オカダ組とのCHAOS対決を制した中邑&石井が、YOSHI-HASHIに痛烈なダメ出し!棚橋はキャプテンを諦めない!

121121_NJPW-1.jpg新日本プロレス
NJPW 40th anniversary Tour
WORLD TAG LEAGUE 2012
日時:11月21日(水)開始:18:30
会場:TOKYO DOME CITY HALL
観衆:2400人

 21日、TOKYO DOME CITY HALLで行われた新日本プロレス『NJPW 40th anniversary Tour WORLD TAG LEAGUE 2012』第2戦。
 前日20日のTDCホール大会から開幕したタッグリーグ戦。この日のメインでは開幕戦で棚橋弘至&キャプテン・ニュージャパンに勝利したオカダ・カズチカ&YOSHI-HASHIと、開幕戦は永田裕志&望月成晃に敗れた中邑真輔&石井智宏のCHAOS対決が行われた。

 いきなりオカダvs.中邑で試合開始。ロープに押し込んだオカダは、何と両腕ダラリ状態でブレイクして手招きという"真輔ムーヴ"を見せる。石井とYOSHI-HASHIも先日の『NEVER』で一騎打ちを行ったばかり。その時完勝している石井は「来い! 終わりか?」と挑発しながら強烈なチョップやエルボーを打ち込む。YOSHI-HASHIもチョップを返してはいくが、石井はまったく怯まない。
 石井はオカダにパワースラムからのパワーボムを狙うが、これはYOSHI-HASHIがミサイルキックでカット。するとオカダ&YOSHI-HASHIが石井に合体パワーボム、中邑に合体フェースバスターを決めていく。オカダは石井にリバース・ネックブリーカーを決めると、YOSHI-HASHIが中邑を場外で抑えている間に、ダイビング・エルボードロップからロープを掴んで上体を大きく反らせる"中邑シャウト"からのレインメーカーポーズ。
 しかし石井がレインメーカーをかわすと、中邑がエプロンからハイキック。そこから石井がジャーマンんで投げていく。タッチを受けた中邑はコードブレイカーを決めていくが、オカダのヘビーレインを返すとツームストンパイルドライバーを狙う。踏ん張った中邑はライダーキックを狙うが、オカダはかわす。ナックルパンチもかわしたオカダはレインメーカーを狙うが、肩口にうまく中邑が担ぐと石井が入ってきてオカダにブレーンバスター。
 さらに中邑はリバースパワースラムからボマイェを狙うが、オカダはドロップキックで迎撃。そこからYOSHI-HASHIがネックブリーカーやバンカーバスター、旋回式スワントーンボムと一気に畳みかけるが、石井が入ってきてラリアット。中邑はボマイェを狙ったが、YOSHI-HASHIはラリアットで迎撃するとコーナーに登る。だが、エプロンから石井がカットすると、下から中邑がライダーキックで蹴り上げる。
 そこを石井が雪崩式ブレーンバスターで投げていくと、満を持して中邑がボマイェを叩き込み3カウント。YOSHI-HASHIの意地は見せられた部分はあったが、試合後中邑は「タコスの雨は降らなかったな。過去にどんな臭い飯を食おうが、どんな栄光を浴びようが、関係ないよ。求めるべきは今だろう。何がしたいか、何を見せたいか、どんな自分でいたいか......全てはそこだと思うけどなぁ。タコス!」と言い放ち、石井も「おいタコス、ひとこと言っておいてやるよ。お前、このままじゃ必ず潰されるぞ。いや、俺が潰すよ。あんなのいらねぇんだよ、ボケ!」と、同じユニットながらYOSHI-HASHIに痛烈なダメ出しをした。

121121_NJPW-2.jpg 開幕戦の試合後、「キャプテンを化けさせる」と宣言した棚橋弘至とキャプテン・ニュージャパンの"キャプテンエース"は、鈴木みのる&真霜拳號の鈴木軍と対戦。厳しい相手との対戦が続くが、それだけにキャプテンの"覚醒"が期待される。
 序盤で鈴木軍に捕まってしまったキャプテン。鈴木の腕十字を自力で何とかロープに脱出したキャプテンは、ナックルで反撃してから棚橋にタッチしようとしたが、鈴木が足を掴んで阻止。一か八かのダイビングタッチも失敗。 だが、真霜にカウンターのクロスボディを決めたキャプテンは、今度こそダイビングタッチ成功!
 一気呵成に反撃に出た棚橋が真霜にドラゴンスープレックスを狙うと、背後から鈴木がスリーパー。だが、その背後からキャプテンが鈴木をスリーパーに捕らえて場外に取れ出すナイスフォロー! 棚橋は真霜にドラゴンスクリューからテキサス・クローバー・ホールド。キャプテンも鈴木を場外で抑え付けていたが、TAKAがレフェリーを引きつけている間に、タイチが乱入して真霜を救出。「棚橋君!」と叫びながら手を伸ばすキャプテンだが、棚橋は無視して鈴木にドロップキックから足4の字固め。これを真霜がカットすると、鈴木軍はトレイン攻撃を狙うが、棚橋は鈴木へのドロップキックから真霜にスリングブレイド。
 すると「私は! 私は!」と叫ぶキャプテンに棚橋もようやくタッチ。鈴木にフライングショルダー、エクスプロイダー、ダイビング・ヘッドバットと決めたキャプテン。棚橋も真霜を場外に連れ出し、キャプテンは満を持してカリビアンデスクリップを狙うが、鈴木は手をキャッチ。だが、そこに棚橋が入ってきてスリングブレイド。改めてカリビアンデスクリップを狙ったキャプテンだが、かわした鈴木はバックに回ってスリーパーに捕らえると、ゴッチ式パイルドライバーで叩き付けて3カウント。
 試合後、勝ち誇る鈴木軍だが、キャプテンを肩に担いで引き揚げていった棚橋は目をギラギラさせ、実に厳しい表情。キャプテンエースはまだ死んではいない!

121121_NJPW-3.jpg 開幕2連戦と最終戦のみの特別参戦となる桜庭和志&柴田勝頼は、20日のTDCホール大会では邪道&外道に完勝。試合後、柴田が1・4ドーム大会で対戦する真壁刀義を呼び出して挑発する場面も見られたが、この日は獣神サンダー・ライガー&KUSHIDAと対戦。ジュニアヘビー級の2人だが、ライガーは格闘技経験があるし、KUSHIDAは10数年前に当時桜庭も所属していた高田道場にいたことがある。巡り巡って新日本のリングで再会することになった。
 花道でマントを外し臨戦態勢でリングインしたライガーは、KUSHIDAと共に奇襲攻撃を仕掛ける。ライガーが柴田を場外に連れ出すと、KUSHIDAは桜庭にマウントエルボーを落としていくが、カメになってガードした桜庭は立ち上がると掌底を連打してからヒザ蹴り、ミドルキック。憮然とした表情でTシャツを脱ぎ捨てた桜庭は、KUSHIDAを蹴り倒すと総合の試合でも見せるフットスタンプ。
 柴田もサッカーボールキックから逆エビ固めに捕らえるが、すぐさまライガーがカット。だが、柴田は張り手からのニーリフトを見舞ってからKUSHIDAをロープに飛ばす。桜庭がエプロンから蹴ろうとしたが、逆にKUSHIDAが逆立ちキック。柴田がKUSHIDAのバックを取るが、そこにライガーが入ってきてKUSHIDAにしゃがむように指示して柴田に掌底をお見舞い。
 続いてライガーはリングインした桜庭に串刺しアッパー掌底。そこからライガーは場外にエスケープした柴田にエプロンからミサイルキック。リング上ではKUSHIDAが桜庭にアームロックを狙うが、桜庭は下から三角絞めで捕獲。場外では柴田がライガーをスリーパーに捕らえ、カットに入れないようにしたためKUSHIDAはタップするしかなかった。
 桜庭組の勝利が決まった瞬間、真壁が乱入して柴田に襲いかかり大乱闘に。桜庭とライガーも止めに入りながらも揉み合う。柴田が場外に転落し、真壁が追いかけたところで、セコンド陣が一斉に真壁を止めてバックステージに連れていくと、桜庭が真壁が落としたチェーンを柴田の首にかけてやった。

※完全詳細はバトル・ニュース携帯サイトをご覧ください。

▼第1試合 6人タッグマッチ 20分1本勝負
永田裕志/タイガーマスク/●BUSHI
9分13秒 ストロングマンスラム→片エビ固め
中西学/○ストロングマン(CMLL)/田口隆祐

▼第2試合「WORLD TAG LEAGUE 2012」Bブロック公式戦 30分1本勝負
矢野通/●飯塚高史【2敗=0点】
10分29秒 スライディングD→エビ固め
○田中将斗(ZERO1)/高橋裕二郎【2勝=4点】

▼第3試合「WORLD TAG LEAGUE 2012」Bブロック公式戦 30分1本勝負
●天山広吉/小島聡【1勝1敗=2点】
10分49秒 トケ・デ・エスパルダス
ルーシュ(CMLL)/○ディアマンテ・アスル(CMLL)【1勝=2点】

▼第4試合「WORLD TAG LEAGUE 2012」Aブロック公式戦 30分1本勝負
○真壁刀義/井上亘【1勝1敗=2点】
10分11秒 キングコングニードロップ→体固め
●後藤洋央紀/"ザ・マシンガン"カール・アンダーソン【1敗=0点】

▼第5試合 スペシャルタッグマッチ 30分1本勝負
獣神サンダー・ライガー/●KUSHIDA
4分31秒 腕ひしぎ逆十字固め
○桜庭和志(Laughter7)/柴田勝頼(Laughter7)

▼第6試合「WORLD TAG LEAGUE 2012」Bブロック公式戦 30分1本勝負
MVP/○シェルトン・ベンジャミン【1勝1敗=0点】
12分45秒 フェイドトゥブラック
ランス・アーチャー/●デイビーボーイ・スミスJr.【2敗=0点】

▼第7試合「WORLD TAG LEAGUE 2012」Aブロック公式戦 30分1本勝負
棚橋弘至/●キャプテン・ニュージャパン【2敗=0点】
15分1秒 ゴッチ式パイルドライバー→体固め
○鈴木みのる(パンクラスMISSION)/真霜拳號(K-DOJO)【2勝=4点】

▼第8試合「WORLD TAG LEAGUE 2012」Aブロック公式戦 30分1本勝負
オカダ・カズチカ/●YOSHI-HASHI【1勝1敗=2点】
14分12秒 ボマイェ→片エビ固め
○中邑真輔/石井智宏【1勝1敗=2点】

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