随所で9・23大田区大会の前哨戦が行われた中、ハルク&谷崎が6ユニット対抗ワンナイト・タッグトーナメントを制す!
DRAGON GATE
STORM GATE
日時:9月14日(金)開始:18:30
会場:後楽園ホール
観衆:1750人(満員)
14日、後楽園ホールで行われたDRAGON GATE『STORM GATE』。今年の夏のタッグリーグ戦が6人タッグでのリーグ戦だったため、今大会では各ユニットから純粋なタッグチーム1組が出場し、6ユニット対抗ワンナイト・タッグトーナメントが行われることになった。
組み合わせ抽選の結果、トーナメント1回戦の組み合わせはAブロック→暁の富永&超神龍vs.ウインドウズのアラケン&シーサー、Bブロック→ジミーズの神田&谷嵜vs.MAD BLANKEYのハルク&谷崎、Cブロック→帰ってきたベテラン軍のCK1(CIMA&キッド)vs.WORLD-1 INTERNATIONALの土井吉に決定。
中でも9・23大田区体育館大会でドリームゲート王座と世代交代を賭けて激突するCIMAと土井は前哨戦となる闘い。開始早々CIMAのトラウマであるマスキュラーボムを狙った土井だが、CIMAも必死で脱出。だが、この後キッドが長時間捕まってしまう。それでもキッドのバミューダ・トライアングルとCIMAの対角線ダッシュからのトペの同時発射や、超高層雪崩式フランケンの盛り上がれ!、トカレフ二丁拳銃など土井吉のチームワークに負けず劣らず好連携を見せたCK1。
だが、キッドのバイブルを土井がカウント2で返したところにCIMAがメテオラを発射したが、うまくかわした土井はマスキュラーボムの体勢。これも必死で逃れたCIMAだが、脱出したところを土井がうまくV9クラッチで丸め込んで3カウント。前哨戦で敗れたCIMAだが、「今までハイレベルな試合をしてきた。だが、土井、お前はそれに付いてきただけちゃうんか? お前はその流れについてきただけちゃうんか? おいしいところだけ持っていこうとするなよ。お前が流れを取り戻すには1つしかないわな。マスキュラーボムでCIMAから3カウント獲って世代闘争に終止符を打つことや。ただ、もう1つの考えでCIMAから完璧な3カウントを獲ったところで、見ている人は世代交代が出来たと思うかな?」と、ただCIMAに勝っただけでは見ている者が世代交代としたと認めない。誰もが認めるような内容と勝ち方がお前に出来るのかと問う。
これを聞いた土井は「大田区でCIMAのラストランも世代交代を終わらせる。みんなを納得させたる。全員を納得させたる」と、まるで自分に言い聞かせるように言ってみせ、CIMAを睨み付けた。
6ユニット対抗 ワンナイト・タッグトーナメントの決勝戦はウインドウズ、MAD BLANKEY、WORLD-1 INTERNATIONALの3WAYマッチ勝ち残り戦。ウインドウズとW-1は共通の敵であるMAD BLANKEYを早めに消そうと度々協力するが、谷崎のパワーとハルクの鋭い蹴りでそれを許さない。
その中で土井吉とアラケン&シーサーが谷崎にトレイン攻撃を決めると、そこからアラケンと吉野が足印鑑を決める珍しいシーンが実現。徐々に混戦になっていくと、シーサーがヨシタニック無双を仕掛けていくが、なかなか3カウントが奪えない。吉野がヨシタニックをフェースバスターで切り返すと、アラケンが吉野に旋回式ツームストンパイルドライバーからファイアーバードスプラッシュ。だが、かわした吉野はトルベジーノからライトニング・スパイラルを決めて3カウント。これでまずウインドウズが脱落。
土井吉の抜群の連係攻撃に対し、MAD BLANKEYはセコンドも介入していくが、問題龍が塩パウダー攻撃を吉野が防ぎ、逆に問題龍に塩パウダー。さらに谷崎にも塩パウダーを見舞うと、吉野のトルベジーノから土井がバカタレスライディングキック。決まったかと思われたがカウントは2。ならばと吉野はコーナーに登っていくが、ハルクが追いかけていって雪崩式E.V.O.。
さらに蹴りの連打からファーストフラッシュを叩き込むがカウントは2。ならばと谷崎がスプラッシュ・マウンテンで吉野を叩き付けるが、吉野も必死でキックアウト。だが、谷崎は間髪入れずナイトライドを決めて3カウントを奪い、MAD BLANKEYがワンナイト・タッグトーナメントを制した。
だが、試合後トーナメント1回戦で谷崎にインプラントを決められた敗れたジミーズの谷嵜なおきがニッカポッカ姿の"取扱注意"状態で乱入し、谷崎を蹴撃! 「オイ、偽物の谷崎なおき! どう見てもお前らが偽物やないか! 偽物にこんな格好出来るのか? お前ら9月23日の大田区でトライアングルも失って、苫小牧卓也からやり直せ、コラ!」と谷嵜が言い放つと、止めに入ってきたジミーズも谷嵜に触発されるように、神田が「今日、Gammaに舐められた態度取られて......大田区じゃ無理かもしれないけど、次の後楽園でベテラン軍全員引っ張り出して、ジミーズもう1回勝負かけましょうよ!」と、せっかくMAD BLANKEY撃退のためにGammaに協力を申し出たのに「HUB(怪人・ハブ男)でいい」と袖にされたことで怒り爆発!
堀口も急遽第1試合で試合をしたあと、派手なコスチュームのままタクシーに乗って、新宿FACEで行われたZERO1の『天下一Jr.トーナメント』に出場しているということもあり、最後はジミーズが巻き返しを地下ってChoo ChooジミーズTRAINを披露した。
8・22後楽園大会で世代交代とドリームゲート王座を賭けてCIMAに挑んだYAMATO。しかし結果は惨敗。そこに帰ってきたベテラン軍の望月成晃とドン・フジイが、YAMATOが鷹木信悟とのタッグで保持しているツインゲートタッグ王座への挑戦を表明。このタイトルマッチが9・23大田区体育館大会で行われることが決定したが、その前哨戦としてYAMATOとフジイがエニィウェアフォールマッチで、望月と鷹木がシングルマッチで対戦した。
会場全体で闘うことが出来、どこでもフォールしていいエニィウェアフォールマッチで対戦したフジイとYAMATOだが、この手の試合形式を得意とするフジイは会場狭しとそこらじゅうでYAMATOを痛めつけ、最後は南側客席通路でお互いにギャラリアを狙うという危険な攻防から外道クラッチを決めてピンフォール勝ちを奪った。
そして望月vs.鷹木は開始早々望月が真・最強ハイキックをクリーンヒットさせると、顔面ウォッシュなどで痛めつけていったが、鷹木もマジックスクリューを連発すると強烈なダブルチョップで応戦。だが、鷹木の投げ捨てジャーマンを着地した望月は背後から鷹木の側頭部にバズソーキック。MADE IN JAPANも投げ捨てドラゴンスープレックスで切り返した望月だが、すぐに立ち上がった鷹木はパンピングボンバーからラストファルコンリー。
これも着地した望月はバズソーキックを叩き込むは、鷹木も返す刀でラリアット。さらに張り手を叩き込むが、望月も側頭部にソバット。すると鷹木は全体重を浴びせるようなショートレンジラリアット。ハードヒットな攻防から鷹木は望月がロープに飛んだところへ追走式ラリアットを叩き込むと、スライディング・ラリアット。カウント2で返した望月は、パンピングボンバーを腕へのハイキックで迎撃するが、望月は強引にMADE IN JAPANで叩き付ける。
なおも望月を担ぎ上げた鷹木だが、必死で逃れた望月はエグイ蹴りを連打。鷹木も三角蹴りをエプロンに叩き落として阻止すると、エプロンで断崖式デスバレーボム! これで両者場外に転落するが、鷹木は場外カウント18で辛くも生還。望月はダメージによりカウント20以内に戻れずリングアウト負けを喫した。
勝った鷹木は「望月さんよ、あんたちょっと前哨戦の割には張りきり過ぎじゃねぇか、コノヤロウ! こんな元気で強い42歳。認めたくねぇけどよ......いやいやいや、テメーなんか絶対認めねぇぞ!」と強がる。YAMATOも「フジイ! 今日もよ、最後の最後あとちょっとのところまで追い込んだのによ、テメーの汚い手で負けちまったな。望月、テメーも聞いておけ! 1つ言っておくぞ、俺は不死身だ。お前らが100の攻撃力で攻めてきても、俺は101の生命力で生き残ってやるからな。大田区体育館、最後に立っているのは俺たちだ」と言い放った。
それをリングに戻れず、場外で倒れながら聞いていた望月は「俺は今立てないけど、YAMATO、テメーが不死身なら、俺もあと5分もすれば不死身だ。大田区が本番だ。結果、ドン・フジイはそのまま。俺はテメーにリベンジしてやるからな。もう一度言う、俺は不死身だ」とオヤジの意地で精一杯突っ張ってみせた。
※完全詳細はバトル・ニュース携帯サイトをご覧ください。
▼第1試合 6人タッグマッチ 20分1本勝負
戸澤陽/サイバー・コング/●問題龍
7分23秒 イナバウアー・ジャーマンスープレックスホールド
Gamma/○"ハリウッド"ストーカー市川/堀口元気H.A.Gee.Mee!!
▼第2試合 6ユニット対抗 ワンナイト・タッグトーナメント1回戦(Aブロック)20分1本勝負
[暁-akatsuki-]●富永千浩/三代目超神龍
6分20秒 阪神タイガースープレックスホールド
[ウインドウズ]○新井健一郎&スペル・シーサー
※ウインドウズが決勝進出
▼第3試合 6ユニット対抗 ワンナイト・タッグトーナメント1回戦(Bブロック)20分1本勝負
[ジミーズ]ジミー・神田/●谷嵜なおき
9分09秒 インプラント→片エビ固め
[MAD BLANKEY]B×Bハルク/○谷崎なおき
※MAD BLANKEYが決勝進出
▼第4試合 6ユニット対抗 ワンナイト・タッグトーナメント1回戦(Cブロック)20分1本勝負
[帰ってきたベテラン軍]●CIMA/ドラゴン・キッド
13分08秒 V9クラッチ
[WORLD-1 INTERNATIONAL]○土井成樹&吉野正人
※WORLD-1 INTERNATIONALが決勝進出
▼第5試合 6人タッグマッチ 30分1本勝負
K-ness./●琴香/政宗(大阪プロレス)
12分55秒 車懸り→片エビ固め
ジミー・ススム/斎藤"ジミー"了/○ジミー・カゲトラ
▼第6試合 ツインゲート選手権 シングル前哨戦 2番勝負(1)〜エニィウェアフォールマッチ〜 45分1本勝負
●YAMATO
16分20秒 外道クラッチ
○ドン・フジイ
▼第7試合 ツインゲート選手権 シングル前哨戦 2番勝負(2)45分1本勝負
○鷹木信悟
15分00秒 リングアウト
●望月成晃
▼第8試合 6ユニット対抗 ワンナイト・タッグトーナメント決勝戦 3WAYタッグマッチ 60分1本勝負
[ウインドウズ]新井健一郎/スペル・シーサー
vs.
[MAD BLANKEY]B×Bハルク/谷崎なおき
vs.
[WORLD-1 INTERNATIONAL]土井成樹/吉野正人
<1組目>
[ウインドウズ]●新井健一郎/スペル・シーサー
9分54秒 ライトニング・スパイラル→エビ固め
[WORLD-1 INTERNATIONAL]土井成樹/○吉野正人
<2組目>
[MAD BLANKEY]B×Bハルク/○谷崎なおき
14分34秒 ナイトライド→片エビ固め
[WORLD-1 INTERNATIONAL]土井成樹/●吉野正人
※MAD BLANKEYが優勝
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