オカダを下して開幕2連勝の内藤がこの夏の主役宣言!逆に中邑、真壁、小島のG1優勝経験者が2連敗!

120803_NJPW-1.jpg新日本プロレス
NJPW 40th anniversary Tour
G1 CLIMAX 22 ~The One And Only~
日時:8月3日(金)開始:18:30
会場:後楽園ホール
観衆:1950人(超満員)

 新日本プロレスの真夏の祭典『G1 CLIMAX 22 〜The One And Only〜』が3日、東京・後楽園ホールで行われ、超満員となる1950人を動員。

 『G1』2日目となるこの日のメーンイベントでは、共に開幕戦を白星で飾った"レインメーカー"オカダ・カズチカと内藤哲也が激突。両者は今年3・4同所で行われた『旗揚げ記念日』でもIWGPヘビー級王座を賭けて対戦したが、その時はオカダが勝利。リベンジしたい内藤は序盤からオカダの左ヒザを集中攻撃。場外でもオカダの左足を鉄柵に巻き付けてから、リングサイドをダッシュしてのドロップキック。さらにリングに戻り、左ヒザへのミサイルキックから足4の字固め。
 珍しく苦痛の表情を浮かべて悶絶するオカダは何とかロープに逃れると、リバース・ネックブリーカーからのダイビング・エルボードロップで反撃。しかしレインメーカーを裏投げで切り返した内藤は、雪崩式フランケンからのグロリアを決めるとスターダストプレス。これをかわして自爆させたオカダはヘビーレインからツームストンパイルドライバーを狙ったが、張り手で防御した内藤は2度目のレインメーカーをカサドーラで、3度目のレインメーカーを浴びせ蹴りで徹底的に防御。
 そしてジャーマンからのドラゴンスープレックスで投げると、最後は完璧なスターダストプレスを投下して3カウント。開幕から2連勝をマークした内藤はコーナーに登って掟破りのレインメーカーポーズをやってみせ、まさしく棚橋の出ていない後楽園大会に歓声の雨を降らせたが、「一昨日の開幕戦、超満員札止め。そして今日、超満員札止めにならなかった。悔しい! でも超満員のお客さん、今日駆け付けてくれてありがとうございました。明日から各地を転戦してきますが、Bブロックの首位は俺。全勝でまたここ後楽園に帰ってきます! この夏の主役は俺! 期待してください。ありがとうございました」と札止めにならなかったことを悔やんだ。

120803_NJPW-2.jpg セミファイナルでは開幕戦でその内藤に不覚を取った昨年の『G1』覇者である中邑真輔と、同じく開幕戦ではルーシュに敗れた後藤洋央紀が対戦。両者は7・22山形大会で対戦し、その時は中邑が勝利してIWGPインターコンチネンタル王座を奪取している。
 武士の鎧をイメージした新コスチュームで登場し気合いの入っている後藤は、中邑のニーリフトや胴絞めスリーパーに苦しみながらも、リバースパワースラムからのボマイェをかわして串刺しラリアット。コーナーに登った後藤を中邑は追いかけるが、後藤は大一番のときに出す雪崩式回天。だが、中邑も後藤の串刺し攻撃をかわし、後頭部にハイキックを叩き込むと、コーナーからダイビング・ボマイェ。
 だが、トドメのボマイェを荒鷲掴みからの牛殺しで切り返して裏昇天で叩き付けた後藤は、さらに昇天を狙うが、背後に逃れた中邑はナックルパンチ。これを拳へのヘッドバットで迎撃した後藤は、ノータッチヘッドバットから昇天の体勢に。中邑もヒザを落として逃れるが、特攻ラリアットで吹っ飛ばした後藤は三度目のトライでついに昇天・改を決めて3カウント。一方の中邑は開幕2連敗。
 この日は小島聡も高橋裕二郎に、真壁刀義もMVPに敗れたため、『G1』優勝経験者が軒並み2連敗という波乱の展開となった。

120803_NJPW-3.jpg また、開幕戦で棚橋弘至相手にポテンシャルの高さを発揮し、あと一歩のところまで追い込んだシェルトン・ベンジャミンは、プロレスリング・ノアの丸藤正道と対戦。ジュニアヘビー級である丸藤にも負けないトリッキーかつ躍動感溢れる動きを見せたベンジャミン。丸藤はトラースキックからの不知火を狙うが、ベンジャミンは決めさせない。ならばと開幕戦で小島から3カウント奪ったウラカン・ラナも出したが、逆に足を取ったベンジャミンはアンクルホールドを決めていく。
 ロープに逃れた丸藤はトラースキックを叩き込むと、遠いほうのコーナーに登っていきFromコーナーtoコーナー。さらにトラースキックやスピンキックを叩き込んでからもう一度不知火を狙うが、ベンジャミンは丸藤をコーナーに乗せて防御すると、ジャンプしてコーナーに飛び乗り雪崩式Tボーン・スープレックス。大きく投げ飛ばされた丸藤にダメ押しのペイ・ダートを決め、ベンジャミンが勝利した。

※完全詳細はバトル・ニュース携帯サイト、またはスポーツナビをご覧ください。

▼第1試合 G1 CLIMAX 22 Aブロック公式戦 30分1本勝負
●小島聡【2敗=0点】
8分34秒 東京ピンプス→片エビ固め
○高橋裕二郎【1勝1敗=2点】

▼第2試合 G1 CLIMAX 22 Bブロック公式戦 30分1本勝負
○ルーシュ(CMLL)【2勝=4点】
7分30秒 スモールパッケージホールド
●ランス・アーチャー【1勝1敗=2点】

▼第3試合 G1 CLIMAX 22 Aブロック公式戦 30分1本勝負
○永田裕志【1勝1敗=2点】
10分1秒 バックドロップホールド
●矢野通【1敗=0点】

▼第4試合 G1 CLIMAX 22 Aブロック公式戦 30分1本勝負
○"ザ・マシンガン"カール・アンダーソン【2勝=4点】
12分22秒 ガンスタン→片エビ固め
●鈴木みのる(パンクラスMISSION)【1勝1敗=2点】

▼第5試合 G1 CLIMAX 22 Aブロック公式戦 30分1本勝負
○シェルトン・ベンジャミン(フリー)【1勝1敗=0点】
7分54秒 ペイ・ダート→片エビ固め
●丸藤正道(NOAH)【1勝1敗=2点】

▼第6試合 G1 CLIMAX 22 Bブロック公式戦 30分1本勝負
●真壁刀義【2敗=0点】
9分30秒 イリバーシブルクライシス
○MVP【1勝=2点】

▼第7試合 G1 CLIMAX 22 Bブロック公式戦 30分1本勝負
○後藤洋央紀【1勝1敗=2点】
13分31秒 昇天・改→片エビ固め
●中邑真輔【2敗=0点】

▼第8試合 G1 CLIMAX 22 Bブロック公式戦 30分1本勝負
○内藤哲也【2勝=4点】
21分59秒 スターダストプレス→片エビ固め
●オカダ・カズチカ【1勝1敗=2点】

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