7WAY戦を制し、KO-D次期挑戦権を獲得したMIKAMIが澤田のためにも王座奪取を誓う!三四郎の新木場城、落城...

121028_DDT-1.jpgDDTプロレスリング
Dramatic 2012 October Special
日時:10月28日(日)開始:13:00
会場:新木場1stRING
観衆:411人(超満員)

 28日、東京・新木場1stRINGにて行われたDDT『Dramatic 2012 October Special』。メインでは飯伏幸太に3連勝している絶対王者エル・ジェネリコの持つKO-D無差別級王座への挑戦権を賭けて、各ユニットとユニオン、無所属から総選挙で最上位だった選手が出場しての7WAYマッチが行われた。

 光留と入江は他の選手との握手を拒否。すると光留は脇目もふらずHARASHIMAに襲いかかっていく。伊橋は「イエイ、カモン!」と連呼しながら入江をジャーマンで投げるとムーンサルトプレス。だが、これをかわした入江がエルボーを叩き込んで3カウント。イサミは入江に対して場外のひな壇席最後方からダイビング・フットスタンプ。リングに戻るとMIKAMIも加わって三つ巴の展開になるが、MIKAMIに向かって突進したイサミに入江がランニングエルボーを叩き込んで3カウント。
 入江の「ハゲ」発言に激怒したアントンと光留が共闘。光留のアシストを受けたアントンがエビ固めで丸め込んで入江から3カウント。すると光留がアントンを裏切って腕十字でギブアップを奪った。HARASHIMAと光留は2人がかりでMIKAMIを集中攻撃。合体でアンクルホールドを極めてあと一歩のところまで追い込んだが、光留がHARASHIMAを裏切って攻撃。蹴り合った末にHARASHIMAの蒼魔刀をかわした光留だったが、背後からMIKAMIがスワンダイブ式スク〜ルボ〜イで光留を丸め込んで3カウント。
 最後に残ったのはHARASHIMAとMIKAMI。珍しくハリケーンドライバーを出したHARASHIMAだが、すべての攻撃に耐えきったMIKAMIが、蒼魔刀でトドメを刺そうとするHARASHIMAをカウンターのスク〜ルボ〜イで丸め込んで3カウント。

121028_DDT-2.jpg 11・25後楽園でジェネリコに挑戦する権利を手にしたMIKAMI。すると、そこにポイズン澤田JULIEが現れ「MIKAMI、やったな! MIKAMI......もう恭平ちゃんでいいよな。約束してくれ、11月25日に恭平ちゃんがベルトを巻く姿を見せてくれ!」とエールを送った。それを聞いたMIKAMIは「約束するよ、必ず俺がチャンピオンになって澤田さんを見届けるよ。オイ、ガイジン! ジェネリコ! 後楽園では必ず世界を獲った俺のスク〜ルボ〜イでお前をバランバランにして終わらせてやるよ!」と、引退する澤田への餞としてKO-D無差別級王座を奪取すると宣言した。
 この日、"蛇界転生ファイナルロードその2"として蛇が井満也、マサ高マムシ、さらにセコンドに米山蛇織と歴代の蛇界レスラーと組んで、縁のある松崎和彦&NOSAWA論外&諸橋晴也と対戦したPSJ。PSJと蛇が井はカウンターのダブルエルボーから蛇イ〜ンポーズ。セコンドの蛇織も試合に介入するが、松崎がいぶし銀ファイトで対抗。
 途中、高マムシが捕まってしまったが、何とか脱出すると蛇が井が反撃。そこに松崎がジャンピング・ネックブリーカーを決めていくが、バックドロップを切り返した蛇が井はPSJにタッチ。松崎組は3人がかりでPSJを攻撃していくが、呪文でうまく切り抜けたPSJ。しかし論外は「効くか!」とトラースキック。それでも何とか呪文で論外の動きを止めたPSJだったが、諸橋がそこにダイビング・ヘッドバットを投下。そこからクリップラー・クロスフェースに捕らえていき、PSJからギブアップを奪った。
 試合後、マイクを持った諸橋は「澤田さん、今日このDDTで澤田さんと試合が出来て、最後に試合が出来て本当に嬉しいです。澤田さんには伝えなきゃいけないことがあります。以前、お世話になった僕の弟、正美、魔蛇美としてお世話になりましたが、その時のガウンとシューズを返していません。今度正美と一緒に返しに来ます」と語りかけると、PSJは「受け取った。いつでも返しに来いよ。その代わり蛇界を探しに来いよ。絶対迷子になるからな。貴様のメッセージ、受け取った。効いた。今日は引退ロード2戦目、このメンバーで出来たことがすごい幸せだ! 松っちゃん、ありがとう。NOSAWA論外、ありがとう。米山香織、ありがとうな。長井さん、ありがとうございました。高梨、ありがとな。そして諸橋晴也、これからもユニオンで、いやこのプロレス界で頑張ってくれよな」とマイクアピール。引退まであと1試合......

121028_DDT-3.jpg 休憩中にリング上に本丸、さらに本部席をどかしてステージ上に二の丸の城、会場隅に三の丸の城を高木三四郎自ら"新木場城"を築城。第6試合の落城マッチは10分以内に高尾蒼馬がすべての城を落城させれば勝ち、本丸を守り通せば高木の勝ちという籠城コントラ落城スクランブル功名が辻ルール。
 しかも城下町すべてが戦場ということで、いきなりカウントダウン中にフライングした高尾を高木は慌てて追いかける。しかし高木を三の丸に叩き付けて落城させた高尾はステージ上に移動。高木もステージ上から奈落DDTを決めるなどして必死に二の丸を守ると、籠城ソングとして『ギザギザハートの子守唄』を歌い出す。だが、そこに石井が上からタライを落としていくと、すかさず高尾が高木を二の丸に叩き付けて落城に成功。
 いよいよ本丸のあるリング上に移動するが、高木も高尾が持ち込んだタライを奪い取って殴りかかる。しかしエプロンまで上がってきた石井がタライを奪い取って高木を殴打。そこに高尾がボマイェを叩き込んでから、本丸に高木を叩き付けて落城させて勝利。
敗れた高木は「高尾、新木場城は墜ちたかもしれん! でもな、まだ後楽園城は墜ちておらん! GM、高尾、お前と石井、11月25日もう1回落城マッチで決着つけようじゃねぇか! 俺が造った城は絶対に墜ちないんだよ。人為的ミスがあるんだよ!」と言い出すと、10・21後楽園大会の映像を検証。すると彰人が城を支えているように見えて、イスを引っ張っていたことが発覚。彰人は「薄々気付いてました」と告白! それを聞いた高木は「お前にも責任あるんだ! これはジハードだ! 今度は絶対に落城しない城を5箇所くらい造ってやるからな」と、11・25後楽園大会での落城マッチのパートナーに彰人を指名した。

※完全詳細はバトル・ニュース携帯サイトをご覧ください。

▼第1試合 シングルマッチ 30分1本勝負
○石井慧介
4分8秒 片逆エビ固め
●遠藤哲哉

▼第2試合 6人タッグマッチ 30分1本勝負
火野裕士(K-DOJO)/星誕期/○佐々木大輔(フリー)
12分19秒 Now or Never→体固め
●大石真翔/彰人(スポルティーバ)/佐藤悠己(K-DOJO)

▼第3試合 タッグマッチ 30分1本勝負
飯伏幸太/○坂口征夫(坂口道場)
7分15秒 変型胴絞めスリーパーホールド
DJニラ(在野)/●中澤マイケル

▼第4試合 蛇界転生ファイナルロードその2 60分1本勝負
●ポイズン澤田JULIE/蛇が井満也/マサ高マムシ with 米山蛇織
9分35秒 クリップラー・クロスフェイス
松崎和彦/NOSAWA論外(東京愚連隊)/○諸橋晴也(ユニオン)

▼第5試合 シングルマッチ 30分1本勝負
男色ディーノ
9分8秒 中澤マイケルの乱入によりノーコンテスト
福田洋(ユニオン)

▼第6試合 落城マッチ 籠城コントラ落城スクランブル功名が辻ルール 10分1本勝負
[守り手]●高木三四郎
5分42秒 本丸落城
[攻め手]○高尾蒼馬

▼第7試合 次期KO-D無差別級選手権挑戦者決定7WAY 時間無制限
HARASHIMA
vs.
MIKAMI
vs.
佐藤光留(パンクラスMISSION)
vs.
入江茂弘(チームでら)
vs.
木高イサミ(ユニオン)
vs.
アントーニオ本多
vs.
伊橋剛太

○入江茂弘
1分47秒 ランニングエルボースマッシュ→片エビ固め
●伊橋剛太

○入江茂弘
5分11秒 ランニングエルボースマッシュ→片エビ固め
●木高イサミ

○アントーニオ本多
8分14秒 高角度回転エビ固め
●入江茂弘

○佐藤光留
8分46秒 腕ひしぎ逆十字固め
●アントーニオ本多

○MIKAMI
14分57秒 スワンダイブ式スク〜ルボ〜イ
●佐藤光留

○MIKAMI
18分41秒 蒼魔刀を切り返して→スク〜ルボ〜イ
●HARASHIMA
※MIKAMIが次期KO-D無差別級選手権挑戦者として、11・25後楽園ホール大会にてエル・ジェネリコの持つ同タイトルへの挑戦が決定

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