握手を求めたHARASHIMAに対し、中指を突き立てた火野。火野がショルダータックルでぶつかっても倒れずに踏ん張ったHARASHIMAはフロントキックで火野をなぎ倒すと、もつれ合うように場外へ。場外で蹴っていくHARASHIMAに対し、逆水平チョップを打っていった火野はHARASHIMAをリングに戻す。だが、HARASHIMAもリングに入ろうとした火野をDDTで叩き付けると、スリーパーやヘッドロックでしつこく絞めていく。突進してきたHARASHIMAを受け止めて反対側のコーナーに叩き付けた火野はチョップを連打。両手を広げたり、手を後ろに組んで「来いよ」と挑発する火野に対し、HARASHIMAはトップロープに火野を乗せて蹴っていくと、ライダーキックから雪崩式ブレーンバスター。そこからフロントネックロックで絞め上げていくが、火野はロープに脱出。
　強引にヒノスープレックスで投げていった火野は、HARASHIMAのハイキックを食らいながらも返す刀でショートレンジラリアット。ダブルダウン状態からカウント9で立ち上がると、ラリアットの相打ちから火野がなぎ倒す。Fuck'n BOMBをリバースフランケンで返したHARASHIMAは串刺し式の蒼魔刀。だが、キャッチした火野はそのまま後方にブン投げる。だが、火野のファッキンボディプレスをヒザで迎撃したHARASHIMAは蒼魔刀。続くスワンダイブ式蒼魔刀をかわした火野はバックを取るが、踏ん張ったHARASHIMAはショートレンジラリアット。ショートレンジラリアットでなぎ倒した火野は強引に頭上まで抱え上げると、豪快なFuck'n BOMBで叩き付けて3カウント。火野がKO-D無差別級王座初防衛に成功した。
　6・24後楽園大会での防衛戦で勝てば武道館大会のメインだが、鶴見亜門GMが火野に向かって「次の挑戦者はもう決まっています。私に直訴してきましたが、十分に資格があると思い許可しました」と言うと、そこに飯伏幸太が登場。飯伏は火野に向かって「最近いろいろ考えたんですけど、そのベルト、僕のなんですよ。だから返してください。武道館のメインに立つのは僕です」と宣戦布告。火野は「このベルトは僕のです。お前とだったらいい試合になるな。もうちょっと研究したかったけど、HARASHIMAめっちゃ強かったからな。ファ●クユー」と言って中指を立てたが、飯伏も無言で中指を突き返した。
　最後は締めのマイクを託されたアントンが「また札幌に帰ってくることがあれば、火野裕士のベルトのように、我々のお尻はピカピカに輝いている！」と言ってから、火野が「次の札幌大会も楽しみにしておけよ。この、この、この、ボケどもがー！」で札幌大会を締めた。

　第4試合では"札幌初上陸！めちゃくちゃ面白い試合シリーズ"としてほもいろクローバーZの男色ディーノ＆大石真翔とアントーニオ本多＆DJニラが対戦。大石は世IV虎の金のツナギ着用して登場。対戦相手のニラはほもクロと一緒に入場。そこに売店でポートレートを売っていた世IV虎が乱入して「何やってんだよ！」と大石に詰め寄るが、ディーノ曰くほもクロはアイドルである前に怪盗なので、昼のスターダムの興行が終わったあと控室から世IV虎のコスチュームを盗んだという。そこにニラが「お前、いつからそんな笑顔を忘れた子になっちまったんだ！」と詰め寄ると、なぜか笑顔を忘れた世IV虎を笑わせたほうが勝ちというルールで試合が行われることに。
　世IV虎コスを着た大石は完成度の低い世IV虎のモノマネを披露。アントンも女子プロ流の動きや細かい顔芸で笑わせにかかる。ディーノにバックから腰を振られたニラは「世IV虎の前でやめろ！」。さらに男色ナイトメアーを食らった際には「世IV虎、いい眺めだぜ！　一緒に見ようぜ！」。コーナーに抱きつき「コアラ」というアントンや、Tバックを思い切り引っ張り上げるが、世IV虎に笑顔が戻らない。男色ドライバーをくらったアントンに「立ってこいよ！」と叫んだディーノに対し、アントンは「今日、俺の胸の内を告白してやるよ。世IV虎！　結婚してくれ！」と言うと、大石やディーノも「結婚してくれ！」と申し出るが、最後に「ちょっと待て！」と入ってきたニラがロケットパンチ！
　怒った世IV虎が大石からコスチュームを剥ぎ取ると、大石はなぜか女性ものの下着姿！　するとディーノもニラも、さらには松井レフェリーまで尻を出して試合をやり始めたため、ついに世IV虎が吹き出してしまい試合終了！　「アイツら怪盗とか言って、何も盗んでねぇじゃないか！　ただのビビリだよ」と吐き捨てた世IV虎だが、そこに尻を出した木曽レフェリーが慌てて入ってきて「とんでもないものを盗んでいきよった。盗まれたのは貴方の心です」と、どこかで聞いたことのある名台詞！　最後は尻を出した男たちに世IV虎先輩が囲まれるというすごい画に、場内大爆笑だった。

　第5試合は5・20新木場大会でタッグを組んだスターダムの脇澤美穂から、勝手にベノムアームを拝借した上に、自ら脱いだアンダータイツを装着した腕で決める"アルティメット・ベノムアーム"へと進化させたマイケル。試合ではそのアルティメット・ベノムアームで高木三四郎からピンフォール勝ちを奪ったが、今大会では高木がマイケルにリベンジするため"敗者に何かひどい事が起こる何らかのデスマッチスペシャル"で対戦。しかもエニーウェアフォールマッチ。
　奇襲攻撃を仕掛けていったマイケルだが、高木はすぐに応戦。流血したマイケルの傷口に観客から奪い取ったレモンウォーターをかけていった高木は、通路ダッシュラリアット。テーブルの上にマイケルを乗せた高木は、コーナーの上から「We are STARDOM！」と叫んでからのプランチャでテーブルクラッシュ。そのまま会場の外に出ていった高木はボウリング場から玉を持って戻ってくると、マイケルをピンに見立てて投球。辛くもかわしてガターにしたマイケル。2投目もブリッジでかわしたマイケルだが、玉が会場の壁に激突！。さらにリングに戻ってコーナーからマイケルの股間に玉を落としていった高木は、マイケルを大開脚状態でコーナーに固定して投球。1投目はガターだったが、2投目で見事ストライク。マイケルも「熱くなってきてぜ〜」と叫びながらTバック姿になると、アルティメット・ベノワアームを狙うが、これをゆずポンキックで迎撃した高木はスピコリドライバー。マイケルもトラースキックからのオリンピックスラムを返すと、アンダータイツを手に巻き付けると、レインメーカーの体勢で顔に押し付けてフォールするアルティメット・ベノムメーカーで3カウントを奪った。
　「ベノムメーカーとしてDDTに毒の雨を降らせてやる！」と豪語したマイケルはアルティメット・ベノムアームを口の中に入れようとしたが、ギリギリでキャッチした高木は逆にマイケルの口にねじ込むとスタナーで返り討ちにした。

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▼第1試合　スペシャルトリプルスレッドマッチ 30分1本勝負
○ヤス・ウラノ
11分5秒　ジャックナイフ式エビ固め
●マサ高梨
※もう1人は佐藤光留（パンクラスMISSION）

▼第2試合　少林寺デスマッチ 30分1本勝負
○宏樹
9分59秒　燃えよドラゴン
●千春

▼第3試合　シングルマッチ 30分1本勝負
○斗猛矢（EMMA）
11分4秒　S.O.D.→片エビ固め
●高尾蒼馬

▼第4試合　札幌初上陸！ めちゃくちゃ面白い試合シリーズ 30分1本勝負
男色ディーノ／大石真翔
11分21秒　勝者：みんなのおしり。
アントーニオ本多／DJニラ（在野）

▼第5試合　敗者に何らかのひどい事が起こる何らかのデスマッチスペシャル 30分1本勝負
●高木三四郎
13分52秒　アルティメット・ベノムメーカー
○中澤マイケル
※負けた高木にも勝った中澤にもひどい事が起こった

▼第6試合　タッグマッチ 30分1本勝負
○飯伏幸太／KUDO
12分2秒　シットダウン・ラストライド→エビ固め
●入江茂弘（チームでら）／石井慧介

▼第7試合　KO-D無差別級選手権 60分1本勝負
［王　者］○火野裕士（K-DOJO）
18分16秒　Fxxk'N Bomb→エビ固め
［挑戦者］●HARASHIMA
※第41代王者の火野が初防衛に成功

【記事提供／DDTプロレスリング】