SHIMMERで華名がタッグタイトルに初挑戦するも惜敗!米マットに里帰りとなった文子は堂々の勝利!

121027_SHIMMER49-1.jpgShimmer Women Athletes
SHIMMER 49
日時:10月27日(土)現地時間
会場:米・イリノイ州バーウインクラブ

 現地時間の27日、アメリカ・イリノイ州バーウインクラブで開催されたROHの女子団体Shimmer Women Athletes『SHIMMER 49』。昼夜興行の昼の部では、華名がSHIMMERタイトルに初挑戦。前回『SHMMER 48』でのタッグ4WAYマッチで浜田文子&栗原あゆみ組が保持していたSHIMMERタッグ王座を再び獲得したカナディアン・ニンジャズことポーシャ・ペレス&ニコル・マヒューズ。その挑戦チームとして今回、華名&ルフィストー組が名乗りを上げた。

 まずは挑戦者組の華名&ルフィストーが登場。前回の遠征でもタッグを組んだ二人だが、この日、ルフィストーは華名にあわせてコスチュームはともに青と金でセパレイト式、その上にはともにガウンを羽織る。さらには髪も赤く染めて、横一線に並ぶと、既成のタッグチームであるかの錯覚さえ覚える。
 ポーシャとニコルは試合が始まると同時に代わる代わるタッチを繰り返してまったく試合をする気配を見せない。業を煮やした華名が「早よしろや!」とクレームを入れるが、それでも組み合う意思はなし。華名は強引にニコルをリング中央へと引きずり込み、グラウンドのヘッドロックからヒップアタックへ。そしてリバースのネックロックの体制からルフィストーへタッチ。この体勢のまま、ルフィストーがトップロープからのボディアタックを落とす。ルフィストの攻めがしばらく続いたのち、再び華名がリングイン。ニコルをコーナーへ追い込み、キックの連打からグラウンドへ移行してのマウントパンチ、さらにスタナーを決めてから、ルフィストーが低空のドロップキックを放つなど連携も上々。
 しかし、ポーシャとニコルがルフィストーに対して腰への集中攻撃。これでルフィストーの動きが一気に止まる。それでもなんとか華名へとつなぐと、スタンディング式のヒールホールドから投げっぱなしのジャーマンへ。さらにルフィストと前後からのローキックを決めて3度目の合体攻撃にも成功した。勝機を見出したルフィストーがカナディアンバックブリーカーの体制へ入ろうとするが、ここで腰のダメージが効いて持ち上げることができず膝をつく。すかさずこの隙にニコルがジャーマンを決めて、3カウントを奪い取った。華名はこのルフィストーとのタッグに前向きで「もっと組む回数が増えればもっとよくなると思う」と今後の継続を示唆した。

121027_SHIMMER49-2.jpg 長期にわたって日本に滞在していた文子が第二のホームリングであるアメリカマットへ里帰り。まずは「文子」コールでファンがお出迎え。日本式におじぎでその声援に礼をする文子。さすが「世界のHAMADA」。その第1戦はカナダの女子団体「フィメールファタレス」王者のカラミティ。
 鋭い蹴りの連打から、全体重を乗せたコーナーニーで主導権を握ったカラミティだが文子もフライングボディアタックからミサイルキックで反撃。文子はフライング二ールキックから、「ムーンサルト」とアピールしてのムーンサルトを狙うが誤爆に。カラミティはフィッシャーマンを狙うも、これを切り返して張り手。さらにスピンキックが顔面へヒットすると、「パチン」という音が館内に響き渡る。これでカラミティの動きが一気に鈍り、最後はAPクロスを決めて堂々の勝利を得た。

121027_SHIMMER49-3.jpg 今回の日本人で初登場を果たすのは水波綾ただ一人。相手が人気者のコートニー・ラッシュということで若干のブーイングもおきる。
 水波は自らがパワーファイターであることを誇示するかのように、大型のコートニーに対して、ボディスラムを抱え上げた状態でリング1周してから投げ落として、シカゴのファンへご挨拶。さらに大きなお尻をどっしとおろしての逆エビ固めへ。そして水波コースターで止めを刺そうとするも、ロープにしがみつかれてしまい、未遂に終わる。それでもコーナーにコートニーを追いやってのスピアーから、トップロープに上ってのスピアーと連続攻撃。コートニーも風車つりで反撃したが、これを三角絞めで切り返すなど、完全に水波ペース。
 最後はトップロープからのダイビングギロチンで発のアメリカ出の試合を豪快勝利でものにした。「いやー、やっぱりお客さんの反応とか雰囲気とか独特で日本とは違いますね。すごく勉強になります。なんとか勝てたので、この勢いで夜の部も勝ちたいです」と、"頼れる兄貴"は海外でも健在だった。

※完全詳細はバトル・ニュース携帯サイトをご覧ください。

▼シングルマッチ 30分1本勝負
○桜花由美
7分23秒 ネックハンギングボム→エビ固め
●クリスティーナ・フォン・エリー

▼シングルマッチ 30分1本勝負
○松本浩代
8分41秒 ひろよストーン→体固め
●サシー・ステファー

▼シングルマッチ 30分1本勝負
○水波綾
8分29秒 ダイビング・ギロチンドロップ→体固め
●コートニー・ラッシュ

▼シングルマッチ 30分1本勝負
○中川ともか
9分13秒 網打ち式原爆固め
●デビーナ・ローズ

▼シングルマッチ 30分1本勝負
○浜田文子
11分47秒 APクロス→エビ固め
●カラミティ

▼SHIMMER認定タッグ選手権 60分1本勝負
[王者組]ポーシャ・ペレス/○ニコル・マヒューズ
12分25秒、原爆固め
[挑戦者組]華名/●ルフィストー
※第6代王者組が初防衛に成功。

【記事提供/RINGSTARS】

このページの先頭へ
コラム女子プロレス団体『FEATURES』
スターダム世IV虎の番長日記
はるか悠里の格闘アイドル育成計画
スターダム須佐えりの初勝利への道
月別アーカイブ
団体