早速10・14新木場大会で5★STAR GP開幕戦で愛川が黒星を喫した安川惡斗と、今度は白いベルト（ワンダー・オブ・スターダム）を賭けて再戦することが決定。そこでこのシーズン9開幕戦の青森大会では、地元・青森に凱旋した惡斗が夏樹☆たいよう＆世IV虎の川崎葛飾最強伝説として、愛川＆松本浩代＆宝城カイリの全力女子と対戦。
　地元ということで惡斗に声援が多く飛ぶ中、惡斗のエルボーに対し、ローキックを返していった愛川。叫びながら耐えた惡斗はバックエルボーを叩き込むと、フロントネックロックの体勢でブン回す。しかし愛川もゆずポンスタナーを返すと、YKブルー（後ろ回し蹴り）。
これをキャッチしてストレッチマフラーに捕らえた惡斗だが、蹴りで振り払った愛川はパイパイアタック。これを蹴りで迎撃し、コンプリート・ショットでコーナーに叩き付けた惡斗は、惡トーン（＝ローリングセントーン）を投下。
　これをかわして自爆させた愛川は、YKレッド（カカト落とし）からフィッシャーマンズ・スープレックス。さらにYKブルー（後ろ回し蹴り）を叩き込むがカウント2で夏樹がカット。惡斗は9・30新木場大会で痛めたアゴがまだ完治しておらず、試合中何度もアゴを抑える場面も。それでも夏樹がミサイルキックで宝城を吹っ飛ばすと、世IV虎がセントーンを投下。夏樹＆世IV虎の合体式世IVドンから惡斗がACTスペシャルで叩き付けるが、愛川がカウント2でカット。ならばとコーナー最上段に登った惡斗が、惡トーンを投下していき宝城から3カウントを奪った。

　凱旋勝利を飾った惡斗は「青森に帰ってきたぞー！　姉さんと親分のアシストがあったけど勝利したぜー！　全力女子じゃない愛川ゆず季、今度白いベルト賭けてタイトルマッチするぞ！　アゴ外れた！　白いベルト持ってまた青森来るぞー！　......てな感じです。ありがとうございました。私が締めてしまうぞー！」と絶叫するが、夏樹が「お前何を言ってるか分からないよ。ちゃんと締めろ」と突っ込む。
　惡斗は痛むアゴで何とか「私が締めるぞ！　ほかの選手出てこーい！　私を信じて......立て！　立て！　いくぞ！　今を信じて、明日に輝け！　We are STARDOM！　ありがとうございましたー！」と絶叫して青森大会を締めくくってみせた。
　だが、試合後愛川は「今日の惡斗は、私は全然強さをそこまで......まぁ地元なので、すごい頑張ろうっていう気持ちは伝わってきたんですけど、パワーがなかったので、私はこれイケるんじゃないかなって思っちゃいましたね。まぁベルトは守れるだろうなって、闘ってみて思いました。自信はあります。もちろん！」と終始強気の発言だった。

　また、世界中から友達を連れて来て、スターダム侵略を狙う木村響子が結成した新ユニット『木村モンスター軍』が、今大会から本格始動。まず木村がシングルマッチで翔月なつみを一蹴すると、続いて米三冠女王にして現トライアングルリボン王者のヘイリー・ヘイトレッドが、5★STAR GPでは師匠・夏樹と引き分け、10・21大阪大会で夏樹の持つハイスピード王座への挑戦が決まった鹿島沙希とシングルマッチで対戦。
　鹿島はフェースクラッシャーやラ・マヒストラルで丸め込むと、「よっしゃ、上げるぞ！」とボディスラムを狙う。リバースで投げていったヘイリーは、鹿島をコーナーに叩き付けて踏みつける。さらに対角線にホイップして串刺しにヒップアタックを見舞ったヘイリーは、エプロンに登った木村と一緒に鹿島を踏みつける。そのまま場外に引きずり出した木村は客席に鹿島を叩き付ける。
　エプロンに鹿島を乗せたヘイリーは、走り込んできてニーリフトを突き上げると、リングに戻る。重たいミドルキックを叩き込んでいったヘイリーは、滞空時間の長いフロントブレーンバスター。ロープに飛ばされた鹿島はクリストで切り返すが、ヘイリーはロープまでジリジリ近づいていく。そこをスクールボーイで丸め込んだ鹿島は、キックアウトされるとロープに飛ぶが、ヘイリーはカウンターで水車落とし。
　さらにバックを取るとぶっこ抜きジャーマンで投げていくがカウントは2。首を抑えて悶絶する鹿島をコーナーに乗せたヘイリーは、下から寝愚っていくが、ブロックして逆に殴り飛ばした鹿島はアストロシザース式の前方回転エビ固め。さらにヤクザキックからのしじみを狙ったが、ヘイリーは押し潰す。串刺しランニングニーを叩き込んだヘイリーは、「オワリとつぶやいてランニング式ライガーボムを狙ったが、これを丸め込んでいった鹿島はロープに飛ぶ。だが、ヘイリーはカウンターでラリアットを叩き込むと、今度こそランニング式ライガーボムで叩き付けていって3カウント。
　2人とも圧倒的な強さを見せつけ、インタビュースペースでも「手応えすらないよね。もうちょっと当てる相手考えたほうがいいんじゃないの？　よりにもよってあんなガリガリな2人（翔月と鹿島）を当てなくてもね。可哀想だよね。もうちょっとマシな奴を当ててこいって、ロッシー小川に言っておいて！」と吐き捨てた。

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▼第1試合　シングルマッチ 10分1本勝負
△真琴（WNC）
10分00秒　時間切れ引き分け
△飯田美花（フリー）

▼第2試合　シングルマッチ 15分1本勝負
○木村響子（フリー）
9分3秒　逆エビ固め
●翔月なつみ

▼第3試合　ユニット対抗戦 タッグマッチ 20分1本勝負
［奈苗軍団］△高橋奈苗／脇澤美穂
20分00秒　時間切れ引き分け
［PLANET］△紫雷イオ／ダーク・エンジェル（フリー）

▼第4試合　シングルマッチ 20分1本勝負
●鹿島沙希
9分20秒　ランニング・ライガーボム→エビ固め
○ヘイリー・ヘイトレッド

▼第5試合　ユニット対抗戦　タッグマッチ 30分1本勝負
［全力女子］愛川ゆず季／松本浩代（エスオベーション）／●宝城カイリ
16分57秒　惡トーン→体固め
［川崎葛飾最強伝説］夏樹☆たいよう／世Ⅳ虎／○安川惡斗