愛川が美闘を、奈苗が世IV虎を下し、二大王者が王座防衛したスターダムが来年4月に両国初進出を発表!

120805_Stardom-1.jpgスターダム
STARDOM X STARDOM2012
日時:8月5日(日)開始:12:00
会場:後楽園ホール
観衆:1350人(満員)

 スターダム、今年3度目の後楽園ホール大会『STARDOM X STARDOM2012』が5日、満員となる1350人を動員して行われた。
 メーンイベントでは愛川ゆず季vs.美闘陽子のワンダー・オブ・スターダム選手権試合が行われた。この一戦は当初、今年5月3日の後楽園大会で行われる予定だったが、腰の負傷により急遽愛川が欠場したため延期になっていた。美闘と試合をするまで腰にベルトを巻かないと宣言していた愛川だが、ようやく待望のBY対決が実現。

 イエローとピンクのニューコスチュームで登場した愛川は、美闘の重たい蹴りをキャッチしてSTFに捕らえたり、美闘がコーナーに登ったところに追いかけていき、トップロープに雪崩式ゆずポンスタナーで叩き付けたりと、試合の主導権を握っていく。さらに美闘が場外に転落したところで、エプロンからのパイパイアタックを発射。
 リングに戻り必殺のYKブルー(後ろ回し蹴り)を叩き込むが、倒れずに踏ん張った美闘はハイキックを返す。愛川は王者の意地でシャイニングゆザードからYKブルー、YKレッド(カカト落とし)で畳みかけるが、2発目のYKレッドをキャッチしてバックに回った美闘は高さのあるジャーマン。
 すると愛川はグラウンドに持ち込み、珍しくグラウンドコブラや腕十字で美闘の右腕を集中攻撃。完全に腕が伸びきり、右腕に大きなダメージを負いながらも美闘はインプラントからのドールBを放っていったが、ブロックした愛川は右腕の蹴りからバックを取る。美闘はロープを掴んで堪えるが、下から腕を蹴り上げた愛川は新技タイガースープレックスで投げて3カウント。

 BY対決を制した愛川は8・19新木場大会から始まる『5★STAR GP2012』での優勝を宣言。当然奈苗や夏樹、世IV虎らが待ったをかけるように入って来ると、突如場内が暗転し、「緊急発表!」という声と共に2013年4月29日にスターダムが両国国技館に初進出し、『スターダムCHAMPION FESTA2013 両国シンデレラ』を開催することを発表された。

120805_Stardom-2.jpg セミファイナルでは高橋奈苗の持つワールド・オブ・スターダム王座に世IV虎が挑戦。これまで夏樹☆たいよう、里村明衣子、松本浩代に防衛してきた奈苗だが、今回の世IV虎がスターダム生え抜き選手としては初めての赤いベルト挑戦。
 気合い十分の世IV虎は反則攻撃を厳しく注意する和田京平レフェリーにも食ってかかるほど。さらに奈苗が逆水平チョップを打てば、世IV虎も逆水平チョップを返し、ラリアットを打てばラリアットを返すという意地の張り合いが続く。
 世IVコブラやセントーンで攻め込んでいった世IV虎は、トドメのダイビング・セントーンを狙ってコーナーへ。奈苗が追いかけていくと、何と世IV虎は「死ね!」と叫んでコブラクローで絞死刑にしていく。だが、奈苗も王者の意地で仁王立ちで世IV虎のエルボーを受け止めてみせると、力強いラリアットでなぎ倒す。
 世IV虎も新技アティテュード・アジャストメントで叩き付けると、ついにコーナー最上段からのダイビング・セントーンを投下していったが、奈苗はカウント2で返す。すると延髄斬り、ショートレンジラリアット、シャイニング膝アッパーと立て続けに叩き込んだ奈苗は、朦朧とする世IV虎をワンセコンドEXで叩き付けて3カウント。下からの突き上げを力でねじ伏せ、赤いベルト4度目の防衛に成功した。

120805_Stardom-3.jpg 夏樹☆たいようと世IV虎の強力タッグチーム「川崎葛飾最強伝説」だが、夏樹が安川惡斗の加入を容認したことで、世IV虎が夏樹とは因縁がある木村響子の加入させたことで、鉄壁の結束を誇っていた川葛がギクシャクしはじめる。顔を会わせる度に乱闘になってしまう夏樹と木村は、ついに直接対決で決着をつけることに。夏樹が「これは試合じゃない。喧嘩だ」と言えば、7・22新木場大会での前哨戦で勝利した木村は「私が勝ったら川葛は私が取り仕切る」と親分交代を宣言した。
 予想通り喧嘩腰で試合が始まると、激しい場外乱闘を展開。だが、リングに戻った夏樹は三角跳びプランチャや雪崩式アームドラッグなどプロレス技を徐々に出して行く。だが、たいようちゃん☆ボムだけ決めさせない木村は、ノータッチヘッドバット。しかし夏樹もノータッチヘッドバットを返すと、エルボーと張り手の打ち合いからモモ☆ラッチを狙う。
 木村は投げ捨てパワーボムで切り返してビッグブーツを狙ったが、これをかわして蹴り足を抱え込んだ夏樹は、そのまま外道クラッチを決める新技チョモランマで3カウント。試合後、敗れた木村が潔く握手を求めると、夏樹も応じたのだが、次の瞬間蹴っていった木村は川葛Tシャツを破り捨てると、コメントスペースで「もう一緒にやってられねぇよ。一匹狼でやっていく」と川葛離脱を宣言した。

※完全詳細はバトル・ニュース携帯サイトをご覧ください。

▼第1試合 シングルマッチ 20分1本勝負
●紫雷イオ
12分21秒 たいようちゃん☆ボム
○夏樹☆たいよう

▼第2試合 ユニット対抗戦 タッグマッチ 20分1本勝負
[ナナエ軍団]○須佐えり/はるか悠梨
10分6秒 バックブロー→片エビ固め
[PLANET]●岩谷麻優/翔月なつみ

▼第3試合 ユニット対抗戦 タッグマッチ 20分1本勝負
[全力女子]○宝城カイリ/夕陽(ZERO1野良犬道場)
10分9秒 イカリ
[川崎葛飾最強伝説+1]●安川惡斗/鹿島沙希

▼第4試合 シングルマッチ 20分1本勝負
●脇澤美穂
10分6秒 ライガーボム→エビ固め
○松本浩代(エスオベーション)

▼第5試合 シングルマッチ 20分1本勝負
○夏樹☆たいよう
12分22秒 チョモランマ
●木村響子(フリー)

▼第6試合 ワールド・オブ・スターダム選手権試合 30分1本勝負
[王 者]○高橋奈苗
20分4秒 ワンセコンドEX→片エビ固め
[挑戦者]●世IV虎
※初代王者が4度目の防衛に成功

▼第7試合 ワンダー・オブ・スターダム選手権試合 30分1本勝負
[王 者]○愛川ゆず季
12分29秒 タイガースープレックスホールド
[挑戦者]●美闘陽子
※初代王者が4度目の防衛に成功

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