タッグリーグは宝城&翔月がモンスター軍相手にドロー!Yダッシュ2勝目で単独首位!ナナミホは待望の初白星

121111_Stardom-1.jpgスターダム
Goddesses in Stars2012
〜第2回GODDESSES OF STARDOMタッグリーグ戦〜
日時:11月11日(日)開始:12:00
会場:新木場1stRING
観衆:322人(満員)

 11日、新木場1stRINGで行われたスターダムSeason9『Goddesses in Stars2012〜第2回GODDESSES OF STARDOMタッグリーグ戦〜』。10・27タッグリーグ開幕戦でナナミホから勝利をあげ、一躍台風の目となった宝城カイリ&翔月なつみの三期生同期タッグ。公式戦2戦目は木村響子&クリスティーナ・フォン・エリーのキムラモンスター軍☆と対戦。勝ったほうは優勝決定戦進出に王手をかけるが......

 ヘイリー・ヘイトレッドをセコンドにつけ、エナジードリンクの『モンスター』で乾杯しながら登場したキムラモンスター軍☆は、開始早々場外戦に持ち込み、試合を圧倒的に支配する。クリスティーナはまだまだ動きにぎこちなさが残っているが、クイックタッチで木村と交代するため、宝城&翔月はなかなかタッチできない。
 木村は宝城を捕まえると、連続ボディスラムから逆片エビ固めへ。悲鳴をあげながらも「カイリ」コールの中、ロープの逃れた宝城だったが、木村はリング中央に引きずり戻すと、シャチホコ式の逆片エビ固めに捕らえる。それでも必死にロープへ脱出した宝城。モンスター軍は合体攻撃を狙ったが、ここで翔月が飛び込んできて、逆にダブルドロップキックで迎撃。
 それでも木村は容赦なく宝城の顔面を蹴り上げていくが、宝城もビッグブーツをかわしてスピアーを見舞うと、鬼の形相で木村の顔面を蹴り飛ばす。翔月が入ってきて横からサイドキックで加勢。残り1分となり、宝城が翔月を肩車しての合体技を狙うが、バランスを崩してしまう。ならばと2人でコーナーに登り、翔月のニードロップ→宝城のダイビング・エルボードロップ→翔月のダイビング・ダブルニードロップと連続投下。
 だが、カウント2で返した木村は翔月をゴリースペシャルで担ぎ上げると、クリスティーナがコーナーからダイブしてフェースクラッシャーで合体。だが、ここで時間切れ引き分けのゴングが鳴った。試合後、引き分けたのは風香リングアナが時間の経過をアナウンスする声が小さかったからとイチャモンをつけた木村が「メインなのにこんなグダグダに結末に終わったお詫びに、モンスター軍からプレゼントだ。今日だけモンスター軍のTシャツ即売会やるぞ! サインと写真もOKだ!」と大盤振る舞い。一方、宝城&翔月は引き分けという結果に納得がいかない様子ながらも、開幕戦に続いてまたも大会を締めてみせた。

121111_Stardom-2.jpg 11・3新木場大会で行われた愛川ゆず季デビュー2周年記念試合で初タッグを組んだ愛川ゆず季と紫雷イオ。今大会ではタッグリーグ公式戦で対戦する。開幕戦で須佐えり&NOZOMIに勝利している愛川は、夕陽とのタッグを「Yダッシュ」と命名。イオ&岩谷の「サンダーロック」も開幕戦で元祖・川崎葛飾最強伝説に勝利しているため、勝ったほうが優勝決定戦進出にかなり近づく。
 蹴りを軸に攻めていくYダッシュに対し、岩谷は2人の腕を取るとロープの反動を使用して投げ飛ばすタケコプターからドロップキック。イオもクロスフェースからのライオンサルトを投下するが、これをかわした夕陽はライオンサルトをお返し。だが、イオは愛川にダブルアーム・フェースバスターからムーンサルトプレス。これがクリーンヒットしなかったと見えるや、すぐさまシャイニング・ウィザード。
 だが、これをかわした愛川は逆にシャイニングゆザード。だが、岩谷が入ってきて「不細工が!」と叫びながらダブルリストアームサルトで愛川を投げる。岩谷がドラゴンスープレックスを狙うと、ロープに足を伸ばした愛川だが、そこにイオがミサイルキックを発射。すかさず逆打ちを決めた岩谷だが、カウントは2。Yダッシュは蹴りで反撃するが、蹴り足をキャッチしたサンダーロックは同時にドラゴンスクリュー。
 さらにイオが岩谷を踏み台にしてシャイニング・ウィザードを叩き込むが、夕陽もジャンピングキックを返す。するとYダッシュが水面蹴りとミドルキックの合体攻撃。そこから愛川が岩谷をゆずポンキックで蹴撃! 最後は残り時間3分のところでYKブルーを叩き込み、2勝目をゲットした。

121111_Stardom-3.jpg 開幕戦で三期生同期タッグに不覚を取り、ここまら巻き返しを図るためには絶対に勝ち点2が欲しい高橋奈苗&脇澤美穂のナナミホは、安川惡斗&鹿島沙希の「青森島根最強伝説」改め「青森島根レベルアップストーリー奮闘記伝説」と対戦。チーム名を変え、入場テーマも中島みゆきの『宙船』に変えた惡斗&鹿島だが、チームワークは大いに不安。
 その不安が的中。序盤から惡斗が脇澤をロープに張り付け、オリジナル川葛がやっているように両側から踏みつけようとするが、鹿島が全然乗ってこない。逆にナナミホがダブルドロップキックからナナミホポーズ。ナナミホも意思の疎通という点で不安があるチームだが、チームワークでやや優勢。
 だが、惡斗が奈苗をスクールボーイからストレッチマフラーに捕らえると、鹿島がようやく入ってきてカットしようとする脇澤を抑え付ける。だが、奈苗は自力でロープに脱出。奈苗は鹿島に対して串刺し攻撃を狙うが、惡斗が前に立ちはだかり身を挺して鹿島を守ろうとしたが、目の前でストップした奈苗は惡斗に張り手。
 しかし鹿島がナナミホを捕まえて頭と頭を叩き付けると、まとめてフェースクラッシャー。そこに惡斗が入って来ると、鹿島はダブルアームフェースバスターで惡斗をナナミホに叩き付ける。さらに鹿島がコーナーに登ると、惡斗はACTスペシャルで鹿島をナナミホに叩き付けたいようだが、鹿島が拒絶。
 完全に息が合っていない青森島根だが、すると順調だったナナミホにも異変が発生! コーナーに登った惡斗を雪崩式フランケンで投げた脇澤は、タッチを要求する奈苗に向かって「私が決める!」と言い張ってジャーマン。カウント2で返されるとバックスライドを狙った脇澤だが、これは惡斗が逆さ押さえ込みで切り返す。
 そうしても自分で決めたい様子の脇澤だが、奈苗がうまく青森島根を場外に引きずり出し、脇澤がコーナーからプランチャ。残り時間3分で脇澤がリングに戻ると、惡斗はACTスペシャルからのアクトロック。カウント2で奈苗がカットしたが、そこに鹿島も入ってきて青森島根は2人同時にフロントネックロックに捕らえる。ようやく息が合ってきた青森島根だが、残り1分のところで惡斗のフロントキックを奈苗がかわし鹿島に誤爆!
 そこから惡斗に対し、奈苗のバックドロップと脇澤のクローホールドSTOの合体技を決めると、脇澤が惡斗をフィッシャーマンバスターで叩き付けて3カウント。ナナミホは優勝決定戦進出の可能性を首の皮一枚残した。

※完全詳細はバトル・ニュース携帯サイトをご覧ください。

▼第1試合 スペシャル・スクランブル・バトル 15分1本勝負
○世Ⅳ虎
11分15秒 ラリアット→片エビ固め
●須佐えり
※残りは夏樹☆たいよう、松本浩代(エスオベーション)、ヘイリー・ヘイトレッド(フリー)

▼第2試合 ブルーゴッデス公式リーグ戦 15分1本勝負
高橋奈苗/○脇澤美穂【1勝1敗=2点】
14分35秒 フィッシャーマンズバスター→片エビ固め
●安川惡斗/鹿島沙希【2敗=0点】

▼第3試合 レッドゴッデス公式リーグ戦 15分1本勝負
○愛川ゆず季/夕陽(ZERO1野良犬道場)【2勝=4点】
12分42秒 ゆずポンキック・ブルー→片エビ固め
紫雷イオ/●岩谷麻優【1勝1敗=2点】

▼第4試合 ブルーゴッデス公式リーグ戦 15分1本勝負
△宝城カイリ/翔月なつみ【1勝1分=3点】
15分0秒 時間切れ引き分け
△木村響子/クリスティーナ・フォン・エリー【1勝1分=3点】

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