飯伏が奥の手で火野を下してKO-D無差別級王座奪取!いざ武道館大会のメインへ。三四郎は永島nWJ顧問が連れてきた藤原に弟子入り!
DDTプロレスリング
What are you doing!? 2012
日時:6月24日(日)開始:12:00
会場:後楽園ホール
観衆:1517人(超満員)
24日、後楽園ホールで行われたDDTプロレスリング『What are you doing2012』。メインではCrying Wolfの火野裕士(KAIENTAI DOJO)の持つKO-D無差別級王座に、「それは僕のベルトです」という飯伏幸太が挑戦した。
この試合の勝者が無差別級王者として日本武道館のメインのリングに立つ事となるのだが、登場以来圧倒的なパワーで存在感を見せつける現王者に対し、DDT最後の砦と言える飯伏の挑戦はDDTファンに取っても重大な意味のある一戦。
試合序盤は火野が要求するパワー合戦に飯伏も応じつつ、タイトルマッチらしい静かで力強いレスリングの攻防が繰り広げられた。火野は飯伏の対角線を走り込んでのケブラーダをカットし、場外戦となってもチョップの威力で試合を支配していく。飯伏もキックで応戦し、鉄柱にチョップを誤爆させるなど決してやられっ放しではないものの、ペ-スを引き戻すまでには至らない。火野の「Fu●k You!」と叫んでからのセントーンをかわすも、得意のその場跳びムーンサルトもかわされ、そのままセントーンを食らってしまう飯伏。しかし豪快なバックフリップを食らいながらもロープワークの攻防から稲妻レッグラリアット、2度目の対角線を走り込んでのケブラーダ、ミサイルキックと叩き込むが、火野とのキックとラリアットの攻防では遅れを取ってしまう。
トップロープからのムーンサルト・アタックを受け止められ、スパインバスターからトップロープからのボディープレスを狙った火野だが、これは飯伏がかわしてバック宙キックからスターダストプレス。続けてのシットダウン・パワーボムをリバーススープレックスで返されると、強烈なラリアットの連打を食らってしまう。
その後のFuck'n Bombを回転エビ固めで切り返そうとするも火野の体は回せず、ネックハンギングで持ち上げられてしまいラリアットを食らう。続けてのシットダウン式ラストライドもカウント1で返され、キックを受け切られてからラリアット、Fuck'n Bombで大きなダメージを受けてしまう。
それでも最後はトップロープに登った火野にロンダート式バック宙キックから、2009年8月の両国大会で行われたHARASHIMA戦以来となるフェニックス・プレックス・ホールドでタイトル奪還に成功した。
第4試合ではGMの座をかけた体制派と反体制派nWJによる8人タッグが行なわれた。この試合のためにnWJの最高顧問として元WJプロレス取締役の永島勝司氏を招聘。そして試合前に永島氏が呼び込んだ反体制派の助っ人Xは藤原組の藤原喜明だった!
藤原は試合開始早々に松永にワキ固めを決め、これで決着かとも思われたがこれは辛くもパートナーのカットで逃れ、そこからは体制派がケニー、中澤を中心に攻め込んでいく。また松永はコーナーの藤原にモノマネで挑発するなど、いつものらしさを発揮するが、いざ藤原が出てくると多摩川も松永もなす術なく頭突きの餌食となる。
それでもケニーは藤原に対し、「You Old Fuc●'nman!」と叫んでからのスピンキックに続けて、波動拳を食らわせようとするが、藤原はこれをワキ固めで斬り返す。最後は乱戦模様となったところを三四郎がマイケルをスタナーからのシットダウン・ひまわりボムで降した。
試合後には鶴見亜門GMに永島最高顧問にGM職を譲るように要求した三四郎だが、当の永島氏がこれを拒否し、返す刀で武道館での鈴木みのる戦への対策として三四郎に藤原喜明への弟子入りを指示した。ちなみに永島氏はセコンドに付かず、客席から静かに観戦するのみだった。
※完全詳細はバトル・ニュース携帯サイトをご覧ください。
▼第1試合 6人タッグマッチ 30分1本勝負
ヤス・ウラノ/○アントーニオ本多/矢野啓太(ワラビー)
10分54秒 ダイビング・フィストドロップ→片エビ固め
佐藤光留(パンクラスMISSION)/石井慧介/●遠藤哲哉
▼第2試合 アイアンマンランブル・フォー・ザ・ヘビーメタル・タイトルマッチ 10分∞本勝負
【参加選手】男色ディーノ/DJニラ(在野)/ゴージャス松野/星誕期/彰人(スポルティーバ)/伊橋剛太/福田洋(ユニオン)/趙雲子龍(新北京)/タノムサク鳥羽(フリー)/藤本つかさ(アイスリボン)
<一本目>
[王 者]●藤本つかさ
2分33秒 彰人のベリートゥバック→片エビ固め
[挑戦者]○福田洋
※福田が916代王者となる
<二本目>
[王 者]●福田洋
4分56秒 バズソーキック→片エビ固め
[挑戦者]○タノムサク鳥羽
※鳥羽が917代王者となる
<三本目>
[王 者]●タノムサク鳥羽
5分16秒 横入り式エビ固め
[挑戦者]○藤本つかさ
※藤本が918代王者となる
※10分時間切れ時点での王者は藤本つかさ
▼第2.5試合 アイアンマンヘビーメタル級選手権試合
[王 者]●藤本つかさ
12時35分 首固め
[挑戦者]○趙雲子龍
※趙雲が919代王者となる
▼第3試合 スペシャルシングルマッチ 30分1本勝負
○HARASHIMA
8分44秒 蒼魔刀→体固め
●入江茂弘(チームでら)
▼第4試合 GMの座をかけた体制派vs.反体制派 30分1本勝負
[体制派]●中澤マイケル/ケニー・オメガ/ばってん多摩川(西口プロレス)/松永智充
8分34秒 シットダウン・ひまわりボム→エビ固め
[nWJ]○高木三四郎/高尾蒼馬/勇者アモン(多摩ルチャス)/藤原喜明(藤原組)with永島勝司
▼第5試合 KO-Dタッグ選手権試合 60分1本勝負
[王者組]○KUDO/大石真翔
13分16秒 ダイビング・ダブルニードロップ→片エビ固め
[挑戦者組]●マサ高梨/佐々木大輔(フリー)
※第44代王者組が初防衛に成功
▼第6試合 KO-D無差別級選手権試合 60分1本勝負
[王 者]●火野裕士(K-DOJO)
21分12秒 フェニックス・プレックス・ホールド
[挑戦者]○飯伏幸太
※第41第王者の火野が2度目の防衛に失敗。飯伏が第42代王者となる
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