復帰戦で大仁田に敗れた曙、2月大阪で電流爆破マッチによる再戦へ!大地は関本に善戦!植田&小幡がタッグ王座奪取!

121106_Zero1-1.jpgプロレスリングZERO1
UNIVERSE
日時:11月6日(火)開始:18:30
会場:後楽園ホール
観衆:非公開

 6日、後楽園ホールで行われたプロレスリングZERO1『UNIVERSE』。8・26『横浜大花火』で行われた電流爆破マッチで大仁田厚に勝利した曙だったが、その後肺炎により長期欠場。この日約2カ月ぶりに復帰戦を行うことになった曙は、対戦相手に大仁田を指名! 電流爆破マッチでの再戦を望んでいる大仁田は、この復帰戦のルールとして"デンジャラス・ランバージャックデスマッチ"による完全決着を提案した。

 大仁田軍のヘルパー選手には矢口、保坂、リッキー、戸井の4人がつき、曙のセコンドにはZERO64の関本、菅原、藤田、伊藤がつく。ところが曙は「オイ、昨日言った通り、セコンドいらないから。もう帰って! 帰ってください! 帰らないとZERO64解散! 俺一人で十分だよ」と言ってZERO64のメンバーを半ば強制的に控室に戻してしまう。
 絶対的不利の状況で試合が始まると、曙は復帰戦ながらコーナースプラッシュからのエルボードロップとなかなかいい動きを見せる。慌てて矢口が有刺鉄線バットを手にエプロンまで上がってくるが、曙はその矢口もリング内に引き入れると、ボディプレスを投下。しかし有刺鉄線バットが間に挟まってしまい、自分もダメージを受けてしまう。
 すかさず邪道軍団は曙を場外に引きずり出して4人がかりで袋叩きにしていくと、リングに戻ったところに大仁田が有刺鉄線バット攻撃。さらにレッドミストを曙の顔面に噴射した大仁田は何度も曙を有刺鉄線バットで殴打すると、有刺鉄線バットの上にDDOで叩き付け、何とそのまま3カウントを奪ってしまった。
 「一人で十分」と豪語しておきながら完敗を喫した曙。試合後も大仁田がそんな曙を痛めつけていると、ZERO64のメンバーが救出に飛び込んで来る。すると曙は「オイ! 次、いつだ! お前と1vs.1で勝負したんだよ!」と訴える。それを聞いた大仁田は「この試合、お前は負けたんじゃ! 2月、電流爆破マッチ決定じゃ!」と、当初から要求していた"電流爆破マッチでの再戦"を提示。
 ZERO64が引き揚げてしまったため、大仁田は沖田リングアナに詰め寄り、有刺鉄線バットで殴打していくと、「お前の口から大阪電流爆破決定を皆さんに伝えろ!」と迫る。沖田リングアナはZERO1を代表して「2月8日、大阪府立体育館でやります!」と絶叫。大仁田はまんまと自分の希望通りの展開にもっていってみせた。

121106_Zero1-2.jpg 大日本プロレスの最侠タッグリーグに橋本和樹とのコンビで出場した橋本大地。2勝3敗という戦績でリーグ戦を終えた大地が、「このタッグリーグに参加して、分かったことがある」と言い関本大介に対戦要求。どうしても超えなければいけない存在として関本を指名した大地に対し、関本は一騎打ちを条件に対戦を受諾した。
 大地のセコンドには和樹がつき、ゴングと同時にエルボーで向かっていった大地だが、敢えて受け止めてみせた関本はエルボーや逆水平チョップを返していくが、一発の破壊力が段違いで違う。ならばと蹴りで対抗する大地だが、蹴り足をキャッチした関本は逆エビ固めに捕らえる。
 和樹の激を受けて何とかロープまで辿り着いた大地は、胸を突き出してミドルキックを受け止める関本に対し、ニールキックでなぎ倒すと、一気にシャイニング・ウィザード、三角蹴りと叩き込む。だが、関本もコーナー二段目のミサイルキックからフロッグスプラッシュを投下。モロに食らってしまった大地だが、カウント2で返すと関本は再び逆エビ固めへ。
 これもロープに逃れてみせた大地は、カウンターでハイキックを叩き込むと、片膝をついた関本にバズソーキック。さらにジャンピングDDTで叩き付けるが、関本も垂直落下式ブレーンバスターを返す。これもカウント2で返した大地だが、関本はそこに走りこんで首を折らんばかりの勢いでラリアットを叩き込む。だが、大地はカウント2で返す。すると関本は必殺のぶっこ抜きジャーマンを決めて3カウント。
 完膚無きまでに叩きのめされた大地だが、関本にぶっこ抜きジャーマンを出さざるを得ない状況まで食らい付いたのは確かだった。

121106_Zero1-3.jpg メインでは田中将斗&ゼウスの持つNWAインターコンチネンタル・タッグ王座に、植田使徒&小幡優作が挑戦。大会前に行われた調印式で「今、俺らにはこのベルト、必要なベルトなので一発で獲ります。勝って俺達がZERO1を引っ張ります」と言った小幡に対し、「遅いねん!」と一喝した田中。この試合にはZERO1世代闘争という一面も。
 田中もゼウスも絶対の自信を持っているため、敢えて植田と小幡の攻撃を受け止めた上で「来い!」と挑発する場面が続いた。15分過ぎ、ゼウスはコーナースプラッシュ2連発からブレーンバスターの体勢。そこに植田が入ってきて合体ブレーンバスターを狙うが、これは逆にゼウスが2人まとめて投げていく。さらに小幡をぶっこ抜きブレーンバスターで投げていったゼウスは、シャープシューターに捕らえる。勝負あったかと思われたが、植田がカットに入る。すかさず小幡が変形コードブレイカーを2連発で決めて植田にタッチ。
 ドクターボムを狙った植田だが、踏ん張ったゼウスはカウンターのスパインバスターを決めて田中にタッチ。串刺しラリアット2連発から、逆に串刺し攻撃を狙った植田にカウンターのラリアット。さらに小幡にもラリアットを決めた田中は、『まとめて』を決めるとゼウスとトレイン攻撃。さらにゼウスがブレーンバスターでコーナーに田中に植田を渡すと、スーパーパワーボムで叩きつける。
 カウント2で小幡がカットしたが、田中はスーパーフライを投下。これもカウント2で返した植田だが、そこにゼウスがダイビング・ラリアット。そこからゼウスはチョークスラムで叩きつけるが、辛くもカウント2で小幡がカット。田中が小幡を場外に連れ出すと、ゼウスは植田にラリアット。だが、そこに小幡がミサイルキック。さらに小幡は田中をジャーマンで投げ捨てると、ゼウスに変形コードブレイカーからランニングロー。すると植田がゼウスを肩車し、そこにコーナーから小幡がダブルインパクト式ネックブリーカー! カウント2で田中がカットすると、植田がゼウスに後頭部ラリアットからの正面ラリアット。
 さらにドクターボムで叩きつけていったが、これは田中がスライディングDでカット。するとゼウスが植田をジャックハマーで叩きつける。だが、そこに小幡が飛び込んでカウント2でカット。ならばとゼウスはショートレンジラリアットを狙ったが、かわした植田が逆にショートレンジラリアット。さらに至近距離からカウンターラリアットを叩き込んだ植田は、ロープに飛んで渾身のラリアットを叩きこみ、ガッチリと抑えこんで3カウント。
 予告通り一発で殴打奪取してみせた植田は「個人的に夏からいろいろあって掴んだこのチャンスを小幡と2人でつかめて嬉しいです! 僕たちのこのチームは今日がスタートで、今日から始まっていきます。次も、この次も、これからもどんどん調子に乗って勝っていくので応援よろしくお願いします!」と叫ぶと、3、2、1、ゼロワーンで締めくくった。

※完全詳細はバトル・ニュース携帯サイトをご覧ください。

▼第1試合 Jr6人タッグマッチ 30分1本勝負
日高郁人/クレイグ・クラシック/●ジェイソン・ニュー
12分40秒 花岡鉱山→体固め
○菅原拓也(フリー)/藤田峰雄/テェム・エジソン

▼第2試合 現役国立女子高校生レスラー・夕陽、半年ぶりのZEROマット参戦!30分1本勝負
○夕陽(ZERO1野良犬道場)/宝城カイリ(スターダム)
11分52秒 450°スプラッシュ→片エビ固め
●岩谷麻優(スターダム)/翔月なつみ(スターダム)

▼第3試合 6人タッグマッチ 30分1本勝負
大谷晋二郎/崔領二/●横山佳和
17分44秒 ムーンサルトプレス→体固め
佐藤耕平/○KAMIKAZE/怨霊(666)

▼第4試合 NWA UNヘビー級選手権試合 60分1本勝負
[王 者]○ジェームス・ライディーン
14分12秒 パワーボム→体固め
[挑戦者]●マイバッハβ
※王者が防衛に成功

▼第5試合 ZERO64曙 復帰戦 デンジャラス・ランバージャックデスマッチ シングルマッチ 時間無制限1本勝負
●曙(フリー)
10分0秒 有刺鉄線バットへのDDO→体固め
○大仁田厚(フリー)

▼第6試合 スペシャルシングルマッチ 30分1本勝負
●橋本大地
13分20秒 ぶっこ抜きジャーマンスープレックスホールド
○関本大介(大日本プロレス)

▼第7試合 NWAインターコンチネンタル・タッグ選手権試合 60分1本勝負
[王者組]田中将斗/●ゼウス(大阪プロレス)
27分45秒 ラリアット→体固め
[挑戦者組]○植田使徒/小幡優作
※王者組が防衛に失敗。植田&小幡が新王者組となる

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