さくらと一騎打ちを行った南野が「ようやく我闘雲舞の仲間になれたのかな」。モーリーは仮想奈苗の大家を撃破!

121201_Gatoh-Move-1.jpg我闘雲舞
Gatoh-Move Japan Tour.10
日時:12月1日(土)開始:19:00
会場:市ヶ谷南海記念診療所
観衆:38人

 1日、市ヶ谷南海記念診療所で行われた我闘雲舞『Gatoh-Move Japan Tour.10』。板橋大会で高橋奈苗とシングルマッチをおこなうモーリー。この日は大家健が"仮想・高橋奈苗"となって、モーリーとタッグマッチで対戦。

 11・30の座談会で、ヘイリーから"奈苗がラリアットを打つ時のクセ"が明かされ、そのクセを読んでラリアットをかわす練習をしたモーリーだが、さっそく大家がそのクセ通りにラリアットを放つ。見切ってかわすモーリー。大家が何度ラリアットを狙っても、直前に"あるクセ"を見せるので全てモーリーが見切ってかわしてしまう。理由がわからない大家は「高橋奈苗を完全にコピーしているはずなのに、なんでラリアットが当たらないんだー」と絶叫。
 華子のシャイニング・ウィザード、モーリーの窓からのセントーンが大家を襲うが、なんとか耐えた大家は「パッションだー」と叫びながら、モーリーに頭突き。そして浩代がモーリーをおさえ、大家が炎のスピアーを放つが、全観客の予想通り誤爆。それでもめげずに浩代がもう一度モーリーをおさえ、大家はラリアットを狙うが、ここでも"奈苗のクセ"で見切ったモーリーがかわし、そこから昨日の座談会での練習通りのスクールボーイでカウント3。
 まさに奈苗のラリアットを見切ったモーリーが、板橋大会に向けて弾みをつけた。敗れた大家だったが「俺の奈苗は完璧だったはず。それに勝ったということは、あいつは板橋で勝つんじゃないか?」とモーリーにエールをおくった。

121201_Gatoh-Move-2.jpg メインはさくらえみと南野タケシの一騎打ち。試合前の握手はさくらが南野の手を叩き落として拒否。ゴングが鳴ると、両者はおでこを突き合わせて睨み合う。パワーでは敵わないさくらは、引っかき攻撃から、ゴング代わりのフライパンを持ち出すと、フライパンを使ってチョップ。南野がチョップを打ち返すと、胸をフライパンでガード。これには南野もたまらずダウン。
 さくらがロメロスペシャルを狙い、南野がこらえると、さくらはフライパンで頭をコツーンっと叩いてからロメロスペシャルを成功させた。さらにさくらは、久々の熟女式グラビア固め。観客の試合中の写真撮影は禁止だが、さくらが技をかけながら「今だけ写真OK!」と言ったため、一斉にシャッター音が響く。
 さくらの調子に乗った攻撃に、南野がとうとう怒りの表情を浮かべ詰め寄ると、さくらは怖がり窓の外まで後ずさり。しかし窓枠に南野の腕を打ちつけたさくらは、窓を利用したサーフボードのような形に南野をとらえる。なかなか攻勢に出れない南野だったが、シーソー投げでさくらを壁にぶつけると「南野タケシ90キロ」でさくらに体をあびせ、客席から拍手。これでようやくきっかけをつかんだ南野は、さらに「南野トレイン」でわかせてからのセントーン。さくら、なんとかカウント2で肩をあげる。
 残り時間が少なくなり、張り手合戦になると、南野はさくらの顔面にグーパンチ。さらに頭突きから「終わりじゃ」と叫んでデスバレーボムの体勢に持ち上げるが、さくらはこれをエビ固めに切り返してから電光石火のラ・マヒストラル。あわや!という場面だったが、南野もカウント2.9でキックアウト。
 残り時間が30秒になると、南野のグーパンチに、さくらもグーパンチを打ち返す壮絶な殴り合いに。南野がソバットから、デスバレーボムを狙うが、さくらが必死にこらえる。南野がなんとかさくらを担ぎ上げたところで、15分時間切れ引き分けのゴングが鳴った。南野の何発もの顔面パンチに、口の中から血を流しているさくらの表情が、15分の激闘を物語っていた。

121201_Gatoh-Move-3.jpg メイン終了後の座談会で松本浩代がさくらの持つEVEのベルトへの挑戦を表明。これを承諾し、12・20板橋大会で浩代との防衛戦を決定したさくらは、12・2の大会ではモーリーとシングルマッチを行うことに。「EVEのタイトルマッチが決まって、私もメインがやりたくなっちゃった。明日のモーリーとの試合によっては、メインを変えようかな」と板橋メイン変更もにおわせる。
 そしてメインでさくらと対戦した南野が「我闘雲舞にあがらせてもらうようになってから、自分のキャラに合わないんじゃないかなってずっと思ってたんですね。もちろん仕事はちゃんとしようと試合はきっちりやってましたけど、我闘雲舞の楽しい明るい雰囲気を壊さないよう、自分を出しすぎないようにって思いながらやってました。市ヶ谷は、なごやかで楽しくて、自分もこの雰囲気がすごく好きで。だからこそ自分を出しすぎないようにって。でも、今回シングル3連戦が組まれて、きのうベアーとガッチリやって、そしてさくらさんとも、自分の今のスタイルを、自分のそのままをぶつけてみようと思って。......で、こんな試合なんですけど、どうですか?」と観客にきくと、大きな拍手が送られる。
 南野は「初めてこういうこと言ったけど......ようやく我闘雲舞の仲間になれたのかなって思います。自分のホームはみちのくプロレスなんですけど、心のホームは我闘雲舞です」と宣言し、再び場内は大拍手。
 さくらも泣きながら「試合中、本当に怖くて......でも試合ができてよかった。これからは舎人一家ではなくて、さくら一家で」と発言。「明日はいよいよ高梨vs.南野のシングルマッチです。本当はもっと大きな会場でやってほしかったけど、それができなかったのは高梨さんと南野さんの2人の力不足もある」と少し失礼なことを言い「私ができることは、明日の会場を60人だけど札止めにして、力不足の2人に私の力を見せつけること」と、あらためて明日の札止めを誓う。
 すると南野が「力不足とかじゃなくて、明日こそ、自分はさくら一家として、高梨と決着をつけます」と力強くアピールした。また、この日24歳の誕生日をサプライズで祝福された華子は、板橋大会でSareeeと対戦することが発表された。

※完全詳細はバトル・ニュース携帯サイトをご覧ください。

▼第1試合 タッグマッチ 15分1本勝負
○モーリー(JWP)/中森華子(JWP)
8分21秒 スクールボーイ
松本浩代(エスオベーション)/●大家健(ユニオン)

▼第2試合 シングルマッチ 10分1本勝負
○米山香織(JWP)
5分23秒 回転エビ固めを潰す→エビ固め
●里歩

▼第3試合 シングルマッチ 15分1本勝負
△さくらえみ
時間切れ引き分け
△南野タケシ(舎人一家)

【記事提供/我闘雲舞】

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