラゴンスクリュー。さらに足4の字固めに捕らえていく。どうにかロープに辿り着いたハヤトだが、勝彦は容赦なく左足を破壊していく。だが、ロープに飛んだ勝彦に追走式ランニングニーを叩き込んだハヤトは、バックドロップ、ニーリフトでの顔面突き上げからK.I.D。
 勝彦はそのままハヤトをコーナーに乗せたが、ハヤトはヘッドバットで叩き落とす。だが、下からニールキックで蹴り上げた勝彦は雪崩式ブロックバスター。ハヤトもバックの取り合いからターンバックル・ジャーマンで投げていくと、串刺し式ヘルムから正調ヘルムを狙う。これをカウンターの蹴りで迎撃した勝彦は、アンクルホールドに捕らえる。
 もがき苦しみながらもロープに逃れたハヤトはK.I.Dで飛び付くが、勝彦はその体勢からぶっこ抜いて垂直落下式ブレーンバスター。さらに関本大介ばりのジャーマンから必殺のデスロール。これをかわしたハヤトはハイキックを放つが、ブロックした勝彦はトラースキック2連発からハイキック。

121213_Michipro-2_edited.jpg 20分を経過してトドメのジャーマンを狙った勝彦だが、持ち上げられた瞬間、身体を捻ったハヤトはガラ空きの首にK.I.Dを極めて一気に絞め上げる。これでレフェリーは勝彦は"落ちた"のを確認して試合をストップ! 4度目の対戦にして、ついにハヤトが勝彦から念願の初勝利をあげた。
 試合後、ハヤトは「皆さんの期待に応えられた試合かどうかは分からないですけど、今できる僕の精一杯のベルトを守るということは達成出来たので、それは認めてください。別に今日、中嶋選手に勝ったからってもうやらないとか言わないし、もっと蹴りたいし、もっと殴り合いたい。こんな俺のファイトでも皆さんに笑顔とか、勇気とか、うまい酒を与えられるんであれば、俺は頑張れます」と熱っぽく語ると、次の防衛戦の相手にZERO1の日高郁人を指名! その上で「中嶋選手も強い、日高も強い! そんなのは当然だ。強いから倒したいんだ! いいか、来年も俺のみちのくプロレスについてこい!」と叫んで2012年のみちのくプロレスを締めくくった。

121213_Michipro-3_edited.jpg みちのくの年末の東京大会といえば、毎年恒例宇宙大戦争! 7年目を迎えた今年、ザ・グレート・サスケが11月に左肩甲骨骨折という大ケガをしてしまうアクシデントに見舞われた。「〜ザ・グレート・サスケライジング〜伝説が、壮絶に、終わる。」と某映画を彷彿させる副題が付けられた今年の宇宙大戦争に、サスケは強行出場を決意したのだが、キャプ●ン・アメリカとアイア●マン風のヤッペーマン1号2号、キ●ット・ウーマン風の3号、そして全身緑色の超人ハ●ク風の超人関本と共に登場したサスケは、試合用コスチュームではなくTシャツにジャージ姿で左腕を吊った状態。
 そして「残念ながらドクターストップがかかってしまいました。大変申し訳ありませんが、本日は欠場させていただきます」と挨拶。サスケの発言だけに観客も対戦相手のバラモン兄弟もあまり信じていない様子だったが、サスケはセコンドにつく。何だかサスケチームは某マー●ル・コミック社辺りに知られたら、そっちと大戦争が起きてしまいそうな面々。
 サスケの欠場により「闘う必要がない」というバラモン兄弟だったが、呼び込んだ野橋星人をラリアット一発でKOした超人関本を見て、やっぱり今年も宇宙大戦争開戦を宣言。今年はネギと大根の二刀流だったり、3号のムチ攻撃を食らいながら空手着を脱いで水玉パンティー一丁になったりと、カラテバラモンがそのペイント通り、文字通りジョーカー状態!
 その一方で超人関本と、『ダークナイト・ライジング』で一度はバットマンを倒したベインっぽいベイン火野のぶつかり合いはド迫力! まさに人間離れした激突だったが、そこにケイが自転車を颯爽と漕いでくると、超人関本がその自転車を奪い取り、ベルを鳴らしながらリングサイドを疾走。その後、ベイン火野と自転車の奪い合いに......

121213_Michipro-4_edited.jpg そんな中、サスケがおもむろにリングに入り、イスを4脚並べるとその上にラダーを乗せるというオブジェを淡々と右腕一本で築き上げたのだが、超人関本はそこに登ることなくあっさり倒してしまい、サスケガク然......。バラモン兄弟は1号2号に和桶を被せると、そのままデッドリードライブで投げてから、ドクターストップがかかっているサスケを捕まるという暴挙に出る。
 だが、そこにバットマン風のサスケが乱入して、本物を救出したのだが、バットマンの天敵であるベイン火野が立ちはだかり、バットマンを制裁! バラモンがそのマスクを剥ぎ取ると、正体は大柳錦也だった! だが、本物のサスケも空き缶の入ったゴミ袋攻撃をかわして誤爆させると、ケイに掟破りの逆墨汁ミストを噴射。
 さらにヤッペーマンたちもバラモン兄弟の武器で次々に殴りかかると、最後は超人関本がぶっこ抜きジャーマンでブン投げる。すると、そこをサスケがカバーして3カウント! 結局、最後はサスケのおいしいところ捕りとりことで観客からはブーイングが起こったが、今年もどうにか地球の平和は守られたようだ。 

※完全詳細はバトル・ニュース携帯サイトをご覧ください。

▼第1試合 タッグマッチ 15分1本勝負
新崎人生/○大柳錦也
12分58秒 ゴッチ式パイルドライバー→エビ固め
佐々木大地/●郡司歩

▼第2試合 シングルマッチ 20分1本勝負
●カツオ
8分25秒 親父ぬい→エビ固め
○めんそ~れ親父

▼第3試合 『BADBOY対阿修羅』6人タッグマッチ 30分1本勝負y
○南野タケシ/卍丸/Ken45°
11分10秒 ダブルインパクト→エビ固め
拳王/●野橋太郎/日向寺塁

▼第4試合 東北タッグ選手権 時間無制限1本勝負
[王者組]●ラッセ/剣舞
11分16秒 ウルティモがラッセの丸め込みをひっくり返す→首固め
[挑戦者組]ウルティモ・ドラゴン/○気仙・沼ジローラモ
※第17代王者組が2度目の防衛に失敗。ウルティモ&沼ジローラモ組が第18代王者組となる

▼第5試合 宇宙大戦争~ザ・グレート・サスケライジング~伝説が、壮絶に、終わる。時間無制限1本勝負
○ザ・グレート・サスケ/ヤッペーマン1号/ヤッペーマン2号/ヤッペーマン3号/超人関本
23分16秒 超人関本の投げっぱなしジャーマン→体固め
バラモンシュウ/●バラモンケイ/カラテバラモン/ベイン火野/ザ・グレート・ゼブラ

▼第6試合 東北ジュニアヘビー級選手権 時間無制限1本勝負
[王 者]○フジタ"Jr"ハヤト
20分35秒 K.I.D.→レフェリーストップ
[挑戦者]●中嶋勝彦
※第16代王者ハヤトが2度目の防衛に成功

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