飯伏がロウ・キーを下し、ケガで返上したIWGPジュニア王座を取り戻す!デヴィットはCMLLからの刺客を返り討ち!

120729_NJPW-1.jpg新日本プロレス
NJPW 40th anniversary Last Rebellion
日時:7月29日(日)開始:12:00
会場:後楽園ホール
観衆:2040人(超満員札止め)

 29日、新日本プロレス『NJPW 40th anniversary Last Rebellion』が東京・後楽園ホールで開催され、超満員札止めとなる2040人を動員した。

 8月1日から開幕するヘビー級の祭典『G1 CLIMAX 22』直前の今大会では、ジュニア・ヘビー級の試合がダブルメインイベントとして組まれた。ダブルメインイベントIではでは昨年9月に肩を脱臼してしまい、当時保持していたIWGPジュニア・ヘビー級王座を返上したDDTプロレスリングの飯伏幸太が、満を持して現王者のロウ・キーに挑戦。
 王者ロウ・キーは飯伏の古傷である左肩を容赦なく攻撃していったが、飯伏も蹴りと掌底のコンビネーションで応戦すると、タイダルウェイブをかわしてフランケンシュタイナーで投げ飛ばし、場外に出たロウ・キーの三角跳びケブラーダ。さらにロウ・キーがコーナーに登ったところに、エプロンからスワンダイブで飛び付いて雪崩式フランケン。
 ロウ・キーも投げられた直後、飯伏の顔面にフットスタンプを落としていくと、ムーンサルトムーンサルトもヒザで迎撃してから、飯伏のお株を奪うようなフェニックス・スプラッシュを出す。だが、これをかわした飯伏は復帰後出していなかったフェニックス・スプラッシュを解禁してロウ・キーから3カウント。
 IWGPジュニアを奪回した飯伏に対し、ノンタイトルながらロウ・キーに勝利しているKUSHIDAが宣戦布告したが、飯伏は「自分がこのベルトを輝かせます!」とアピールし新日本マットでも大歓声を浴びた。なお、この日の夜に行われたDDTビアガーデンプロレスでDJニラが保持していた挑戦権を行使して飯伏に挑戦したが、飯伏が勝利したため正式に8・18DDT武道館大会のメインで飯伏vs.ケニー・オメガが決定した。

120729_NJPW-2.jpg ダブルメインイベントIIでは、7・8後楽園大会で鈴木軍のタイチ相手に初防衛に成功したプリンス・デヴィットのCMLL認定NWA世界ヒストリック・ミドル級王座に、前王者のボラドール・ジュニアが挑戦。
 CMLLでデヴィットに奪われた王座を取り戻すために敵地に乗り込んできたボラドールは、トペやロメロスペシャル、ケブラーダなどルチャのテクニックを駆使して主導権を握る。デヴィットは10分が経過したところで、ドリームキャストからやや強引にリバース・ブラディサンデーを決めるとコーナーに登っていくが、追いかけていったボラドールはスパニッシュフライ(不知火・改)。
 さらにブラディサンダーもうまく防御したボラドールは、デヴィットをコーナーに乗せるとダメ押しのスパニッシュフライを狙ったが、デヴィットはこれを雪崩式ブラディサンデーで切り返して逆転の3カウント。見事2度目の防衛に成功し、CMLLからの刺客を返り討ちにした。

120729_NJPW-3.jpg 現IWGPヘビー級王者の棚橋弘至、昨年のG1覇者にして現IWGPインターコンチネンタル王者の中邑真輔、さらにオカダ・カズチカ、真壁刀義、後藤洋央紀、内藤哲也、高橋裕二郎と、『G1 CLIMAX 22』出場者がズラリと揃った本隊vs.CHAOSで8人タッグマッチでは、後藤が中邑のボマイェを荒鷲掴みでキャッチして牛殺しで叩き付ければ、オカダは棚橋をフラップジャックからのDDTで叩き付けるとDIDに捕らえる。
 中でも昨年のG1は惜しくも準優勝に終わり、「30歳までにIWGPのベルトを巻く」という夢も叶わなかった内藤は、今年G1初出場にして注目の的になっているオカダを激しく意識。内藤の串刺し攻撃をリバース・ネックブリーカーで切り返したオカダはダイビング・エルボードロップを投下してからレインメーカーを狙うが、これを逃れた内藤だが、オカダはカウンターのドロップキック。
 今回はオカダに一本取られた形だったが、試合はYOSHI-HASHIにジャンピングエルボーアタックを叩き込んでからのスターダストプレスを決めて内藤が勝利。試合後、内藤は引き揚げていくオカダと激しく睨み付けた。

※完全詳細はバトル・ニュース携帯サイト、またはスポーツナビをご覧ください。

▼第1試合 タッグマッチ 20分1本勝負
キャプテン・ニュージャパン/○KUSHIDA
07分22秒 バズソーキック→片エビ固め
邪道/●外道

▼第2試合 6人タッグマッチ 20分1本勝負
獣神サンダー・ライガー/タイガーマスク/○井上亘
09分09秒 ジャーマンスープレックスホールド
田口隆祐/●BUSHI/タマ・トンガ

▼第3試合 8人タッグマッチ 30分1本勝負
"ザ・マシンガン"カール・アンダーソン/MVP/○シェルトン・ベンジャミン(フリー)/ルーシュ(CMLL)
10分15秒 ペイ・ダート→エビ固め
鈴木みのる(パンクラスMISSION)/ランス・アーチャー/TAKAみちのく(K-DOJO)/●タイチ

▼第4試合 6人タッグマッチ 30分1本勝負
天山広吉/小島聡/○永田裕志
10分09秒 バックドロップ・ホールド
矢野通/飯塚高史/●石井智宏

▼第5試合 8人タッグマッチ 30分1本勝負
棚橋弘至/真壁刀義/後藤洋央紀/○内藤哲也
17分12秒 スターダストプレス→片エビ固め
中邑真輔/オカダ・カズチカ/高橋裕二郎/●YOSHI-HASHI

▼第6試合 ダブルメインイベントI IWGP Jr.ヘビー級選手権試合 60分1本勝負
[王 者]●ロウ・キー
19分30秒 フェニックススプラッシュ→片エビ固め
[挑戦者]○飯伏幸太(DDT)
※ロウ・キーが2度目の防衛に失敗。飯伏が第64代王者となる

▼第7試合 ダブルメインイベントII CMLL認定NWA世界ヒストリック・ミドル級選手権試合 60分1本勝負
[王 者]○プリンス・デヴィット
13分05秒] 雪崩式ブラディサンデー→エビ固め
[挑戦者]●ボラドール・ジュニア(CMLL)
※王者デヴィットが2度目の防衛に成功

このページの先頭へ
コラム女子プロレス団体『FEATURES』
スターダム世IV虎の番長日記
はるか悠里の格闘アイドル育成計画
スターダム須佐えりの初勝利への道
月別アーカイブ
団体