あのデビュー戦から2年...愛川が奈苗にピンフォール勝ち!世IV虎は粘る惡斗を下し、木村はエンジェルに敗れる
スターダム
STARDOM 5★STAR GP2012
日時:9月17日(月・祝)開始:12:00
会場:新木場1stRING
観衆:403人(超満員札止め)
17日、新木場1stRINGで行われたスターダム『STARDOM 5★STAR GP2012』第4戦。スターダム初のシングル最強決定リーグ戦もいよいよ佳境。メーンイベントではレッドスターズ公式戦として高橋奈苗と愛川ゆず季が激突。あの"顔面崩壊"が話題になった愛川のプロレスデビュー戦以来、約2年ぶりの一騎打ちとなるが、現在はお互いにチャンピオンであり、スターダムを引っ張るメーンイベンターとほぼ同じ立場。
アルバトロスや変型リバースバイパーホールドなどで、愛川が爆弾を抱える腰を痛めつけた奈苗は、さらにヘッドバットを連打。さらに夏樹ヘッドばりの人間魚雷からバックドロップ。2発目を体を捻って押し潰した愛川は、パイパイアタックを狙ったが、奈苗は蹴りで迎撃。しかし愛川はYKイエロー(ハイキック)を叩き込むと、今度こそパイパイアタック。
5分経過し、フィッシャーマンを狙った愛川だが、奈苗はバックに回るとゆずポンスタナーを狙った愛川を突き飛ばして後頭部にシャイニング膝アッパー。
しかし愛川は奈苗が世IV虎戦で脱臼した左肩にYKレッド(カカト落とし)を見舞うと、チキンウイング・アームロックへ。ロープに逃れた奈苗をタイガースープレックスで投げようとした愛川だが、振り解いた奈苗は低空ドロップキックからシャイニング膝アッパー。そこからコーナーに登っていくが、追いかけていって愛川は雪崩式のゆずポンスタナー。
フィッシャーマンズ・スープレックスからのSTFに捕らえた愛川は、無道にスイッチ。恍惚とした表情を浮かべながらボディブローを連打し、"キラーゆずポン"を覗かせた愛川。
奈苗は「ふざけるな!」と張り手を連打していくが、愛川はYKイエロー(ハイキック)を返す。だが、蹴り足をキャッチして強引にバックドロップで投げた奈苗はラリアット。10分を経過し、冷蔵庫爆弾を投下したがカウント2で愛川も返す。もう一度コーナーに登った奈苗は冷蔵高爆弾を投下するが、足を上げて迎撃した愛川は、片膝をついた状態の奈苗にYKイエロー(ハイキック)からYKレッド(カカト落とし)。
ダウンカウントを数える和田京平レフェリーを突き飛ばしてYKレッド(カカト落とし)を放った愛川だが、キャッチした奈苗はショートレンジラリアット。
愛川はタイガースープレックスの体勢から、踏ん張る奈苗にYKブルー(後ろ回し蹴り)2連発。しかし奈苗もショートレンジラリアットを返す。残り時間3分となり、奈苗は倒れ込むようにラリアットを叩き込むとイクボムで叩き付けるが、これもカウントは2。
首をかっ斬るポーズからワンセコンドを予告した奈苗だが、YKブルー(後ろ回し蹴り)で振り切った愛川は、奈苗の背後からYKブルー(後ろ回し蹴り)→YKレッド(カカト落とし)と叩き込むと、タイガースープレックスで投げて3カウント!
納得いかない奈苗はレフェリーに食ってかかるが、そんな奈苗を見下ろした愛川は実に太々しい表情。愛川は2年前のデビュー戦とはまるで別人に生まれ変わったと言っていいだろう。
9・2名古屋大会で因縁の夏樹☆たいように勝利し、ブルースターズで最も優勝決定戦進出が近い状態になったと言っていった木村響子は、名古屋大会では雪崩式フランケンを食らう際、場外に転落するというアクシデントもあって脇澤美穂に敗れたダーク・エンジェルと対戦。木村は終始優勢に試合を進めていたが、必殺のビッグブーツを狙ったところを、ウイング・スパンで丸め込まれてまさかの黒星。
さらに全力女子を脱退して夏樹に弟子入りする形で川崎葛飾最強伝説入りした鹿島沙希と対戦した夏樹☆たいようも、試合は優勢に進めていたが、弟子入りした鹿島が成長した姿を随所で見せ、15分時間切れ引き分けに持ち込んだ。
ブルースターズでの夏樹vs.鹿島に続き、レッドスターズでも世IV虎vs.安川惡斗の川葛対決が実現。開幕戦で宿敵・愛川ゆず季から勝利した惡斗だが、その後は連敗が続いている。一方の世IV虎は奈苗戦、愛川戦と連続で時間切れ引き分けに終わり、得点でも奈苗に一歩先を行かれているだけに、絶対に負けは許されない。
突進してきた世IV虎を気合いで担ぎ上げた惡斗は、ACTスペシャルで叩き付ける。続くコーナー二段目からの惡トーンはクリーンヒット。しかし世IV虎がカウント2で返すと、惡斗はコーナー最上段へ。だが、立ち上がった世IV虎は「舐めんじゃねぇよ!」と下から張り手。さらに惡斗をコーナーに乗せると、中邑真輔ばりに串刺しニーリフトで突き上げる。
倒れた惡斗の背中にセントーン2連発を落とした世IV虎は、ネックハンキングボムを狙うが惡斗が踏ん張るとショートレンジラリアットにスイッチ。馬乗りになってチョークで絞め上げた世IV虎だが、惡斗もラリアットをブロックしてバックエルボーを叩き込むと、コーナー最上段からの惡トーンを投下。
完璧に極まったがカウントは2。すると世IV虎が珍しく首固めやスクールボーイなどの丸め込みを連発。必死にカウント2で返した惡斗だが、世IV虎はフロントキックからネックハンキングボム。これもカウント2で返した惡斗は、世IV虎のフロントキックをキャッチすると愛川からピンフォールを奪ったアクトロックで丸め込む。
だが、世IV虎は胴絞めスリーパーで切り返す。これも後転してエビ固めで抑え込んでいった惡斗は、カウント2で返した世IV虎を胴絞めフロントネックロックに捕らえる。場内から「落とせ」コールが起こる中、どうにかロープに脱出した世IV虎。ロープに飛んだ惡斗だが、世IV虎はカウンターのラリアットでなぎ倒すと、「死ねよー!」と叫びながら胴絞めスリーパー。これが完璧に入り、惡斗が落ちてしまったためレフェリーが試合をストップ。世IV虎が先輩の意地で食らいつけてきた惡斗を力でねじ伏せた。
目を覚ました惡斗は見下ろす世IV虎に握手を求める。すると世IV虎は握手に応じ、頭を撫でて惡斗の健闘を称えた。これでレッドスターズはいまだ負けナシの世IV虎が6点でトップに立ち、それを5点の奈苗と愛川が追う。一方のブルースターズは全勝がいなくなり、得点では6点のエンジェルを5点の夏樹が追う形だが、4点木村と鹿島はまだ2試合残っているため、十分可能性があるという状況だ。
※完全詳細はバトル・ニュース携帯サイトをご覧ください。
▼第1試合 3WAYバトル 15分1本勝負
○松本浩代(エスオベーション)
9分59秒 ひろよストーン→片エビ固め
●はるか悠梨
※もう1人は翔月なつみ
▼第2試合 ブルースターズ公式リーグ戦 15分1本勝負
○脇澤美穂[2勝2敗=得点4]
5分35秒 雪崩式フランケンシュタイナー→片エビ固め
●宝城カイリ[4敗=得点0]
▼第3試合 レッドスターズ公式リーグ戦 15分1本勝負
△紫雷イオ[1勝2敗1分=得点3]
15分00秒 時間切れ引き分け
△夕陽(ZERO1野良犬道場)[1勝2敗1分=得点3]
▼第4試合 ブルースターズ公式リーグ戦 15分1本勝負
△夏樹☆たいよう[2勝1敗1分=得点5]
15分00秒 時間切れ引き分け
△鹿島沙希[1勝1敗1分=得点3]
▼第5試合 レッドスターズ公式リーグ戦 15分1本勝負
○世Ⅳ虎[2勝2分=得点6]
9分30秒 胴絞めスリーパー→レフェリーストップ
●安川惡斗[1勝3敗=得点2]
▼第6試合 ブルースターズ公式リーグ戦 15分1本勝負
○ダーク・エンジェル[3勝1敗=得点6]
11分34秒 ウイング・スパン
●木村響子(フリー)[2勝1敗=得点4]
▼第7試合 レッドスターズ公式リーグ戦 15分1本勝負
●高橋奈苗[2勝1敗1分=得点5]
12分59秒 タイガースープレックス・ホールド
○愛川ゆず季[2勝1敗1分=得点5]
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