メンドーサJrとの重厚かつクラシカルな一戦を制したフィンレーが、内戦真っ只中のWNCにメッセージ!

120920_WNC-1.jpgWrestling New Classic
Wrestling New Classic後楽園ホール大会
日時:9月20日(木)開始:18:30
会場:後楽園ホール
観衆:1300人

 20日、Wrestling New Classicが後楽園ホール大会を開催。今大会のメーンイベントでは"欧州の皇帝"デーブ・フィンレーと"メキシコの皇帝"レイ・メンドーサJr.が一騎打ちを行った。これまで日本でも驚異的な強さを見せてきたフィンレーだが、飛び技だけでなくルチャ・リブレにはジャベ(関節技)やクラシカルスタイルもあり、メンドーサJrはそんなルチャの天才。皇帝同士の一戦は玄人も注目の一戦だ。

 お互い恰幅がいいながらも、いかにも"ゴツイ"体格。にも関わらず腕の取り合い1つ取っても素早い切り返しの応酬を見せる。それでいてパワーもあり、エルボー合戦ではかなりゴツゴツとやり合った。ブ厚い身体をショルダータックルやラリアットでぶつけていき、フィンレーを場外に叩き落としたメンドーサJrは重爆トペを発射。
 さらに鉄柱にフィンレーを叩き付け、イスで殴打してからリングに戻すと、エプロンでグロチンドロップ。そこから一転して結び目固めや変型足4の字固めとジャベで追い込む。ロメロスペシャルの体勢になったものの吊り上げることは出来ず。それでも変型卍固めには観客もどよめく。
 しかし、コーナーに登ったメンドーサJrを引きずり降ろしたフィンレーは、カナディアンロッキーバスターで叩き付ける。しかし串刺し攻撃をかわしたメンドーサJrはスクール簿=井や飛び付き横十字で丸め込む。辛くもカウント2で返したフィンレーはラリアットを狙ったメンドーサJrに対して相打ちに持ち込むと、メンドーサJrのコーナー二段目からのローリングセントーンもかわして自爆させる。
 そしてメンドーサJrの巨体だけをショルダースルーで投げ飛ばしてみせると、一気にツームストンパイルドライバーで叩き付けて3カウント。フィニッシュ前のショルダースルーも両者の年齢や体重、試合時間から考えられるダメージを考えると、十分に必殺技となる説得力。クラシカルかつ重厚な世紀の一戦を制したフィンレーは、メンドーサJrとガッチリ握手。メンドーサJrも笑顔でフィンレーの勝利を称えた。
 するとフィンレーは「WNCに久しぶりに来たが、まるで内戦状態じゃないか。だが、闘いには時にそういうものも必要だ。しかしどのチームにもまだ足らないものがある。AKIRAのチームに必要なのはプライド、大原のチームに必要なのはスピリット、そしてWNCにはもっと伝統を。私はWWEのエージェントに就任した。だが、私が必要なときはいつでも電話をしろ。私はいつでもここに来る。最後に1つ、キープ・レスリング・クラシック!」とメッセージを贈った。
 さらにフィンレーはバックステージで「この団体に必要なのは"強さのシンボル"だ。WNCの未来のためにこれを託すよ」と言ってTAJIRIに封筒を手渡した。TAJIRIが封筒を開けると、中の紙に「TAJIRI、AKIRA、スターバック、大原、カリート、1フューチャー、2フューチャー、トミー・ドリーマー」と書かれていた......

120920_WNC-2.jpg プロレス界に戻ってきた野崎渚、弟子入り志願した黒潮二郎と共に、「好き勝手にやる」と宣言した大原はじめは、8・30後楽園大会ではかつての師であるウルティモ・ドラゴンのマスクを剥ぐという暴走っぷりを見せたが、今大会では7・15後楽園大会で完敗を喫したプロレスリング・ノアの丸藤正道に借りを返すために一騎打ちを行った。
 「"本気になった大原"とやりたい」と発言していた丸藤に対し、大原はまるで逆に丸藤を"本気"にさせようとしているかのようにローリングエルボーからのエメラルドフロウジョンを繰り出す。顔色を変え、厳しい表情で大原をコーナーに追い込み、怒りのエルボーを叩き込んでいった丸藤だが、大原は何となおも"汗ワイパー"で挑発。
 すると大原は時間差ラリアットを狙った丸藤に追走式エルボーからジャンピングニー。さらにムイ・ビエンに捕らえていく。丸藤がロープに逃れると、大原はフィンランド式フォアアームを放っていくが、丸藤はトラースキックで迎撃。ここから丸藤は顔面へのフットスタンプやトラースキックで追い込んでから不知火。
 大原が場外にエスケープした瞬間に野崎と黒潮がレフェリーと丸藤を引きつける。そこに背後から大原が襲いかかっていき、大外刈りで叩き付けると馬乗りになってチョーク攻撃。った和田京平レフェリーが止めに入り、大原を一喝するが、大原は京平レフェリーを突き飛ばすと竹刀で殴打。京平レフェリーが反則負けを告げるゴングを鳴らすと、大原はなおも丸藤にチョーク攻撃を見舞ってから3人で踏みつける。
 コメントスペースで「ノア、こんなもんだろ。見ただろ? あの光景が全てだよ。俺が潰してただろ、丸藤。アレが全てだよ。反則? 知らねぇよ。勝ち負け? 知らねぇよ」と豪語。一方の丸藤も「何がしたいんだ、アイツは。潰したかったの? じゃあ、今日はアイツの失敗だ」と呆れ顔だった。

120920_WNC-3.jpg 8・30後楽園大会で有刺鉄線ボードデスマッチで対戦したTAJIRI&華名のWNC本隊と、AKIRA&朱里の反体制側が今度はそれぞれシングルマッチで対戦。AKIRAに一騎打ちを要求し、「絞め殺したろか」と気合い十分と気合い十分の華名に対し、「TAJIRIとの長い歴史は過去。蹴りで破壊する」と冷たく言い放った朱里に対し、朱里をずっと可愛がってきたTAJIRIは動揺を隠せないまま。
 朱里は体格差がある中でムキになってショルダータックルでぶつかっていくが、TAJIRIは倒れない。それでも意地で朱里がなぎ倒すと、TAJIRIもすぐに立ち上がってタックルで吹っ飛ばす。朱里がサッカーボールキックを蹴れば、TAJIRIもサッカーボールキックを返す。ならばと朱里は延髄斬りからアンプリティアー。さらに顔面蹴り!
 かなりの一撃だったが、カウンターのエルボーを見舞ったTAJIRIは、顔面を抑えながら朱里の顔面にバズソーキック。それでも立ち上がろうとする朱里に対し、TAJIRIは万感の思いを込めてもう一発バズソーキックを叩き込んで3カウント。試合後、TAJIRIは大の字に倒れた流離に手を差し出すが、朱里はその手を払いのけて引き揚げていった。
 一方、華名はAKIRAに対してローとミドルの打撃で向かって行くが、AKIRAは華名の右ヒザを破壊。何度も華名に悲鳴をあげさせたが、それでも華名は飛び付き腕十字やバックブロー、ロシアンフックなどで向かっていくと、新技のコブラクラッチで捕獲。
 だが、右ヒザを攻撃して脱出したAKIRAは裏STFのような体勢から逆にコブラクラッチに捕らえていく。これで脱出不可能になった華名を見てレフェリーが試合をストップ。本隊vs.反体制のシングル2連戦は1勝1敗に終わった。

※完全詳細はバトル・ニュース携帯サイトをご覧ください。

▼第1試合 タッグマッチ 20分1本勝負
○ウルティモ・ドラゴン(闘龍門MEXICO)/篠瀬三十七
4分13秒 アサイDDT→体固め
YO-HEY(Fu-Dojo)/●高橋匡哉

▼第2試合 タッグマッチ 30分1本勝負
真琴/●土肥孝司
6分9秒 ミサイルキック→片エビ固め
野崎渚(フリー)/○黒潮二郎

▼第3試合 タッグマッチ 30分1本勝負
●木藤拓也(クズプロ)/紫雷美央(フリー)
10分39秒 スワントーンボム→片エビ固め
○アダム・エンジェル/リン・バイロン

▼第4試合 シングルマッチ 30分1本勝負
○TAJIRI
7分10秒 バズソーキック→片エビ固め
●朱里

▼第5試合 シングルマッチ 30分1本勝負
●華名
9分49秒 変形STF→レフェリーストップ
○AKIRA

▼第6試合 シングルマッチ 30分1本勝負
●大原はじめ
7分37秒 反則
○丸藤正道(NOAH)

▼第7試合 タッグマッチ 45分1本勝負
●児玉ユースケ/エル・イホ・デル・パンテーラ(IWRG)
18分43秒 みちのくドライバーII→片エビ固め
リッキー・マルビン(NOAH)/○スペル・クレイジー(フリー)

▼第8試合 シングルマッチ 60分1本勝負
○デーブ・フィンレー(WWE)
12分38秒 ツームストンパイルドライバー→片エビ固め
●レイ・メンドーサJr(CMLL)

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