BOSJの予選トーナメントを圧倒的な強さで制した"新しいブラック・タイガー"が、鈴木軍に合流!「ボスは知ってるからな。ボスとは古い...」

120415_NJPW-1.jpg新日本プロレス
NEVER.9
~ROAD TO THE SUPER Jr. 2DAYS TOURNAMENT Final~
日時:4月15日(日)開始:12:30
場所:新木場1stRING
観衆:250人(満員)

 15日、新木場1stRINGで行われた新日本プロレス『NEVER.9〜ROAD TO THE SUPER Jr. 2DAYS TOURNAMENT Final〜』。

 今年も行われた『BEST OF THE SUPER Jr.』(以下BOSJ)への出場権を賭けた予選会。4・13新木場で行われたトーナメント1回戦では、まずフリーとして様々なリングで活躍している円華が、古巣・K-DOJOの梶トマトに勝利。K-DOJOのヒロ・トウナイは新日本のヤングライオン・高橋広夢からギブアップを奪い、歴代の暗闇の虎とは別人と思われる新たなるブラック・タイガーは、新団体レスリング・ニュー・クラシック所属として出場した児玉ユースケに勝利。そしてK-DOJOの関根龍一は新日本プロレスの渡辺高章に勝利した。
 続いてこの日行われた準決勝は第1試合で円華とヒロ・トウナイが対戦。腕十字やワキ固めで円華を追い詰めたトウナイだったが、最後は円華が必殺のランヒェイを決めて勝利した。続く準決勝第2試合では関根龍一とブラック・タイガーが対戦。ゴングと同時にエルボーでブラックをコーナーに追い込んでいった関根蹴りやニーリフトでブラックを追い込み、得意の龍蹴斗も叩き込む。さらにブラックのツームストンパイルをうまくカミカゼで切り返してみせたが、トドメの龍切をかわしたブラックがラ・マヒストラルで丸め込んで勝利。

120415_NJPW-2.jpg 決勝に進出したのは円華とブラック・タイガー。ゴングと同時にドロップキックを見舞った円華は、連続で首固め。何とかこれは凌いだブラックだが、場外に追いやった円華はケブラーダを発射。
 リングに戻った円華はなおもブラックにナックルやストンピングを見舞っていくが、ブラックはロープに飛ばすと低空ドロップキック。さらに円華の左ヒザを集中的に痛めつけると足4の字固めへ。円華は転がっていってロープに脱出するが、ヒザのダメージでなかなか立ち上がれない。すかさず低空ドロップキックやローキックを見舞っていったブラックはインディアンデスロックに捕らえていく。
 日本語で「来いよ、オラ!」と円華を挑発していったブラックはチョップを打ってきた円華に低空ドロップキックを見舞うと、ヒザ十字固めへ。これもロープに逃れた円華だが、ブラックは拳で左ヒザをグリグリやるとレッグロックへ。さらにドラゴンスクリューから再びレッグロック。悶絶しながらもロープに逃れた円華は串刺しラリアット2連発で反撃すると、ミサイルキックを発射。
 だが、左ヒザのダメージでなかなか次の攻撃に移れない円華は、やや時間がかかりながらもコーナーに登っていきフロッグスプラッシュを投下。しかしブラックはヒザ剣山で迎撃。それでも円華は強引にランヒェイを狙うが、ブラックは踏ん張る。するとスタナーに切り替えた円華は、今度こそフロッグスプラッシュを投下。そこからラ・マヒストラルで丸め込むが、カウントは2。するとブラックは見覚えのあるフォームでシャイニング・ウィザード。さらにBTドライバーで叩き付けて3カウントを奪った。

120415_NJPW-3.jpg BOSJ出場権を獲得したブラック。そこにTAKAとタイチが入ってきてブラックを祝福すると、何と鈴木軍のTシャツを手渡す! ブラックは鈴木軍のTシャツを着るとマイクを持つが、しゃべろうとしたところでタイチがマイクを奪い取って「鈴木軍イチバーン!」と叫んで締め。最後はブラック、TAKA、タイチの3人で意気揚々と引き揚げていった。
 鈴木軍のTシャツを着たブラックは、TAKA&タイチと共に取り囲むマスコミに向かって「中身が知りてぇんだろ、テメーら。俺はブラック・タイガーだからな。テメーらの思ってる奴と違うぞ、オイ。俺は新しいブラック・タイガーだ。オイ、今日、(予選トーナメントを)獲ったぞ。いい調整になったわ、何せブランクがあるからな。なぁ相棒」と流ちょうな日本語で言うと、"相棒"と呼ばれたTAKAは苦笑い。
 するとブラックは「スズキグン、スズキサン、タカヤマサン、ミスターランス、タイチサン、そしてヨシダ......今日から合流するぞ! ボスは知ってるからな。ボスとは古い......」と、わざとらしく片言の日本語を織り交ぜつつも鈴木軍のことはよく知っている様子。この日からその鈴木軍に"合流"すると宣言したブラックは、ボスである鈴木みのるとは古くからの付き合いがあるとかないとか......。『BEST OF THE SUPER Jr.』を掻き回すと予告した新たなる暗闇の虎。その正体があの男だとすると、鈴木軍はさらに勢力を拡大しそうだ。

※完全詳細はバトル・ニュース携帯サイトをご覧ください。

▼第1試合「ROAD TO THE SUPER Jr. 2DAYS TOURNAMENT」準決勝戦 第1試合 無制限1本勝負
○円華(フリー)
8分49秒 ランヒェイ
●ヒロ・トウナイ(K-DOJO)

▼第2試合「ROAD TO THE SUPER Jr. 2DAYS TOURNAMENT」準決勝戦 第2試合 無制限1本勝負
●関根龍一(K-DOJO)
6分29秒 ラ・マヒストラル
○ブラック・タイガー(フリー)

▼第3試合 シングルマッチ 20分1本勝負
●渡辺高章
9分5秒 スワントーンボム→片エビ固め
○YOSHI-HASHI

▼第4試合 6人タッグマッチ 20分1本勝負
キャプテン・ニュージャパン/●梶トマト(K-DOJO)/児玉 ユースケ(WNC)
15分2秒 パワーボム→エビ固め
外道/邪道/○石井智宏

▼第5試合 タッグマッチ 30分1本勝負
KUSHIDA/●高橋広夢
14分8秒 一撃必殺マキタイチロウタクラッチ(仮)
TAKAみちのく(K-DOJO)/○タイチ

▼第6試合「ROAD TO THE SUPER Jr. 2DAYS TOURNAMENT」決勝戦 無制限1本勝負
● 円華(フリー)
9分56秒 BTドライバー→片エビ固め
○ブラック・タイガー(フリー)
※ブラック・タイガーがベスト・オブ・ザ・スーパーJr.XIXに出場決定

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