カナダ遠征を終えて松本「もっと松本浩代を世界に広げて行きたい」水波「海外のスタイルを体感できたのは収穫」

121103_Canada-1.jpgフィメス・ファタレス
日時:11月3日(土)現地時間
会場:カナダ・センター・セント・バースレミー 

 現地時間10月27日〜28日のアメリカ『SHIMMER』への参戦に続き、エスオベーションの松本浩代とWAVEの水波綾が、現地時間11月3日にカナダのセンター・セント・バースレミーで行われた『フィメス・ファタレス』で、それぞれ2試合ずつ行った。

 松本のカナダでの記念すべき第1戦の相手として、カナダマット界のボスでもあり、2年半前に対戦経験もあるルフィスト―。SHIMMERに続きゴジラマスクを被っての入場した松本。ファーストインパクトをこれでつかんだし、ワクワクした感じが全身から発散される。相手のルフィストも楽しそうだ。お互いに噛みついたり、場外では松本がゴジラマスクでルフィストーの股間を攻撃したり、セクシーポーズ(ゆずポンポーズ)まで披露するなどその楽しさが随所に飛び出る。
 それでも要所要所ではお互いシビアな攻撃をし掛け見ごたえある攻防となり、最後はルフィストのマンガライザーが炸裂して、残念ながら松本は初戦を白星で飾ることができなかった。
 「久しぶりにルフィストと闘えたのは嬉しかったですが、負けたのは残念です。でも、カナダのファンに松本浩代を印象づけらてたのではないかなって思います。あと1戦あるのでそこはがっちりと勝って、SHIMMERから続くこの遠征の最後を決めたいです」と試合後、松本は前を向いた。

121103_Canada-2.jpg 第2戦では日本でもお馴染みのチェリーボと対戦。松本が試合前、握手を求めるが、チェリーボムは中指をつきたて拒否。意外にもチェリーボムは気の強さを合わせ持っている。松本が中盤、ゴジラマスクを出して驚かすコミカルな場面もあったが、その後はお互いの技を出し合う熱戦となる。勝負どころと見た松本はぶっこぬきバックドロップを放つが、これはカウント2で返す。それでもペースを変えない松本がバックドロップをガッチリと決めてカナダマット初勝利を飾った。
 試合後の松本からは海外での試合がすべて終わったことで安堵の表情。「この遠征の最後を勝利で飾れて良かったです。海外は回をかさねるたびに選手やファンとの距離が縮まる気がします。これからもっともっと松本浩代を世界に広げて行きたい」と、今後の飛躍を誓った。

 水波の第1戦は、リアー・フォン・ダッチ、サンドラ・ベールとの3Way戦。試合は開始早々こそ3Way戦で始まったが、すぐに水波vs.リアー&サンドラの展開に。
 どうやら二人は水波を強敵と感じたようだ。しかし1対2となっても、全くひるまず攻めこむ水波。圧巻だったのは水波一人でインディアンデスロック&コブラツイストで二人を捕えたことだ。これには会場から拍手が巻き起こる。
最後はサンドラを場外に落としてから、リアーにトップロープからのダイビングギロチンドロップを決めてカナダでの記念すべき第1戦を勝利で飾った。
 水波は「3Way自体をやるのはこれが2度目で、しかも相手が二人ともカナダ人ということで、試合前はすごく戸惑いましたが何とか勝ててホッとしています。この勢いで次も勝って日本に帰りたいです」と述べた。

121103_Canada-3.jpg 第2戦の相手は日本に来日経験のあるコートニー・ラッシュ。まずは静かに握手から始まる。大型のコートニーに対して、力くらべやボディスラムでパワーを誇示する水波。
 対するコートニーもスープレックスで反撃するが、技がつながらない。
ならばと一気にたたみかける水波はスピアー、ショルダーバスター、3連続ギロチンと得意技を繰り出すもののフォールを奪えず。
 逆にSTFでギブアップ寸前になり、かろうじてロープに逃れる。その後もコートニーに攻められるが、カウンターのスピアーからトップロープからのショルダーアタックで流れを変える。そして「フィニッシュ!」と叫んでのトップロープからのギロチンドロップを狙うがすかされてしまい、コートニー得意のスカイワードスープレックスでフォールを奪われてしまった。
 試合後は握手を交わした後、二人で『江南スタイル(GANGANSTYLE)』のダンスを披露。リング上はノリノリとなった。「この遠征はコートニーに始まりコートニーで終わりました。最後は負けてしまったが、海外のスタイルを体感できたのは、収穫になりました!」と海外での収穫をたくさん抱えた水波。その成果を日本で見せてくれそうだ。

<第1部>
▼シングルマッチ
○ルフィスト―
10分50秒 マンガライザー→体固め
●松本浩代

▼3Wayマッチ
○水波綾
9分33秒 ダイビングギロチンドロップ→体固め
●リアー・フォン・ダッチ
※もう1人はサンドラ・ベール

<第2部>
▼シングルマッチ
○松本浩代
9分20秒 バックドロップ→片エビ固め
●チェリーボム

▼シングルマッチ
○コートニー・ラッシュ
9分133秒 スカイワードスープレックス→体固め
●水波綾

【記事提供/RINGSTARS】

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