川葛入りした鹿島がいきなり古巣・全力女子から勝利し、怒りの愛川に一騎打ちを要求!イオが「またスターダムでプロレスがしたい」と涙の謝罪

120624_Stardom-1.jpgスターダム
Wonderful Stars2012
日時:6月24日(日)開始:12:00
会場:新木場1stRING
観衆:390人(超満員札止め)

 24日、新木場1stRINGで行われたスターダムseason7『Wonderful Stars2012』。メインでは全力女子と川崎葛飾最強伝説+1がスターダムでは初となる8人タッグマッチで激突。6・10新木場大会で全力女子から脱退し、夏樹☆たいように弟子入りする形で川葛入りした鹿島沙希。だが、世IV虎はまだ鹿島の川葛入りに納得していない状況の上、鹿島にコケにされてた全力女子勢は怒り爆発の寸前と、何とも危険な香りのする一戦となった。

 先発誰が出るかで揉めている川葛に対して全力女子が急襲攻撃を仕掛けて試合開始。リングに残った鹿島へトレイン攻撃を見舞っていくと、愛川がパイパイアタックから美闘とのダブル正拳突き、カカト落としを見舞っていく。
 だが、川葛も宝城に狙いを定め、惡斗がフロントネックロックで振り回していけば、夏樹と世IV虎も立て続けにジャイアントスイング。しかし鹿島に代わったところで宝城もドロップキックを返して愛川にタッチ。鹿島をボコボコに殴っていった愛川だが、立ち上がった鹿島もエルボーを連打。だが、"キラーゆずポン"と化した愛川は鹿島の顔面に膝蹴りからドロップキック。さらに倒れた鹿島の正面へサッカーボールキックを叩き込むと、鹿島を踏みつけていく! 愛川のYKレッド(カカト落とし)で立ち上がれなくなった鹿島の髪を掴んだ愛川は、マットに顔面を叩きつけていく。
 見下ろしてくる愛川相手に「あー!」と気合を入れて立ち上がった鹿島は愛川の頬へ強烈な張り手。しかし愛川は容赦なく鹿島の顔面に張り手を連打。美闘も鹿島の胸にキックを連打していくと、鹿島は必死に張り手を返すが、カウンターのミドルキックで倒してサッカーボールキック。BYの厳しい攻撃に防戦一方の鹿島だが、美闘のブレーンバスターを何とかDDTで切り返して世IV虎にタッチ。
 世IV虎がセントーンや顔面ウォッシュで全力女子勢を蹴散らすと、夏樹はリングを縦横無尽に駆け回り、夕陽にバックエルボー。夕陽もライダーキックを返すと張り手合戦から夏樹のキックをキャッチしてのハイキック。これを避けバックに回った夏樹は投げ捨てジャーマンから顔面への串刺しドロップキックを叩き込むと、たいようちゃん☆ボムの体勢になるがこれは夕陽がフランケンで返しハニーフラッシュ。
 続いて愛川がゆずポンスタナーやSTFで追い込むが、夏樹もたいようちゃん☆ボムで応戦。お互いにタッチして宝城と惡斗がリングインすると、惡斗はACTスペシャルを狙うが、これを身をよじって抜けた宝城はエルボードロップからイカリ。これを抜けた惡斗とエルボー合戦。これに打ち負けた宝城を惡斗はACTスペシャルで叩きつけ鹿島にタッチ。
 だが、鹿島が入って来ると全力女子は愛川のミドルキック、美闘の背中へのミドルキック、夕陽の619、宝城のスピアーと一斉攻撃。だが、夏樹と世IV虎が救出に入り、夏樹と鹿島が合体フェイスクラッシャー。宝城も鹿島にダイビング・エルボードロップを投下するが、カウント2でカットされてしまう。さらに夏樹が宝城を抱え上げると、世Ⅳ虎のコードブレイカーと鹿島のフェイスクラッシャーの合体攻撃。さらに惡斗がケンカキックから惡トーンを投下すると、鹿島がダイビングフットスタンプを落として宝城から3カウントを奪った。

120624_Stardom-2.jpg 試合後、夏樹が「今日も川葛勝っちゃったもんねー! お前ら何が全力女子じゃ! 今日は新入りの沙希が勝った。お前ら現実を思い知れよ」と言い放つと、鹿島も「全力馬鹿ね、お前らチャラチャラしてっから負けんだよ! 川崎葛飾島根最強!」とアピール。惡斗は「青森! 青森!」と抗議するも鹿島は無視して「愛川ゆず季、次自分とシングルやれ」と愛川に対戦要求。
 これを聞いた愛川は「おい鹿島沙希、随分偉そうなこと言うようになったね! シングルでもなんでもやってやって、お前のその腐った根性を、私の蹴りで叩き直してやるからな! お前に負けるとこなんて1つもないから!」と対戦を受諾。だが、川葛内でも世IV虎が「なんでそんなに鹿島ばっかり褒めるんですか? たまには木村(響子)も大事にしてくださいよ!」と夏樹に詰め寄る場面も。
 すると夕陽もマイクを取り、「私、今日初めて夏樹さん率いる川崎葛飾と対戦して、初めて夏樹☆たいよう選手を体感できました。そして次、スターダムのトップ、そして女子プロレス界のトップに立っている高橋奈苗さんと闘って、今の自分の実力がどれだけあるのか試したいです。よろしくお願いします」と奈苗に対戦要求。これを聞いた奈苗は「夕陽、よく言った! いつその言葉が出るのかずっと待ってたんだ! 私に断る理由はありません、受けて立ちましょう!」とこの挑戦を受けて立った。
 ここで風香GMに呼び込まれ紫雷イオがリングへ。髪を黒く染め、白いシャツにタイトスカート姿で登場したイオは「この度は、お騒がせしてしまい、本当に申し訳ありませんでした。スターダムの選手の皆、そしてファンの皆様に多大なるご迷惑をお掛けしてしまいましたことを深くお詫び申し上げます。今回、処分保留という形で釈放となりましたが、これだけは信じてください。私は、絶対に無実です! 今は少しでも早く、それがハッキリすることを信じています。そして私は今、1からやり直すために生活も改めました。許されるのであれば、またスターダムでプロレスがしたいです。スターダムでプロレスが出来なければ、私のプロレス人生はありません。それぐらい、このスターダムは私にとって本当に本当に大切なモノなんです。それが伝えたくて来ました。どうもありがとうございました」と涙ながらに挨拶。
 そんなイオに張り手を見舞った奈苗は「1から出直すって言ってんだったら泣くんじゃない。これから頑張る事が大事だと思う。イオがこの件で皆さんにご迷惑おかけしたことは紛れもない事実だと思います。だけれども、事件のことは明らかになってないですけど、本人は無実だと言ってますし、何より生活を改めて頑張る覚悟は私には伝わってきてますし、選手はそれを認めたいと思っています。なのでどうか、お客さんが認めてくれるならリングにあげてあげたいと私は思います。いかがでしょうか?」と観客に反応を求めると、会場からは大きな拍手が起こった。
 続いてリーダーのイオが不在&相方だった星輝ありさが学業専念によりプロレス活動を休止することを発表する中、PLANETを守ろうと奮闘していた岩谷麻優が「自分もPLANETのリーダー代行としてひとこと言わせてください。PLANETはイオさんがいないとまとまらないんです。ずっと待ってるんで、いつかまた試合して、1から頑張っていきましょう。よろしくお願いします!」と懇願。
 最後に夏樹がマイクを持ち「イオ、一緒に頑張っていこう。自分達がプロレスやっていく上でブレてしまうような心は一つもありません。これからも皆さんに熱い闘いをお届けして、明日を信じてみんなでまた1から進んでいこうと思っていますので、よろしくお願いします。色々ありましたが、今日メインで勝ったのは川葛! 今日は最後、3カウント取った沙希、締められるか?」と鹿島にマイクを渡す。鹿島は「川崎葛飾島根最強! 今を信じて、明日に輝け、We are STARDOM!」と2大会連続で川葛が大会を締めた。

※完全詳細はバトル・ニュース携帯サイトをご覧ください。

▼第1試合 スターダム3WAYマッチ 15分1本勝負
○脇澤美穂
8分23秒 オーバー・ザ・トップロープ
●翔月なつみ
※もう1人は岩谷麻優

▼第2試合 シングルマッチ 15分1本勝負
○松本浩代(エスオベーション)
9分29秒 ひろよストーン→片エビ固め
●はるか悠梨

▼第3試合 シングルマッチ 15分1本勝負
○高橋奈苗
13分16秒 ワンセコンド
●須佐えり

▼第4試合 ユニット対抗戦 8人タッグマッチ 30分1本勝負
愛川ゆず季/美闘陽子/●宝城カイリ/夕陽(ZERO1野良犬道場)
18分25秒 ダイビング・フットスタンプ→片エビ固め
夏樹☆たいよう/世Ⅳ虎/安川惡斗/○鹿島沙希

【記事提供/スターダム】

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