関本&岡林相手に玉砕した田村を永田は高評価!論外&光留をボコボコにした鈴木だが、なぜかパートナーの菊タローも...
コラソン・ジャパン
第4回コラソンプロレス
日時:9月27日(木)開始:19:00
会場:新宿FACE
観衆:296人(超満員札止め)
27日、新宿FACEで行われたスポーツ関連企業コラソン・ジャパンが主催する『第4回コラソンプロレス』。
コラソンとコラボしてTシャツなどを発売した選手を中心に、団体の枠を超えた個性的なカードが実現するコラソンプロレスだが、今回のメーンでは今年デビュー20周年を迎えた新日本プロレスの永田裕志が、STYLE-Eの田村和宏と2010年9月の『第2回コラソンプロレス』以来となる2度目のタッグを結成。相手は大日本プロレス・関本大介&岡林裕二の元アジアタッグ王者コンビ!
永田vs.関本は新鮮味抜群のドリームカード。永田がショルダータックルでぶつかっていっても倒れない関本は、手四つの力比べでも優勢。バックに回った永田がフルネルソンに捕らえてもパワーで振り解く。ならばと鋭いエルボーを叩き込んでいった永田だが、関本は逆水平チョップで応戦。さらにショルダータックルでなぎ倒した関本だが、すぐさま立ち上がった永田はフロントキック。
見応えのある攻防を展開したあと、大日本コンビは田村を捕まえてクイックタッチで代わる代わるボディスラムで叩き付ける。永田の激を受けて田村も必死に反撃するが、圧倒的な体格差とパワーの違いもあって逆水平チョップ一発で倒されてしまう。さらに大日本コンビは永田を分断し、田村を仕留めようとするが、田村は関本の逆エビ固めも自力でロープに逃れると、串刺し攻撃を狙った関本にウルトラタイガードロップ。
ようやく永田にタッチするが、大日本コンビはサンドイッチラリアット。だが、永田も関本を蹴散らすと、岡林にナガタロックII。そこから田村に「行くか? よし、行け!」と確認してからタッチ。田村は岡林の左腕に噛みつき、雪崩式アームブリーカーを決めると、飛び付き腕十字。さらにカットに入ってきた関本を永田が腕固めに捕らえると、田村も岡林に腕固め。
ならばと関本が田村をアルゼンチン・バックブリーカーで担ぎ上げると、岡林も永田にアルゼンチン。そこから岡林が永田に投げ捨てジャーマン。20分が経過し、田村に岡林のゴーレムスプラッシュ→関本がフロッグスプラッシュを時間差で投下するが、カウント2で永田がカット。田村は関本の側頭部にバズソーキックを叩き込むが、カウンターのラリアットで1回転させた関本がぶっこ抜きジャーマンで投げて3カウント。
試合後、田村に向かって「自分で立てよ、田村!」と叫んだ関本が握手を求めると、田村は張り手で返答。そんな田村のことを永田は「第1回大会でこの田村和宏とメインで闘いましたが、その時より確実に成長していると思います。まだまだ未熟なところもありますが、確実に成長しています。この成長がコラソンプロレスが開催されるある意味で意義だと思います。それを今日感じました」と評価した。
永田裕志の宿敵である鈴木みのるが『コラソンプロレス』に緊急参戦! 当初NOSAWA論外とシングルマッチを行う予定だった菊タローとタッグを組み、鈴木を慕うNOSAWA論外&佐藤光留と対戦した。
菊タローが先発で出るなら先に出ようとした論外だが、菊タローがコーナーに下がるのを確認すると、先発を光留に譲る。いきなり師弟対決になると、光留がアキレス腱固め。一瞬痛そうな声をあげた鈴木だが、これは演技で高笑いしながら「痛くな〜い」と言うと、逆にアキレス腱固めを極めていく。鈴木組優勢に試合を進める中、光留を捕まえた菊タローが「鈴木さん、上にあがってください! ダブル攻撃!」と指示。しかし鈴木がコーナーに登ると、菊タローは無視してスリーパー。仕方なくコーナーを降りた鈴木は菊タローに蹴り。
その後、完全に論外&光留組に捕まってしまった菊タローだが、鈴木はカットにまったく入ろうとしない。菊タローは「助けてください!」と懇願するが、鈴木は「(自力で)何とかしろよ」。論外の逆水平チョップに対し、逆に逆水平チョップでダウンを奪った菊タローだが、鈴木はシューズのヒモに気を取られ(?)タッチを拒否。敢えなく論外に捕まった菊タローは「さっきはスミマセンでした〜」と謝る。
これで鈴木はようやく菊タローのタッチを受けて光留に強烈なサッカーボールキック。すると論外が菊タローのマスクを剥ぎ取り、自ら被って光留と一緒にダブルのフライング・クロスチョップ。だが、鈴木は光留に対して張り手から腕十字。論外が救出に入って来るが、論外の足を捕まえた鈴木は腕十字を極めたまま、論外にアキレス腱固め。「俺、ギブ!」と主張する論外だが、試合の権利がある光留は自力でロープに脱出。
鈴木は論外をコーナーに追い詰めると、「酔っ払った勢いでタクシー盗みやがって」「なんだよ、あの成田の話はよ!」と説教しながら怒濤の張り手。さらにボディブローとニーリフトでボコボコにすると、手で顔を隠す菊タローにタッチ。どうにか反撃した論外は鈴木に対し、謝りながら「信用して!」と握手を求める。「俺がどんだけ苦労したか知ってるか? 心入れ替えろよ」と諭した鈴木が握手に応じようとしたところに論外は襲いかかるが、読んでいた鈴木はアッサリかわして張り手からスリーパー。そしてゴッチ式パイルドライバーで叩き付けると、そこに菊タローがムーンサルトプレスを投下!
だが、距離を誤り(?)自爆! そのまま這って論外をカバーして3カウント。試合後、ようやくマスクを取り戻した菊タローからマスクを奪い取った鈴木は自らマスクを被えい、"鈴タロー"に変身。久しぶりに気心の知れた仲間たちとリング上でぶつかり合った鈴木は上機嫌だった。
"平成のテロリスト"として様々な団体で暴れ回ってきた村上和成だが、なぜか『コラソンプロレス』ではマッスル坂井や菊タローといった面々と不思議な試合を展開してきた。今回は何とDDTが誇るゲイレスラーの男色ディーノと超異次元対決を行うことになった。
試合前、舌なめずりしながら村上と対峙したディーノは「アタシはリング上はハッテン場だと思っているの。アタシは"テロリスト"村上和成の唇を"ペロリスト"させてもらうわ。今日、アタシはアンタの唇を奪うためにプロレスを利用させてもらうわ」と言い出す。すると村上は試合が開始して組もうとするディーノから逃げ出し、「俺は出来ねぇ! キモいだろ!」と試合を拒否。
逃げる村上を追いかけていったディーノが強引に抱きつくと、村上は蹴飛ばしてコーナーに追い込み、いつものように思い切り踏みつけていく。だが、コーナー際での攻撃ということで和田京平レフェリーが離れるように注意。「なんでだよ!」と抗議する村上だが、その隙を突いてディーノは男色クロー。さらにリップロックを決めて公約通り、テロリストの唇をペロリスト!
だが、ディーノの髪の毛を掴んだ村上は「ヤレるもんならヤってみなさいよ!」と挑発しながら唇を突き出すディーノに対し、「よーし、よしよしよし!」と掟破りの逆リップロックの体勢に。だが、なかなか実行出来ない......仕方なく京平レフェリーが両者を分けると、ディーノが「それがアナタの覚悟なの? キスっていうのはこうやるのよ!」と言って京平さんの唇を奪う。覚悟を決めた村上がなぜか京平さんの唇を奪おうとすると、京平レフェリーは両者反則によるノーコンテスト裁定!
観客から「え〜」という声があがる中、村上は足早に去ってしまったため、ディーノはリングサイドにした味方冬樹リングアナをリングに上げると、リップロックからの男色ドライバーを決めて鬱憤を晴らした。
※完全詳細はバトル・ニュース携帯サイトをご覧ください。
▼第1試合 シングルマッチ 20分1本勝負
○間下隼人(RJW)
6分40秒 リアルデンジャラスバックドロップ→体固め
●那須晃太郎(STYLE-E)
▼第2試合 アイスリボン提供マッチ 30分1本勝負
○藤本つかさ
10分25秒 ビーナスシュート→体固め
●星ハム子
▼第3試合 タッグマッチ 30分1本勝負
鈴木みのる(パンクラスMISSION)/○菊タロー(アキバプロレス)
19分46秒 鈴木のゴッチ式パイルドライバーからのムーンサルトプレス自爆→体固め
●NOSAWA論外(東京愚連隊)/佐藤光留(パンクラスMISSION)
▼第4試合 シングルマッチ 45分1本勝負
村上和成(フリー)
6分19秒 ノーコンテスト
男色ディーノ(DDT)
▼第5試合 タッグマッチ 60分1本勝負
永田裕志(新日本プロレス)/●田村和宏(STYLE-E)
21分34秒 ぶっこ抜きジャーマンスープレックスホールド
○関本大介(大日本プロレス)/岡林裕二(大日本プロレス)
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