パンクラス大阪初の主催興行ということで、前田吉朗が約5年ぶりにパンクラス登場!北方大地がランキング戦で勝利!

121125_Pancrase-1.jpgパンクラス
PANCRASE 2012 PROGRESS TOUR
初のパンクラス大阪主催興行
日時:11月25日(日)
会場:大阪・アゼリア大正ホール
観衆:484人(満員)

 25日、大阪・アゼリア大正ホールで初のパンクラス大阪主催興行が行われた。この大会で前田吉朗が5年2ヶ月ぶりにパンクラリングに帰ってきた!
 当初はパンクラスフェザー級王者・タクミとのエキジビションが予定されていたが、怪我のためK-1 WORLD MAX 2011 〜-70kg Japan Tournament〜王者・名城裕司がリングに上がった。名城は前田と何度か練習をしたことがある仲だという。

 名城がバシッ、バシッと鋭い音を立て、前田にローキックを打ち込むと、会場から「おお〜」と驚きの声が上がる。前田はひるまず、グラウンドへ。名城の足関節を狙う。また、前田が大きく反り投げを見せれば、名城も反り投げを返すなど、2人の王者は派手な攻防で観客を楽しませた。また、前田は年末の大会出場をマイクアピールした。
 名城「こんばんは、国士會の名城です。今日は急遽、日頃から親交のある前田さんとやらせていただきました。来年は1月14日にKrushに出ます。もうひとつベルトを増やして、世界を狙います!」
 前田「大阪初の主催興行に足を運んでいただき、ありがとうございます。タクミ選手が怪我をしてしまったので、名城選手が出てくれました。約5年ぶりのパンクラス、やっぱりいいですね! これからも、大阪の格闘技のために力を添えていきたいと思っています。さて、年末ですが、GROLYとかDREAMが動いているようですね。佐伯さん(※DEEP代表)! なんか動いてないんですか。自分の実績からしたら、自分に声がかかるのは当然だと思います! そうでしょ、皆さん。年末に声がかかるのは当たり前、僕はやる気満々、準備はできています。あとは声がかかるだけです、応援よろしくお願いします!」

121125_Pancrase-2.jpg メインイベントは"史上最年少王者"を目指すスーパーフライ級3位の北方大地が、同階級2位の小塚誠司に挑む一戦。小塚は今年1月、スーパーフライ級タイトルマッチに挑んで引き分けており、北方が勝てば一気にタイトルマッチに近づくこととなる。
 1R、ジャブを出しながらチャンスを伺う北方。小塚は飛び込んでのパンチや蹴り上げなど派手な動きを見せるが、決めるには至らない。北方は冷静に相手を見、一気に入ったとき、小塚がバッティング。北方がアピールし、試合は中断。小塚は口頭注意を受ける。再開後も同様の展開で、さらに終了間際、小塚が再びバッティングで口頭注意を受けてしまう。
 2R、中に入りにくそうな北方。小塚は身体を振りプレッシャーをかける。北方の左フック、小塚は右ストレートを返す。北方はなかなか前に出られない。跳び蹴りのような形で右ミドルを入れた北方は、口が切れた模様。さかんに飛び込もうとするが単発に終わり、コンビネーションが出ない。
 3Rも前に出ようとする北方。手数がもう少しほしいところ。小塚はマイペースを崩さずパンチを出すが、北方のパンチで右目をカット。ここで両者は一気に寄り、単発ながら打ち合う。北方は膝を入れ、タックルからロープへ押し込むが、小塚はすぐにスタンドに戻す。タックルを試みる北方は鼻から出血している。小塚がタックル、コーナーへ押し込むが、北方はすぐに立つ。最後はお互いに打ち合いとなり会場を沸かせたが、ゴング。
 試合後、マイクを持った北方は「今日はご来場ありがとうございました。大阪の人に応援していただいて、今日の大会を成功させることができました。僕は史上最年少でベルトを獲りたいと思っています。今日は僕のことを覚えて帰ってください!」とアピールした。(文/佐佐木 澪)

※完全詳細はバトル・ニュース携帯サイトをご覧ください。

<パンクラスゲート>
▼第1試合 フェザー級 5分2ラウンド
○名田英平(チームクラッチ)
1R 1分20秒 グラウンドのパンチ→TKO(レフェリーストップ)
●山田雅道(アブソリュート岡山)

第2試合 無差別級 5分2ラウンド
○則清弘幸(P'sLAB大阪)
1R 2分07秒 膝十字固め→TKO(タオル投入)
●上野山勝也(創道塾)

<本戦>
▼第1試合 スーパーフライ級 5分2ラウンド
○吉田朋彦(G-FREE)
2R 3分30秒 三角絞め
●勇和輝(チームクラッチ)

▼第2試合 フライ級 5分2ラウンド
○三谷敏生(総合格闘道場コブラ会)
1R 0分28秒 ネックロック
●小野勇也(総合格闘技闇愚羅)

▼第3試合 バンタム級 5分2ラウンド
○野中翔(パンクラス稲垣組)
2R終了 判定(3-0)
●中村公彦(総合格闘技闇愚羅)

▼第4試合 バンタム級 5分2ラウンド
○富田浩司(パンクラス稲垣組)
2R終了 判定(3-0)
●三ツ塚勇介(クラブバーバリアン)

▼第5試合 エキジビションマッチ 5分1ラウンド
前田吉朗(パンクラス稲垣組)
勝敗なし
名城裕司(国士会館)

▼第6試合 バンタム級 5分2ラウンド
○吉武伸洋(パンクラス稲垣組)
1R 3分37秒 ハイキック→TKO(レフェリーストップ)
●金太郎(総合格闘技闇愚羅)
※吉武はMVPを獲得。

▼第7試合 ライト級 5分2ラウンド
○堂垣善史(パラエストラ加古川)
2R3分39秒 アームロック
●中村晃司(パンクラス稲垣組)

▼第8試合 スーパーフライ級 5分3ラウンド
○北方大地(パンクラス稲垣組)
3R終了 判定(2-0)
●小塚誠司(FEEEDOM@OZ)
※大会ベストバウト賞を受賞。

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