ギクシャクしたムードの中、試合に敗れた全力女子から鹿島が脱退を表明!川葛+1入りを表明するも世IV虎は納得いかず

120610_-Stardom-1.jpgスターダム
Wonderful Stars2012
日時:6月10日(日)開始:12:00
場所:新木場1stRING
観衆:405人(超満員札止め)

 10日、新木場1stRINGで行われたスターダムSeason7『Wonderful Stars2012』。メインでは全力女子と川崎葛飾最強伝説+1が6人タッグで全面対決。ただ気になるのが、鹿島沙希は最近「チャラチャラしたのとか無理」と全力女子に所属しながら、他のメンバーと距離を取っている。一方の川葛も世IV虎が夏樹親分の反対を押し切って木村響子を加入させた。世IV虎が教育することに渋々承諾した夏樹だが、どちらのユニットも爆弾を抱えた状態で相手ユニットと対戦しなければならない状況。

 木村もオレンジの作業着姿で登場するが、そこに夏樹がイチャモンを着けようとすると世IV虎が割って入り夏樹をなだめる。BY砲がリング中央でポーズを決めたところに奇襲攻撃を仕掛けていって川葛+1。
 鹿島は夏樹に向かっていくが、ドロップキックで鹿島を場外に追いやった夏樹は三角跳びプランチャを投下。さらに鹿島をロープに張り付けて3人がかりで踏みつけると、案の定夏樹と木村が小競り合いを始める。
 何とかなだめた世IV虎が美闘をチョークでロープに押し込むと、逆水平チョップを連打。美闘もカウンターのサイドキックから愛川を呼び込んでダブルの正拳突きから合体の羽根折り固め。「沙希!」と鹿島を呼び込むが、鹿島は無視。仕方なくBYの2人で全力女子ポーズ。
 だが、「ふざけんじゃねぇ!」と愛川にエルボーを連打していった世IV虎は、自軍のコーナーに押し込む。川葛+1は3人がかりで愛川の胸を踏みつけ叩いていく。すると木村が夏樹に勝手にタッチしてリングイン。
 腰に爆弾を抱える愛川を逆片エビ固めに捕らえた木村。悲鳴をあげながら何とかロープに逃れた愛川だが、世IV虎がヘアホイップで投げ飛ばしてから顔面ウォッシュ。愛川もアームドラッグで投げていくと、世IV虎をコーナーに追い込んで蹴っていく。
 タッチを受けた美闘が串刺しドロップキックを見舞うと、入ってきた木村を世IV虎に投げつけて串刺し攻撃。そこに夏樹も飛び込んでくるが、美闘が夏樹のドロップキックをかわして木村に誤爆させる。
 木村にローキックを連打していった美闘だが、逆に木村がローの連打で美闘に片膝をつかせる。しかし美闘もカウンターのミドルキックを返すとサッカーボールキック。木村が卍固めに捕らえると、世IV虎も入ってきて愛川に世IVコブラ。夏樹も鹿島に卍固めを決めるが、木村はそれが気に食わず文句を付ける。
 この隙を突いて美闘は木村の二段蹴りを叩き込む。これで朦朧としなった木村にすかさず鹿島がドロップキックからフェイスクラッシャー。ダブルアームの体勢から木村が踏ん張ると回転エビ固めで丸め込んだ鹿島だが、返した木村は鹿島を足蹴にしていく。
 立ち上がった鹿島はクリストに捕らえていくが、木村は振り回して脱出。だが、そこに愛川が入ってきて木村をガンガン蹴っていく。しかしロープに飛んだ愛川に追走式フロントキックを叩き込んだ木村は世IV虎にタッチ。
 ショルダータックルで吹っ飛ばしていった世IV虎はデュランダル。10分が経過し、ケンカキックを狙った世IV虎だが、蹴り足をキャッチした愛川はSTF。
 ロープに逃れた世IV虎に対し、全力女子は愛川のパイパイアタックからトレイン攻撃を狙うが。鹿島がそれを嫌がり美闘をホイップ。これを世IV虎がショルダータックルで迎撃するが、愛川が蹴っていき難を逃れる。
 さらに美闘が愛川を持ち上げ、合体式カカト落としから愛川がYKレッド(カカト落とし)。しかし2発目を払いのけた世IV虎はショートレンジラリアットでなぎ倒して夏樹にタッチ。
 フロッグスプラッシュを投下した夏樹は蹴り足をキャッチして、愛川の右足をフックした状態でジャーマン。そこから川葛は合体攻撃を狙うが、美闘が世IV虎をカットすると、木村が夏樹ごと愛川を蹴り亜倒す。夏樹が木村につっかかっていくが、そこにBY砲が合体式カカト落とし。
 さらに愛川は夏樹にミドルキックを放っていくが、キャッチした夏樹はドラゴンスクリュー。そこからコーナーに登っていった夏樹だが、追いかけていった愛川はゆずポンスタナーで夏樹を場外に追いやる。エプロンから場外にパイパイアタックを発射した愛川は、リングに戻ると、鹿島に「(カットが)おせーんだよ!」と文句を言ってからタッチ。
 フェイスクラッシャーから変型ソル・ナシエンテに捕らえた鹿島だが、世IV虎がカットすると川葛はダブルの串刺し攻撃。そこからコーナーに登った夏樹だが、BYが叩き落とすと鹿島がATロックに捕らえる。これを逃れた夏樹はトリプルたいようちゃん☆ラ・マヒストラルでカウント2まで追い込む。ここでBYが入って来るが、美闘が夏樹に放った蹴りをキャッチした鹿島が愛川にその足を叩き付けていき、そこから夏樹にしじみを決める。
 これを世IV虎がカットすると、木村が鹿島を抱え上げ、世IV虎のデュランダルと夏樹のフェイスクラッシャーの合体攻撃。初めて3人がかりの合体攻撃を決めた川葛+1。そして世IV虎と木村がBYを抑え付けている間に、夏樹が鹿島にムーンサルトプレスを投下して3カウントを奪った。

120610_-Stardom-2.jpg 夏樹が「よっしゃ川葛、勝ったぞー! 川葛最強・最高! お前(=木村)がいなきゃな。お前らゼンリョ、チームワークもバラバラだし、そんなんでウチらに勝てると思っているのかよ? 沙希、お前が一番分かっているだろ? 今日も黙ったままか?」と勝利をアピールしてから悩める鹿島に尋ねる。
 するとマイクを持った鹿島は「全力女子、こんな格好だけのチャラチャラしたところにいても自分の未来はない。だから自分は今日、全力女子を抜ける! そして......自分は夏樹さんの弟子になって、ハイスピードの世界をもっと知りたい。だから自分を川葛に入れて下さい!」と夏樹への弟子入り&川葛+1入りを直訴!
 夏樹がウェルカム状態で受け入れようとすると、その前に世IV虎が立ちはだかり「ちょっと待って下さい! まさか入れるんじゃねいでしょうね? コイツどうせゼンリョみたいにまた辞めますよ」と鹿島の川葛入りを反対。夏樹は「入りたいって言ってんだから入れてやればいいじゃない。世IVちゃんだって木村入れたんだからイーブンだよ」と説得しようとするが、世IV虎は「親分だって惡斗入れたじゃないですか! 自分はこんな奴、絶対に認めませんから」と譲らない。
 その様子を見ていた愛川が怒りの表情で「鹿島沙希、あんた何なの? 暗いし全然協力しないし、終いには川葛入りたい。好きにしればいいじゃん! 今日から敵だから」と鹿島を"追放"宣言すると、美闘も「敵になったら蹴り飛ばすだけだから」と宣戦布告。
 するとマイクを奪い取った木村が「善良なスターダムファンの皆さん、善良なプロレスファンの皆さん、私、夏樹☆たいようの子分に見えます?」と観客に問う。「見えなーい」という声が多く飛ぶと、木村は「これが答えだ。上とか下とか決めんじゃねぇよ! 上とか下とかくだらなぇんだよ。お前親分なんだろ? 親分の器見せてくれよ」と吐き捨てて引き揚げようとするが、夏樹が「オイ、ふざけるなよ!」と呼び戻す。
 全力女子と川葛+1が揉めている中、いつの間にかリングに上がっていた奈苗が「いや〜、面白過ぎる! 全力女子は離脱者が出て、川葛がガタガタだし、PLANETはちょっとねぇ。これを見れば分かりますけど、ナナエ軍団が一番安泰じゃないですか〜!」と大喜び。
 すると夏樹は「試合に関係ねぇ奴まで入ってきて、本当にイカれてんな! 収集つかねぇよ。今日勝ったのはウチらなんで、ここで締めたいと思います」と呆れ気味に言うと、鹿島を近くに引き寄せる。世IV虎&木村とは微妙な距離が出来たままだが、最後は「いくぞー! 今を信じて、明日に輝け! We are STARDOM!」と夏樹が叫んで締めくくった。

※完全詳細はバトル・ニュース携帯サイトをご覧ください。

▼第1試合 シングルマッチ 15分1本勝負
●翔月なつみ
6分22秒 フロント・ネックロック
○安川惡斗

▼第2試合 シングルマッチ オーバー・ザ・トップロープありルール 15分1本勝負
○脇澤美穂
7分51秒 オーバー・ザ・トップロープ
●安川惡斗

▼第3試合 ユニット対抗戦 タッグマッチ 20分1本勝負
須佐えり/●はるか悠梨
14分33秒 スライディングエルボー→片エビ固め
○宝城カイリ/夕陽(ZERO1野良犬道場)

▼第4試合 シングルマッチ 20分1本勝負
○高橋奈苗
14分20秒 ラリアット→片エビ固め
●岩谷麻優

▼第5試合 ユニット対抗戦 6人タッグマッチ 30分1本勝負
愛川ゆず季/美闘陽子/●鹿島沙希
17分24秒 ムーンサルトプレス→エビ固め
○夏樹☆たいよう/世IV虎/木村響子(フリー)

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