脇澤の参戦でDDTにも吹き荒れたベノムアーム旋風!試合後にFuck'n Bombを狙った火野にHARASHIMAが怒りのハイキック!
DDTプロレスリング
Dramatic 2012 MAY Spesial
日時:5月20日(日)開始:18:00
場所:新木場1stRING
観衆:303人(超満員)
20日、新木場1stRINGで行われたDDT『Dramatic 2012 MAY Spesial』。スターダム5・6秋田・大館大会を観戦した高木三四郎が釘付けになったのが、脇澤美穂の謎の妙技ベノムアーム。すっかりベノムアームが気に入った高木だったが、Twitter上で脇澤がゆずポンから高木を奪い取ろうと(?)絡み始めたため、収拾が付かなくなった高木は脇澤をDDTに参戦させ、自ら対戦することになった。脇澤はどこか"同じニオイ"がする中澤マイケルとタッグを組むことになったが、当のマイケルは「ナナエ軍団が世界に羽ばたくためには僕の語学力が必要なんですよ」とナナエ軍団入りを画策。
いきなり試合前にセコンドについていた福田洋をベノムアームでのアイアンクローでKOしてみせた脇澤。まさしく毒の腕の威力を見せつけた脇澤は、奇襲攻撃を仕掛けてきた高木を捕まえると、マイケルと2人で"ミホカヨポーズ"を決めて「行くぞナナエ軍団!」。だが、高尾がマイケルが着ていたナナエ軍団Tシャツを奪い取って自ら着てしまう。
セコンドのナナエ軍団(高橋奈苗、須佐えり)からは「なんでお前が着てるんだー」と猛抗議され、マイケルからは「Tシャツ返せ〜」とすがりつかれ、控えの脇澤は大声で「マイケル〜!」と檄を飛ばすというカオス状態の中、nWJはいつの間にかナナエ軍団Tシャツをタスキかバトン代わりにしてタッチすることで、精神的にマイケル&脇澤を揺さぶっていく。
だが、ドラゴンリングインした高木は脇澤にゆずポンキックを落とすと、「遊びは終わりだ」と宣言してスピコリドライバー。脇澤がカウント2で返すと、高木はシットダウン・ひまわりボムを狙うが、辛くも脱出した脇澤は唾攻撃からベノムアームでのアイアンクロー。すると高木も「ベノムアーム!」と叫びながらアイアンクローをやり返す。これをマイケルがカットすると、脇澤は後頭部へのアイアンクローから高木をジャーマンで投げていく。
さらにマイケル&脇澤はダブルでアイアンクローを決めると、そのまま抑え付けてフォールするが、高木もカウント2で返す。ここでマイケルは「安心してください! アルティメット・ベノムアーム!」と叫んでアンダータイツを脱いで自らの手に装着! それを見た脇澤は渋々高木を羽交い締めにすが、案の定マイケルのアルティメット・ベノムアームは脇澤に誤爆!
だが、マイケルは返す刀で高木にアルティメット・ベノムアームを決めると、何と3カウントを奪ってみせた。「脇澤さん、やりました! すごい威力ですねベノムアーム! このアルティメット・ベノムアームがあれなナナエ軍団、世界に羽ばたきますよ!」と大喜びするマイケルだが、奈苗が「お前さ、うちの脇澤さんに何なってんだよ! あんたさ、なんでプロレスやってんの?」と痛烈批判。
マイケルはナナエ軍団入りを懇願するが、すっかりトラウマになった様子の脇澤が泣き出してしまったため、奈苗が「脇澤さん泣かせたんだから、お前はクビだー!」とクビ宣告。これで逆上したマイケルはアルティメット・ベノムアームで襲いかかっていくが、かわした奈苗がラリアットを叩き込むと、須佐がドロップキック、脇澤はアイアンクローからのショルダーネックブリーカーとマイケルを袋叩きにしていった。
初めてのミックスドマッチだった上に、パンツを顔面に押し付けられた脇澤はバックステージでも興奮状態のまま。「男の人との試合はちょっと興奮しちゃうんでやめときます」とニヤニヤしながら語った。
また、高木が「8月18日の日本武道館大会に俺はどうしてもある選手を呼びたいんだ。実は今日、ここに来てもらっている。それはこの選手だ!」と叫ぶと、そこに登場したのは愛川ゆず季! 高木から「華のあるグラレスラーが必要だろ?」と言われた鶴見亜門GMもその場でOKし、愛川の武道館大会参戦が決定した。
5・4後楽園大会でマサ高梨を破り、KO-D無差別級王座を奪取した火野裕士。同大会で行われた挑戦者決定戦3WAYマッチを制し、27日の札幌大会で火野に挑戦することが決まったHARASHIMA。両者が6人タッグマッチで前哨戦を行った。
まずは6・15マサ高梨自主興行のメインで高梨とシングルで対戦することが決まった松永智充が、「以前僕が手に入れたいつでもどこでもタッグ挑戦権、使いたい日を決めました。6月3日の新木場で使います! パートナー決まったんだよ! お前ら想像もつかない。ビビってたじろぐなよ! ビターン! その名は......」と散々引っ張っておいてから「GENTAROだー!」と比較的想定の範囲内の選手の名前を明かして、Crying Wolfと観客が唖然としているところに奇襲攻撃を仕掛けていった。
そこから松永と佐々木大輔はアントンを捕まえ、ボディブローを軸に徹底的に攻め込んでいく。それでも、どうにかナックルパートからのダンスティンで反撃したアントンは火野にタッチ。張り手を打ってくるHARASHIMAを火野がヒノスープレックスで投げれば、HARASHIMAはラリアットからのローリングラリアットで火野をなぎ倒す。
混戦の中からHARASHIMAがアントンを場外に追いやると、佐々木はトペを発射。その間にHARASHIMAはヤスにスタンディングでの蒼魔刀。続けて松永がバックドロップで投げると、HARASHIMAと火野が場外に転落している間に、松永は腕決め首固めからのオースイスープレックスとヤスを追い込む。だが、カウント2で返したヤスはバックドロップで投げようとした松永を押し潰して3カウントを奪った。
試合後、火野はHARASHIMAをFuck'n Bombで叩き付けようとしたが、リバースで切り返したHARASHIMAはバズソーキックを叩き込んで火野をKOをすると、「オイ火野、ふざけるなよ! お前はKO-Dのチャンピオンとして相応しくないよ! 北海道で必ずお前からベルトを奪い取ってやる! DDT15周年だよ、その日本武道館大会のメインはこの俺がチャンピオンとしてリングに上がるぞー!」と言い放った。
その後、立ち上がった火野が「イッテーな、アゴ......。ちょっとだけ痛いだけや。このちょっとの痛みがな、俺を本気にさせたな。可哀想にな、ちょっとだけなのにな。俺に勝つ、俺のベルトを獲る......よう言うたな。でもそんなの無理やで。HARASHIMAよ、お前は札幌で俺の目の前で白目剥いて倒れてんだよ。この、この......」と言っているところに"いつでもどこでも挑戦権"を持ったニラが登場! 権利書をアピールしたニラはそのまま火野の横を素通りしてリングを降りていった。火野は何事もなかったように「この、この、このボケどもがー!」と叫んで新木場大会を締めくくった。
復帰してからまだ本調子を取り戻していないという飯伏幸太は、友人にしてプロレスごっこ仲間である伊橋剛太と久しぶりにシングルマッチで対戦。ある意味、飯伏が本調子を取り戻すキッカケになりそうな相手なのだが、それだけに飯伏がとんでもない無茶をするのではないかという危険な香りが......
序盤からプレッシャーをかけていった飯伏は、厳しい突きとローキックのコンビネーションをビシビシと入れていく。さらに左足への強烈なローキックを食らった伊橋は、苦痛で顔を歪ませながらダウン。そこからやり投げを狙った飯伏だが、後方に逃れた伊橋はレッグラリアットで反撃。伊橋も蹴りのコンビネーションやボディプレスを決めると、コーナーに登っていくが、下からボディブローを突き上げていった飯伏は、リングサイドの観客にどくように指示すると、コーナーに登っていって、何と拝んでから念仏パワーボムの体勢に。
しかし、さすがに伊橋は持ち上がらない。ならばと雪崩式パワースラムで叩き付けていった飯伏は、そのままコーナー二段目に飛び乗ってムーンサルトプレスを投下。カウント2で返した伊橋だが、飯伏は掌底とソバットのコンビネーション。だが、ハイキックをかわした伊橋はショートレンジラリアットでなぎ倒すと、渾身のぶっこ抜きジャーマン! カウント2で返されると、コーナーに登った伊橋はマッドスプラッシュを投下。これもカウント2で返されると、伊橋はムーンサルトプレスを投下していったが、これは飯伏がかわして自爆。すると「決めるぞー!」と叫んだ飯伏はムーンサルトプレスを投下。伊橋はヒザを立てて迎撃しようとしたが、読んでいた飯伏は四つん這いでの腕立て状態で着地して回避。伊橋の顔を見てニヤリと笑った飯伏は、その場飛びシューティングスター・ダブルニー。これはマットに着地してしまったため当たらなかったが、飯伏はすかさず足4の字固めへ。
どうにかロープに逃れた伊橋は、2度目の足4の字固めを狙った飯伏を首固めで丸め込む。なおも丸め込んでいった伊橋はハイキックを放っていくが、キャッチした飯伏は伊橋の左足を抱え込み、そのままスープレックス! ヒザをマットに叩き付けられた伊橋に、飯伏は容赦ない足4の字固めを決めていき、今度こそギブアップを奪った。
※完全詳細はバトル・ニュース携帯サイトをご覧ください。
▼スペシャルダークマッチ アモン・コントラ・亜門 5分1本勝負
△勇者アモン(東京多摩ルチャス)
5分時間切れ引き分け
△ゴージャス松野(鶴見亜門代理)
▼第1試合 2カウントvs.3カウント変速ハンディキャップマッチ 30分1本勝負
○男色ディーノ
5分41秒 男色ドライバー→漢固め
●遠藤哲哉
▼第2試合 3WAYマッチ 30分1本勝負
○大石真翔
5分41秒 ミラクルエクスタシー→エビ固め
●ばってん多摩川(西口プロレス)
※もう一人は矢野啓太(ワラビー)
▼第3試合 タッグマッチ 30分1本勝負
入江茂弘(チームでら)/○星誕期
7分46秒 のど輪落とし→体固め
佐藤光留(パンクラスMISSION)/●DJニラ(在野)
▼第4試合 シングルマッチ 30分1本勝負
○飯伏幸太
10分41秒 足四の字固め
●伊橋剛太
▼第5試合 タッグマッチ 30分1本勝負
●高木三四郎/高尾蒼馬
9分24秒 アルティメット・ベノムアーム
○中澤マイケル/脇澤美穂(スターダム)
▼第6試合 タッグマッチ 30分1本勝負
KUDO/●彰人(スポルティーバ)
11分0秒 タカタニック
○マサ高梨/石井慧介
▼第7試合 6人タッグマッチ 30分1本勝負
火野裕士/○ヤス・ウラノ/アントーニオ本多
15分48秒 バックドロップを切り返す→体固め
HARASHIMA/佐々木大輔(フリー)/●松永智充
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