文子と熱戦を展開していたアテナを悲劇が襲う!米でWAVE対決が実現!ケリー&中川がチーム「3G」をアピール!

121028_SHIMMER52-1.jpgShimmer Women Athletes
SHIMMER 52
日時:10月28日(日)現地時間
会場:米・イリノイ州バーウインクラブ

 現地時間の28日、アメリカ・イリノイ州バーウインクラブで開催されたROHの女子団体Shimmer Women Athletesの2日目夜の部『SHIMMER 52』。オーラスに組まれたのは、今シーズンのSHIMMERで最高峰の戦いを繰り広げているアテナと浜田文子の一騎打ち。

 序盤は静かな立ち上がり、文子の関節技に対しても引くことなく、一進一退の攻防を繰り広げるアテナ。20分すぎまでは互角の攻防を見せていた両者だが、文子がスピンキックからの浜ちゃんカッターで一気に攻め立てる。アテナはカウント2で返してタフネスぶりを発揮。ここで文子のトラースキックを交わしたアテナがトップロープに上り、ダブルニードロップを狙う。文子は間一髪これを逃れ自爆させると、アテナが苦しみだす。どうやら、右ひざを痛打してしまい、怪我をした模様。ひざを抱えながら痛みに耐えるアテナだが、戦う意志は捨てず、向かっていこうとする。文子はダメ押しでムーンサルト弾を炸裂させるとアテナに返す力は残っていなかった。
 試合後、寝転びながらマイクを持ったアテナは「この試合で怪我をして負けてしまったけど、浜田とはもっともっといい試合ができる。だから、次のSHIMMERで自分は怪我を治してもう一度、戦いたい。そのときはすばらしい戦いをしよう!」とアピール。英語があまり得意でない文子は、取材に来ていたリングサイドの日本人カメラマンに英訳を頼み、ようやくその内容を把握した。そして次の瞬間、「OK!」と言ってアテナの手を握り締めた。この二人なら、名勝負を作ることができる。SHIMMERファンは二人の戦いを楽しみに待っている。

121028_SHIMMER52-2.jpg SHIMMERマットで桜花由美vs.水波綾というWAVE所属選手同士による対決が実現。まずは水波の入場時に「アニキ」コールが起きる。水波もハイタッチで呼応。ここに来てアメリカの水にも馴染んできたようだ。がっちり握手をかわした両者に対して「ユミ・オウカ」コールと「アニキ」コールが交差する。
 まずは桜花が顔面キックで先制すると、場内からは「ワンスモア」コールが起きる。気をよくした桜花は、もう一発顔面キックを放ちリクエストに応えた。しかし水波もやらっれ放しではいない。スピアーから中腰になった桜花めがけてギロチンと、スピード全開に攻め立てる。しかし2発目のスピアーは誤爆となり、逆にブラディーEXを放たれる。ロープに逃れた水波は体を入れ替えると、ショルダーバスターへ。そしてスピードを乗せたギロチンを連発し、3発めはジャンプ力を加えて敢行した。
 しかし、続くスピアーを再び自爆させた桜花は日本ではもはや見せることのないサクラドロップ☆レインボーを決める。さらにサンマドロップ3連発で、「秋のサンマ祭りINシカゴ」(桜花命名)を開催する。しかし続く顔面キックは空を切り、ここで水波は裏投げへ。さらに水波コースターにつなぎ、フィニッシュとしてダイビングギロチンを狙ったがこれは自爆に。ここで桜花は顔面キックからタイガースープレックスへとつないで、大熱戦に終止符を打った。
 桜花は「水波の成長を感じました。ギロチンで首がもげるかと思いましたよ。今回、これがSHIMMER最後の試合だったので、思い残すことのない試合ができあした。楽しかったです」と振り返れば水波は「桜花さんとはWAVEで一回も当たったことがなくて、前回はジャガーさん興行で当、今回はSHIMMERと、何かそういう巡りあわせなのかなあと思います。この試合でアメリカのファンに『これがWAVEだ!』というものを見せられたと思います」とコメントした。

121028_SHIMMER52-3.jpg 先に一人で入場したケリースケーターが、「私の正式なパートナーを紹介する。それは日本で何度も組んだことのある中川ともかです」と言って中川を呼び込む。中川はケリーとおそろいの帽子&Tシャツを着て登場した。
 ケリー&中川は日本での『Joshi4Hope』大会で2回タッグを組んだことのある間柄。この度、チーム名を「グローバル・グリーン・ギャングスターズ」、すなわち「3G」としたことを表明した。まずはケリー&中川がミスシェフを奇襲攻撃。さらに中川が目つきからの顔面つぶし。これに対してミスシェフは奇声を上げて耳をつぶしにかかる。苦しむ中川にケリーが即座に救出するなど「3G」は抜群のチームプレーぶりを発揮。さらに中川が寝転がって剣山の体勢にいるところへケリーがトップロープからエリーの頭を持っていく。そして、ケリーが中川を抱えあげると、エリーにボディプレスを決め、次々と息の合ったプレーを見せる。
 最後は中川が水を噴き、エリーがひるんだところを120%スクールボーイに入り3カウント。「3G」を大いにアピールした。中川は「ケリーがヒールと思ってたらベビーで、自分がヒールのスタイルでいこうとしたらいろいろと止められてびっくりしました。今はまだちぐはぐですが、もっと回数を増やしていいチームになるようにこれからも組んでいきたいです」と「3G」の今後の課題を挙げた。

※完全詳細はバトル・ニュース携帯サイトをご覧ください。

▼タッグマッチ 30分1本勝負
ケリースケーター/○中川ともか
8分46秒 120%スクールボーイ
ミスシェフ/●クリスティーナ・フォン・エリー

▼シングルマッチ 30分1本勝負
○桜花由美
10分8秒 猛虎原爆固め→エビ固め
●水波綾

▼シングルマッチ 30分1本勝負
○松本浩代
10分18秒 バックドロップ→片エビ固め
●コートニー・ラッシュ

▼シングルマッチ 30分1本勝負
○浜田文子
21分18秒 ムーンサルトプレス→体固め
●アテナ

【記事提供/RINGSTARS】

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