メインで星輝との一騎打ちが時間切れ引き分けに終わった夕陽は、ナナエ軍団を蹴って全力女子入りを表明!ゆずポンは復帰戦を白星で飾れず!

120520_Stardom-1.jpgスターダム
grows up stars2012
日時:5月20日(日)開始:12:00
場所:新木場1stRING
観衆:425人(超満員札止め)

 20日、新木場1stRINGで行われたスターダムSeason6『grows up stars2012』。4・24ZERO1後楽園大会で愛川ゆず季を相手に衝撃デビューしたZERO1野良犬道場の夕陽が、この度スターダムに定期参戦することが決定。そこで夕陽の所属するユニットを決めるための査定試合として、同世代の星輝ありさと対戦することになった。

 ブラジリアンキックを得意とする星輝と、小林聡仕込みの蹴りを得意とする夕陽の一戦は注目の一戦ということでメインに抜擢された。いきなり両者バチバチと蹴り合うと、星輝のボディ攻めに対して夕陽はニーロックやローキックなど星輝の足を攻めていく。だが、勝負に出たハニーフラッシュが失敗! すると夕陽は星輝の左腕を集中攻撃してから、左腕目がけてハニーフラッシュ。
 すかさずその場跳び619を狙った夕陽だが、またしても失敗。焦りが見え始めた夕陽に対し、ハイキックの相打ちに持ち込んだ星輝は残り時間3分のところで胴絞めチキンウイング・フェイスロックに捕らえる。どうにかロープに逃れた夕陽は、星輝のハイキックをブロックすると、逆に顔面に野良犬ハイキックを叩き込む。
 何とか立ち上がった星輝は夕陽と額をくっつけて睨み合うと張り手合戦。さらにお互いにミドルキックを蹴り合うが、両者とも敢えて相手の蹴りを受け止め倒れない。そこからハイキックを蹴っていった星輝だが、かわした夕陽はジャンピングハイ。
 クリーンヒットしたが、それでも立ち上がった星輝。夕陽は容赦なく再びハイキックを叩き込む。残り1分となり、星輝も必死に立ちが上がっていき、左足のブラジリアンキックがクリーンヒット。さらに回転式のトラースキックも叩き込んだが、ここで15分時間切れを告げるゴングが鳴った。

120520_Stardom-2.jpg 試合後、夕陽の所属を希望する各ユニットのリーダーがマニュフェストを発表して夕陽を勧誘することにナナエ軍団の奈苗、全力女子の愛川、川崎葛飾最強伝説+1の夏樹、PLANETの岩谷と各ユニットのリーダーが上がり、夕陽を欲しいという全ユニットがプラカードを上げる。
 まずは夏樹が「絶対カワカツに入ったほうがいいでしょ! 夕陽、お前とは日高コーチに教わっているという共通点があるし......」とアピールしていると、突如"ひろよん軍団"なるプラカードを持った松本浩代が乱入!
 気を取り直して夏樹が「カワカツはテクニック重視の正統派ユニットだから」とカワカツをアピール。続いてメキシコ遠征のため欠場中の紫雷イオに代わって代理リーダーの岩谷が「ほかの4チームにはない若さがPLANETにはありますよ! 18ですよね? え、16! 若い! 一緒にダンスしませんか? 一緒に踊りましょう!」と勧誘するが、夏樹に蹴飛ばされてプラカードが折れてしまう。
 そして愛川が「29歳になりましたー! 私たちは常に全力ファイトを心掛けておりまして、常にスターダムの中心にいられるようにと頑張っています。デビュー戦を私とやったという縁もありますし、ぜひ一緒に女子プロレス界のトップを目指してもらいたいなと思います」とアピール。
 続いて奈苗が「いままでの3つのユニットはすべて偽りです。真の闘いはこのナナエ軍団にあります! いつもナナエ軍団は明るくて、夢と希望に溢れたユニットになっています。ウフフ......選ばれし者なんです! この熱いナナエ軍団に夕陽の赤をプラスして、さらに熱く燃えていきましょう!」とパッションたっぷりにアピール。
 最後にひろよん軍団の松本が「あなたの、あなたの、あなたのひろよんで〜す。夕陽選手とはいつも一緒に練習してるし、3回もシングルでやっているので一番分かっています。だから迷わず行けよ、行けば分かるさ〜」とアピール。
 アピールタイムの後、クジ引きで指名権の順位を決めることに。第1指名権を獲得したのはナナエ軍団。この時点でナナエ軍団全員まるで夕陽を獲得したかのように大喜び。脇澤は「あなたもナナエ軍団に入れば、あなたもベノムアームを使えるようになる。ベノムアームはスターダムを制す!」とアピールするが、夕陽は「ベノムアームはちょっと(苦笑)」とナナエ軍団入りを拒否。
 そこで第2指名権のある全力女子が「お願いします!」とアピールすると、夕陽は「私は全力女子に入ります。でも私は野良犬の精神を受け継いでいます。それだけは忘れないでください」と、やや意味深は発言をしながらも全力女子入りを承諾した。

120520_Stardom-3.jpg 腰の負傷が悪化し、5・3後楽園大会から欠場していた愛川ゆず季が復帰戦に挑む。全力女子の美闘陽子、宝城カイリとタッグを組む愛川は、最近絶好調の高橋奈苗&脇澤美穂&須佐えりのナナエ軍団と対戦。愛川&美闘のBY砲は奈苗&脇澤相手に5・27札幌大会でゴッデス・オブ・スターダム王座の防衛戦が決まっているため前哨戦となった。
 ゼンリョはやや息が合っていなかったが、脇澤に対して3人一斉のドロップキックから、3人で羽根折り固めに捕らえて「ベノムアーム狩り!」とアピール。脇澤のフロントキックが奈苗に誤爆しながらも愛川を捕らえたナナエ軍団は、「いくぞナナエ軍団!」と3人でアピール。ゼンリョはトレイン攻撃を須佐にかわされて、やや連係がギクシャク。それでも何とかトレイン攻撃を決めると、愛川は奈苗をバンバン蹴っていく。
 しかしYKブルー(後ろ回し蹴り)をキャッチした奈苗は変型スタナー。愛川の高木三四郎直伝のゆずポンスタナーを返すが、奈苗は延髄斬りからラリアット。さらに脇澤が背後から羽交い締めにしていくが、美闘も背後から奈苗を羽交い締め。すると、脇澤を振り切った愛川が奈苗にYKレッド(カカト落とし)。続いて美闘はミドルキックの連打で奈苗をダウンさせてからミサイルキック。
  美闘はヒザ蹴りから蹴り落としを叩き込むが、顔面に唾を噴射した脇澤はベノムアームでのアイアンクローを狙う。しかし蹴りで迎撃した美闘は、脇澤に張り手合戦を挑む。美闘の張り手をかわして、フルスイングで張っていった脇澤だが、愛川が救出に入る。そこに奈苗も加わり、BYの足を奈苗がキャッチすると、脇澤がベノムアームでアイアンクロー。さらに奈苗が2人まとめてドラゴンスクリューで投げると、脇澤はミサイルキックを発射。続けて美闘をジャーマンで投げた脇澤だが、美闘もすぐにジャーマンを返して宝城にタッチ。
 スピアーを2連発で見舞った宝城はイカリに捕らえる。15分が経過し、脇澤はロープに脱出。そこに奈苗が入ってきて須佐と共にBYを抑え付けると、その間に脇澤が宝城にFクラッシュを決める。だが、脇澤の背後から美闘が蹴っていくと、愛川がスピンキック。そこに宝城がダイビング・エルボードロップを投下したが、カウント2で奈苗がカット。
 さらに奈苗はクロスボディーでゼンリョの合体攻撃を阻止。すると脇澤が宝城を捕らえ、ベノムアームでのアイアンクローからショルダーネックブリーカー。さらに唾攻撃から須佐がロシアンフックを叩き込み、奈苗がバックドロップで投げる。そこから脇澤はベノムアームでアイアンクローを決めながらエビ固めで抑え込む新技で宝城から3カウント。愛川は復帰戦を白星で飾れなかった上、タッグ王座防衛戦に向けて不安を残した。

 また、5・27札幌大会で岩谷麻優とタッグを組んで、世IV虎&飯伏幸太と対戦する男色ディーノが第3試合終了後に乱入! 「札幌で勝って飯伏君と結婚する」と豪語している世IV虎に対し、札幌でのポートレート売上対決を行い、ディーノが勝ったら飯伏を諦めるように告げた。

※完全詳細はバトル・ニュース携帯サイトをご覧ください。

▼第1試合 シングルマッチ 15分1本勝負
○岩谷麻優
5分27秒 逆打ち
●翔月なつみ

▼第2試合 シングルマッチ 15分1本勝負
○夏樹☆たいよう
8分28秒 トリプルたいようちゃん☆ラ・マヒストラル
●鹿島沙希

▼第3試合 タッグマッチ 20分1本勝負
松本浩代/●はるか悠梨
11分52秒 ネックハンギング・ボム→エビ固め
○世IV虎/安川惡斗

▼第4試合 ユニット対抗戦 6人タッグ 30分1本勝負
高橋奈苗/○脇澤美穂/須佐えり
18分0秒 ベノムアーム
愛川ゆず季/美闘陽子/●宝城カイリ

▼第5試合 夕陽ドラフトマッチ 15分1本勝負
△星輝ありさ
15分0秒 時間切れ引き分け
△夕陽(ZERO1野良犬道場)

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