我闘雲舞、初のビッグマッチで里歩を下したさくらが「歌で武道館に」宣言!中森を下した奈苗は12・20板橋も参戦!
我闘雲舞
取り急ぎまして板橋大会
日時:11月4日(日)開始:17:00
会場:板橋グリーンホール
観衆:243人(超満員)
4日、板橋グリーンホールで行われた我闘雲舞『取り急ぎまして板橋大会』。さくらえみがタイで旗揚げした新団体・我闘雲舞(ガトームーブ)だが、9月にバンコクで正式にプロレス団体として旗揚げされたばかりだが、早くも日本で初めてリングを使った大会を開催することになった。
まずはオープニングでさくらえみが満員のお客さんを見て「これこそさくらえみの世界ですね。みんなが笑顔になって、さくらが笑顔になって、ずっとここにいたいです」と嬉しそうに語ると、「唯一の友達」という高橋奈苗には、今回コーヒー1本で試合出場を打診し、承諾をもらったという"友情出場"であることを説明。
そしてメインのさくらvs.りほに関して、さくらは後楽園に進出したときのカードとして取っておきたかったそうだが、りほから「我闘雲舞の所属選手は私とさくらさんしかいないんですよ」と言われ、このカードで我闘雲舞を知ってもらおうと、りほとの一戦を決めたという。そこにりほが登場し、「皆さん、こんにちは。我闘雲舞の所属選手はさくらさんと私の2人だけです。さくらさんの行く道はいつもデタラメです。でもそのデタラメな道が私には真っ直ぐに見えます。そして、今日で自分は名前を変えるんですけど、平仮名のりほから漢字の"里歩"に変えました。古里(ふるさと)であるさくらさんと歩いて行きたいという思いからこの漢字にしました。これからも里歩でよろしくお願いします」と挨拶し、この日からリングネームを「里歩」にすると発表。さくらは里歩の「デタラメな道が私には真っ直ぐに見えます」という言葉に感動した様子だった。
さくらの攻撃をことごとく切り返してみせる里歩に対し、「調子に乗ってんじゃねぇ!」「舐めんじゃねぇぞ」と叫びながら反撃していったさくらは、逆エビ固めに捕らえた状態で『限界のうた』を歌い出す。すると里歩はムキになって張り手からマウントを取ると、手でさくらの口を塞いでいく。
大人気なく手に噛みついて脱出したさくらは、「私から歌を取ったら何が残るんだ!」と叫びながらヘアホイップ。そしてさくらえみ70キロをお見舞い。だが、里歩はさくらのジャイアント・バックブリーカーも、ケブラドーラ・コンヒーロを食らっても執拗にワキ固めに切り返していく。さらにコーナーに登ったところにさくらが追いかけてくると、蹴りで逆さ吊りに状態にしておいてコーナー上からフットスタンプを投下。
さらにダイビング・フットスタンプ2連発。さくらもリバーススプラッシュからのムーンサルトプレスを狙ったが、かわした里歩はそうまとう。一度はかわしたさくらだが、里歩は振り返ると背後からそうまとう。続けてコーナー二段目からダイビング式そうまとうから正調そうまとうを発射するが、またもかわしたさくらはラ・マヒストラル。里歩も切り返してスクールボーイで丸め込むがカウントは2。
さくらの張り手からの逆水平チョップを受け止めて雄叫びをあげた里歩だが、さくらは渾身のチョップでなぎ倒すと、アイスドライバーを狙う。着地した里歩はその場飛びそうまとう。これもかわしたさくらに里歩はくるくるリボンを決めるが、カウント2で返したさくらはカウンターでトラースキック。里歩も返す刀でその場飛びそうまとうを返してダブルダウン状態に。
お互いヒザ立ち状態で張り手を打ち合うと、里歩がガムシャラに殴りかかり、さらに立ち上がって蹴り飛ばす。だが、さくらはカウンターのドロップキックをアゴに叩き込むと、逆さ押さえ込みの体勢から必殺のラ・マヒストラルを決めて3カウント。
ガックリと項垂れる里歩を見つめるさくら。振り返った里歩は握手を求めていったさくらの手を払いのけた。苦笑いのさくらは「私は今日、JWP無差別級タイトルマッチのつもりで里歩と試合をさせてもらいました。2人しかいないからこそ、デタラメな道でも真っ直ぐと言ってくれた里歩のためにも遠い存在であり、高い壁であるぞー!」と叫ぶ。さらにさくらは「これから何が出来るのって言ったら、里歩やこれから入って来る若い選手たちとプロレスをやっていきたいよ。いつか大きな会場でやろう。彼女たちが大きな会場で試合が出来るように私は歌って、歌手の聖地である武道館にみんなを導くぞー!」と、何とプロレスで武道館進出を目指すのではなく、歌で武道館を目指すと宣言すると、この日から発売された『限界のうた』を熱唱。観客やほかの選手たちもサイリウムを振ってさくらを盛り立てた。
"友情参戦"となったスターダムの高橋奈苗は、さくらに影響されてJWP改革を推し進めている"ハートムーブ系リフォーム"の中森華子と対戦。
中森が積極的に攻撃していっても奈苗はすべて正面から受け止めた上で、一発の破壊力が違う攻撃で中森を寄せ付けない。だが、10分が経過した辺りで中森がコーナーに登った奈苗を場外に蹴落とすと、エプロンからディスティニー・ハンマー。さらにミサイルキックを連発していくが、ハイキックをブロックした奈苗は延髄斬りとヘッドバット、張り手と叩き込む。それでも中森は張り手を返すとハイキックからシャイニング・ウィザード。
奈苗の雪崩式ブレーンバスターやバックドロップを食らってもカウント2で返した中森は、フィッシャーマンバスターからのディスティニー・ハンマー。しかし、これをかわした奈苗はバックドロップで投げていくが、中森はこれもカウント2で返す。ならばと奈苗はダメ押しの冷蔵庫爆弾を投下して3カウント。
すると中森と同じ"ハートムーブ系リフォーム"のモーリーがマイクを持って「ちょっと待ってください! 高橋奈苗、自分とシングルしてください! 自分はあなたに憧れて女子プロレスラーになりました。ずっと交わることがないと思っていましたが、自分たちのホームリングじゃないリングで、しかも板橋で、仲間の中森とシングルして負けたことが悔しい! でもそれ以上に自分はあなたとシングルが出来なかったことがもっともっと悔しい! でももう待ちません! いつか自分とシングルしてください!」と奈苗に対戦要求!
観客から「いつかじゃねぇだろ!」という声が飛ぶと、奈苗も「今いいこと言った! いつかじゃねぇだろ! 今だ!」と言って、いますぐ追加試合をやりそうな勢い。だが、そこにさくらが飛び込んで来て、「ちょっと待った! いつかじゃなくて、今じゃなくて、次回お願いします! 次回予告をさせてください。次回12月20日、板橋大会で高橋奈苗vs.モーリーのシングルマッチ、私はメインイベントで見たいと思います!」と勝手に提案すると、すぐに引き揚げていった。
それを聞いた奈苗が「さくらさんが次の板橋って言った。私はさくらえみさんとの友情参戦だったのでさくらさんを立てたいと思います。しかもメインで場所を用意してくれたんだぞ。すごいじゃん! 今日ここからまた物語がスタートすると思うとワクワクしますね」と言い、12・20我闘雲舞・板橋大会のメインが高橋奈苗vs.モーリーのシングルマッチになることが決定した。
※完全詳細はバトル・ニュース携帯サイトをご覧ください。
▼第1試合 シングルマッチ 10分1本勝負
○モーリー(JWP)
6分13秒 ダイビングセントーン→片エビ固め
●Sareee(ディアナ)
▼第2試合 シングルマッチ 10分1本勝負
○ヘイリー・ヘイトレッド(フリー)
3分29秒 ランニング・ライガーボム→エビ固め
●NOZOMI(東京女子プロレス)
▼第3試合 シングルマッチ 10分1本勝負
○米山香織(JWP)
3分57秒 スクールボーイ
●ゴム人間(UMA軍)withハル・ミヤコ&宇宙人グレイ
▼第4試合 シングルマッチ 20分1本勝負
○高橋奈苗(スターダム)
14分50秒 冷蔵庫爆弾→片エビ固め
●中森華子(JWP)
▼第5試合 キャプテンフォール・イリミネーションマッチ 30分
○[C]米山香織(JWP)/南野タケシ(フリー)/Kouzy(666)
2-1
●[C]田村和宏(STYLE-E)/趙雲子龍(新北京プロレス)/山田太郎(666)
<1人目>
○南野タケシ
10分2秒 回転エビ固めを切り返す→エビ固め
●趙雲子龍
<2人目>
●南野タケシ
10分32秒 OTR
○[C]田村和宏
<3人目>
○[C]米山香織
14分33秒 OTR
●[C]田村和宏
▼第6試合 シングルマッチ 20分1本勝負
○さくらえみ
12分38秒 ラ・マヒストラル
●里歩
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