第5回ふく面ワールドリーグ戦、サスケやライガーらが順当にトーナメント一回戦突破!ラッセは2回戦で師匠超えを狙う!
みちのくプロレス
第5回ふく面ワールドリーグ戦
~決勝トーナメント一回戦
日時:8月31日(金)開始:18:30
会場:後楽園ホール
観衆:1819人(超満員札止め)
31日、みちのくプロレスが後楽園ホールで開催した『第5回ふく面ワールドリーグ戦~決勝トーナメント一回戦』。4年に1度国内外で活躍する覆面レスラーが多数参戦し、最強のマスクマンの座をかけて行う闘いだが、本来なら昨年開催予定だったが、東北大震災の影響により見合わせていたため、今年開催されることとなった。
選手入場式では今大会の最高顧問に就任したハヤブサが、ドス・カラス風マスクに作務衣姿で登場。新崎人生に車イスを押され、リングサイドまで来たハヤブサは自力で立ち上がると大会の開会を宣言すると、最後は「お楽しみはこれからだ!」の決め台詞。
決勝トーナメント一回戦からDRAGON GATEのK-ness.vs.ルチャの重鎮ソラールや大阪プロレスのタイガースマスクvs.伝説のマスクマン・ヒートなどふく面ワールドリーグならではの珍しいカードが実現した中、怪人ハブ男vs.シーサー王という沖縄プロレス同士の対決が実現。
8月25日に沖縄のデルフィンアリーナ国際通りが閉鎖され、事務所を大阪に移転して心機一転再出発したばかりの沖縄プロレスだけに、ここで東京のファンの「沖縄プロレス、ここに在り!」という試合を見せたいところ。
体格で勝るシーサー王は打撃で優位に試合を進めるが、ハブ男は尻尾攻撃で形勢逆転。だが、ボディスラムを狙ったハブ男を押し潰したシーサー王はダイビング・エルボードロップ、ラリアット、逆エビ固め、逆水平チョップで追い込む。
だが、ハブ男はウルトラ・タイガードロップからのトペと機動力を活かした攻撃。だが、リングに戻ったシーサー王はカウンターのドラゴンスープレックスで投げると、ラストライドからのラリアットを叩き込むが、カウント2で返したハブ男はシャイニング・ウィザード、バックドロップと決めると、コーナーへ。シーサー王は追いかけていくが、ハブ男は雪崩式ペディグリーで叩き付けると必殺の猛毒波布空爆を投下して3カウント。同門同士らしい激しくも爽やかな好勝負だった。
ザ・グレート・サスケは『ダークナイト』バージョンで登場し、ビジャーノIVを鉄柱超えトペ・コンヒーロからのフロントフェースロックで下したが、ビジャーノは試合後「日本でサスケとマスカラ・コントラ・マスカラをやらせろ!」とマスクを賭けての完全決着戦を要求。なかなか味わい深い謎のマスクマン、ザ・グレート・ゼブラはエル・サムライと味わい深い試合を展開し、最後はサムライのラ・マヒストラルを押し潰して3カウントを奪取。ウルティモ・ドラゴンvs.5代目ブラック・タイガーの一戦はお互い相手のマスクに手を掛けていたら、途中でマスクが入れ替わるというハプニング(?)もあったが、最後はウルティモがラ・マヒストラルからのエビ固めで辛勝。
そして日本ジュニア界の重鎮である獣神サンダー・ライガーは、先日デビュー20周年記念試合を行ったばかりの獅龍と対戦。
獅龍が執拗なるヘッドロックに捕らえていくと、ようやく脱出したライガーは逆に変型のサーフボードストレッチに捕らえていく。獅龍が反転して体勢を入れ替えようとしたところを力で許さなかったライガーは、そこから逆にヘッドロックに捕らえる。獅龍はヘッドシザースで切り返したが、すかさずフライングメイヤーで投げたライガーはそのままエビ固めで抑え込んで3カウント。
「ジュニアヘビー級」「マスクマン」が集まった大会だけに、どうしても飛んだり跳ねたりといった華やかな試合を期待しがちだが、ベテラン同士のこの一戦は技こそ実にオーソドックスで地味なものしか出なかったが、まさしく一瞬の隙を突いたフィニッシュは対戦相手はもちろん、観客もあっと驚くような展開だった。
一回戦最後の試合、今大会のメーンを飾ったのは剣舞vs.ラッセのみちのく同門対決。ガッチリ握手を交わすと、いきなりラッセが首固め。辛くもカウント2で返した剣舞だが、ラッセはコルバタで投げ飛ばす。だが、素早くリングに戻って場外ダイブを防いだ剣舞は、逆にラッセを場外に追いやってトペ・コンヒーロを発射。リングに戻ってコーナーに登った剣舞を追いかけていったラッセだが、雪崩式フランケンで投げた剣舞は、ラッセのハンドスプリングエルボーをドロップキックで迎撃。
しかしコルバタで剣舞を場外に追いやったラッセは捻りを加えたプランチャを投下。リングに戻ったラッセはシャイニング延髄斬りからフィッシャーマンバスター。剣舞も619からのクロスフェースで応戦するが、辛くもロープに逃れたラッセ。しかし剣舞はメサイヤからのダイビング・フットスタンプを投下。ラッセもカウンターのトラースキックを返すが、剣舞は再度ダイビング・フットスタンプ。
完璧に決まったが、これもカウント2で返したラッセはまたも電光石火の首固め。カウント2で返した剣舞だが、ラッセはジャーマン→タイガースープレックスをロコモーション式で決めると、ジャガラギを投下して3カウント。
2回戦進出を決めたラッセは「剣舞、お前は最高のパートナーでありライバルだよ。ありがとう。明日は校長、いやウルティモ・ドラゴンと試合です。デビューして10年、僕のすべてを師匠にぶつけて、そして師匠を超えます! 師匠を超えた、その勢いに乗ってこのふく面ワールド、絶対優勝するぞー! いくぞ、ラッセと言えば絶好調!」と叫んだ。
※完全詳細はバトル・ニュース携帯サイトをご覧ください。
▼第1試合 特別試合 8人タッグマッチ 20分1本勝負
フジタ"Jr"ハヤト/南野タケシ/●卍丸/Ken45°
9分59秒 ドラゴンスープレックス→片エビ固め
○拳王/日向寺塁/バラモンシュウ/バラモンケイ
▼第2試合 ふく面ワールドリーグ戦決勝トーナメント1回戦 時間無制限1本勝負
●K-ness.(DRAGON GATE)
10分08秒 ソラリーナ
○ソラール(メキシコ/フリー)
▼第3試合 ふく面ワールドリーグ戦決勝トーナメント1回戦 時間無制限1本勝負
●タイガースマスク(大阪プロレス)
8分04秒 HEATクラッチ
○ヒート(フリー)
▼第3試合 ふく面ワールドリーグ戦決勝トーナメント1回戦 時間無制限1本勝負
○怪人ハブ男(沖縄プロレス)
9分48秒 猛毒波布空爆→片エビ固め
●シーサー王(沖縄プロレス)
▼第4試合 ふく面ワールドリーグ戦決勝トーナメント1回戦 時間無制限1本勝負
○ザ・グレート・サスケ
8分50秒 フロントフェースロック
●ビジャーノIV(メキシコ/フリー)
▼第5試合 ふく面ワールドリーグ戦決勝トーナメント1回戦 時間無制限1本勝負
●エル・サムライ(スポルティーバ)
5分26秒 エビ固め
○ザ・グレート・ゼブラ(フリー)
▼第6試合 ふく面ワールドリーグ戦決勝トーナメント1回戦 時間無制限1本勝負
○ウルティモ・ドラゴン(闘龍門)
11分38秒 ラ・マヒストラル→エビ固め
●5代目ブラック・タイガー(フリー)
▼第7試合 ふく面ワールドリーグ戦決勝トーナメント1回戦 時間無制限1本勝負
○獣神サンダー・ライガー(新日本プロレス)
9分57秒 エビ固め
●獅龍(フリー)
▼第8試合 ふく面ワールドリーグ戦決勝トーナメント1回戦 時間無制限1本勝負
○ラッセ
6分56秒 ジャガラギ→片エビ固め
●剣舞
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