WNC旗揚げ戦でフィンレーに挑んだAKIRAは惜敗!大原も矢野に完敗を喫した上にマイバッハに襲撃され、真琴には華名もりほもダメ出し!
Wrestling New Classic
Wrestling New Classic旗揚げ戦
日時:5月24日(木)開始:18:30
場所:後楽園ホール
観衆:1700人(満員)
24日、後楽園ホールで行われた『Wrestling New Classic旗揚げ戦』。TAJIRIをはじめとする元SMASH勢による新団体Wrestling New Classic(以下WNC)がついに旗揚げ戦を迎えた。
メインでは4・26新宿でのプレ旗揚げ戦でTAJIRIを下したAKIRAが、SMASHの後期に驚異的な強さを発揮したデーブ・フィンレーと対戦。「最後に残された大仕事」というAKIRAは、28年のキャリアの集大成としてフィンレー超えに挑んだ。
AKIRAは新日本道場仕込みのグラウンドテクニックで勝負に出るが、圧倒的な力強さでグラウンドでもAKIRAをねじ伏せていくフィンレー。さらに上から乗っかると肘グリをしたり、グラウンドでの攻防から一転して放ってくるエルボースマッシュやショートレンジラリアットも強烈。
AKIRAもカニ挟みで倒してどうにか反撃しようとするが、フィンレーはすぐにロープに逃れAKIRAに攻撃すらさせない。AKIRAは鬼の形相で睨み付けるが、フィンレーは睨み返した状態から不意を突いたヘッドバット。どうにもこうにも優正い試合を進めることが出来ないAKIRAだが、それでも必死に食らい付く。
だが、グラウンドで肩固めまでガッチリ決めてみせたフィンレー。どうにかロープに逃れたAKIRAだが、フィンレーはパンチかエルボーか何とも微妙な攻撃まで繰り出してみせる。AKIRAが場外にエスケープすれば、何とコーナーに登ってプランチャをやる構えまで見せる。そしてAKIRAがリングに戻れば突然握手を求めていき、面食らったAKIRAにまたも不意を突いた攻撃。フィンレーはボディスラム1つ取ってもわずとロープにAKIRAの腿裏が当たるように叩き付ける。
いいように翻弄されたAKIRAだが、3発目のボディスラムを背後に逃れるとジャーマンで投げる。ロコモーション式を狙ったが、フィンレーもこれは阻止。だが、再びバックを取ったAKIRAは投げ捨てジャーマンでブン投げ、28年のキャリアの意地を見ると一気にムササビプレスを投下。しかしフィンレーは両足をあげて迎撃! それでもAKIRAはヒザ裏にフライングラリアットを叩き込むと、低空ドロップキックからもう一度ムササビプレス。
だが、何とフィンレーはまたしてもヒザで迎撃。ただし、これでフィンレーもヒザにダメージ。AKIRAは強引に抑え込むが、キックアウトしながらフィンレーは腕十字へ。どうにもつけ込む隙がないフィンレーに対し、AKIRAは気迫の延髄斬りからロープに飛ぶが、フィンレーはカウンターのラリアットを叩き込むと、ダメ押しのツームストンパイルドライバーで叩き付けて3カウントを奪った。
大の字に倒れたAKIRAを見下ろしたフィンレーは悠々と退場。一方のAKIRAは介抱しようとするTAJIRIを突き飛ばすと、「違うんだよ! こんなんじゃ死ねねぇんだよ! 俺の28年間は終わらないんだよ! あとほんの少しの時間だけ生きさせてください! クッソー! 今日が始まりでーす! あーっ! 今日が始まりなんだ!」と絶叫することで悔しさを爆発させた。
同期のオカダ・カズチカ(新日本プロレス、現IWGPヘビー級王者)を引っ張り出すため、4・29プレ旗揚げ戦では、オカダのスポークスマンを務めている外道に挑んだ大原はじめだが完敗を喫してしまった。それでも「世の中のヒール、俺のところに全部来い!」と喧嘩を売った大原は、強者揃いの新日本マットで曲者として抜群の存在感を発揮している矢野通と一騎打ちを行った。
IWGPタッグのベルトを両肩にかけて入場してきた矢野に奇襲攻撃を仕掛けていった大原だが、矢野はあっさり返り討ちにすると早くもバリカンを持ち出す。この試合を裁いた和田京平レフェリーが厳しくチェックして"バーバー矢野"は阻止されたが、馴れた手つきで赤コーナーのターンバックルを外していった矢野は、剥き出しになった金具に何度も大原を叩き付ける。
さらに散々背中を叩き付けておいてからブレーンバスターでトドメを刺そうとした矢野だが、逆に投げてみせた大畠はムイ・ビエンに捕らえる。矢野が何とかロープに逃れると、大原はフィンランド式フォアアームを狙ってダッシュ。だが、かわして金具剥き出しのコーナーに激突させた矢野は、シーサーホイップでもう一度コーナーに叩き付けると、ダメ押しの鬼殺しで叩き付けて3カウント。
圧勝して意気揚々と引き揚げていく矢野に向かって、「矢野ーっ! 試合に負けても心は折れてねぇぞ! 諦めねぇぞ!」と大原が絶叫していると、突如ノアのマイバッハ谷口がイスを手に乱入! 大原をイスで滅多打ちにしたマイバッハはそのまま姿を消した。どうやら大原の「世の中のヒール、俺のところに全部来い!」という発言に反応したようだが、TAJIRIは「大原はいま他団体の大物と対戦して経験値をあげていく時期」という。その中にマイバッハは入ってくるのか?
SMASHには外部の人間としてフリー参戦してきた華名だが、このWNCには所属選手として参加することを選んだ華名。朱里と組み、4・29プレ旗揚げ戦で対戦したものの「お前は何も変わっとらんやないか! 今、本気出さんでいつ出すんや!」と罵倒した真琴と再び対戦。当初、真琴は自分に理解を示してくれた紫雷美央を"お姉様"と慕いタッグを組む予定だったが、美央が負傷欠場。そこで真琴の古巣であるアイスリボンから同期のりほがパートナーに名乗りを挙げた!
試合前、真琴組のセコンドにつく美央は「華名さんには悪いですけど、今日はマコちゃん推しでセコンドにつかせていただきま〜す」と表明。先発で出ていった真琴はショルダータックルで華名にぶつかっていくが、華名は倒れない。この華名ー真琴抗争には一線を引いている朱里は、クールな表情のまま真琴に厳しい攻撃を繰り出す。
防戦一方となった真琴に対し、華名は「来いや、真琴!」と挑発しながらエルボーを叩き込む。真琴も何とかエルボーを打ち返していくが、華名の強さばかりが目立つ。堪らずりほがカットに入ってくるが、華名がりほを蹴散らすと、朱里が表情1つ変えず真琴の顔面を蹴飛ばしていく。
美央の真琴に激を飛ばし、華名と言い争う場面まで見られた。その思いに応えようと真琴もショルダータックルで朱里をなぎ倒し、ようやくりほにタッチ。ガムシャラにドロップキックを連発していくりほだが、朱里はクールな表情で自爆させる。だが、低空ドロップキックを見舞ったりほは真琴にタッチ。クロスボディー、W・W・ニーで攻め込んでいった真琴は、朱里の蹴りにブレイジングチョップで対抗するが、徐々に朱里が押していく。
またも防戦一方になった真琴に、「起きろ、コラ! お前そんなんでええんか? シバくぞ!」と挑発していった華名はミサイルキックを発射。「上がってこいや!」となおも挑発していく華名は張り手を叩き込む。うずくまってしまった真琴だが、何とか立ち上がってエルボーを打っていく。さらに張り手を出すが、ソバットを返した華名。美央の「真琴、やり返せ!」と激を飛ばすが、「来いや!」と挑発する華名に左右のビンタを叩き込む。
またも我慢出来なくなったりほが入って来るが、朱里も入ってきてりほにバッククラッカー。その朱里に真琴がスピアーを見舞っていくが、華名は真琴のスピアーをワキ固めで切り返す。さらに胴絞めチキンウイングスリーパーに捕らえたところで、真琴はギブアップ。真琴の前に立ちはだかった華名は「オイ、真琴! こっち見ろ! お前、先月から何も変わってへんやんけ。自分でも分かるやろ? 先月から何も変わってへんやんけ! このままやったらな、うちらのお荷物になんで。ちょっとはな期待しとったけど、ガッカリやわ!」と吐き捨てると引き揚げていった。
パートナーであり、親友のりほからも「負けてしまったし、自分はこの試合で真琴さんのために何も出来ていません。でも真琴さんがアイスリボンを辞めて、新しい団体でもっともっと頑張っていると思ってました。真琴さん、もっと頑張ってください」と言われた真琴は、木藤拓也が主宰するクズプロに参戦することで自分がクズかどうかを確認すると言い出す。止めようとした美央だが、真琴から「お姉様も一緒に来てくれますか?」と言われ、巻き込まれる羽目に......
※完全詳細はバトル・ニュース携帯サイトをご覧ください。
▼第1試合 シングルマッチ 時間無制限1本勝負
○土肥孝司
9分58秒 ぶったたきつけエルボー→片エビ固め
●黒潮二郎
▼第2試合 高橋星人デビュー戦 時間無制限1本勝負
●木藤拓也(クズプロ)
4分22秒 ジャックハマー→片エビ固め
○高橋星人
▼第3試合 6人タッグマッチ 時間無制限1本勝負
矢郷良明(フリー)/中川ともか(エスオベーション)/●ジョシュ・オブライエン
17分55秒 ロー林グプレス→片エビ固め
ウルティモ・ドラゴン(闘龍門MEXICO)/○リン・バイロン/児玉ユースケ
▼第4試合 タッグマッチ 時間無制限1本勝負
○華名/朱里
16分10秒 チキンウイング胴絞めスリーパー→ギブアップ
●真琴/りほ(アイスリボン)
▼第5試合 シングルマッチ 時間無制限1本勝負
●大原はじめ(FCF)
6分57秒 鬼殺し→エビ固め
○矢野通(新日本プロレス/CHAOS)
▼第6試合 ハードコアマッチ 時間無制限1本勝負
○TAJIRI/マイキー・ウィップリック
15分27秒 バズソーキック→片エビ固め
邪道(新日本プロレス/CHAOS)/●外道(新日本プロレス/CHAOS)
▼第7試合 シングルマッチ 時間無制限1本勝負
●AKIRA
18分18秒 ツームストン・パイルドライバー→体固め
○デーブ・フィンレー
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