現在、666は8代目社長の華名派と、初代社長のザ・クレイジーSKB派に分かれて抗争を続けているが、今月8日の夜に華名社長がTwitter上でザ・クレイジーSKBに対してボヤいていたところ、崖のふちプロレスの代表・松本都が反応！
　華名社長はそこで、高校時代ザ・クレイジーSKBのライブを観に行っていたという都を"ザ・クレイジーSKB対策"として、パートナーに抜擢。さらに謎のXを加えてバカ社長派の葛西純＆先輩のトリオと6人タッグで激突することが決定した。
　華名派が連れてきたXは神楽なる謎のマスクマン。まずは都と神楽がステージでバカ社長を待ち伏せし、入場してきたバカ社長をおもちゃのバットでタコ殴りにしていく。この奇襲攻撃で流血したバカ社長はバックステージに一旦退場。先輩はなぜかニュートラルコーナーに立っている状況で、事実上葛西1人vs.華名＆都＆神楽のハンディキャップ状態。都もタッグを組む機会が多い葛西に対し、「ごめんなさ〜い」と謝りながらも攻撃していく。
　さらに華名が葛西に、都が先輩に卍固めを同時に決めてから、華名＆都は葛西にダブルヒップアタックをお見舞い。挙げ句の果てに華名と神楽がエストレージャを決めた真ん中で都がY字バランスとやりたい放題！　都がトドメのマンマミーヤを狙ったところで......とPCサイトで書けるのはここまで。続きは携帯サイトをこっそりご覧下さい。ちなみにバカ社長が戦線に復帰すると、都は頭からパンストを被せられて引っ張られたり、鼻フックで引っ張られたりされた挙げ句、白い粉がたっぷり入ったタライに顔を押し付けられた。
　最後は神楽がバカ社長にポアされてバカ社長組が勝利。猛毒のライブは観に行ったことはあるが、プロレスをやるバカ社長は初めて見たという都が脅えていると、華名が「都っち、大丈夫？　怖かったねぇ？　泣いているやん！」と言って慰めながら、敗北を喫した張本人である神楽のマスクを剥ぎ取って正体を確認。
　その正体は華名派にもバカ社長派にも指名されなかったのに、どうしても華名派に入るために怪しい霊能者に相談して魚肉ソーセージを高額で買わされた山田太郎！　山田が正体であることを知った華名は「山田太郎やんけ！　お前この間、クビにしたんちゃうんか！　666、ホンマに信用出来変な！　こうなったら666制圧したるからな！」と吐き捨てた。

　当初は東京スポーツ制定プロレス大賞の女子プロレス部門を狙う宮本裕向が、2009年の女子プロレス大賞を獲得したさくらえみと対戦する予定だったが、宮本が4・17の試合中に負傷（両足首打撲捻挫、左足親指骨折）したため今大会を欠場。
　そこでさくらの対戦相手は宮本のセコンドにつく予定だった新宿二丁目プロレスの遠藤マメに変更されたのだが、さくらが「女を潰す！」と息巻くホモレスラーのマメとの対戦に難色を示す。すると、Twitter上でそもそも宮本が女子プロレス大賞を目指していることに批判的なツイートをしたさくらに対し、木村響子が「宮本裕向なめんなよ！　宮本は、バカだけど、いつだって本気なんだよ！」と痛烈批判。結局、なんだかんだあった末、さくらと木村を和解させるためにも、さくらと木村がタッグを組んでマメと対戦するという、"女2人vs.ホモのハンディキャップマッチ"になることが大会前夜に決定。宮本は松葉杖をつきながらリングに上がり、欠場の挨拶をすると特別にこの試合を見守るために放送席へ。
　ところが試合開始のゴングが鳴るなり、木村はさくらに襲いかかり2人が大乱闘。1人蚊帳の外にされたマメは試合を強制ストップさせると、さくらと木村を正座させてから「お前ら無視するっていうのは一番陰湿なイジメなんだよ。ゲイだからって無視しやがって！　お前らがそんな無視するんなら今日はスゲーゲストを呼んであるんだ」と言い出す。そこに現れたのは西口プロレスのラブセクシー乙羽屋と新宿二丁目プロレスのブラックBadiを連れた男色ディーノ！
　マメは男vs.女・4vs.2のハンディキャップマッチを強引に始めるが、新宿二丁目軍団は試合そっちのけでバックを取り合い、さくらと木村は相変わらず大乱闘。またしても試合を強制ストップしたマメは、他の5選手を正座させると説教をしたあと試合を投げ出そうとするが、放送席の宮本が「なんで諦めるんだよ！　俺はケガしたけど、まだ俺は東スポ女子プロレス大賞を諦めてねぇぞ」と叱咤。それを聞いたディーノがさくらを見つけ、「ここに東スポ女子プロレス大賞受賞者がいるじゃない！　じゃあ勝った人が東スポ女子プロレス大賞ってことね」と勝手に解釈。
　なぜかさくらが持っている2009年女子プロレス大賞が"タイトル扱い"され、6WAYマッチによるタイトルマッチが開始されてしまう。木村がもんまり攻撃を食らい、さくらも男4人の連続ナイトメアーに悲鳴をあげる中、乙羽屋のミストをさくらがマメに誤爆させると、木村がヘッドバットから腕十字。しかし、カットに入ったさくらがマメをラ・マヒストラルで丸め込んで3カウント！　さくらは辛くも2009年女子プロレス大賞の"初防衛"に成功し、宮本も「さくらえみ、いや元川恵美！　今日は試合を出来なくてスミマセン。僕が復帰したら必ず試合を組んでもらおうと思います」と約束した。

　ザ・クレイジーSKB社長派のエースである怨霊に対し、華名社長は懐刀である忍を投入！　666では初となるシングルでの師弟対決が実現した。怨霊はケブラーダを狙った忍の足を引っ張って場外に引きずり込み、逆にエプロンからハリケーン・ラナを決めていく。さらに鉄柱に叩き付けていった怨霊はリングに戻ると、珍しく張り手やスワンダイブ式クロスボディなどを繰り出して試合を優勢に進めていく。
　さらにケブラーダを狙った忍の足を引っ張って場外に引きずり込み、逆にエプロンからハリケーン・ラナを決めていくが、忍もすぐにケブラーダをお返し。リングに戻った忍は高さのあるライオンサルトからSEXボンバーを狙うが、怨霊は腕でブロックすると、低空ドロップキックから怨霊クラッチ。さらに66ロックで絞め上げる。その後もハリケーン・ラナ、リバースフランケン、怨霊ドライバーで畳みかける。
　だが、忍もコーナーに登った怨霊を追いかけると、トップコーナーで立ち上がった怨霊に雪崩式フランケン。だが、怨霊もコーナーに登った忍にパウダーを投げつけると、雪崩式リバースフランケン！　しかし、これだけ飛ばした怨霊はスタミナが切れてなかなか立ち上がれない。両者マットにヒザをついた状態でエルボーを打ち合うと、どうにか立ち上がった忍はモンキーマジックから、現在BJW認定タッグ王者としてタッグを組んでいる佐々木義人の技であるアルゼンチン・コースターで叩き付ける。
　そこから勝負を賭けて高さのあるS・E・X（忍エクスタシー・シューティングスタープレス）を投下したが、怨霊はこれをカウント1で返す意地を見せ、すかさず忍の腕を取ると逆回転の裏・怨霊クラッチ。忍も必死で返すと、今度は正調・怨霊クラッチ！　これもカウント2で返した忍は突進してくる怨霊にカウンターのSEXボンバーを叩き込むと、ハーフダウンの怨霊にスライディング式のSEXボンバー。さらに立ち上がった怨霊に渾身のSEXボンバーを叩き込み、ついに3カウントを奪った！
　真っ向勝負の末に、ついに初の師匠超えをやってのけた忍は「怨霊さん、試合してくれてありがとうございます。今日、ここで僕が怨霊さんから3カウントを奪いましたから、僕が華名社長に付いていったことが正しいってことを、これから証明したいと思います。ありがとうございます！」と言ってみせた。

　なお、666には年に1度の大事な大会となる6・6新木場大会では、『666式オーメン・ミクスドワンナイト・トーナメント』が開催されるという。

※完全詳細はバトル・ニュース携帯サイトをご覧ください。

▼第1試合　見た目が軍団旗揚げ試合
●Kouzy
3分47秒　バックドロップホールド
ウルトラマンロビン／○GENTARO／佐野直／ばってん多摩川／見た目が邦彦

▼第2試合　ザ・クレイジーSKB社長派vs外敵 六六六式タッグマッチ
●小仲＝ペールワン／乞食
5分41秒　ミサイル式ボディプレス→体固め
ガッツ石島（ガッツワールド）／○柴田正人（STYLE-E）

▼第5試合　華名社長派vs外敵 タッグマッチ
●ダイナスティ／K666
14分3秒　十三不塔→片エビ固め
○菅原拓也（フリー）／藤田峰雄（ZERO1）

▼第4試合　宮本裕向、東スポプロレス大賞女子プロレス大賞への道・番外編
遠藤マメ（新宿二丁目プロレス）
50秒　試合不成立
さくらえみ（フリー）／木村響子（フリー）

＜再試合・ハンディキャップマッチ＞
遠藤マメ（新宿二丁目プロレス）／男色ディーノ（DDT）／ラブセクシー音羽屋（西口プロレス）／ブラック・Badi（新宿二丁目プロレス）
43秒　試合不成立
さくらえみ（フリー）／木村響子（フリー）

＜再々試合・東スポプロレス大賞2009 女子プロレス大賞争奪6wayマッチ＞
○さくらえみ（フリー）
4分53秒　ラ・マヒストラル
●遠藤マメ（新宿二丁目プロレス）
※さくらが2009東スポ女子プロレス大賞の初防衛に成功

▼第5試合　ザ・クレイジーSKB社長派vs華名社長派シングル対決
●怨霊
15分7秒　SEXボンバー→片エビ固め
○忍

▼第6試合　ザ・クレイジーSKB社長派vs華名社長派直接対決
○ザ・クレイジーSKB／葛西純（FREEDOMS）／先輩
12分28秒　CG爆竹ポア
華名（WNC／トリプルテイルズ.S）／松本都（崖のふちプロレス）／●神楽