棚橋が鈴木との完全燃焼試合を制す!5大IWGP戦や"外敵"桜庭&柴田との対抗戦、中西の復帰戦にファン熱狂!
新日本プロレス
NJPW 40th anniversary
KING OF PRO-WRESTRING
日時:10月8日(月・祝)開始:17:00
会場:両国国技館
観衆:9000人(満員)
8日の新日本プロレス「NJPW 40th anniversary KING OF PRO-WRESTLING』東京・両国国技館では、満員となる9000人を動員。メーンイベントのIWGPヘビー級選手権試合では、王者・棚橋弘至が鈴木軍を率いて新日本制圧を目論む鈴木みのるを相手に4度目の防衛に成功した。
今年1.4東京ドーム大会の再戦となったが、鈴木は9.23神戸での棚橋vs丸藤正道の一戦を「プロレスごっこ」と揶揄(やゆ)。これにカチンときた棚橋は「アンタはプロレスごっこすら出来てない。一から受身の練習したらいいんじゃない」と反撃。
お互いのイデオロギーが激しくぶつかり合ったこの一戦は、終始殴る・蹴る・相手の弱点を徹底的に攻めるという攻防が続いた。しかも大技の応酬やカウント2の奪い合いなどが一切なく、最後は鈴木の必殺技であるゴッチ式パイルドライバーを決めさせなかった棚橋が、クロスボディ式ハイフライフローから必殺のハイフライフロー。先に必殺技を決めた棚橋が、この試合唯一のカバーで3カウントを奪って勝利。
30分近い濃密な熱戦を制した棚橋に対し、この日かつてのパートナーである内藤哲也のヒザを破壊した高橋裕二郎が、「お前にはよ、もう1つ消せない過去があったよな。まぁよ恥じることはねぇよ。あの10年前の事件はよ、まさに男の勲章だよ! 俺もよ、刺されるほど女に愛されてみてぇな!」と、棚橋にとってはタブーとも言っていい出来事に触れながら11.11大阪大会での王座挑戦を表明すると、棚橋は「確かに過去は消せない。けどな、全部背負って生きていくんだ。新日本プロレスも俺が背負っていくから」と重みのある言葉を返してみせた。
さらに棚橋はインタビュースペースで「鈴木みのるが怒ってたのは、俺じゃなくて......まして今のプロレスは鈴木みのるが言うプロレスごっこじゃなくて、それに文句を垂れる誰かでしょう。俺、もう分かったから、本当の敵は誰かって。ただ、俺が考えてほしいのは、そういう人達もプロレスに出会ったから、プロレスに入門したから、今があるんで。自分一人でスターになれるわけではないから。皆がいて、ファンがいて、そして対戦相手がいて、そういう気持ちがなんでなくなっちゃうんだろうかなって。俺は歳とって引退したとしても、プロレスを、今も、昔も、面白いぜって、きっと言うから。そういう気持ちです」と目に涙を浮かべながら熱く語った。
セミファイナルでは中邑真輔が前王者の後藤洋央紀を相手にIWGPインターコンチネンタル王座を、そして今年のG1クライマックスを制し、IWGPヘビー級王座への挑戦権を手に入れた"レインメーカー"オカダ・カズチカは、G1決勝でも対戦した"ザ・マシンガン"カール・アンダーソンを相手に権利書をかけてそれぞれ試合を行い、G1級の熱戦を制して防衛に成功。ロッキー・ロメロ&アレックス・コズロフもKUSHIDA&アレックス・シェリーにIWGPジュニアタッグ王座を防衛したため、CHAOSの強さが目立った。
その逆に前王者のロウ・キー相手に、IWGPジュニアヘビー級王座3度目の防衛戦に挑んだDDTの飯伏幸太だったが、雪崩式キークラッシャーという大技を食らってしまい王座陥落。天山広吉&小島聡の天コジもランス・アーチャー&デイビーボーイ・スミスJr.のキラーボムに沈み、IWGPタッグ王座から陥落してしまった。
2011年6月4日の京都大会で頸椎を負傷し、長期欠場していた中西学が待望の復帰戦を行った。一時は選手生命も危ぶまれるほどの状態だったが、"野人"らしくまさしく人間離れした脅威的な回復力と懸命のリハビリによって、約1年4カ月ぶりにリングに戻って来た中西は、アルゼンチン・バックブリーカーやジャーマンなど野人パワー全開のファイトを見せて大暴れ。
試合は矢野通の急所攻撃からの丸め込みで敗れたが、盟友・永田裕志、ストロングマンに復帰を祝福されると、場内は感動ムードに包まれた。
新日本に喧嘩を売り、9.23神戸大会では井上亘&高橋広夢にわずか3分3秒で圧勝した桜庭和志&柴田勝頼。いまの新日本には"闘い"や"殺気"がないという桜庭と柴田は、第2ラウンドでは真壁刀義&井上亘と対戦。
ウォリアーズスタイルで登場した桜庭&柴田に対し、真壁&井上は場外乱闘を交えつつ、激しくやり合ってみせたが、グラウンドでの圧倒的な強さを随所で見せた桜庭が、柴田にジャーマンを狙った井上を背後からのスリーパーに捕らえると、柴田がトドメのPKを叩き込んで勝利。新日本ファンからのブーイングが鳴り響く中、リングのど真ん中で堂々と勝ち名乗りをあげて見せた。
※完全詳細はバトル・ニュース携帯サイトまたはスポーツナビをご覧ください。
▼第1試合 中西学復帰戦 6人タッグマッチ 30分1本勝負
●中西学/永田裕志/ストロングマン(CMLL)
11分29秒 裏霞
○矢野通/飯塚高史/石井智宏
▼第2試合 IWGPジュニアタッグ選手権試合 60分1本勝負
[王者組]○ロッキー・ロメロ/アレックス・コズロフ
14分55秒 回転エビ固め
[挑戦者組]●KUSHIDA/アレックス・シェリー
※第33代王者組が2度目の防衛に成功
▼第3試合 IWGPジュニアヘビー級選手権試合 60分1本勝負
[王 者]●飯伏幸太(DDT)
17分5秒 雪崩式キークラッシャー→片エビ固め
[挑戦者]○ロウ・キー
※第64代王者が3度目の防衛に失敗。ロウ・キーが第65代王者となる
▼第4試合 IWGPタッグ選手権試合 60分1本勝負
[王者組]●天山広吉/小島聡
12分47秒 キラーボム→片エビ固め
[挑戦者]ランス・アーチャー/○デイビーボーイ・スミスJr.
※第60代王者組が初防衛に失敗。K・E・Sが第61代王者組となる
▼第5試合 シングルマッチ 30分1本勝負
●内藤哲也
5分41秒 レフェリーストップ
○高橋裕二郎
▼第6試合 タッグマッチ 30分1本勝負
真壁刀義/●井上亘
7分10秒 PK→片エビ固め
桜庭和志(Laughter7)/○柴田勝頼(Laughter7)
▼第7試合 東京ドームIWGPヘビー級王座挑戦権利証争奪戦 60分1本勝負
[権利書保持者]○オカダ・カズチカ
16分26秒 レインメーカー→片エビ固め
[挑 戦 者]●"ザ・マシンガン"カール・アンダーソン
※オカダが権利書を継続保持
▼第8試合 IWGPインターコンチネンタル選手権試合 60分1本勝負
[王 者]○中邑真輔
15分12秒 ボマイェ→片エビ固め
[挑戦者]●後藤洋央紀
※第4代王者が2度目の防衛に成功
▼第9試合 IWGPヘビー級選手権試合 60分1本勝負
[王 者]○棚橋弘至
29分22秒 ハイフライフロー→片エビ固め
[挑戦者]●鈴木みのる(パンクラスMISSION)
※第58代王者が4度目の防衛に成功
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