これまで右腕だった桜花に「今度は後ろから支える」とコーチの座を託した植松!春日が渋谷にシングルで勝利!チェリーが快気報告!

120428_Wave-1.jpgプロレスリングWAVE
Beach time st vol.2
日時:4月28日(土)開始:18:30
場所:東京・浜町スタジオ
観衆:128人

 28日、東京・浜町スタジオで行われたプロレスリングWAVE『Beach time st vol.2』。4・20大阪大会で負傷したチェリーがリングに登場し、「みなさん、わんばんこ! 大阪大会のほうではみなさんにご心配をおかけしまして申し訳ありませんでした。大阪のほうで検査のために1泊入院したんですが、骨にも神経にも異常はなく、次の日にはグリーン車をとっていただきまして、グリーン車で東京に戻ってくることができました。脅威の回復をみせまして、日に日に、背も伸び日に日に若返っております。4月30日の後楽園ホール大会は予定通り出場しまして、シングル闘いたいと思います」と、何ともチェリーらしく快気報告。
 これには桜花も「妖怪ですね。自分の技で、負傷させてしまったんですけど、次の日には歩いていたので、プロレスラーなんだなって思いました。骨も神経も異常がない、と。医者にはこの骨なら50歳までできるよって言われるくらい鍛えられていた」と舌を巻いた。

120428_Wave-2.jpg 4・30後楽園大会で行われる植松寿絵の引退試合の相手を務める渋谷シュウと春日萌花は、この日ライバル対決を行った。握手を求める春日を、渋谷が無視して開始のゴングが鳴らされた。その直後に2人のドロップキックが交差。そのあとエルボーを激しく打ち合うと、数では渋谷が上回る。だが春日もすぐさまドロップキックで応戦していく。グラウンドの攻防で徐々に流れをつかんでいく渋谷。フロントネックロック、コブラツイストで主導権を握ると、スイングDDTを放つ。
 春日もアームロックを皮切りに腕十字へ。エスケープされると、ダブルリストを狙ったが、これをDDTに切り替えした渋谷が攻守逆転。スタナーを放っていく。エビ固めの応酬から春日は腕十字へ。ロックが外れたものの、アンラッキーなことにニアロープ。ピンチを脱した渋谷もミサイル弾、振り子式DDTで追撃。だが、春日もダブルリストアームサルトで流れを変えると、タイムマシンにのってを乗車拒否して、逆転勝利を収めた。
 試合後、春日は「一番近くで練習してるのは自分なので、タイムマシンをどうやってぶっ壊してやろうか、と。のりに乗ってる渋谷さんを自分が止めたら、後楽園に向けてしてやったりですね。(2日後の後楽園に向けて)終わってからは、自ら握手を求めて、それに渋谷さんも受けてくれたので、この試合があって、いつもふがいなかったら蹴っ飛ばされたりとかしたんだけど、伝わったものがあったのかな」と語り、2日後の植松☆輝戦に向けてモチベーションを高めた。

120428_Wave-3.jpg 引退まで残りわずかとなった植松の今夜の相手は、WAVE旗揚げ当初より目をかけてきた桜花由美。力比べから、技の読み合い。互角の内容に、2人の顔からは満足げな笑みがもれる。植松ワールドにやりづらそうな桜花だったが、フロントネックロックに絞り上げると、植松もすぐに足4の字固めに取り返していく。植松が試合のペースを握るが、桜花もブラディーEXで主導権を握り返すと、ぶら下がりブラディーEXも敢行していく。
 転落することで逃れた植松だったが、リングに戻ると今度は雪崩式バックドロップが待っていた。これを植松が着地で逃れると、植松もブラディーEX返し。続くドラゴンSHはカウント2。ソラリーナもカウント2止まり。桜花も2回目のソラリーナをブレーンバスターで返すと、ネックハンギング・ボム。すかさず顔面を蹴り上げると、カカト落としからのタイガーSHで、植松とのラストシングルを終わらせた。
 試合後は勝った桜花がリング中央で正座。植松は「最後のシングルだけど引退しても植松がプロレス界を去るわけじゃない。5月4日ももぎりやってるし、スタッフとしてずっといる。コーチの右腕としてやってきた桜花を、今度は後ろから支えるから、桜花コーチ、これからも頑張ってください」とマイクで話すと、桜花も「試合がはじまるまではまだ植松さんの引退が信じられなくて、信じたくなくてだけど、最後だと思ったら試合前から悲しくて、私は植松さんのことが本当に大好きです。いっぱい、まだまだいっぱい学びたいことあります。植松さんの背中を見て、この5年間、すごく助けていただきました。本当にありがとうございました」と感謝の気持ちを述べた。

※完全詳細はバトル・ニュース携帯サイトをご覧ください。

▼第1試合 チャレンジWAVE〜テクニカル〜15分1本勝負
○中川ともか
10分34秒 唸れ豪腕→エビ固め
●飯田美花

▼第2試合 ブラック&ホワイトWAVE 20分1本勝負
○大畠美咲/中森華子
11分48秒 花マルどっかん→片エビ固め
華名/●紫雷美央

▼第3試合 パワーWAVE 30分1本勝負
GAMI/浜田文子/○星ハム子
15分10秒 サソリ固め
水波綾/勇気彩/●下野佐和子

▼第4試合 ライバルWAVE 30分1本勝負
●渋谷シュウ
11分35秒 乗車拒否
○春日萌花

▼第5試合 UEMATSU TOSHIE FINAL ROAD・S12〜change〜 20分1本勝負
●植松寿絵
13分36秒 タイガースープレックスホールド
○桜花由美

▼第6試合 植松さんさよならバトルロイヤル 時間無制限勝負
○植松寿絵
19分47秒 エビ固め
●輝優優
[退場順]水波綾&勇気彩、下野佐和子、飯田美花、桜花由美、華名、紫雷美央、浜田文子、中森華子、中川ともか、大畠美咲、渋谷シュウ、山縣優、春日萌花、GAMI&広田さくら、輝優優。

【記事提供/プロレスリングWAVE】

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