レッドスターズ首位だった世IV虎がイオに敗れたため、愛川の優勝決定戦進出が決定!ブルースターズは夏樹か木村に

120930_Stardom-1.jpgスターダム
STARDOM 5★STAR GP2012
日時:9月30日(日)開始:12:00
会場:新木場1stRING
観衆:343人(満員)

 30日、新木場1stRINGで行われたスターダム『STARDOM 5★STAR GP2012』。スターダムとしては初めて行われた最強シングル決定リーグ戦も、この日の昼夜興行がいよいよクライマックス。

 開幕戦で安川惡斗にまさかの黒星を喫したものの、9・17新木場大会で高橋奈苗からピンフォール勝ちを収めた愛川ゆず季は、公式戦最終戦は夕陽と対戦。今年4月の夕陽デビュー以来2度目の一騎打ちとなる。奈苗が安川惡斗に勝って得点7で公式戦を終えただけに、得点5の愛川としては夕陽に勝った上で、メインの世IV虎vs.イオの結果を待ちたい。
 開始早々パイパイアタックを見舞った愛川は、夕陽をロープに振ってからアゴにミドルキック。夕陽も水面蹴りで反撃するが、蹴り足をキャッチした愛川はSTFに捕らえていく。ロープに逃れた夕陽はロープに振られたところを、ロープに飛ぶのってのジャンピングキックで切り返すと、619からスワンダイブ式ミサイルキック。
 さらに低空ブレーンバスターからライオンサルトを狙ったが、ロープに飛び乗るのをやや失敗したため愛川はかわす。倒れた夕陽にYKレッド(カカト落とし)を落とした愛川は、ミドルキックで蹴り倒す。しかし立ち上がった夕陽もミドルキックを連打。さらにボディブローを見舞っていくが、愛川はキャッチ。それでもニーリフトで脱出した夕陽はハニーフラッシュ。
 そこからムーンサルトプレスを投下したカウントは2。再びコーナーに登った夕陽だが、下から蹴っていった愛川は雪崩式ゆずポンスタナー。さらにフィッシャーマンズ・スープレックスで投げていった愛川は、YKブルー(後ろ回し蹴り)。これをブロックし、続くYKイエロー(ハイキック)もブロックした夕陽はジャーマンで投げていくがカウントは2。立ち上がって両者ハイキックを放っていくが、壮絶な相打ちとなる。先に立ち上がった夕陽は掌底から野良犬ハイキック。だが、返す刀でYKブルーを叩き込んだ愛川は、YKレッドからのYKブルーを叩き込んで3カウント。

120930_Stardom-2.jpg 高橋奈苗、愛川ゆず季と引き分け、得点6で単独トップに立った世IV虎が、昼興行のメインで紫雷イオと対戦。イオとはシングル初対決だが、勝てば文句なしに優勝決定戦進出。イオが前宙でリングインしたところに奇襲攻撃を仕掛けていった世IV虎は、担ぎ上げたイオを前方に叩き付けると、早くも胴絞めスリーパー。さらに世IV虎はストンピングからロープに飛ぶ。リープフロッグでかわそうとしたイオだが、目の前でストップした世IV虎はショルダータックルでなぎ倒すと、イオをロープに張り付けて踏みつける。
 だが、イオも反撃するが、619をブロックした世IV虎は突進。イオはトップロープを下げて世IV虎を場外に落とす。すかさずコーナー最上段からケブラーダを発射。そこからイオはスワンダイブ式ミサイルキック、顔面へのフットスタンプ、カバージョ(鼻フック付き)で攻め立てるが、スペース・ローリング・エルボーをキャッチした世IV虎はアトミックドロップ。さらに尻にニーを叩き込んだ世IV虎はアトミックドロップの体勢からイオをトップロープに逆さ吊りにしていき、そこから顔面にランニング・フロントキック。
 イオも世IV虎のセントーンをかわしクロスフェースに捕らえていくが、強引なチョーク攻撃で流れを引き戻す。ネックハンキングボムをウラカン・ラナで切り返したイオは、バズソーキックから側頭部にソバット。さらにダブルニーアタックでカウント2まで追い込むとロープに飛ぶが、世IV虎のカウンターラリアットでイオは1回転! それでも世IV虎のネックハンキングボムをカサドーラで切り返そうとしたイオ。世IV虎も踏ん張ってみせたが、何とかフェースクラッシャーで叩き付けたイオはラ・マヒストラルを狙う。だが、世IV虎は胴絞めスリーパーで切り返す。リング中央でガッチリ決まったが。イオは何とかロープに脱出。
 世IV虎はフィニッシュ宣言からネックハンキングボムで叩き付けるが、カウントは2。「終わりだー!」と叫んだ世IV虎は、コーナー二段目からダイビング・セントーンを投下。だが、これをカウント2で返したイオは、続く上からヨシコ(=リバーススプラッシュ)をかわして自爆させると、マヒカ・デ・イオを決めて3カウント。この瞬間、愛川がレッドスターズ代表として優勝決定戦進出が決定した。

120930_Stardom-3.jpg 一方のブルースターズは宿敵・夏樹☆たいように勝利し、このままぶっちぎるかと思われた木村響子がダーク・エンジェルに敗れたため大混戦。しかも木村はこの日昼(vs.宝城カイリ)・夜(vs.鹿島沙希)と公式戦ダブルヘッダー。
 負傷欠場の美闘陽子に代わり、急遽リーグ戦に出場した宝城カイリだがここまで全敗。何としてでも爪痕を残したいところ。いきなりスクールボーイで丸め込んでいった宝城だが、木村はすぐに宝城を場外に連れ出して痛めつける。宝城は必死にダブルチョップで反撃していくが、木村はエルボー一発でなぎ倒す。
 どうにかカミカゼで叩き付けていった宝城は、そこから敬礼ポーズをする間もなくダイビング・エルボードロップを投下。だが、続くスピアーをキャッチした木村はフロントネックロックに捕らえる。胴絞め式でガッチリ絞め上げた木村だが、辛くも宝城の足がロープに届く。踏ん張る宝城をブレーンバスターでぶっこ抜いた木村は、ノータッチ・ヘッドバットを狙ったが、宝城は首固めで丸め込む。
 だが、続くスピアーをまたしてもキャッチした木村。そこを首固めで丸め込んだ宝城だが、カウントは2。ならばとフロントキックを連打した宝城はロープに飛ぶ。木村は追走式ビッグブーツを狙ったが、宝城がかわすと木村は勢い余って場外に転落。宝城を花道に連れ出すが、宝城は逆にスライディングDを叩き込むとイカリに捕らえる。場外カウント18でリングに戻ろうとした宝城だったが、木村がノータッチ・ヘッドバット。しかし、木村にしがみつき、どうにかリングに戻るのを防いだ宝城は両者リングアウトで得点1を獲得。逆に木村は1点追加で得点5となり、思わぬところで足をすくわれた格好となった。
 そして夏樹がエンジェルにたいようちゃん☆スパニッシュフライで勝利し、得点7となったため夜興行で行われる木村vs.鹿島の結果次第で、ブルースターズ代表が夏樹になるか、木村になるか決まることとなった。

※完全詳細はバトル・ニュース携帯サイトをご覧ください。

▼第1試合 シングルマッチ 15分1本勝負
○松本浩代(エスオベーション)
7分29秒 ひろよストーン→片エビ固め
●翔月なつみ

▼第2試合 ブルースターズ公式リーグ戦 15分1本勝負
○脇澤美穂[3勝2敗=得点6]
10分40秒 フィッシャーマンバスター→片エビ固め
●鹿島沙希[1勝3敗1分=得点3]

▼第3試合 ブルースターズ公式リーグ戦 15分1本勝負
▲木村響子(フリー)[2勝1敗1分=得点5]
10分28秒 両者リングアウト
▲宝城カイリ[4敗1分=得点0]

▼第4試合 レッドスターズ公式リーグ戦 15分1本勝負
○高橋奈苗[3勝1敗1分=得点7]
9分53秒 冷蔵庫爆弾→片エビ固め
●安川惡斗[1勝4敗=得点2]

▼第5試合 レッドスターズ公式リーグ戦 15分1本勝負
○愛川ゆず季[3勝1敗1分=得点7]
8分1秒 ゆずポンキック・ブルー→片エビ固め
●夕陽(ZERO1野良犬道場)(4戦1勝3敗1分=得点3)

▼第6試合 ブルースターズ公式リーグ戦 15分1本勝負
○夏樹☆たいよう[3勝1敗1分=得点7]
9分19秒 たいようちゃん☆スパニッシュフライ→片エビ固め
●ダーク・エンジェル[3勝2敗=得点6]

▼第7試合 レッドスターズ公式リーグ戦 15分1本勝負
○紫雷イオ[2勝2敗1分=得点5]
9分49秒 マヒカ・デ・イオ
●世Ⅳ虎[2勝1敗2分=得点6]

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