バンコクで団体として旗揚げした我闘雲舞がジャパン・ツアーを開催!記念すべき第1試合はさくらえみvs.りほ!
我闘雲舞
Gatoh-Move Japan Tour・1
日時:10月7日(日)開始:19:00
会場:市ヶ谷南海記念診療所
会場:72人(超満員札止め)
7日、市ヶ谷南海記念診療所で行われた我闘雲舞『Gatoh-Move Japan Tour・1』。アイスリボン退団後、バンコクで女子プロレス団体を旗揚げしようと奮闘してきたさくらえみ。2012年6月18日より日本でも『Gatoh-meet』というファンイベント(ファンミーティング)を定期的に開催してきたが、9月6日、ついにバンコク・桜道場にて我闘雲舞(ガトームーブ)を旗揚げ! 団体となった我闘雲舞が今回、初のジャパン・ツアーをスタートさせた。
オープニングでさくらが「タイで試合をしていこうとしたところなぜか男子ばかりの団体に。しかしりほ選手が入ってしまったので日本をもっと頑張んないといけないと思って、もうちょっと考えて色々プロレス的に言えば上を目指すことをしないと。やることは今までと変わりません。所属選手が2人になったと。私は今まで悪行を重ねてきたと思うんですけど、それを帳消しにするパワーがりほにはあると思います」と相変わらずの"さくら節"で挨拶。
そしてジャパン・ツアーの記念すべき第1試合は、さくらえみvs.りほという我闘雲舞の所属選手同士の対決。かつてこの市ヶ谷の地で、幾度となく行われてきたカードであるが、我闘雲舞が"団体"となってジャパン・ツアーを行う初戦として、これほどうってつけのカードはないだろう。
まずは「さくらさんともう一度一緒にプロレスがしたい」とアイスリボンを退団して、我闘雲舞に入団したりほが、その思いをぶつけるようにさくらにエルボーで向かって行く。さくらはヘアホイップで投げていくと、得意のロメロスペシャルで吊り上げてから壁に叩きつける。りほも変型STFに捕らえていくが、さくらは大人気なく腕に噛みついていく。するとりほもさくらの髪の毛を引っ張って対抗。
さくらはブレーンバスター、アイスドライバー2、逆エビ固めでりほを追い込むと、さくらえみ70キロをお見舞い。さらにぐるぐるパンチやボディブローを容赦なく叩き込むが、りほもバックに回り込んで胴絞めスリーパー。さらにイスの上からダイビングニーをさくらの顔面に落としたりほだが、さくらもカウンターのトラースキック。さらに座り込んだりほにさくらえみ70キロ。
りほはそうまとうを発射するが、結局10分間では勝負がつかず時間切れ引き分けに。試合後、さくらが握手を求めると、その手を払いのけたりほ。Tシャツをりほに投げつけ、次の試合のレフェリーに任命。するとりほは「さくらさんは10分闘って疲れてると思うんですけど、自分若いのでまだ疲れてないです!」とアピールしてみせた。
メインはさくらに影響されてJWP改革を推し進めている"ハートムーブ系リフォーム"の米山香織&モーリー&中森華子の3人が、マサ高梨&大家健&彰人というDDT系の3人と世にも珍しい男3vs.女3のキャプテンフォール・イリミネーション変則マッチを行った。キャプテンは大家と米山。
最初こそモーリーが彰人をオーバー・ザ・窓枠で失格にさせたが、徐々に男性チームのほうが優勢に。中森、モーリーを連続で失格にさせ、残るはキャプテンの米山だけに。高梨と大家が米山にストンピングを連打すると、さらに顔面に高梨が低空ドロップキック。高梨が米山を羽交い絞めにし、大家はランニングエルボーを放つも誤爆。だが大家が今度は米山を羽交い絞めに。これは走りこんできた高梨に飛びついた米山が、背後の大家ごと投げ飛ばす。
大家がカミカゼを返すと、「獅子インパクトを狙うぞ!」と大家が高梨に指示。窓枠に飛び乗った高梨だが、米山はそこに大家を叩きつけて高梨を落下させて失格に。これで残るは米山とおおかのキャプテン同士だけに。頭突きを連打しファルコンアローで叩き付けた大家だが、米山はローリングクラッチを返す。米-ZOUを狙った米山だったが、これをインプラントで潰した大家。しかしカウント2で返した米山はランニングニー3連発から、「ハートムーブ系!」の掛け声から今度こそ米-ZOUを決めて3カウント。
メイン終了後の座談会の席で、さくらが「11月4日に板橋大会決まってまして。スポットライトを当てたいじゃないですか? 蛍光灯だけじゃ申し訳ない。板橋大会は自由席ですけど、女性無料としました!」と発表。するとりほが「メインお願いします。さくらさんと私でメインを!」と、さくらとの再戦をメインでやりたいと直訴!
さくらは「しかるべき場所で。後楽園ホールとかで、りほとシングルをやりたいと思ってます」とかわそうとしたが、りほは「それはいつですか? 何月何日ですか?」と詰め寄ると、さくらは「後楽園はそう簡単じゃない。とっときたい」。それを聞いたりほは「とっときたいとかじゃなくて、日本でできる所属選手は自分たちしかいないんですよ。ここしかいないんですよ! なのでお願いします。皆さんどうですかー?」と観客に反応を求めると大きな拍手が起きる。すると、さくらもついに観念し、「11月4日板橋はさくらvs.りほをメインで! 後楽園ホールもいつかやりたいなと」と承諾。最後は『限界の歌』を歌ってジャパン・ツアー第1戦を締めくくった。
※完全詳細はバトル・ニュース携帯サイトをご覧ください。
▼第1試合 シングルマッチ 10分1本勝負
△さくらえみ
10分時間切れ引き分け
△りほ
▼第2試合 シングルマッチ 10分1本勝負
○ベアー福田(SECRETBASE)
6分15秒 首固め
●山田太郎(666)
▼第3試合 キャプテンフォール・イリミネーション変則マッチ 時間無制限
○【C】米山香織(JWP)/モーリー(JWP)/中森華子(JWP)
1-0
●マサ高梨(DDT)/【C】大家健(ユニオン)/彰人(スポルティーバ)
<1人目>
○モーリー
3分2秒 オーバー・ザ・窓枠
●彰人
<2人目>
●中森華子
5分30秒 オーバー・ザ・窓枠
○マサ高梨
<3人目>
●モーリー
8分26秒 サムソンクラッチを潰す
○【C】大家健
<4人目>
○【C】米山香織
10分8秒 オーバー・ザ・窓枠
●マサ高梨
<5人目>
○【C】米山香織
11分45秒 米-ZOU
●【C】大家健
※ハートムーブ系女子が1人残りで勝利
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