第12回『火祭り』が開幕!本間を下した大谷は早くも優勝宣言!棚橋のIWGPヘビー級王座挑戦目前の田中は、耕平相手に引き分け発進!

プロレスリングZERO1
真夏の祭典 火祭り2012 〜開幕戦〜
日時:7月20日(金)開始:18:30
会場:ベルサール六本木
観衆:非公開

 20日、ベルサール六本木で行われたプロレスリングZERO1の『真夏の祭典 火祭り2012 〜開幕戦〜』。12回目を迎えた『火祭り』が、今年も開幕。メインでは大谷晋二郎が本間朋晃と激突した。

 本間が場外戦でペースを握ったが、リング上で大谷が巻き返す。独特のしゃがれ声で絶叫しながら前進をやめない本間が強烈なビンタ、ブレーンバスター、串刺しジャンピング・エルボー、フェースバスター、ミサイルキックと大谷の牙城に迫る。さらにDDTで突き刺し、悶絶する大谷の首めがけて低空ドロップキックで射抜くとスリーパーで絞め落としにかかった。
 場内の盛大なオータニコールに応えて大谷もしのぎ、本間のこけしも回避して自爆させる。ショルダータックルで正面衝突を繰り返すと、大谷が3発目をレッグラリアットで迎撃。ミサイルキック、スパイラルボムで勝負に出る。
 本間も丸め込みを連発して食い下がり、垂直落下式ブレーンバスターを炸裂。こけしを投下したが、大谷もカウント2でキックアウト。本間に手刀を叩き込み、投げっぱなしドラゴン・スープレックスを連発。スパイラルボムを成功させたが、ダメージが浅いとみるや、再びドラゴン・スープレックスでぶん投げて本間から3カウントを奪った。

 試合後、大谷は倒れ込む本間の眼前で火祭り刀を掲げるポーズを決める。さらに本間を引き起こし、場外に投げ落とす。本間がリングに戻り、何事か言葉を交わすと、本間が「もう一回!」をアピール。大谷が握手に応じようとすると、本間は張り手をぶち込んで花道を下がった。
 マイクを持った大矢には「勝ったぞ! 全力投球のプロレスで勝つことができて本当に本当にうれしい! 聞こえてるか、本間! お前に何があったか知らないけど、レスラーはリングで生き様を伝えるのが仕事。今日のオマエは十分過ぎるほど生き様、伝えられたんじゃないか? どうですか、お客さん? あいつがもう一回というなら、もう一回と言わず、何十回でもやってやる。闘ってやる。今日ひとつ、確信しました。今年の火祭り、本間が出場して間違いないと思います! あともうひとつ見えてしましました。今年の8月5日の後楽園での決勝。大谷晋二郎が火祭り刀を握ってる姿が見えます!」と早くも優勝を予告。
 場内から「俺にも見えてるぞ!」との声が飛ぶと、「......見える?」と聞き返して笑いを誘う。最後に大谷は「とにかくZERO1の会場に足を運んでくれた人を幸せにします! そしてメインは大谷が締める。だって優勝したくて仕方ないんだモン! 全力で駆け抜けたいと思います。今日はご来場ありがとうございました。火祭り開幕戦、来場してよかったですか? 火祭り最終戦の後楽園も来てくれますか? 絶対に後悔させないので、8月の後楽園、また会ましょう。ありがとうございました。皆さんが明日も元気よく笑顔で過ごせるように! いくぞ、いくぞ、いくぞ!! 3、2、1、ゼロワーン!」で締めくくった。

 新日本プロレス7・22山形市総合スポーツセンター大会で、棚橋弘至の持つIWGPヘビー級王座に挑戦する田中将斗だが、その前に佐藤耕平を相手に今年の『火祭り』が開幕! リング内外で一進一退の攻防を繰り広げたが、田中がテーブルにセットした耕平にスーパーフライを投下して机を真っ二つに。イスで足を殴打し、レッグロック、足4の字固めでギブアップを迫る。耐えた耕平もポールシフトで突き刺し、投げっぱなしジャーマンでぶん投げて逆襲。田中がラリアットで逆襲し、スーパーフライを狙っても、耕平が雪崩式ポールシフトで叩き落とし、パイルドライバーでグサリ。ジャーマンで勝負に出る。
 田中もワンツー、ローリングとエルボーを連発。ラリアット、低空ラリアットで追い討ちし、スライディングDを叩き込んだ。勝負あったに思われたが、耕平がカウント2でキックアウト。場内が大きく沸く中、2発目のスライディングDは耕平が回避。素早く立ち上がると、耕平が再びジャーマンで固めたが、田中もキックアウト。そのまま丸め込み合戦で3カウントを迫り合ったが、時間切れを告げるゴングが鳴った。
 試合後、田中は「火祭り中にIWGPというチャレンジ待ってるけれども、逆に今日は結果的に30分かかってしまったというだけですけども、30分闘って、まだまだ俺はやれるっつう確信を持てたし、IWGPのベルトに棚橋、相手としてどこもホンマにスキのない相手やと思ってるし、俺だってスキないし。まあホンマに、どっちが何で上回ってるか。スタミナ、パワー、インサイドワーク、すべて、俺の計算上は少し勝ってる部分はあるかもしれんけども、ほぼ互角と思う。何がアイツに劣っとるか。それは何つうかな、日本の中でも結果、IWGPのベルトを何度も防衛した男と、まだそのベルトを巻いてない、その差しかないと思う。スタミナも技術うんぬん、素晴らしい選手やと実際に思うし。俺はこの山形、すごく楽しみにしてる。そのベルトを持ってきてね、火祭りのシリーズを闘っても面白いし。まあ、それだけですね」と語った。

※詳細はバトル・ニュース携帯サイトをご覧ください。

▼第1試合 シングルマッチ
○横山佳和
10分13秒 ラクダ固め
●ジョ・キョンホ

▼第2試合 タッグマッチ
日高郁人/○ジョナサン・グリシャム/ロビー・イーグル
11分03秒 シューティングスタープレス→体固め
菅原拓也(フリー)/藤田峰雄/●ジョニー・ヴァンデル

▼第3試合 タッグマッチ
KAMIKAZE/○植田使徒/クレイグ・クラシック
12分08秒 ラリアット→体固め
ジェームス・ライディーン/小幡優作/●ジェイ・コフィー

▼第4試合 火祭りAブロック公式戦 30分1本勝負
○崔領二【1戦1勝=得点2】
13分15秒 シドマス→片エビ固め)
●橋本大地【1戦1敗=得点0】

▼第5試合 火祭りBブロック公式戦 30分1本勝負
△田中将斗【1戦1分=得点1】
時間切れ引き分け
△佐藤耕平【1戦1分=得点1】

▼第6試合 火祭りAブロック公式戦 30分1本勝負
○大谷晋二郎【1戦1勝=得点2】
21分23秒 ドラゴンスープレックス→体固め
●本間朋晃(フリー)【1戦1敗=得点0】

【記事提供/プロレスリングZERO1】

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