南野とベアーが初の一騎打ち!松本&華子&里歩が同期トリオを結成!ヘイリーがモーリーに奈苗攻略の糸口を授ける
我闘雲舞
Gatoh-Move Japan Tour.9
日時:11月30日(金)開始:19:30
会場:市ヶ谷南海記念診療所
観衆:29人
30日、市ヶ谷南海記念診療所で行われた我闘雲舞『Gatoh-Move Japan Tour.9』。我闘雲舞の常連男子レスラーである南野たけしとベアー福田。共に闘龍門出身で、かつてはロス・サルセロス・ハポネセスとして活躍していた2人だが、巡り巡って我闘雲舞で初のシングルマッチが行われることになった。
レフェリーはさくらえみ。両者、がっちりと握手をかわしてゴング。ロックアップからバックの取り合い。ベアーがヘッドロックで南野をしぼりあげると、切り返した南野も強烈なヘッドロック。ひとつひとつの技に力が入る。
エルボー打ち合い、チョップ打ち合いは体格に勝るベアーが打ち勝ち「どうしたっっ」と南野を挑発。ベアーが3発エルボーをたたきこむと、南野も負けじと3発打ち返すが、ベアーは強烈なエルボー一発で南野を打ち倒し、カウント2を奪う。
ベアーは南野を壁にぶつけると、体ごとあびせるラリアット。南野はカウンターのスタンディング・シャイニングウイザードで攻勢に転じると、ナックルパンチを連発。注意するレフリーのさくらをつきとばしてDDT。そしてフェースロックでしめあげる。ベアー、必死にエスケープ。
あっという間に残り時間2分。南野のデスバレーボム狙いをこらえたベアーが、世界柔道で反撃。南野をボディスラムの形にかつぎあげて壁にぶつけると、窓枠にのぼってフライング・ボディプレス。巨体がふりかかってきた南野は、なんとかキックアウト。
ベアーはさらにラリアットから、掟破りの逆デスバレーボムを狙う。これは南野が必死に腰を落とすと、ベアーは再び世界柔道。しかし、フォールにのしかかってきたベアーを、南野が下から巧く切り返すと、変形の腕ひしぎ逆十字固めにベアーを捕える。ベアー、苦しい表情だが、なんとかエスケープ。
残り時間わずか。南野がここで切り札のデスバレーボムの体勢に入るが、ベアーもこらえる。南野がなんとか持ち上げてデスバレーボムを放った瞬間、タイムアップ。時間切れ引き分けに終わった。
メインでは松本浩代&中森華子&里歩が、2006年デビューの同期トリオ結成。対するさくらはさくら&米山香織&マサ高梨を「タイトリオ」と紹介。
さくらと高梨の息が合わないのはいつものことだが、同期トリオのほうも、里歩が浩代の指示に従おうとせず不穏な空気が流れる。それでも同期トリオは"ガトームーブ・トレイン"をきめる。苦しい高梨に、控えの米山が持ち込んだゴムチューブを手渡して、引っ張ってエスケープさせようとするが、高梨が手を放してしまったため、米山が反動のゴムで手を痛めるというゴムパッチン状態になってしまった。
さくらと華子は激しいサッカーボールキックの打ち合い。さくらは高梨とダブルの水平チョップ乱れ打ちを華子にきめると、さくらえみ70キロ。高梨も「マサ高梨70キロ」で続く。さらに米山が再びゴムチューブを持ち出し、ロープの反動のように利用するが、あえなく自爆。
浩代が高梨をかつぎあげ、東海道落としをきめるがカウントは2。ここで浩代が里歩にタッチすると、里歩はなんと浩代を蹴り上げ、浩代が四つん這いになったところを踏み台にしてキックという、味方を犠牲にした頭脳作戦を見せる。米山が里歩を羽交い締めにし、高梨とさくらが2人でトラースキックを放つも、里歩にかわされ米山に誤爆。里歩はすかさず米山に雁之助クラッチ。
米山がカウント2で返すと、里歩はすぐにオクラホマロールに入ろうとするが、米山が潰して、そのまま抑え込んでカウント3。切り返し合戦を制した米山が、里歩からフォール勝ちをおさめた。
12・20板橋大会でスターダムの高橋奈苗と対戦することが決まっているモーリー。この日、モーリーと対戦したヘイリー・ヘイトレッドに、さくらが「奈苗の癖とかあったらモーリーに教えてあげて」と頼むと、奈苗がラリアットを打つ際の癖が判明! スターダムにも参戦しているヘイリー自らその場でラリアットをかわす実践シュミレーションをおこない、奈苗対策を万全にする。
また、さくらが我闘雲舞のロゴの意味について、タイが仏教国であることから蓮をイメージした、と。台座の部分は誰でもトップにのぼれる団体という意味で空白となり、雲は羽ばたいていく意志、全体の三角形は安定性を象徴している。カラーが2色なのは、白黒はっきりさせる勝負事であるという意味で、今はタイ旗揚げに携わったさくらと米山の2人のカラーを使用していると説明。
それを聞いた里歩が「我闘雲舞で2色といえば、私とさくらさんの2人じゃないんですか」と食ってかかると、米山も「タイで旗揚げしたのは、私とさくらさん」と言い返す。さらに米山は先シリーズに披露して大好評だった『ゴム人間の歌』をレコーディングしてきたと言い、「我闘雲舞は私とさくらさんの2色。だからCDも『限界のうた』と『ゴム人間の歌』でA面とB面で販売したいと思います」と発表。
さくらも「里歩ちゃんはこんなバカみたいな歌は歌えないでしょ」と諭す。なおも不満げな里歩に、それでは試合で白黒つけようと、12・1の大会で米山vs.里歩のシングルマッチが決定。また、さくらは12・20板橋大会について、対戦相手は未定ながら、EVEのタイトルマッチを行うことも発表。
さくらは現在二冠王ながら「JWPのベルトは伝統を守るベルト。EVEのベルトは世界に向かって挑戦していくベルト。ふたつは別の性格のもの」ということで、二冠戦ではなくEVEのベルトのみかけられるとのこと。
※完全詳細はバトル・ニュース携帯サイトをご覧ください。
▼第1試合 シングルマッチ 10分1本勝負
○ヘイリー・ヘイトレッド(フリー)
7分45秒、ラリアット→エビ固め
●モーリー(JWP)
▼第2試合 シングルマッチ 10分1本勝負
△南野タケシ(舎人一家)
時間切れ引き分け
△ベアー福田(SECRET BASE)
▼第3試合 6人タッグマッチ 15分1本勝負
○米山香織(JWP)/さくらえみ/マサ高梨(DDT)
13分20秒 エビ固めを切り返すエビ固め
松本浩代(エスオベーション)/中森華子(JWP)/●里歩
【記事提供/我闘雲舞】
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