志田暴走!美央は道場マッチで猫子と防衛戦決定!出身地をリングネームにした町長の娘・世羅りさがデビュー!

121110_Iceribbon-1.jpgアイスリボン
アイスリボン426
日時:11月10日(土)開始:18:00
会場:アイスリボン道場
観衆:84人

 10日、埼玉県蕨・アイスリボン道場で行われたアイスリボン道場マッチ『アイスリボン426』。『アイスリボン新人デビュープロジェクト』から、10・31にデビューした堀田祥子に続き、この日奥田理紗改め世羅りさがデビュー。

 世羅は広島から上京し、専門学校の声優タレント学科をこの春に卒業。小1から始めた剣道は3段。出身地である広島県世羅町の名前を冠したリングネームに改名しデビューに臨む。ちなみに世羅町の現町長・奥田正和氏は実父である。
 デビュー戦の相手を務めたのは星ハム子。エルボー、ダブルチョップ、キャメルクラッチ、逆エビ固めで世羅を痛めつけるハム子。息が上がりながらも必死に立ち上がった世羅はガムシャラに突っ込んでいくが、ハム子は腕を取る。そのまま腕の取り合いからバックの取り合いになるも、世羅がスクールボーイ。返したハム子を世羅がエルボーから上げようとするも、これはハム子が上げてボディスラム。立ち上がった世羅は再度ハム子を上げようとするも踏ん張る。
 だが、世羅はそこからスモールパッケージホールド。返したハム子をコーナーに追い詰めエルボー連打。逆コーナに振り打点の高い串刺しドロップキックを叩きこみフォールするが、カウントは2。さらに逆エビ固めに捕らえていったが、力技で返したハム子は世羅をコーナに振り、串刺しボディアタック。続いてジャンピング・ボディプレスを投下するが、世羅はキックアウト。ここでハム子は逆エビ固めへ。必死にロープまで這っていった世羅だったが、中央に引きずったハム子が「どすこーい! どすこーい!」と掛け声を上げ腰を落とすと、世羅はギブアップ。
 デビュー戦を振り返って、世羅は「なんであんな痛い思いをしてまで闘うの? っていうのがプロレスの第一印象で、私は絶対無理だなっていっつも思ってたんです。練習の時もやっぱ痛いのは嫌だし、怖いしで、最初の方はちょっとへっぴり腰で逃げそうになってて、志田さんに何回も怒られて、怒られて怒られて(苦笑)。やっぱリングに上がってみると、闘争心っていうんですかね? 今は痛くても立ち向かいたい。怖くても逃げない。そういう思いで、相手が向かってきているのに逃げるというのはすごく卑怯な気もするし、負けたくない。相手も痛いだろうし怖いだろうし、でも立ち向かってきてるのに自分が逃げるのかなとか、そういうの考えてリングに立った時、負けたくないって気持ちで。度胸がついたんですかね? よっしゃーとしか思えない。今は変わったんだと思います」と語った。

121110_Iceribbon-2.jpg この日のメインでは現ICE×60王者の紫雷美央と、前王者の志田光がタッグを組んで、新田猫子&成宮真希と対戦。美央は猫子に対してチョーク攻撃からヘアーホイップで投げ飛ばすと、コーナー付近で踏みつけていく。さらに志田が猫子をキャメルクラッチで捕らえたところに美央がサッカーボールキック。
 なかなかのチームワークかと思われた美央&志田だが、成宮が美央を逆エビ固めに捕らえると、志田はカットに入らず知らんぷり。仕方なく自力でロープに逃れた美央は、成宮をコーナに押しこみ顔面を蹴りつけていった後、「なんで助けてくれへんの?」と志田に訴えながらタッチ。また、猫子がカサドーニャを狙ったところをキャッチした志田だったが、猫子は強引に志田の顔面をマットに叩きつけていく。そこからロープに飛んだ猫子だが、美央がカット。
 「ダブル!」と美央は志田に合体攻撃の指示を出すが、志田は拒否。ここへ成宮が入ってきてダブル攻撃を狙うも、志田と美央は各々で迎撃。チームワークはギクシャクしながらも個々の実力を駆使して試合を優勢に進める美央&志田。志田は成宮に魂のスリーカウントを叩きこむもカウントは2。すると、そこへ猫子がドロップキック。だが美央が入ってきて猫子を叩き落とすと、成宮へ強烈なキック連打。さらに顔面を蹴りあげるも、その足を成宮が掴みアンクルホールド。
 ロープを掴んだ美央の顔面を猫子が掻きむしり、成宮はアルゼンチンからダイビングギロチンドロップを投下。もう一度ギロチンドロップを狙狙おうとした成宮を叩き落とし、逆にコーナーに登った美央だが、これは猫子が妨害。背後から近寄った成宮はアルゼンチンで美央を担ぎ上げるも、その背後から志田が竹刀攻撃でカット。
 さらに志田は竹刀攻撃を狙うもこれは美央に誤爆。ここを成宮が雁之助クラッチで丸め込むが、これを返した美央に明らかにわざとと思えるタイミングで志田の竹刀攻撃が誤爆。成宮は苦しむ美央にダイビングフットスタンプを狙うも、これを回転して避けた美央は土蜘蛛で丸め込んで3カウント。どうにか王者としての面目を保った。

121110_Iceribbon-3.jpg 試合後も美央が志田に殴りかかり乱闘となったが、その後の座談会で藤本つかさが「志田さ、名古屋リボンもその竹刀持っていくの?」と志田に尋ねると、志田は「持っていきますよ」と即答。どうしても勝ちたいという志田は竹刀と一緒に勝って這い上がっていくと持論を展開。
 「それが志田が思ってる、プロレスでハッピーに繋がる?」と疑問視する藤本だが、志田は「負けたらハッピーじゃないよ。私はこの竹刀を使ってどんな手を使ってでも勝つ」と言い放ち、藤本も「じゃあ志田は何してもいいよ、自由にどうぞ」と呆れ顔。名古屋リボンで行われる統一二冠タッグ王者決定1dayトーナメントに不安を残した。
 志田に振り回された形となった美央は「道場マッチ、狭いかもしれない。しかーし! 道場マッチを愛した人達がいる。道場マッチから産まれたお客さんがいる。そのお客さんのために、道場マッチでもタイトルマッチを経験すべきではないかと私は思った」と言い、11・28道場マッチ『シャッターリボン』で、猫子の挑戦を受けるICE×60戦を行うことが決定。
 最後に美央は「勝ち方が分からない」と涙ながらに言った成宮に向かって、「成宮、植松(寿絵)さんが言ってたけどね、プロレスって負けても輝けんだよ。頑張れば」と檄を飛ばした。

※完全詳細はバトル・ニュース携帯サイトをご覧ください。

▼エキシビジョン3分間
くるみ
0-0(エキシビジョンのため勝敗なし)
鎌田久美子

▼第1試合 世羅りさ(奥田理紗)デビュー戦 シングルマッチ10分1本勝負
●世羅りさ
7分47秒 逆エビ固め→ギブアップ
○星ハム子

▼第2試合 タッグマッチ 15分1本勝負
藤本つかさ/●内藤メアリ
13分41秒 でんでんむし
希月あおい/○つくし

▼第3試合 シングルマッチ 10分1本勝負
○帯広さやか
6分19秒 帯広マジック
●堀田祥子

▼第4試合 タッグマッチ 20分1本勝負
○紫雷美央(フリー)/志田光
16分1秒 土蜘蛛
新田猫子/●成宮真希

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