有刺鉄線ボードデスマッチ3連戦、まずは反体制が本隊に勝利!野崎は真琴に圧勝!大原は2人の師匠に暴挙!

120830_WNC-1.jpgWrestling New Classic
Wrestling New Classic後楽園ホール大会
日時:8月30日(木)開始:18:30
会場:後楽園ホール
観衆:1600人

 30日、後楽園ホールで行われたWrestling New Classic。東名阪ツアー開幕戦となる今大会だが、このツアーでTAJIRI&華名&マイキー・ウィップリックvs.AKIRA&朱里&スターバックの有刺鉄線ボードデスマッチと、野崎渚vs.真琴は同一カード3連戦。

 左手首を負傷して2カ月欠場していた真琴がWNC復帰。相手は「好き勝手しにプロレス戻って来ました!」と大原と結託してプロレス界に帰ってきた野崎"ノザビッチ"渚。野崎は竹刀を手に入場。野崎には「ビッチっと!」とどこかで聞いたようなコールが飛ぶ。笑いながら真琴の手首を降り顔面に膝を叩きこむ野崎。さらにストンピング連打からヘアーホイップで投げた野崎はチョークから顔面蹴りと好き放題。
 場外でも竹刀で殴ったり、客席を引きずり回していった野崎は真琴をリングに投げ込むと、マウントポジションからチョーク。反則カウントで野崎が離すとバックを取った真琴だったが、怪我していた手首へ攻撃される。それでも張り手を叩き込んだ真琴は、何とか反撃しようとするが、スピアーをカウンターのニーリフトで迎撃した野崎は嘲笑しながら真琴を挑発。
 さらにスリーパーで絞め落としてみせると、「真琴、超よえー! こんなによえーとかありえねーよ! 追い、お前さ、何のためにプロレスなんかやってんの? てか、なんのために生きてるの? こんなダメ人間なのになんで生きてるの?」と真琴を罵倒。真琴は「うるせー! なんでお前こそプロレスラーに戻ってきたんだよ!」と怒鳴るも、野崎は「だから前から何度も言ってんじゃん! 私は好き勝手しに戻ってきただけなんだよ! お前みてーなダメ人間はな、くたばれ、オラ!」と顔面を蹴りつけていった。

120830_WNC-2.jpg メーンイベントはTAJIRIら本隊側と、AKIRAら反体制側の有刺鉄線ボードデスマッチ3連戦第1R。有刺鉄線ボードの餌食にはギリギリでならないまま、試合を優勢に進めていた本隊側だったが、華名にスリーパーを極められたAKIRAはそのまま立ち上がると、後ろに下がり華名を有刺鉄線ボードに叩きつける。耳の下付近から出血し、のたうち回る華名を尻目に、TAJIRIは朱里を担ぎあげるともう一つの有刺鉄線ボードに投げ捨てる。
 そのTAJIRIへスターバックはトラースキックを叩きこむとパイルドライバーの体勢へ。だが踏ん張るTAJIRIへAKIRAがトラースキックを叩き込み、スターバックのパイルドライバーが炸裂。ついで出てきたマイキーへAKIRAが延髄斬りを叩き込み同じくスターバックのパイルドライバーが炸裂。
 倒れたマイキーにAKIRAがムササビプレス。フォールするも、カットに来たTAJIRI。スターバックは有刺鉄線ボードをTAJIRIへ叩きつける。さらにスターバックはボードをマイキーの上に乗せると、そこへAKIRAがムササビプレス投下。そのままAKIRAがフォールし3カウントを奪った。

120830_WNC-3.jpg 勝ったAKIRAが「生きてんだか死んでんだか分からねぇこの世の中、俺達は革命した! この神経を研ぎ澄まし、新しいニュークラシックを築きあげる! 俺達三人で新しいクラシックを、さらなる高いステージを、俺達で築きあげる!」と絶叫すると、スターバックが「ソウデスネー!」と叫び、反体制側はリングを後にした。
 すると、そこにセミで師匠のウルティモ・ドラゴンと一騎打ちを行ったものの、マスクを剥ぎ反則負けとなった大原はじめと真琴に圧勝した野崎、さらに「僕も大原さんの下で変わりたいんです!」と大原に弟子入り志願した黒潮二郎の3人が乱入し、まだ試合のダメージで横たわっていたTAJIRIらを蹴撃!
 ウルティモに続き、もう1人の師であるTAJIRIの顔面を踏みつけるという暴挙に出た大原は「俺らが好き勝手やるっていうのはこういう事だよ。好き勝手やらしてもらうよ。分かったか? 俺は気に入らねぇ奴を毎月潰していくからよ。まずは先月借りがあるノアの丸藤(正道)。来月待ってるからよ、絶対来いよ」とアピール。東名阪ツアーの開幕戦はバッドエンドに終わった。

※完全詳細はバトル・ニュース携帯サイトをご覧ください。

▼第1試合 シングルマッチ 20分1本勝負
○篠瀬三十七
7分7秒 逆エビ固め
●黒潮二郎

▼第2試合 6人タッグマッチ 30分1本勝負
エル・イホ・デル・パンテーラ/○バックパッカー・ジョー/リン・バイロン
9分30秒 スワントーンボム→片エビ固め
木藤拓也(クズプロ)/児玉ユースケ/●ジョシュ・オブライエン

▼第3試合 シングルマッチ 30分1本勝負
●土肥孝司
7分36秒 アンクルホールド
○橋本和樹(大日本プロレス)

▼第4試合 シングルマッチ 30分1本勝負
●高橋星人
8分3秒 ダイビングセントーン→片エビ固め
○VENENO

▼第5試合 シングルマッチ 30分1本勝負
●真琴
5分28秒 スリーパーホールド
○野崎渚

▼第6試合 シングルマッチ 45分1本勝負
○ウルティモ・ドラゴン(闘龍門MEXICO)
8分17秒 マスク剥ぎ→反則
●大原はじめ

▼第7試合 有刺鉄線ボードデスマッチ 60分1本勝負
TAJIRI/華名/●マイキー・ウィップリック
21分17秒 ムササビプレス→体固め
○AKIRA/朱里/スターバック

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