決勝戦ではるか悠梨が自力初勝利をあげ、ユニット対抗トーナメントはナナエ軍団が優勝!5・3後楽園で白いベルトを賭けてBY対決!

120422_Stardom-1.jpgスターダム
grows up stars2012
日時:4月22日(日)開始:12:00
場所:新木場1stRING
観衆:376人(超満員)

 22日、新木場1stRINGで行われたスターダムSeason6『grows up stars2012』。5・3後楽園大会直前の今大会では、4・1新木場大会で高橋奈苗が提案した№1ユニットを決めるための1DAYトーナメントが行われた。
 しかも世IV虎が要求した通り、3期生を入れた6人タッグによるトーナメントで、全力女子はリーダーの愛川ゆず季を筆頭に美闘陽子、宝城カイリのトリオ。PLANETは紫雷イオをリーダーに星輝ありさ、翔月なつみのトリオ。奈苗軍団は高橋奈苗をリーダーに脇澤美穂、はるか悠梨のトリオ。川崎葛飾最強伝説+1は夏樹☆たいようをリーダーに世IV虎、安川惡斗のトリオで出場し、各ユニットのリーダーのみ"オーバー・ザ・トップロープ"でも負けになるという変則ルール。

 1回戦第1試合はナナエ軍団vs.カワカツ+1。握手を求めるナナエ軍団に対し、太々しく口に酒を含みながら近づいていった惡斗だが、口の中の酒を噴射することを読んでいったナナエ軍団は、逆に3人一斉に口に含んでいた水を惡斗に向かって噴射!
 惡斗はこの借りを返そうと、夏樹にタッチを志願するが、突進した惡斗を奈苗がクロスボディでなぎ倒す。さらにはるかもカニ挟みで惡斗を倒すと、上になって自らパッションを注入しながらエルボーや張り手を連打。しかしナナエ軍団の3人同時ドロップキックを阻止したカワカツ+1。
 すかさず惡斗がはるかにACTスペシャル2連発を決めて世IV虎にタッチすると、世IV虎はナナエを指名。だが、脇澤が割って入ってきてベノムアームをアピール。世IV虎はチョーク攻撃で対抗。奈苗とはるかが入ってきてトレイン攻撃を狙うが、惡斗が世IV虎の前に立ちふさがり自らを犠牲にして姐さんを守る。
 すかさず世IV虎がネックハンキングボムで反撃。続いて夏樹がダイビング・ボディプレスを投下するか奈苗はヒザで迎撃。一気に夏樹をOTRで失格させようとするが、惡斗が救出に向かう。夏樹を救出した惡斗は夏樹に向かってファンタスティックフリップを要求。夏樹は仕方なくやろうとするが、奈苗が入ってきて逆にコーナー上の惡斗をアイコノクラズムで叩き付ける。
 夏樹は三角跳びでロープに駆け上げるが、脇澤が惡斗をロープに叩き付けて転落させようとするが、間一髪踏み止まった夏樹。世IV虎が夏樹を救出するが、夏樹のたいようちゃん☆ボムを踏ん張った脇澤が、ロープ際まで押し込んでいき、OTRを狙う。これも必死に踏ん張る夏樹だが、脇澤は必殺のベノムアームで夏樹を場外に叩き落として勝利!

120422_Stardom-2.jpg トーナメント1回戦第2試合は、全力女子vs.PLANET。宝城の串刺しドロップキック3連発からBYが入ってきて「全力女子!」と決めポーズ。だが、美闘がイオを蹴っている背後から星輝が蹴りを叩き込むと、今度はPLANETがトレイン攻撃を決めてから「 We are PLANET!」と決めポーズ。
 BYのダブルのカカト落としで反撃した全力女子だが、イオはスペース・ローリング・エルボーからのフェースクラッシャーを決めると、愛川のパイパイアタックをかわしてOTRを狙う。両者もつれ合うようにエプロンに転落すると、愛川がゆずポンスタナー。先に愛川がリングに戻るとイオはスワンダイブで飛んでいくが、愛川はYKイエロー(ハイキック)で迎撃。しかしイオのバズソーキックに愛川はYKブルー(後ろ回し蹴り)で応戦。
 愛川からタッチを受けた宝城がイカリを決めていくが、ここから逃れたイオはダブルアーム式フェースバスター。続いて翔月がニードロップを落としていくがカウントは2。ならばと美闘が翔月をブレーンバスターで投げると、宝城がダイビング・エルボードロップを投下。だが、翔月は宝城を何度も丸め込む。キックアウトしてみせた宝城だが、PLANETの3人は宝城に激熱!!(3人がかりでのハイジャック式フェースバスター)。
 そこから星輝が1399を叩き込むと、翔月がダイビング・ダブルニードロップ。これもカウント2で返した宝城だが、翔月はトラースキックを宝城に叩き込んで3カウント。この結果、ユニット対抗トーナメントの決勝はナナエ軍団vs.PLANETに決定した。

120422_Stardom-3.jpg 握手をする際もイオにベノムアームを執拗にアピールする脇澤。すると脇澤は「イオ、出てこい! 私がお前を落とす」と挑発。だが、イオは無視して星輝が先発で出て行く。フロントキックでなぎ倒した星輝だが、エルボーでロープ際に押し込んだ脇澤はベノムアームでアイアンクロー。
 ナナエ軍団は星輝を捕まえて3人で"ミホカヨポーズ"を決めようとしたが、これはイオがカット。そこからPLANETはベノムアームと呼ばれる脇澤の右腕を集中攻撃。だが、PLANETの決めポーズをナナエらが阻止すると、脇澤は左のベノムアームをアピール。思わず呆気にとられた星輝の顔面に唾を噴射した脇澤は奈苗にタッチ。ラリアットで次々になぎ倒していった奈苗だが、蹴りで応戦した星輝はそのままOTRを狙う。エプロンで星輝の足にしがみついて、何とか踏ん張った奈苗はリングに戻ると、イオに張り手からバックドロップ。
 奈苗はコーナーの上のイオを雪崩式ブレーンバスターで投げると、コーナー二段目からダイビング・ボディプレス。続けて脇澤が最上段からダイビング・ボディプレスを投下。 続けて脇澤はミサイルキックを発射。しかし串刺し攻撃をかわしたイオは張り手をお見舞い。串刺しダブルニーを放っていくが、キャッチした脇澤はトップロープに逆さ吊りにして背後からドロップキックを狙ったが、星輝が身を挺してカット。逆にイオはスワン亜大部を狙うが、背後から奈苗が阻止。脇澤はベノムアームで落とそうとするが、逆に脇澤が場外に転落!
 10分が経過してリングに戻った脇澤はジャーマンで投げると、続けてフィッシャーマンズ・スープレックスを狙う。これを踏ん張ったイオは張り手を狙ったが、脇澤はワキ固めで切り返す。辛くもロープに逃れたイオは、ウラカンで丸め込むがカウントは2。ここで脇澤ははるかにタッチ。翔月ははるかを拳法風の蹴りで追い込むが、奈苗&脇澤がダブルのビッグブーツを叩き込むと、奈苗はコーナーに登ったはるかをフロント・ブレーンバスターで翔月に叩き付ける。
 だが、はるかのマックをイオが入ってきてブロックすると、星輝が1399、イオが619を叩き込むと、翔月がトラースキック。カウント2で奈苗がカットしたが、翔月はコーナー二段目からダイビング・ダブルニードロップ。これをかわしたはるかは、変型逆落としからの変型ラ・マヒストラルでカウント2まで追い込む。さらに今度こそマックを決めるが、これもカウントは2。ならばと一番自信を持っている技である腕ひしぎ逆十字固めを決めていく。奈苗と脇澤がイオと星輝のカットを防いでいたため、翔月はギブアップ! はるかは念願の初勝利をこの大一番でやってのけた!

 トーナメントを制した奈苗は全選手をリング上に呼び込んで5・3後楽園ホール大会に向けてひと言ずつ抱負を語るように促す。そこで美闘が「後楽園、私カード決まってないんですけど、やりたい人がいるので......ゆずポン、私とシングルマッチでやってください! 白いベルト賭けてください!」と対戦を申し込むと、愛川も「今日はトーナメントにも負けてしまい、全力女子、イチから見直すいい機会になりました。美闘陽子選手と闘ってもっと大きなものが見えてくると思います。白いベルトを賭けてやりましょう!」とBY砲対決を承諾した。
 なお、カワカツと対戦する脇澤のパートナーXが木村響子であることも発表され、最後ははるかが「私の初勝利を後楽園につなげたいと思います! パッションで行くぞー! いまを信じて、明日に輝け、We are スターダム!」と音頭を取って大会を締めた。

※完全詳細はバトル・ニュース携帯サイトをご覧ください。

▼第1試合 シングルマッチ 15分1本勝負
○岩谷麻優
5分26秒 ドロップキック→片エビ固め
●鹿島沙希

▼第2試合 ユニット対抗トーナメント1回戦 20分1本勝負
[ナナエ軍団]高橋奈苗/○脇澤美穂/はるか悠梨
16分4秒 オーバー・ザ・トップロープ
[川崎葛飾最強伝説+1]●夏樹☆たいよう/世IV虎/安川惡斗

▼第3試合 ユニット対抗トーナメント1回戦 20分1本勝負
[全力女子]愛川ゆず季/美闘陽子/●宝城カイリ
13分30秒 トラースキック→片エビ固め
[PLANET]紫雷イオ/星輝ありさ/○翔月なつみ

▼第4試合 シングルマッチ 20分1本勝負
○松本浩代(エスオベーション)
8分18秒 ひろよストーン→片エビ固め
●須佐えり

▼第5試合 ユニット対抗トーナメント決勝戦 30分1本勝負
[ナナエ軍団]高橋奈苗/脇澤美穂/○はるか悠梨
16分48秒 腕ひしぎ逆十字固め
[PLANET]紫雷イオ/星輝ありさ
※ナナエ軍団が第1回ユニット対抗トーナメント優勝

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