ハタナカヨウコと引き分けてタッグリーグ優勝がなくなった文子が、GAMIの言葉に涙!渋谷&朱里は望みをつなぐ勝利

121104_Wave-1.jpgプロレスリングWAVE
SundayWAVE vol.12
日時:11月4日(日)開始:18:00
会場:新木場1stRING
観衆:227人

 4日、新木場1stRINGで行われたプロレスリングWAVE『SundayWAVE vol.12』。タッグリーグ『DUAL SHOCK WAVE 2012』では、現タッグチャンピオンのハタナカヨウコはこれまで全敗。この日は消化試合となってしまった。一方、浜田文子&華名の戦慄の女王は、戦前の時点で得点3。ハタナカヨウコを下してマックロコロスケとのブロック優勝決定戦に持ち込みたいところ。

 開始直前、文子が華名のコスチュームの補強ヒモを結び直してあげると、GAMIの視線はその胸に釘付け。どうやらよからぬことを考えている模様...。先発はそのGAMIと華名。キックからグラウンドに持ち込んだ華名に対し、GAMIはどさくさに紛れて補強ヒモを解いていく。怒った文子が「ダメじゃないか!」とキックで助けに入ると、GAMIは中川と交替する。
 替わった中川がフットスリーパーで文子を捕らえると、GAMIが文子の顔にマーライオン。水浸しになってしまった文子だったが、すぐにDDTでやり返し「覚えてろ!」と雪辱を誓う。続いて華名がキックのコンビで中川にお仕置きするも、フェースロックに捕らえると...再びGAMIがリングに入り華名にもマーライオン。そしてメガホンで攻め込むが、華名もグラウンドでやり返して文子とチェンジする。
 GAMIと文子はチョップ合戦を挟んで、GAMIがメガホン攻撃からロープ渡りへ。華名の妨害に遭い転落するも、GAMIは文子の顔面にメガホンを投げつける。ここでダブルを狙ったハタナカヨウコだったが、文子が反撃に転じると華名がクロスボディーで続き、卍固めの競演でファンを沸かせる。
 文子のヘッドバット、GAMIのラリアットが交互にサク裂。さらに文子のトラースキック、GAMIのラリアットが決まる。ロープに走るGAMIに、文子がカウンターのニールキックを見舞うと、すかさず華名がミサイル発射。そしてネックブリーカーを決めるが、華名のキックをグラウンドに切り返したGAMIがポキに移行する。これは文子がキックでカット。
 ならばとハタナカヨウコはダブルのキックを狙うも、戦慄の女王がかわしてキックの競演。GAMIも負けてはおらず、コーナーに華名を座らせると、胸をガッツりつかんで雪崩式フランケンシュタイナー! 怒った華名はカナゴンからバックスピンキック、バックブロー、ロシアンフックと猛攻で返すが、GAMIも浴びせ蹴りで応戦し両者ダウン。
 先にGAMIが延髄斬りを見舞って、中川がフィッシャーマンSHの3連発で続く。キックアウトされるとCRBも繰り出すが、これは文子がカット。混戦模様となるなか、残り5分のコール。中川が文子に延髄斬りを見舞えば、文子も同じ技で返して、「決めるぞ、コラ!」とライガーボム。キックアウトされると、ムーンサルトを狙ったが、剣山が待っていた。
 攻守が入れ替わると、GAMIがジャーマン、中川もシャイニング・ウィザード、唸れ豪腕で仕掛けたが、今度は華名がカットに入る。ここで文子がAPクロス。さらに浜ちゃんカッターまで繰り出し、サッカーボールキックも見舞うが、これはレフェリーのカウントをGAMIが遮っていく。残り1分からAPクロスを狙う文子だったが、これも決まらない。ハタナカヨウコもGAMIの目突き、中川の120%スクールボーイという必勝パターンを持ってくるが、華名のカットが間に合う。文子のバックスピンキックも中川がキックアウト。ラストチャンスにかける文子はAPクロスをサク裂させたが、ここで引き分けのゴングが鳴らされた。
 これにより戦慄の女王は4点で全日程を終了。5点で終了しているマックロコロスケに1点及ばず、ブロック優勝を逃した。

121104_Wave-2.jpg 試合後、GAMIがブロック優勝を逃した文子に対して「文子ちゃん。文子ちゃんって言う時は、かなりのお願いやねんで。わかってるよな。文子ちゃん、こないだのアメリカ遠征で、飛行機代とか出したのにギャラとグッズ代をアメリカに落としてきたらしいよな!? Tシャツ完売した売店の売り上げとか全部置いてきたらしいよな。SHIMMERのギャラも全部置いてきたらしいよな。一応、みなさん知ってると思いますが、WAVEのリングの上ではリアルなことしか言いません」と語りかけると、文子は思わず涙。
 するとGAMIは「お前、試合でカッコええのに、なんでここで泣くねん。かわいそうやから、お願いごとだけ言うね。11月27日の後楽園で、文子ちゃんの得意な男×女のミックストマッチがあるんですよ。CIMA君と組んで。お前な、お前がそこの枠に入らないと、広田とかがしゃしゃり出てくるやろ。それだけは阻止したいねん。ギャラ落としたねんやろ。じゃあ6人タッグ文子ちゃんね。ドラゴンゲートのスーパースターのCIMA君と組めることなんかないで」と打診。文子も承諾し、11・27後楽園大会で葉千子(WAVEゲイ能部)&CIMA(ドラゴンゲート)&浜田文子(女)vs.ピンピネーラ(オカマ)&フェニックス(男)&ロリータ(女)が行われることが決定した。

121104_Wave-3.jpg もう1試合行われたタッグリーグ公式戦は2点で並んだ奇跡の隣人(渋谷シュウ&朱里)vs.1st Impact(春日萌花&真琴)。勝ったチームは、シダレザクラ(桜花由美&志田光)と同点で並ぶため、どちらも落とせない闘いとなった。
 『踊る大捜査線』の青島ばりにモスグリーンのジャンパーを着て登場した渋谷が、奇襲を仕掛けて試合がスタートする。乱闘気味の幕開けとなったが、先に主導権を握ったのは1st Impact。どうにか耐え抜いた渋谷が攻勢に転じようとコーナーに駆け上がるが、追いついた春日が雪崩式ダブルリスト・アームサルト。すかさず真琴がW・W・ニーを決め、春日もダイビング・フットスタンプと畳み掛けるが、これは朱里がカット。
 渋谷のカサドーラをカウント2で返されたところで、朱里のキックが渋谷に誤爆してしまうが、奇跡の隣人の勢いは止まらない。朱里のキック、渋谷のスタナー、朱里のハイキック、渋谷のDDTが立て続けに決まる。惜しくも真琴にカットされるが、渋谷はダブルアーム・フェースバスターからの逆さ押さえ込みへ。これはキックアウトされるも、朱里がすかさず渋谷の背中を踏み台にしてキック。このチャンスに渋谷がタイムマシンに乗ってで丸め込み、貴重な勝ち点2をゲットした。これによりブロック優勝へと望みとつないだ奇跡の隣人は、シダレザクラとのブロック優勝決定戦(11・16新木場)に臨む。

 また、2013年からは月に一度『SUNDAY WAVE』として新宿FACE大会(1月4日、2月17日、3月17日)の開催が発表されたほか、後楽園ホール大会は年4回(2013年の初後楽園は5月6日)を予定。そのほかには4・21北海道大会、はじめての九州大会を発表した(詳細は後日発表)。
 また、広田さくらからは初の自主興行として、結婚披露宴興行4・29新宿大会を開催すると発表された。

※完全詳細はバトル・ニュース携帯サイトをご覧ください。

▼第1試合 コミカル3WAVE 15分1本勝負
○下野佐和子
7分46秒 雷電ドロップ→エビ固め
●旧姓・広田さくら
※もう1人は山縣優

▼第2試合 シリアスWAVE 15分1本勝負
○栗原あゆみ
9分47秒 ラ・マヒストラル
●勇気彩

▼第3試合 メモリアルWAVE 15分1本勝負
△桜花由美
時間切れ引き分け
△輝優優

▼第4試合 ライバルWAVE 15分1本勝負
○紫雷美央
9分7秒 土蜘蛛
●大畠美咲

▼第5試合 DUAL SHOCK WAVE 2012〜タッグリーグ公式戦〜Bブロック 20分1本勝負
○渋谷シュウ/朱里【4点】
12分59秒 タイムマシンに乗って
●春日萌花/真琴【2点】

▼第6試合 DUAL SHOCK WAVE 2012〜タッグリーグ公式戦〜Aブロック 20分1本勝負
△GAMI/中川ともか【1点】
時間切れ引き分け
浜田文子/△華名【4点】

【記事提供/プロレスリングWAVE】

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