YAMATOを下し新世代への世代交代を許さなかったCIMAに、土井が因縁の大田区体育館で挑戦!吉野が大地と合体!

120822_DragonGate-1.jpgDRAGON GATE
STORM GATE
日時:8月22日(水)開始:18:30
会場:後楽園ホール
観衆:1850人(超満員札止め)

 DRAGON GATE『STORM GATE』が超満員となる1850人を集めて22日、東京・後楽園ホールで行われた。
 メーンイベントでは「CIMAロワイヤル6」として行われた8・2オープン・ザ・ツインゲート統一タッグ選手権試合で吉野正人を下して王座防衛すると共に、オープン・ザ・ドリームゲート王座への挑戦権を獲得したYAMATOが、CIMAの持つ同王座に挑戦。

 自ら「ラストランに入ったCIMAを超える、CIMAを葬り去る......これはDRAGON GATE全選手の使命であり宿命だ!」と叫んだYAMATOは、ビッグマッチの9・23大田区体育館ではなく敢えてこの日の後楽園大会を指名。3年前には達成出来なかった世代交代に期待が集まった。
 YAMATOは序盤から徹底してCIMAの左足を関節技を駆使して攻撃。何度も苦しそうな表情を浮かべながらも耐え抜いたCIMAはYAMATOを場外に引きずり出すと、左腕を鉄柱に叩き付けていく。暁のメンバーがテーピングで応急処置をするが、鬼の形相でYAMATOの左腕を蹴っていくCIMA。だが、YAMATOもスリーパーからのギャラリアで勝負に出る。
 これをカウント2で返したCIMAはナカユビからのメテオラ。これはYAMATOがかわし、スリーパーに捕らえていくが、CIMAはバックドロップホールドで脱出すると、後頭部へのメテオラ、クロスファイヤー、正面からのメテオラを決めて勝利。

120822_DragonGate-2.jpg 新世代への世代交代を許さなかったCIMAは「YAMATO、お前は何1つ文句のようのない一流の選手や。入場、人気、試合運び、フィニッシュホールド、フィニッシュに行き着くまでの流れ、ほぼ完璧やろ。お前すごい奴や。YAMATO、何年かけてこの階段をのぼってきたか分からんけど、ハッキリ言って一流や。でもな、ここにチャンピオンベルトを巻いて立っているCIMAは一流の上、超一流なんや」と言い放つと「今日、俺がわずかな差で勝ちに残ったのは、ここにいてる長く間苦楽を共にしたベテラン軍のお陰や。信悟とYAMATOは明らかに暁の中でも飛び抜けた存在や。それどころか俺が常日頃言っているように、新世代の中でも飛び抜けた存在や。でもな、お前がこのベルトに挑戦するときに何て言った? ラストチャンス、そう言ったよな。YAMATO、でもなお前のこの挑戦がラストチャンスなんて、ここにいてる後楽園のお客さんが許さへんぞ」とハッパをかける。
 さらにYAMATOだけでなく鷹木信悟を含めた新世代・次世代の選手に向けて「リング下で控えている選手たちをお前らがしっかり育て上げて、引っ張り上げたときには、また新しい世界が見えるん違うか? そのときにもう1回、俺がチャンピオンやったらやろうや。ラストチャンスなんてそう簡単に口にするもんちゃうで。俺も見たい! ベテラン軍も見たい! そしてここに集まった後楽園のお客さんも見てみたい、ドラゴンゲートの新しい世界。若い選手をもっともっと育てあげて脅威の存在にして、楽しい激しいドラゴンゲートを作っていってくれや!」とメッセージを送った。

120822_DragonGate-3.jpg すると、そこにWORLD-1 INTERNATIONALの助っ人としてZERO1の橋本大地を招へいし、トライングルゲート王座への挑戦を吉野正人から提案されたものの、それを断ってドリームゲートへの挑戦を表明した土井成樹が登場。さらに8・1博多大会で行われた『Summer Adventure Tag League』優勝決定戦で、CIMAからピンフォール勝ちしている谷崎なおき、セミで行われたMAD BLANKEYとの4対4対抗戦三本勝負に勝利したジミーズのジミー・神田、さらにウィンドウズの新井健一郎まで入ってきてドリームゲート挑戦を表明。
 この光景を見たCIMAが「お前らで争って、次のドリームゲート挑戦者決めろや! 時期は9月の14日! 9月の14日......まで待たれへんぞ! お前ら準備出来てるな? 今すぐやれや! 俺はブチ切れたぞ! 来月のことなんか知るか! お前ら4人でいまからCIMAロワイヤルで挑戦者決めろや!」とブチ上げたたため、急遽メーン終了後にCIMAロイヤル7が開催されることに。

120822_DragonGate-4.jpg 土井、神田、谷崎、アラケンによるCIMAロワイヤルを制したのは土井。すると土井は「お前に俺の本音を言わせてもらう」と言って、自分がかつてCIMAに勝っているにもかかわらず世代交代がキチンと達成出来なかったことはYAMATO以上に責任を感じていると吐露。その上で「次は失敗はない。覚悟は出来たぞ」と言った土井は、2007年9月22日、王者CIMA対挑戦者・土井という今回とまったく同じシチュエーションで対戦し、試合中に土井が放ったマスキュラーボムでCIMAを病院送り&長期欠場に追い込んだことのある、因縁の大田区体育館(9月23日)でCIMAのドリームゲート王座に挑戦することを表明。
 CIMAもトラウマの「大田区」「マスキュラーボム」という言葉に動揺したものの、最後は「CIMAは確かにラストランに入った。でも今までの俺の15年はクソや。助走にもならんのや。ラストランに入ってからのCIMA、明日終わるのか、1カ月先に終わるのか、1年先なのか、それとも永遠に続くのか......お前ら新しい時代を見たいのも分かる。でもな、まだまだ見たことのない刺激的な世界で、もっと心臓バクバクしたいんちゃうんか? これからが勝負や! これからのドラゴンゲートが勝負や。俺はもうスイッチ入ったぞ! 9月23日、土井成樹! マスキュラーでも何でも来いや。これからのドラゴンゲート、もっとシビれさせたるからな。もっと心臓バクバクさせたるからな! 最後にこのセリフで締めさせてもらおうか。お前ら、俺を誰やと思っとんねん? 俺、CIMAやぞ」と土井の挑戦を受ける覚悟を決めた。

※完全詳細はバトル・ニュース携帯サイトまたはスポーツナビをご覧ください。

▼第0試合 ダークマッチ 10分1本勝負
●琴香/富永千浩
7分24秒 ムーンサルトプレス→片エビ固め
K-ness./○しゃちほこBOY

▼第1試合 タッグマッチ 20分1本勝負
○望月成晃/ドン・フジイ
8分42秒 雪崩式リバースブレーンバスター→体固め
鷹木信悟/●三代目超神龍

▼第2試合 ムシカ・コントラ・ムシカ ランバージャック鞭打ちマッチ 20分1本勝負
●問題龍
6分2秒 ガンマスペシャル→体固め
○Gamma

▼第3試合 タッグマッチ 30分1本勝負
○土井成樹/吉野正人
14分4秒 バカタレ・スライディングキック→エビ固め
●ジミー・ススム/新井健一郎

▼第4試合 オープン・ザ・ブレイブゲート王座 次期挑戦者査定4WAYマッチ 30分1本勝負
○政宗(大阪プロレス)
7分10秒 雷切→エビ固め
●ジミー・カゲトラ
※残りの2人はドラゴン・キッドとKzy

▼第5試合 MAD BLANKEY VS ジミーズ 4vs4対抗戦 時間無制限3本勝負
●[MAD BLANKEY]B×Bハルク/戸澤陽/サイバー・コング/谷崎なおき
1-2
○[ジミーズ]堀口元気H.A.Gee.Mee!!/斎藤"ジミー"了/ジミー・神田/谷嵜なおき

<1本目>
[MAD BLANKEY]○谷崎なおき
2分11秒 ナイトライド→エビ固め
[ジミーズ]●谷嵜なおき

<2本目>
[MAD BLANKEY]●戸澤陽
1分27秒 ジャーマンスープレックスホールド
[ジミーズ]○ジミー・神田

<3本目>
[MAD BLANKEY]●サイバー・コング
9分40秒 トルナド・デ・アカプルコ→片エビ固め
[ジミーズ]○ジミー・神田

▼第6試合 オープン・ザ・ドリームゲート選手権試合 60分1本勝負
[王 者]○CIMA
24分35秒 メテオラ→エビ固め
[挑戦者]●YAMATO
※第14代王者が6度目の防衛に成功

▼緊急決定試合 オープン・ザ・ドリームゲート次期挑戦者決定4WAYマッチ~CIMAロワイヤル7~ 時間無制限1本勝負
○土井成樹
5分0秒 バカタレ・スライディングキック→エビ固め
●新井健一郎
※残りの2人は谷崎なおきとジミー・神田。土井がドリームゲート王座への挑戦権を獲得

このページの先頭へ
コラム女子プロレス団体『FEATURES』
スターダム世IV虎の番長日記
はるか悠里の格闘アイドル育成計画
スターダム須佐えりの初勝利への道
月別アーカイブ
団体