夏樹にリベンジした木村は"スターダム最大の敵"としてエンディングも占拠!愛川と世IV虎は時間切れドロー

120902_Sstardom-1.jpgスターダム
STARDOM 5★STAR GP2012
日時:9月2日(日)開始:17:30
会場:名古屋テレピアホール
観衆:424人(超満員札止め)

 2日、名古屋テレピアホールで行われたスターダム『STARDOM 5★STAR GP2012』第3戦。メーンイベントではブルースターズ公式戦、夏樹☆たいようvs.木村響子の因縁対決が行われた。8・5後楽園大会では壮絶な喧嘩マッチの末、夏樹が新技の押さえ込み"チョモランマ"で勝利しているが、両者の因縁は深まるばかり。さらにこの一戦に勝ったほうが、優勝決定戦に駒を進める可能性が非常に高い大事な一戦だ。

 再びボンバーヘアーとなった木村は夏樹がリングインするなり襲いかかっていき、そのまま試合開始。激しいエルボー合戦から夏樹が張り手を見舞っていくと、木村も張り手を返していくが、そこから再びエルボー合戦に。やや夏樹が優勢になったところに、木村はショートレンジラリアット。倒れた夏樹の顔面を足蹴にしていった木村は、馬乗りフォールするがカウントは2。フロントネックロックでグイグイと絞め上げていった木村は、そのままグラウンドでの胴絞め式に移行。
 どうにかロープに足が届いた夏樹だが、木村はバックドロップ2連発からブレーンバスター。そこからコーナーに登った木村だが、コーナーを駆け上がっていった夏樹は雪崩式アームドラッグで投げていくと、ミサイルキックからのダイビング・フットスタンプ。雄叫びをあげる木村に「来いや、オラ!」と叫び張り手を何発を見舞っていった夏樹だが、その度に雄叫びをあげて堪えた木村はノータッチヘッドバット。
 ダブルダウン状態からカウント9で先に立ち上がった木村は、ニーリフトからのブレーンバスターを狙ったが、夏樹は背後にしがみつき胴絞めスリーパーに切り返す。その後も夏樹は木村のフロントネックロックなどの関節技とビッグブーツなどの打撃をどうにか耐えぬくと、必殺のモモ☆ラッチを狙ったが、これを押し潰して防いだ木村はカウンターのビッグブーツを叩き込んで勝利。

120902_Sstardom-2.jpg ブルースターズ本命の夏樹を下し、2戦2勝と絶好調の木村は「悪いけど私はスターダムみたいに若くてカワイイ子たちがキャッキャやってるプロレスとは、全然違うところで生きてるんだよ。このリーグ戦、負ける要素が1つもない。怖い相手も1人もいない。絶対優勝する! 何か風に噂によると、スターダムっていうのはメインで勝った奴が最後締めていいらしいな? このスターダム最大の敵、木村響子が名古屋大会を締めてやるよ!」と叫ぶと、強引に選手たちにリングに上がるように指示。
 そして最後は「いまを信じて、明日に向かって......なんだっけ? 全員起立! 用意はいいか! 声が小さいぞ! OK! 今を信じて、明日に輝け! We are STARDOM!」と叫んで名古屋大会を締めてみせた。

120902_Sstardom-3.jpg 一方、レッドスターズでは愛川ゆず季と世IV虎が、2011年7月の後楽園大会以来となる2度目の一騎打ちを行った。ゴングと同時にパイパイアタックを見舞った愛川だが、世IV虎は「このニセパイ!」と叫びながら逆水平チョップ。「ホンモンじゃ!」と叫びながらミドルキックを返した愛川だが、髪の毛を掴んで引き倒した世IV虎はアキレス腱固めへ。上体を起こして脱出した愛川はチキンウイング・アームロックへ。そこから腕十字に移行するが、世IV虎はそのまま持ち上げるとバスターで脱出。
 「舐めんじゃねぇぞ、このニセパイが!」と叫びながら再びアキレス腱固めに捕らえた世IV虎は、足4の字固めに移行。悲鳴をあげながら必死にロープに逃れた愛川だが、世IV虎は間髪入れずヒザ十字固めへ。だが、愛川は何とかロープに脱出。
 ヘアホイップで投げていった世IV虎は、顔面ウォッシュをお見舞い。さらにロープに外に愛川の上半身を出して鼻フック攻撃。これにはブーイングが飛ぶが、世IV虎はふてぶてしい表情で、愛川の胸をロープに擦りつけていき、さらにロープに愛川を張り付けてから胸を蹴り上げる。さらに愛川のパイパイアタックに対し、世IV虎も掟破りのパイパイアタックを返すと、体当たりからセクシーポーズでの踏みつけフォール。
 徐々に世IV虎ペースで試合が進んでいったが、愛川もYKレッド(カカト落とし)、YKブルー(回転廻し蹴り)でどうにか流れを取り戻す。だが、残り時間3分となったところで、世IV虎は愛川のYKレッドをかわしての胴絞めスリーパー。開幕戦で夕陽を絞め落とし、絶対的な自信を持っていた世IV虎だったが、愛川はロープに脱出。
 逆にタイガースープレックスを狙った愛川だが、世IV虎が必死に踏ん張ると、愛川はYKレッドからのYKブルーにスイッチ。だが、これを世IV虎がカウント2で返したところで時間切れのゴング。れで世IV虎は奈苗戦に続き、2度目のドロー。愛川は1勝1敗1分の得点3。得点5の奈苗、得点4の世IV虎から一歩遅れを取った状況だ。

※完全詳細はバトル・ニュース携帯サイトをご覧ください。

▼第1試合 変則タッグマッチ 15分1本勝負
○松本浩代/須佐えり
8分26秒 ひろよストーン→片エビ固め
岩谷麻優/●翔月なつみ/はるか悠梨

▼第2試合 ブルースターズ公式リーグ戦 15分1本勝負
○鹿島沙希[1勝1敗=2点]
4分21秒 ダイビング・フットスタンプ→片エビ固め
●宝城カイリ[3敗=0点]

▼第3試合 レッドスターズ公式リーグ戦 15分1本勝負
○紫雷イオ[1勝2敗=2点]
7分36秒 ラ・マヒストラル
●安川惡斗[1勝2敗=2点]

▼第4試合 ブルースターズ公式リーグ戦 15分1本勝負
○脇澤美穂[1勝2敗=2点]
9分44秒 フィッシャーマンバスター→片エビ固め
●ダーク・エンジェル[2勝1敗=4点]

▼第5試合 レッドスターズ公式リーグ戦 15分1本勝負
○高橋奈苗[2勝1分=5点]
10分48秒 イクボム
●夕陽(ZERO1野良犬道場)[1勝1敗1分=3点]

▼第6試合 レッドスターズ公式リーグ戦 15分1本勝負
△愛川ゆず季[1勝1敗1分=3点]
15分00秒 時間切れ引き分け
△世IV虎[1勝2分=4点]

▼第7試合 ブルースターズ公式リーグ戦 15分1本勝負
●夏樹☆たいよう[2勝1敗=2点]
10分50秒 ビッグブーツ→片エビ固め
○木村響子(フリー)[2勝=4点]

【記事提供/スターダム】

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