飯伏が力でKUSHIDAをねじ伏せる!丸藤vs.内藤の天才対決開戦!鈴木軍の新メンバーとして"ヘビー級の真霜"が登場!

120907_NJPW-1.jpg新日本プロレス
NJPW 40th anniversary Tour
Road to DESTRUCTION
日時:9月7日(金)開始:18:30
会場:後楽園ホール
観衆:1950人(超満員)

 7日、後楽園ホールで行われた新日本プロレス『NJPW 40th anniversary Tour Road to DESTRUCTION』開幕戦。メーンイベントでは7・29後楽園大会でロウ・キーを下してIWGPジュニアヘビー級王座を奪還したDDTの飯伏幸太が、KUSHIDAを相手に初防衛戦を行った。両者は昨年の9・19神戸大会で対戦予定だったが、飯伏が左肩の脱臼により王座を返上したため試合が流れてしまった。1勝1敗で迎えた3度目の対決が満を持して実現した。

 真っ白な新コスチュームで入場したKUSHIDAは、序盤から飯伏の両肘を集中攻撃。すると飯伏もカウンターのカニ挟みから変型のリバースインディアンデスロック。さらに珍しくレッグスプリットまで決めた飯伏はローキックを蹴っていくと、ニークラッシャーからのドラゴンスクリュー。さらにそこから足4の字固め。"あの武道館大会"で行き着くところまで行き着いた飯伏としては、ニュー飯伏が顔を覗かせたのか?
 10分が経過し、飯伏を場外に蹴落としたKUSHIDAは鉄柱越えのトペ・コンヒーロを投下。飯伏もすぐに三角跳びケブラーダを返すと、ソバットからのミドルキック、その場飛びシューティングスターからシットダウン式ラストライドを狙う。これを逃れたKUSHIDAだが、飯伏はすかさずオーバーヘッドキック。さらにハーフネルソンスープレックスからのハイキック。
 だが、うまくかわしたKUSHIDAは高田道場時代に修得したサクラバロック(アームロック)に捕らえる。飯伏はそのままKUSHIDAを持ち上げてやり投げを決めようとしたが、KUSHIDAは回転して防御するともう一度サクラバロックへ。そこから高田延彦の得意技だった腕十字に移行。ロープに逃れた飯伏はハイキックからフェニックス・スプラッシュを投下するが、かわしたKUSHIDAは低空ドロップキックから飛び付いてのスイングDDT。
 そこからコーナーに登ったKUSHIDAだが、飯伏は追いかけていく。KUSHIDAは何とか叩き落とすが、飯伏はロンダートからのオーバーヘッドキック。20分を経過し、またもコーナー上の攻防に。飯伏は雪崩式フランケンを狙うが、KUSHIDAは飯伏をエプロンに落とす。飯伏はスワンダイブで飛び付いてのフランケンを狙ったが、KUSHIDAはジャンプして逆に飛び付いで雪崩式フランケン!
 そしてジャーマンからバズソーキックを叩き込んだKUSHIDAはミッドナイトエキスプレスで勝負に出たが、ダメージからコーナーに登るのが遅れたため飯伏はかわす。エルボーの打ち合いからKUSHIDAはワキ固め→三角絞めに捕らえるが、持ち上げてバスターで叩き付けた飯伏は食い下がるKUSHIDAをカウンターのラリアットで吹っ飛ばしてから、シットダウン式ラストライドで叩き付けて3カウント。
 空中殺法だけでなく力でねじ伏せて王座防衛に成功した飯伏。するとそこに今年のスーパージュニア覇者である田口隆祐が登場し、「チャンピオン、強いな。だからこそ挑む価値があるし、勝ちたい。それは新日ジュニアの象徴。新日ジュニアに必ず俺が取り戻す」と王座への挑戦を表明。さらに前王者のロウ・キーも登場し、「チョットマテ。田口、顔じゃナイ! 飯伏、逃げるな」と飯伏にリマッチを要求。三つ巴の睨み合いになるかと思われたが、ジワジワと距離を取った飯伏は何と2人に「バイバイ」と手を振って帰ってしまった。

120907_NJPW-2.jpg 9・23神戸ワールド記念ホール『DESTRUCTION』で棚橋弘至のIWGPヘビー級王座挑戦が決まっているプロレスリング・ノアの丸藤正道は、同じブレイブのモハメド ヨネと組んで、内藤哲也&タマ・トンガと対戦。棚橋がメキシコ遠征中のため不在だが、丸藤vs.内藤の"天才対決"は注目された。
 内藤はG1のときに痛めた右ヒザが明らかにまだ完治していない様子。その分トンガが奮闘したが、ノア勢の集中攻撃を食らったトンガまで途中で右ヒザを傷めてしまう。それでもトンガは傷むヒザで連続リープフロッグからのカウンターチョップを丸藤に叩き込むと、ダイビング・クロスボディ。
 さらに丸藤とヨネの合体攻撃をジャンプしてかわしドロップキックまで打っていく。ノア組は一気にトンガを仕留めようとマッスルドッキングを決めていったが、カウント2で内藤がカット。さらにトンガも不知火を狙った丸藤をアラバマスラムで叩き付けていったが、丸藤はトラースキックでトンガの動きを止めると、タイガーフロウジョンを決めて3カウント。
 この日は様子見程度の絡みしかなかった丸藤と内藤だが、試合後お互いに睨み合うと、内藤が丸藤の目を指で無理矢理広げて"内藤ポーズ"。すると丸藤も内藤の目を指で広げて対抗。この対決、ぜひお互いベストコンディションのときに実現してほしい。

120907_NJPW-3.jpg タイチが無期限のメキシコ遠征に旅立ったため、新メンバーとしてハーリー・スミスを加えた鈴木軍は、IWGPタッグ王者の天コジを含む本隊と対戦。とくに永田と鈴木が喧嘩腰でやり合う中、真壁刀義がTAKAみちのくに串刺しラリアットからコーナーでの馬乗りナックルを見舞っていくと、ランス・アーチャーとスミスが入ってきて一斉攻撃。
 そこに天コジが入ってきて真壁を救出し、場外に連れ出すと、リング上では真壁がロープに飛ぶが、エプロンに登った鈴木が背後からスリーパー。だが、永田がフロントキックで真壁を救出すると、真壁はTAKAにラリアットを見舞ってからキングコング・ニードロップを狙ってコーナーに登っていく。
 すると、そこに鈴木軍のTシャツを着た真霜拳號が乱入! 真霜が真壁をコーナーから叩き落とすと、鈴木が真壁を羽交い締め。そこに真霜が真剣を叩き込み、さらにブレーンバスターで叩き付ける。この時点で真壁の反則勝ちを告げるゴングが鳴らされるが、真島は真壁を踏みつけ、新日本ファンからのブーイングを浴びる。
 ブーイングなどお構いなしにアーチャーとスミスが天コジを同時アバランシュホールドで叩き付けると、永田を蹴散らした鈴木がマイクを持ち「オイ、お前何を黙ってんだ、バカじゃねぇの? 弱いからこうやってやられるだ、ザマーミロ!」と挑発。真霜はコメントスペースで「ジュニアじゃねぇぞ! ヘビーとして、新日本、何年か分からねぇけど、ヘビーとして参戦して、喧嘩売りに来ましたよ。その最初の標的は真壁刀義、それだけですよ」と真壁を最初の標的にすると明かした。

※完全詳細はバトル・ニュース携帯サイトをご覧ください。

▼第1試合 タッグマッチ 20分1本勝負
井上亘/●高橋広夢
6分42秒 鬼殺し→片エビ固め
○矢野通/飯塚高史

▼第2試合 8人タッグマッチ 20分1本勝負
田口隆祐/アレックス・シェリー/BUSHI/●マスカラ・ドラダ
12分42秒 雪崩式デビルウィングス→片エビ固め
ロウ・キー/ロッキー・ロメロ/アレックス・コズロフ/○アベルノ

▼第3試合 6人タッグマッチ 20分1本勝負
獣神サンダー・ライガー/タイガーマスク/●キャプテン・ニュージャパン
9分5秒 東京ピンプス→片エビ固め
○高橋裕二郎/石井智宏/YOSHI-HASHI

▼第4試合 8人タッグマッチ 20分1本勝負
○真壁刀義/天山広吉/小島聡/永田裕志
11分39秒 反則
鈴木みのる(パンクラスMISSHION)/ランス・アーチャー/ハーリー・スミス/●TAKAみちのく(K-DOJO)

▼第5試合 スペシャルタッグマッチ 30分1本勝負
内藤哲也/●タマ・トンガ
17分21秒 タイガーフロウジョン→片エビ固め
○丸藤正道(NOAH)/モハメドヨネ(NOAH)

▼第6試合 スペシャルタッグマッチ 30分1本勝負
後藤洋央紀/○"ザ・マシンガン"カール・アンダーソン
17分0秒 ガンスタン→片エビ固め
●中邑真輔/オカダ・カズチカ

▼第7試合 IWGP Jr.ヘビー級選手権試合 60分1本勝負
[王 者]○飯伏幸太(DDT)
25分10秒 シットダウン式ラストライド→エビ固め
[挑戦者]●KUSHIDA
※第64代王者・飯伏が初防衛に成功

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