船木が短期決戦で秋山に勝利し三冠奪取!GET WILDが大日本と世界タッグ戦!大和の世界Jr王座に光留が挑戦表明!

120826_AJP-1.jpg全日本プロレス
40th Anniversary Year
SUMMER IMPACT 2012
日時:8月26日(日)開始:17:00
会場:大田区体育館
観衆:3800人(超満員)

 26日、大田区体育館で行われた全日本プロレス『40th Anniversary Year SUMMER IMPACT 2012』最終戦。メーンイベントでは秋山準の持つ三冠ヘビー級に船木誠勝が挑戦。今までほぼ接点のない2人だが、因縁の相手にして秋山のライバルでもある永田裕志を下した船木が、いよいよ三冠王座獲りに本腰を入れてきた。

 故ジャンボ鶴田さんが23年前に大田区体育館で統一したのが三冠ヘビー級王座の歴史の始まり。その大田区体育館の工事後、プロレスこけら落とし興行で行われるのがこの試合となった。
 まずは秋山が力で押し込もうとするも、船木が腕を極め前に進ませない。タックルにいった船木の顔面にヒザを叩き込んだ秋山は間髪入れずにヒザを連打。だが船木がすぐに立ち上がりワキ固め。そしてコーナーに押し込まれた秋山だったが、すぐに中央でエクスプロイダー。そして倒れた船木の顔面にランニングニーを連打。
 立ち上がらない船木へ秋山はフロントネックで立ち上がらせ「起きろ―!」と絶叫。ぐったりした船木へランニングニーを叩きこもうとした船木だったが、これを避けアンクルホールド。そして立ち上がった船木は秋山へミドルキック連打。そして張り手とエルボーの応酬から船木が戦慄のハイキック! そこからハイブリッド・ブラスターを決めて3カウント!
 船木がかつて創設したパンクラスの旗揚げ戦を彷彿させる、まさかの秒殺決着に場内がどよめく中、「三冠、獲り戻しました! 一日でも長く巻いていられるよう、明日からまた1日1試合1試合闘っていきたいと思います。今日から責任を持って全日本プロレス引っ張っていきます! 応援よろしくお願いします!」と全日本の新エースとして挨拶した。

120826_AJP-2.jpg 世界タッグ王者チームのGET WILDは、防衛戦の相手に大日本プロレスの関本大介&岡林裕二を指名。征矢はかつ大日本タッグとアジアタッグを巡り激突を繰り広げてきただけに、アジアよりも上の世界タッグで負けるわけにはいかない。
 関本が大森をジャーマンで投げ捨て、髪を掴んで立たせるとサンドイッチラリアットから2人でのバックドロップ。さらにカットに来た征矢を場外に投げ捨てると、リング中央の大森へ関本と岡林はゴーレムスプラッシュ。フォールするもカウントは2。替わった征矢は串刺しバックエルボーからコーナーに登りグーパンチ連打。さらに「ワイルドに行こうぜ!」と叫んでからのリバーススタナー。そして岡林を担ぎ上げようとするもエルボーで迎撃した岡林は、征矢のスピアーをキャッチしパワーボムで叩きつけフォール。これは大森がカット。
 岡林がコーナーに登っていくと、追いかけていった征矢が雪崩式ブレーンバスター。すかさずカバーするが、そこで関本がぶっこ抜きジャーマン。今度は大森がアックスボンバーを叩きこむも、それごとぶっこ抜きジャーマンで投げ捨てる関本。しかしすぐに立ち上がった大森が関本にアックスボンバー。
 リングでは岡林と征矢がチョップ合戦。お互い追走式の体当たりから岡林がラリアット。岡林は征矢をあげようとするも征矢が踏ん張りリバース。逆に征矢が上げようとするも今度は岡林がリバース。だがそこに出てきた大森が岡林にアックスギロチン。そして岡林を担ぎあげた征矢はデスバレーボム。
 征矢は岡林にワイルドボンバーを放つも、ラリアットで迎撃される。そして走りこんできた岡林を征矢がワイルドボンバーで迎撃。征矢は再度ワイルドボンバーを叩きこみ岡林から3カウントを奪った。

 また、8・13後楽園大会でライバルのKAIを下して悲願の世界ジュニア王座奪取に成功した大和ヒロシは、これまでのシングルマッチの戦績は8戦8敗という大和だが、9戦目での初勝利を目指した。その結果、ラリアットからのクロスアーム・ジャーマンで勝利。ベルト初防衛と共に稔からの初勝利をあげた。
 すると試合後、パンクラスMISSIONの佐藤光留が"掣圏スーツ"の正装で登場! 光留は「お前だけは心で話し合いができる相手だと思ったよ! 佐藤なくして大和なし! ヒロシなくして光留なしと言われたこの俺を差し置いて、なんでここで誰かと初防衛戦をしてるんだよ! 俺はな、お前のことが大嫌いだけど、心で闘える奴じゃなくなったのが本当に寂しいんだよ。その大事なベルト賭けて、大事な佐藤光留と闘え!」と世界ジュニア挑戦を表明した。

120826_AJP-3.jpg カズ・ハヤシの20周年記念試合で、現在は新日本プロレスで活躍する小島聡が久々に全日本マットに参戦。カズとの"コジカズ"タッグで武藤敬司&ジミー・ヤンに勝利した。
 また、獅龍のデビュー20周年記念試合として、獅龍&ザ・グレート・サスケ&MEN'Sテイオーvs.TAKAみちのく&新崎人生&ヨネ原人の"みちのく・ザ・ベスト"が全日本マットで復活! 獅龍の欽ちゃんジャンプをはじめ、随所で懐かしの名場面が再現させれたが、最後はヨネがラ・マティマティカを狙うが、ここでカットに入った獅龍がニールキック。さらにテイオーがミラクルエクスタシーでヨネを叩きつけると、そこにサスケがサスケスペシャルX ver10.2 セグウェイ(モノマネ禁止)を決めて3カウント。
 当時っぽく言えばみちのく正規軍がデルフィン軍団を下し、獅龍のデビュー20周年に花を添えた。

※完全詳細はバトル・ニュース携帯サイトをご覧ください。

▼第1試合 全日本プロレス40周年記念 TIME LAG BATTLE ROYAL 時間無制限
【退場順】KENSO→アンディ・ウー→SUSHI&MAZADA(フリー)→中之上靖文→近藤修司→井上雅央(フリー)渕正信→浜亮太
○ザ・グレート・カブキ
13分24秒 トラースキック→片エビ固め
●浜亮太

▼第2試合 獅龍 デビュー20周年記念試合 スペシャル6人タッグマッチ 30分1本勝負
獅龍/○ザ・グレート・サスケ(みちのく)/MEN'Sテイオー(大日本)
8分20秒 サスケスペシャルX ver10.2 セグウェイ(モノマネ禁止)→片エビ固め
新崎人生(みちのく)/TAKAみちのく(K-DOJO)/●ヨネ原人(みちのく)

▼第3試合 シングルマッチ 30分1本勝負
●真田聖也
8分2秒 レボリューションボム→片エビ固め
○ジョー・ドーリング

▼第4試合 シングルマッチ 30分1本勝負
○諏訪魔
11分52秒 ラストライド→片エビ固め
●KAI

▼第5試合 世界タッグ選手権試合 60分1本勝負
[王者組]大森隆男/○征矢学
20分43秒 ワイルドボンバー→片エビ固め
[挑戦者組]関本大介(大日本)/●岡林裕二(大日本)
※第63代王者組GET WILDが2度目の防衛に成功

▼第6試合 世界ジュニアヘビー級選手権試合 60分1本勝負
[王 者]○大和ヒロシ
21分48秒 クロスアームスープレックスホールド
[挑戦者]●田中稔
※第33代王者・大和が初防衛に成功

▼第7試合 カズ・ハヤシ デビュー20周年記念試合 スペシャルタッグマッチ 45分1本勝負
○カズ・ハヤシ/小島聡(新日本)
20分2秒 パワープラント→片エビ固め
武藤敬司/●ジミー・ヤン(フリー)

▼第8試合 三冠ヘビー級選手権試合 60分1本勝負
[王 者]●秋山準(NOAH)
4分37秒 ハイブリッドブラスター→体固め
[挑戦者]○船木誠勝
※第44代王者・秋山が5度目の防衛に失敗。船木が第45代王者となる

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