PACが奥の手フレミングスタープレスでデヴィットとの極上の一戦を制す!オカダvs.棚橋に横ヤリを入れた内藤だが、オカダに完敗!
新日本プロレス
NJPW 40th anniversary Tour
BEST OF THE SUPER Jr. XIX ~The door to the glory~
日時:6月6日(水)開始:18:30
場所:後楽園ホール
観衆:1900人(満員)
6日、後楽園ホールで行われた新日本プロレス『NJPW 40th anniversary Tour BEST OF THE SUPER Jr. XIX 〜The door to the glory〜』(以下BOSJ)第9戦。
いよいよ後半戦に入ってきた今年のBOSJ。この日は今年のBOSJの中で、注目度ナンバー1カードといってもいい、プリンス・デヴィットvs.PACが行われる。現時点で3勝3敗の6点のPACとしては、これ以上の負けは許されないだけに、最強のライバルに背水の陣で挑むことになった。
PACのセコンドには同じWORLD-1 INTERNATIONALの吉野正人がつき、ドラゲーファンもたくさん応援に駆け付けたこともあり、大歓声で迎えられる。しかし序盤の腕の取り合いやグラウンドでのいい体勢の取り合いではデヴィット優勢。PACもデヴィットのドロップキックをかわし、その場飛びシューティングスター。だが、これはまだ挨拶程度。
ドロップキックでPACを場外に追いやったデヴィットがロープに飛んだところで素早くリングに戻ったPACはコルバタでデヴィットを場外に投げ、逆に場外ダイブを狙う。しかしデヴィットも素早くリングに戻ってドロップキックでPACを再び場外に追いやると、ノータッチトペコンを発射。
強烈な逆水平チョップでPACの胸元を真っ赤にさせたデヴィットだが、PACはデヴィットの串刺し攻撃をかわしてエプロンに出たPACは、ロープに飛んだデヴィットにスワンダイブ式ミサイルキック。これで場外に出たデヴィットに対し、PACはスワンダイブ式ブリティッシュ・エアウェイズを投下!
リングに戻ったPACは何とコーナー2段目からフェニックス・スプラッシュを決めると、今度はコーナー最上段からシューティングスタープレス。これをデヴィットがかわすとPACは着地。しかしデヴィットはラリアットを叩き込むと、串刺しドロップキック。さらに立ち上がろうとするPACの後頭部にダイビング・フットスタンプを投下。デヴィットのドリームキャストをかわしたPACだが、デヴィットはオーバーヘッドキック。だが、突進してきたデヴィットをかわしたPACはジャーマンで投げる。
デヴィットのドリームキャストをかわしてシャイニング延髄斬り。そして必殺の360°シューティングスター・プレスを投下したが、デヴィットはヒザで迎撃。デヴィットは延髄斬りからリバース・ブラディサンデーを完璧に決めたが、PACもカウント2で返す。デヴィットは落差十分のダイビング・フットスタンプからブラディサンデーを狙うが、PACはこれを逃れてリバースフランケンで投げると、続けてジャーマン。
そこからPACはドラゲーの大会でも滅多に出さない奥の手であるフレミングスタープレス(リバース・ファイアーバード・スプラッシュ)を決めてデヴィットから3カウント! 盟友・吉野もリングに上がり、誇らしげにPACの勝利を称えると、満員の観客は大興奮の様子で極上の試合を見せてくれた両選手に拍手と歓声を贈った。
今年こそ"愛"で待望のBOSJ初優勝を目指す田口隆祐は4勝2敗8点で、2勝3敗4点のTAKAみちのくと対戦。力比べを要求しておいてスカしていくTAKAは、田口をロープに押し込むと目潰しのポーズだけ見せておいてクリーンブレイク。お互い相手に先手を取らせないグラウンドでの攻防からエルボー合戦。そこから目潰しを見舞っていったTAKAはドロップキックで田口を場外に追いやると、コーナーに登っていくが、飛ばずにマットに降りていく。
リングに戻ってきた田口に目潰しを狙ったTAKAだが、読んでいた田口はブロックして逆に目潰し。これで場外にエスケープしたTAKAだが、田口は飛ぶと見せかけて腰振りポーズ。するとTAKAはリングに戻りそうで戻らない陽動作戦で振り回してから、田口のエルボーを受け止めてから目潰しのポーズをしておいてスネを蹴り上げる。さらにレフェリーに「何だ、アレ?」と言って視線を反らせておいて、田口の顔面に拳をねじ込んでいく。
老かいなテクニックを駆使し、のらりくらりと田口を痛めつけていくTAKAだが、一転してランニングニーや串刺しニーをグサリ。だが、田口もTAKAをコーナーに力一杯叩き付けてから後頭部へのドロップキックで場外に追いやってから三角飛びプランチャ。さらにスワンダイブ式ミサイルキックからスリーアミーゴを狙っていったが、3発目をジャスト・フェースロックで切り返そうとしたTAKA。
田口はそこをさらに腕十字で切り返す。TAKAがロープに逃れると、田口はどどんを狙うが、TAKAはジャスト・フェースロック。すぐにロープに逃れた田口に対し、スーパーKを叩き込んでいったTAKAだが、ジャスト・フェースロックはラ・マヒストラルで切り返す。それでもTAKAはどどんをサムソンクラッチで切り返す。
カウント2で返したTAKAに延髄斬りを見舞った田口だが、TAKAも返す刀でスーパーK。場外に出た田口に対してスワンダイブ式プランチャを久しぶりに出したTAKA。ジュニアだからといってむやみやたらに飛び技を出すことを嫌うTAKAだが、ここ一番のときにはまだまだ有効な飛び技が出来ることをアピール。
リングに戻ったTAKAはスーパーK。田口はこれをかわしてどどんで叩き付けるが、ダメージもあってフォールにはいけず。ここで田口がやや不用意にTAKAを引き起こそうとすると、TAKAは対ヘビー級用の秘密兵器であるヘビーキラー1号で丸め込んで3カウント! 実に見応えのある試合をやってみせた末、TAKAみちのくの真骨頂が発揮された結果となった。
なお、現IWGPジュニアヘビー級王者のロウ・キーがこの日も勝利し、7戦全勝14点で早くもBブロック1位通過を決めてみせた。
前日の春日部大会でタッグを組みながらギクシャクしたチームワークだった棚橋弘至と内藤哲也。すると試合後、内藤が今シリーズ中にオカダ・カズチカからフォールかギブアップを獲ったら、挑戦者決定戦をやれと棚橋に要求。この要求を棚橋も飲んだのだが、この日は棚橋と内藤が再び同じチームとして、オカダ率いるCHAOSと8人タッグマッチで激突した。
同じチームにもかかわらず睨み合う棚橋と内藤。棚橋が自ら先発を買って出ていき、内藤に下がるように指示。オカダのエルボーに対し、フライング・フォアアームを返す棚橋。続いてWIGPインターコンチ王者の後藤洋央紀と石井智宏のショルダータックル合戦からのラリアット相打ちもド迫力で場内は一気に大盛り上がり!
内藤はYOSHI-HASHIとリープフロッグ合戦を展開してスピードを上げていき、最終的にドロップキックを決める。ここで棚橋からのタッチ要求を無視してトンガにタッチ。だが、トンガを捕まえたCHAOSは中邑とオカダが肩を組んでダブルのビッグブーツから、中邑とオカダがトンガをリフトしてYOSHI-HASHIに渡しての合体パワーボムと次々に決めていく。それでもトンガはコーナーに飛び乗って中邑にトルニージョでアタックすると、ようやく後藤にタッチ。
後藤は中邑のボマイェをかわすと地獄車で投げてから昇天を狙うが、ヒザを落として逃れた中邑はカカト落としを見舞ってオカダにタッチ。ロープに飛んだオカダに対して追走した後藤は時間差ラリアット。必死に手を伸ばす棚橋を突き落とした内藤がタッチを受ける。だが、CHAOSは内藤にトレイン攻撃を決めていき、そこからオカダがリバース・ネックブリーカーからのDID。
堪らず棚橋が入ってきてストンピングで内藤を救出したが、オカダはなおもダイビング・エルボードロップからレインメーカーの体勢へ。内藤は延髄斬りで切り返すと、ベースボール・スライドからコーナーに飛び乗り、背後からミサイルキック。さらにジャーマンで投げるがカウントは2。内藤はジャンピングエルボーアタックからグロリアで叩き付けてからコーナーに登っていくが、エプロンから中邑がジャンピンキックで蹴り落とす。
オカダは内藤のジャンピングエルボーアタックをかわしてバックを取ると、レインメーカーを狙う。かわしてロープに飛んだ内藤だったが、カウンターでツームストンパイルドライバーで決めたオカダは今度こそレインメーカーをズバリと決めて3カウント! IWGPヘビー級戦線に横ヤリを入れた内藤だったが、オカダに完敗! すると外道が「オイ、一丁上がりだ、オイ! 自称エースがだらしねぇから、本物のエースが黙らしてやったぞ! 感謝しろよ! 猿(=内藤)、二度と口開くなよ、オイ! 次はお前(=棚橋)だ! 大阪で完璧に終わらせてやるよ。(6・16大阪)DOMINIONにカネの雨が降るぞ!」と棚橋を挑発。その棚橋はベルトを肩に掛けたオカダと激しく睨み合うのを尻目に、内藤は肩を落としながら引き揚げていった。
※完全詳細はバトル・ニュース携帯サイトをご覧ください。
▼第1試合 「BEST OF THE SUPER Jr.XIX」Bブロック公式戦 30分1本勝負
○タイガーマスク【4勝2敗=8点】
6分50秒 雪崩式ダブルアームスープレックス→体固め
●高橋広夢【7敗=0点】
▼第2試合 「BEST OF THE SUPER Jr.XIX」Bブロック公式戦 30分1本勝負
●佐々木大輔(フリー)【2勝5敗=4点】
10分05秒 ロシアン・ストライク→片エビ固め
○アレックス・コズロフ【4勝2敗=8点】
▼第3試合 「BEST OF THE SUPER Jr.XIX」Aブロック公式戦 30分1本勝負
●KUSHIDA【3勝3敗=6点】
2分33秒 タイチ式外道クラッチ
タイチ【2勝4敗=4点】
▼第4試合 「BEST OF THE SUPER Jr.XIX」Aブロック公式戦 30分1本勝負
○獣神サンダー・ライガー【4勝3敗=8点】
7分10秒 垂直落下式ブレーンバスター→体固め
●BUSHI【3勝3敗=6点】
▼第5試合 8人タッグマッチ 30分1本勝負
棚橋弘至/後藤洋央紀/●内藤哲也/タマ・トンガ
16分37秒 レインメーカー→片エビ固め
○オカダ・カズチカ/中邑真輔/YOSHI-HASHI/石井智宏
▼第6試合 「BEST OF THE SUPER Jr.XIX」Aブロック公式戦 30分1本勝負
●アンヘル・デ・オロ(CMLL)【4勝3敗=8点】
10分38秒 ダイビングダブルニードロップ→片エビ固め
○ロッキー・ロメロ【3勝3敗=6点】
▼第7試合 「BEST OF THE SUPER Jr.XIX」Bブロック公式戦 30分1本勝負
●田口隆祐【4勝3敗=8点】
11分11秒 ヘビーキラー1号
○TAKAみちのく(K-DOJO)【3勝3敗=6点】
▼第8試合 「BEST OF THE SUPER Jr.XIX」Bブロック公式戦 30分1本勝負
○ロウ・キー【7勝=14点】
10分37秒 キークラッシャー99
ブライアン・ケンドリック【4勝2敗=8点】
※ロウ・キーのBブロック1位通過が決定
▼第9試合 「BEST OF THE SUPER Jr.XIX」Aブロック公式戦 30分1本勝負
●プリンス・デヴィット【4勝3敗=8点】
17分24秒 フレーミングスタープレス→片エビ固め
○PAC(DRAGON GATE UK)【43勝3敗=8点】
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