石川が宮本をウニの上に叩き付けて勝利し、EXTREME王座をユニオンに取り戻す!一騎打ち1カ月前の関本と真霜が超強力タッグを結成!

120718_BjwUnion-1.jpg大日本プロレス×ユニオンプロレス合同興行
大日本×ユニオン対抗戦 だったりだったり
日時:7月18日(水)開始:19:30
会場:新木場1stRING
観衆:282人(超満員)

 18日、新木場1stRINGで行われた大日本プロレス×ユニオンプロレス合同興行『大日本×ユニオン対抗戦 だったりだったり』。今年3・29新宿FACE大会で初の合同興行が行われた際、大日本代表の宮本裕向がユニオン代表の木高イサミから奪取したDDT EXTREME王座。その後、5・4ユニオン後楽園大会で大家健相手に初防衛に成功した宮本が、今大会で石川修司の挑戦を受けた。なお、この試合は蛍光灯&薔薇に加え、サソリ又はマムシの生態系を使ったデスマッチで行われる予定だったが、生態系のアイテムを一任された大家が築地からウニを購入してきたため、蛍光灯&薔薇&ウニデスマッチで行われた。

 まず先に石川が宮本を蛍光灯に叩き付けていくと、石川はリング上にイスをセットしてから花道で宮本をスプラッシュ・マウンテンの体勢に捕らえ、リング上のイス目がけて投げ飛ばそうとするが、間一髪背後に逃れた宮本は逆にドロップキックで石川をリング内まで吹っ飛ばしてイスに座らせると、花道ダッシュしてリング内へのトペ・コンヒーロで石川にアタック!
 さらに蛍光灯の上にブレーンバスターで叩き付けていった宮本は、カウンターのフロントスープレックスを狙うが、これをかんぬきで踏ん張った石川は逆にかんぬきスープレックス。さらに蛍光灯を突き刺して額から流血させた石川は、薔薇ボードの上に宮本をボディスラムで叩き付ける。
 大流血に見舞われながらも気合いのラリアットで石川を場外に叩き落とした宮本は、エプロンとイスの上に薔薇ボードを乗せると、奈落式のど輪落としを狙った石川をエプロンから鉄柱に叩き付ける。さらにコーナーに石川を乗せた宮本は、何と場外に向かって雪崩式フランケンで石川を投げ飛ばし、薔薇ボードの上に叩き付ける。これで大きなダメージを負った石川を蛍光灯を挟んでのコンドルキックや卍コブラで追い込んだ宮本は、ついにウニをマットにバラ撒く。
 そして1箇所にウニを集めた宮本はその上にファイヤーサンダーで石川を叩き付けたが、カウントは2。ならばと倒れた石川の上にウニを乗せ、"男体盛り"状態にしてからその上にムーンサルトプレスを投下。これもカウント2で返した石川は、ハンドスプリングエルボーを狙った宮本を投げ捨てジャーマンで投げる戸、ランニングニーからスプラッシュ・マウンテンの体勢に。
 これをウラカンで切り返した宮本だが、石川はレインメーカーの体勢からアックスボンバーではなく、ノータッチヘッドバットを叩き込むと、ランニングニーからついにスプラッシュ・マウンテンで宮本をウニの上に叩き付けて3カウントを奪った。

120718_BjwUnion-2.jpg DDT EXTREME王座をユニオンに取り戻した石川は、「宮本、年は離れているし、団体は違うけど、俺とお前は同期だ。また対抗戦とか関係なく、ユニオンに上がってくれよ」と語りかけると「今回、大日本とユニオンの対抗戦をやって、大日本の素晴らしさが分かりました。ユニオンが足りないところはたくさんあるので、大日本に追いつけ追い越せで頑張ります!」と挨拶。
 それを聞いたアブドーラ小林が「俺たちに追いつけるかな? 大日本はいい団体だぞ。なんならまたタイトル賭けてやってもいいぞ。時と場合によってはお前と組んでもいいぞ」と石川にタッグ結成を持ちかけると、石川は8・18DDT日本武道館大会で行われることが決定しているHARASHIMA&未定vs.石川&未定というカードに関して、自分のパートナーはアブ小......ではなく、伊東竜二だと発表!
 ガッカリするアブ小を尻目に伊東は「石川、俺とお前が組むんだったら、DDT......いや、日本武道館大会に怒られるようなことをしようぜ!」と宣言。さらにこの日はユニオンのナオミ・スーザン代表が鶴見亜門GMに石川以外にもユニオンの選手を武道館大会に出してほしいとお願いしていたところ、木高イサミ&妻木洋夫がガントレットタッグマッチに出場が決定したことも発表された。
 なお、2回に渡って行われた大日本プロレスとユニオンプロレスの合同興行だが、大会終了後に大日本の登坂代表とユニオンのスーザン代表は対抗戦の一応の終結を宣言。今後はお互いの団体を選手が行き来して、対抗戦的なカードが組まれることはあるが、合同興行は対抗戦に捕らわれずに年に1回程度開催していきたいと語った。

120718_BjwUnion-3.jpg 8・22K-DOJO新宿大会で一騎打ちを行う関本大介と大家(真霜)拳號が超強力タッグを結成し、現デスマッチヘビー級王者・アブドーラ小林&前DDT EXTREME王者・木高イサミと対戦。
 関本と大家(真霜)が並び立っただけで何とも魅力的なタッグチームだが、いきなり関本が「よし、大家行け」と指示し、大家(真霜)がやや戸惑っているところにアブ小&イサミが奇襲攻撃を仕掛けていく。2人を場外に追いやったところにイサミがコーナー最上段からプランチャを投下。
 その後もイサミは頑なに大家(真霜)に向かって「真霜!」と叫びながらエルボーを叩き込んでいったが、エプロンに出た大家(真霜)はイサミの蹴り足をキャッチしてロープ越しのドラゴンスクリュー。そこからイサミの左ヒザを徹底的に攻撃していた大家(真霜)と関本。ただでさえ体格的不利な上に、この日2試合目のイサミは何度も悶絶。
 それでも何とかアブ小にタッチすると、アブ小は「新木場の皆さん、愛してま〜す」からのダイビング脳天唐竹割りは大家(真霜)がブロックしたが、アブ小はスリングブレイドからシャイニング・ウィザード。さらに合体攻撃を狙った関本&大家(真霜)を倒してバカチンガーエルボーをまとめて投下。イサミもコーナーに登った関本を下から蹴り上げると、コーナー上に追いかけていって雪崩式フランケン。
 これを踏ん張った関本は雪崩式パワーボムで切り返そうとしたが、イサミは空中で再び回転して雪崩式フランケンで投げきった。さらに勇脚を叩き込むが、関本もフロッグスプラッシュをお返し。大家(真霜)がアブ小を場外に連れ出している間に、関本はジャーマンを狙うが、イサミはサムソンクラッチで切り返す。
 だが、カウント2で返した関本はラリアット、垂直落下式ブレーンバスターを立て続けに決めると、ダメ押しのぶっこ抜きジャーマンで投げて3カウント。試合後、笑顔で握手を交わした関本と大家(真霜)だが、インタビュースペースで大家(真霜)は「次はK-DOJOで真霜拳號としてやらせてもらう。今日は大家拳號であることを利用してお前の動きを一番近くで見させてもらった。ジャーマンも見たぞ」と言ってニヤリ。非常に魅力的かつ超強力タッグだけに、また見たいところだが、関本は「今はないですね」と8・22の一騎打ちが終わるまでは考えられない様子だった。

※完全詳細はバトル・ニュース携帯サイトをご覧ください。

▼第1試合 6人タッグマッチ 目立つのは誰だ?吼えるのは誰だ?勝つのは誰だ?そう俺だ!20分1本勝負
石川晋也(大日本)/橋本和樹(大日本)/●神谷英慶(大日本)
11分25秒 テキサスクローバーホールド
木高イサミ(ユニオン)/○妻木洋夫(ユニオン)/風戸大智(ユニオン)

▼第2試合 才気あふれる若者よ老いもまたひとつの才能なのだ 20分1本勝負
○グレート小鹿(大日本)/チェリー(ユニオン)
11分13秒 ドラゴンスリーパーホールド
大谷将司(大日本)/●福田洋(ユニオン)
※スペシャルレフェリー:高木三四郎

▼第3試合 人生あきらめが肝心か否か 20分1本勝負
"黒天使"沼澤邪鬼(大日本)/○ビッグ・ルード(ユニオン)
11分9秒 バックドロップ→片エビ固め
岡林裕二(大日本)/●星誕期(DDT)

▼第4試合 ハードコアマッチ 無法竜に通ず? 20分1本勝負
○伊東竜二(大日本)
10分18秒 ドラゴンスプラッシュ→体固め
●大家健(ユニオン)

▼第5試合 高木でも木高でもええじゃないか 20分1本勝負
アブドーラ小林(大日本)/●木高イサミ(ユニオン)
11分35秒 ジャーマンスープレックスホールド
○関本大介(大日本)/大家拳號(K-DOJO)

▼第6試合 スペシャルシングルマッチ ブレーキの壊れたダンプカーの交差点 30分1本勝負
○佐々木義人(大日本)
8分38秒 ラリアット→片エビ固め
●入江茂弘(チームでら)

▼第7試合 DDT EXTREME級選手権試合~蛍光灯&薔薇&生態系デスマッチ 時間無制限1本勝負
[王 者]●宮本裕向(666)
15分8秒 スプラッシュマウンテン→エビ固め
[挑戦者]○石川修司(ユニオン)
※第18代王者・宮本が2度目の防衛に失敗。石川が第19代王者となる

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