豊田真奈美が自身のデビュー25周年記念興行で、全5試合すべてに出場!後輩・同期・憧れの先輩とシングル3連戦
FLYING ANGELA
豊田真奈美デビュー25周年記念興行
〜飛翔天女〜
日時:9月22日(土)開始:18:00
会場:新宿FACE
観衆:625人(超満員札止め)
22日、新宿FACEで行われた豊田真奈美デビュー25周年記念興行『飛翔天女』。豊田のデビュー25周年を記念した大会ということで、全日本女子時代の仲間から豊田が過去参戦した団体の後輩たちが大挙参戦。豊田は何と全5試合、すべての出場。昼に行われたOZアカデミー新宿FACE大会と合わせて1日6試合行った。
第2〜第4試合まで豊田は3連続シングルマッチ。第2試合の相手は豊田に憧れてプロレスラーになった全女時代の後輩・脇澤美穂。現在はスターダムで"ベノムアーム"を武器に暴れ回っている脇澤。
憧れだったはずの豊田に対して「大嫌い」と言い張る脇澤は「おばちゃん、お久しぶりだ!」と叫びながらヘアホイップで投げると、胴絞めスリーパーに捕らえる。しかし豊田は脇澤の顔面を指で伸ばしていくと、ストマッククロー(というか腹の肉を掴んでいく)。さらに豊田は脇澤の股間を攻撃。前夜放送された『タモリ倶楽部』で専門医が「女性の股間を攻撃しても効かない」と語っていたのに、なぜか脇澤は股間を抑えて悶絶......
ミサイルキック2連発からムーンサルトを狙った豊田だが、背後から脇澤が捕まえて投げ捨てジャーマン。ならばと豊田がローリングクレイドルで回していくと、脇澤もローリングクレイドルをお返し。さらにコーナー上でベノムアームでのアイアンクローと唾攻撃で豊田を叩き落とした脇澤はミサイルキックを発射。
脇澤は雪崩式フランケン、ジャーマンで追い込むと、豊田のムーンサルトプレスをかわしてからフィッシャーマンバスター。だが、カウント2で返した豊田は掟破りの逆ベノムアームから唾攻撃を見舞うと、ジャパニーズ・オーシャン・サイクロン・スープレックスを決めて3カウント。
試合後、破れた脇澤は「久しぶりに試合したけど、やっぱり豊田さんを超えられなかったです。私、豊田さんとはもう1回やりたいです。もっと練習してもう1回やりたいです! お願いします!」と涙ながらに絶叫。豊田が「アンタ昔、私のこと大嫌いって言ったでしょ。大好きでしょ? 私もワッキーが大好き! いつでもやろう!」と言って脇澤を抱きしめると、脇澤は「次、豊田さんとやるまでたくさんたくさん練習したいんで、来年の4月29日、両国国技館で試合してください。お待ちしています!」とスターダム両国大会での対戦を直訴した。
第3試合の相手は下田美馬。豊田と下田は同期の上、豊田のセコンドには全女時代に"昭和62年組最強タッグ"と呼ばれた山田敏代さんが、下田のセコンドには猛武闘賊時代の盟友・三田英津子さんがつき、昭和62年組が勢揃い。
さすがにこの日4試合目ということで明らかに疲れている豊田。それでもリバースのインディアンデスロックに捕らえ、下田のつま先に噛みつくと鎌固めから変型の弓矢固めを決めていく。だが、豊田がロープに飛んだところで、三田さんが足をすくって倒すと、そのまま場外に引きずり出す。下田が客席に叩き付けてからリングに戻すと、三田さんもリングに上がりブレイジングチョップを連打。
ラスカチョの復活に場内は大盛り上がり! この攻撃に身を乗り出して抗議していた山田さんも、豊田が三田さんのイス攻撃をかわして下田に誤爆させたところで、ついにエプロンまで上がってきてロープに張り付けた下田を豊田と一緒に踏みつける。さらに下田をコーナーに乗せると、豊田と一緒にコーナーに登っていくが、この合体攻撃は三田さんが引きずり降ろして阻止。
豊田もカウンターテーブル席からのプランチャやジャーマン、ローリングクレイドルで必死で攻めていくが、ジャパニーズ・オーシャン・サイクロン・スープレックスを高角度前方回転エビ固めで切り返した下田はカサドーラで丸め込んで3カウント。試合後、「真奈美、お前だらしないぞ。私が3番目っていうのは一番大変だと思った。大丈夫? 代わろうか?」と同期らしい厳しい激を飛ばした下田だが、最後は同期の4人仲良く記念撮影に収まった。
そして第4試合の相手として豊田の師匠である山崎五紀が一夜限りの復帰! 10分1本勝負ながら師弟対決を行う。しかも山崎のセコンドにはJBエンジェルスのパートナーである立野記代さんがついた。一方、豊田のセコンドには同期の下田と三田さんがつく。
山崎はまずアームドラッグで投げていくと、ボディシザースからアンクルホールド。豊田も山崎を場外に追いやってコーナーに登っていくが、ここで立野さんがエプロンまで上がってきて豊田を叩き落とす。さらにリングに入った立野さんはJBエンジェルスでダブルタックルをお見舞い。
山崎はダイビング・クロスボディから足4の字固め。豊田は反転するが、山崎はさらに反転し、豊田は悶絶。残り3分でどうにかロープに逃れた豊田だが、山崎は逆さ押さえ込み。カウント2で返した豊田も逆さ押さえ込みを返すが、結局10分時間切れ引き分けに終わった。
試合後、マイクを持った山崎は豊田が山崎が住むニューヨークまで来て今回の件をオファーした際、「もう(リングに)上がることはない」と思っていたと語った。「私は10年しかキャリアがないんですけど、後輩がこうしてリングに呼び戻してくれるっていうのはありがたいです。(中略)いろんな方にお世話になり今日は迎えました。何より豊田がこうやって現役で頑張っているのは嬉しいですし、リスペクトしています。プロレス界は皆さんの力がなくては成り立ちません。どうか本当に本当によろしくお願いします」と語った。
※完全詳細はバトル・ニュース携帯サイトをご覧ください。
▼第1試合 6人タッグマッチ 30分1本勝負
●豊田真奈美/藤本つかさ(アイスリボン)/つくし(アイスリボン)
13分2秒 メタルウイング→片エビ固め
アジャコング(OZアカデミー)/井上京子(ディアナ)/○倉垣翼(JWP)
▼第2試合 シングルマッチ 30分1本勝負
○豊田真奈美
11分20秒 ジャパニーズ・オーシャン・サイクロン・スープレックス・ホールド
●脇澤美穂(スターダム)
▼第3試合 シングルマッチ 30分1本勝負
●豊田真奈美[セコンド:山田敏代]
16分48秒 飛びつき回転エビ固め
○下田美馬(フリー)[セコンド:三田英津子]
▼第4試合 特別試合 シングルマッチ 10分1本勝負
△豊田真奈美
10分時間切れ引き分け
△山崎五紀(フリー)[セコンド;立野記代]
▼第5試合 時間差入場バトルロイヤル 時間無制限
○豊田さくら
30分12秒 MAGAMIの回転エビ固め
●加藤園子
【入場順】カルロス天野(OZアカデミー)、Leon(JWP)、ボリショイキッド(JWP)→ジャガー横田(ディアナ)→井上貴子(LLPW-X)→加藤園子(OZアカデミー)→永島千佳世(OZアカデミー)→伊藤薫(ディアナ)→堀田祐美子(ディアナ)→豊田真奈美、豊田MAGAMI、豊田さくら
【退場順】ボリショイキッド(JWP)→ジャガー横田(ディアナ)&井上貴子(LLPW-X)→堀田祐美子(ディアナ)&伊藤薫(ディアナ)→永島千佳世(OZアカデミー)→Leon(JWP)→カルロス天野(OZアカデミー)→豊田真奈美→豊田MAGAMI→加藤園子(OZアカデミー)
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