吉永を研究してきたRyoが秒殺スリーパーで勝利し、65-70kg新王者に!ベルト挑戦を目指す佐野は小比類巻にまさかの対戦要求!
FIGHTING NETWORK RINGS
THE OUTSIDER 第22戦
日時:7月15日(日)開始:15:00
会場:ディファ有明
観衆:2014人(超満員札止め)
15日、ディファ有明で行われたFIGHTING NETWORK RINGS『THE OUTSIDER第22戦』。メインでは5・13『第21戦』で《アウトロースナイパー リアル神代ユウ》佐野哲也を電光石火の飛び付き腕十字で下し、ランキング1位となった《柔道四段 格闘技界のトリッキー・ガチャピン》Ryoが、《キング・オブ・アウトサイダー 格闘彫師》吉永啓之輔が保持する65-70kg王座に挑戦した。
前に出たRyoにヒザを入れた吉永だが、そのまま圧力で押し倒したRyo。下からの三角絞めを仕掛けた吉永だが、うまく逃れたRyoは下から蹴り上げていく吉永の背後に回り込むとそのまま回転しながら胴絞めスリーパーの体勢に。ジワジワとRyoの腕が吉永の喉元に絡みついていき、最後はガッチリとチョークスリーパーが極まってRyoの勝利! まさかの58秒決着となったが、Ryoは喜びを爆発させたあと、前田日明リングス代表から腰にベルトを巻かれる。
思わず感極まった表情で目頭を押さえたRyoだが、頭にウイニングローレルを乗せられたあとにマイクを持つと「今日、晴れてチャンピオンになりましたRyoです。吉永選手、本当に研究しました。本当に強い選手だと思います。吉永選手を支えているサポーターもたくさんいたと思うけど、僕を支えてくれるたくさんの人がいました。プロの選手として短い時間だったと思うけど、命懸けでやりました。僕はこのベルトを持ってもって上を目指していきたいと思います。だから今日見てRyoを応援してもいいなって思った人は応援してください」とマイクアピールした。
一方、Ryoに敗れた佐野哲也はセミで今年のZST PRE STAGE-75kg級トーナメントで優勝した《攻める警備員 ファイアーボンバー》木口大輔と対戦。nWJのTシャツを着て登場した佐野は木口にタックルを決めさせず、差し合いでも積極的にヒザを入れるなどして優勢に試合を進める。2Rには首投げで木口がようやくテイクダウンを奪ったものの、すぐに佐野がサイドに回りニー・オン・ザ・ベリーからマウントを取る。そこからバックに回ってチョークスリーパーを狙った佐野だが、ここで試合終了のゴング。
判定は3-0で佐野の勝利。大会終了後、前田代表も「今日の佐野君だったらRyoにも勝てたかもしれないよね」と評価するほど盤石の勝利を収めた佐野は、マイクで事故った某友人への復帰祝いと、5・13『第21戦』でアゴを骨折して病院に搬送されたコンバ王子がリングに戻って来るまで待っているとアピールしたあと、この日勝利者賞のプレゼンターをしていた小比類巻貴之に向かって、突如リングに上がるようにお願いすると、「12月、(リングスとOUTSIDERの)合同興行ありますよね? 僕、あなたのすごいファンですけど、あなたと闘いたいです!」と土下座まで仰天の対戦表明!
さすがに戸惑いを隠せない小比類巻だが、そこに前田代表が上がってきて「プロの選手と佐野を当てていって、時期が来たらやればいいし。チャンスはいくらでもあげます。(この後メインで)吉永君とRyo君でやるんですけど、新しい選手がどんどん出てきているんで乱戦気味ですが、その中でやっていきたいと思います」と佐野に諭すように語りかけた。大会終了後、改めて佐野のvs.小比類巻について前田代表は「いま小比類巻は78kgなんですよね。元々体重も合わないですし、無理な話なんですけど、まぁ佐野君が体重を78kgまで上げて、なおかつ戦績を積んでってやるんであれば、それは考えてみますね」と決して可能性はゼロではない様子。
その戦績の1つになりそうなのが、12月の『第23戦』で開催されることが示唆された65-70kg挑戦者決定トーナメント。新王者となったRyoへの挑戦権を賭けて、OUTSIDERでも激戦区となっている65-70kgで吉永や佐野といった実績のある選手を集めて1DAYトーナメントを行う考えがあることと前田代表は語った。
毎回、プロレスラーに変身(?)して試合に出場する《リアルアマプロレスラー》のシバターは、今回シバター・ホーガンとして出場。対するはサラリーマン歴9年の《山形のアドレナリン・ジャンキー》軽部秀和。何ともキャラの濃い2人の対戦となったが、先にメガネ&Yシャツ&ネクタイのサラリーマンスタイルで軽部が入場すると、続いて『リアル・アメリカン』に乗って黄色いバンダナ&タンクトップ&サングラス姿のシバター・ホーガンが登場!
奇しくもこの日は第13試合で《沖縄宮古島道場・マクガン代表》新里佳彦が、『サンライズ』に乗りテンガロンハットにカウボーイスタイルという"スタン・ハンセン"ばりの入場をしていたため、OUTSIDERがまさかのレスリングサミット状態に! お馴染みの耳に手を当てて歓声を煽るパフォーマンスを見せたシバターは、名前をコールされた際もタンクトップを破くパフォーマンス。
圧巻だったのは、頭のバンダナを取った瞬間だ。何と前頭部の髪の毛を刈り上げ、ホーガンのあの額が広いヘアスタイルを完全再現! ゴングと同時に突進したシバターだが、アッサリかわした軽部がパンチを叩き込むと、シバターはハルクアップばりに体を震わす。なぜか軽部も同調し、さらに笑みを浮かべながら両手を広げて挑発。そこにタックルを仕掛けたシバターだが、上になった軽部はマウントを取ると腕十字の体勢に。クラッチしながら連続で前転して堪えるシバターだったが、回転する方向を間違えてロープ際に追い詰められてしまう。そして軽部がクラッチを切って腕を伸ばしたところでシバターはタップ。超人になることは出来なかった......。
また、前田代表は9・23リングス後楽園大会について「ちょっとある国と対抗戦をやっても面白いかなと。多分みんな見たことない選手が多いんで、意外と面白い選手もいる」とリングスやOUTSIDERの選手vs.恐らくリングス初参戦となる国の選手との対抗戦を考えていることを明かした。
そのほかにも名前が知られた日本人選手も参戦する予定で、その選手の名は近々記者会見を開いて明かされるという。
※完全詳細はバトル・ニュース携帯サイトをご覧ください。
▼第1試合 シングルマッチ 体重Limit66kg
《首都襲来 長野の暗黒支配人》●拳王
1R 1分46秒 TKO(ドクターストップ)
《栃木のリアルクラッシャー 抱き鯉金太郎》○英樹crash
▼第2試合 シングルマッチ 体重Limit63kg
《黒石魂継承 横濱義道会二代目総長》○寺内芳彦
1R 22秒 レフェリーストップ(グラウンドパンチ)
《カンムリワシフック フロム オキナワ》●具志堅裕高
▼第3試合 シングルマッチ 体重Limit62kg
《WANTED 三すくみ千手観音》●麦わらのユウタ
2R 1分28秒 TKO(ドクターのタオル投入)
《ハンドボーラー 富山のKING LEO》○将太
▼第4試合 シングルマッチ 体重Limit60kg
《歓楽街の仕分け人》●須藤和哉
判定0-2
《プロボクサー 合法ヤンキー狩り》○寺本雄輝
▼第5試合 シングルマッチ 体重Limit57kg
《栃木のスーパーサイヤ人 リアル孫悟空》○野沢零羽
1R 1分9秒 TKO(グラウンドパンチ)
《軽量級重戦車 格闘猿》●丸岡拓也
▼第6試合 シングルマッチ 体重Limit70kg
《元・美流會二代目総長 チームDKの不動明王》○渋沢佳太
1R 38秒 三角絞め
《飛脚界のトラック野郎 御意見無用の突撃一番星》●松元洋
▼第7試合 シングルマッチ 体重Limit59kg
《ヨコハマ・メタルシティ 陵辱キング》○土橋政春
2R 1分14秒 膝十字固め
《蠍座のアサシン》●サイレントキラーヤマト
▼第8試合 シングルマッチ 体重Limit70kg
《打倒ロシア人 NOスタンド NO試合》○高橋"ルガー"大毅
判定3-0
《筑波大学体育専門学群スポーツエリート界のアウトサイダー》●神田周一
▼第9試合 シングルマッチ 体重Limit70kg
《小比類巻道場 新生ストイック》●記村一成
1R 29秒 腕十字固め→レフェリーストップ
《埼玉のリアルバイキンマン》○齊藤勇駿
▼第10試合 シングルマッチ 体重Limit69kg
《Uのアイアンマン》○小林拓伍
1R 52秒 ドクターストップ(顔面からの出血)
《喧嘩集団無敵艦隊 町田の吉井弟》●吉井瞬
▼第11試合 シングルマッチ 体重Limit60kg
《あの世に輸送します ベビーフェイス・トランスポーター》○下村俊一
1R 34秒 TKO(スタンドパンチ)
《和製ジャッキー・チェン 茨城のシングル・ドラゴン》●一輝
▼第12試合 シングルマッチ 体重Limit63kg
《天下無双 和神会の暴君》●高森茂之
1R 1分54秒 TKO(グラウンドパンチ)
《石川県 能登のレッド・ブル》○SIN
▼第13試合 シングルマッチ 体重Limit80kg
《沖縄宮古島道場・マクガン代表》○新里佳彦
1R 1分59秒 チョークスリーパー
《喧嘩集団無敵艦隊代表 進撃の暴力ビースト》●吉井優
▼第14試合 シングルマッチ 体重Limit68kg
《ストリート無敗 格闘技集団CLUTCH代表》●情野雄也
1R 52秒 TKO(スタンドパンチ)
《エンセン大和魂継承》○YOSHIKI
▼第15試合 シングルマッチ 体重Limit69kg
《栃木 漆黒の流星》●手塚勇太
1R 2分1秒 アームロック→レフェリーストップ
《チーム道志 BIFの暴れん坊》○藤田雄祐
▼第16試合 シングルマッチ 体重Limit75kg
《現役医大生代表 延命ブラックジャック》●広川健信
1R 2分19秒 ヒールホールド
《番外地網走の暴れ漁師》○間宮晃仁
▼第17試合 シングルマッチ 体重Limit70kg
《イケイケ沼コンバ》○沼尻和之
1R 2分58秒 TKO(グラウンドパンチ)
《人獣 群馬高崎のクロヒョウ》●清水拓也
▼第18試合 シングルマッチ 体重Limit84kg
《リアル アマプロレスラー》●シバター・ホーガン
1R 2分43秒 腕ひしぎ十字固め
《山形のアドレナリン・ジャンキー》○軽部秀和
▼第19試合 シングルマッチ 体重Limit63kg
《日本×ブラジル 若きハイブリッド柔術家》○ジエメルソン・ハタ
判定3-0
《富山の極悪ちびまる子》●ピロシ
▼第20試合 シングルマッチ 体重Limit65kg
《沖縄道場チーム 荒ぶる闘心》○安谷屋智弘
1R 39秒 レフェリーストップ(グラウンドパンチ)
《空手貴公子 打撃の雄》●藤野智之
▼第21試合 シングルマッチ 体重Limit73kg
《群馬のリアルアウトロー》○萩原裕介
判定3-0
《a.k.a 福岡製闘牛》●ランボルギーニヨシノリ
▼第22試合 シングルマッチ 体重Limit63kg
《横濱義道会初代総長 濱の狂犬》○黒石高大
判定3-0
《周防国 ブレイド・ストライカー》●MASAMUNE
▼第23試合 シングルマッチ 体重Limit70kg
《アウトロースナイパー リアル神代ユウ》○佐野哲也
判定3-0
《攻める警備員 ファイアーボンバー》●木口大輔
▼第24試合 65-70kg級チャンピオンマッチ 体重Limit65-70kg
[王 者]《キング・オブ・アウトサイダー 格闘彫師》●吉永啓之輔
1R 58秒 チョークスリーパー
[挑戦者]《柔道四段 格闘技界のトリッキー・ガチャピン》○Ryo
※Ryoが第2代65-70kg級王者となる
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