MAD BLANKYが5vs.5綱引きマッチで帰ってきたベテラン軍に勝利!戸澤との舌戦で勢い余った土井がまさかのTバック宣言!?

120412_DragonGate-1.jpgDRAGON GATE
THE GATE OF PASSION
日時:4月12日(木)開始:18:30
場所:後楽園ホール
観衆:1750人(満員)

 12日、後楽園ホールで行われたDRAGON GATE『THE GATE OF PASSION』。3・1後楽園大会でB×Bハルク、戸澤陽らはユニット名をBlood WarriorsからMAD BLANKEY(以下MB)に改め、さらに土井成樹を追放。そして今大会でCIMAら帰ってきたベテラン軍(以下ベテラン軍)と5vs.5綱引きマッチ・シングル5番勝負で対抗戦を行うことになった。

 ダークマッチが2試合行われたあと、MBとベテラン軍が出て来て、リング上に置かれた5本のロープを引き合って対戦相手を決めることに。10選手が一斉にロープを引くと、注目だった"ハリウッド"ストーカー市川の相手は、何とサイバー・コングに決定! 5・6愛知県体育館大会でCIMAの持つDREAMゲート王座への挑戦が決まっているサイバーがパワー全開でロープを引っ張ったため、相手陣営まで引きずり出されたスト市。早くも不安が募る中、5番勝負の組み合わせは1番目がドン・フジイvs.谷崎なおき(※欠場中の本物は谷嵜なおき)、2番目はスト市vs.サイバー、3番目はCIMAvs.Kzy、4番目はドラゴン・キッドvs.戸澤陽、そして最後の5番目が望月成晃vs.B×Bハルクに決定!
 するとMB側はこの日はGAORAの生中継があるということで、「普通にやっても面白くないやろ。みんなが見たがっているこの問題龍さんがいつでも入って来られる、反則裁定なしの完全決着ルールでやろうやないか!」と提案。ダークマッチでも観客をキンキンに冷やす試合をやってのけた超神龍改め問題龍が自由に介入出来るというこの理不尽なルールだが、キッドが勢いに任せて承諾してしまう。
 早速1番目のフジイvs.谷崎でも早速ロープに飛んだフジイの足をすくって倒し、エプロンから塩パウダーを投げつけた問題龍だが、フジイはこれをかわして谷崎に誤爆させると、そのままナイスジャーマンで投げて3カウント。ベテラン軍が先勝。
 続くスト市vs.サイバーはスト市がいきなりカンチョーを決めてみせたが、その後はサイバーのショルダータックルに吹っ飛ばされ、さらにニードロップやエルボードロップを落とされて青息吐息に。それでも低空ドロップキックからシャイニング・ウィザードを決めたスト市だったが、またしても問題龍がエプロンから塩パウダー攻撃を狙う。ここでCIMAが問題龍を止めようと近づいていくと、問題龍はCIMAに向かって塩パウダー攻撃。
 だが、持っていたゴミ袋を広げてすべてキャッチしたCIMAは、そのゴミ袋をサイバーの頭から被せていく。するとスト市がサイバーの巨体を見事なイナバウアー・ジャーマンで投げて3カウント! 次期ドリームゲート挑戦者からスト市が値千金の勝利をあげて、これでベテラン軍が2連勝。

120412_DragonGate-2.jpg 3番目のCIMAvs.KzyはCIMAの提案によりエニーウェアマッチで行われることに。いきなりトルニージョを見舞ったCIMAはKzyを連れ回し、ホール内で何度もカバーする。さらにセコンドのGammaにテーブルを西側の客席にセットするように指示したCIMAは、西側のバルコニー席へ!
 テーブルの上にKzyを寝かせると、CIMAはバルコニー席の手すりの上に立ち、バルコニーダイブを狙ったが、熟考の末に断念。ようやくリングに戻ると、またしても問題龍が入ってきてKzyとトレイン攻撃を狙うが、CIMAはトラースキックで迎撃。だが、サイバーがさっきのお返しとばかりにCIMAの頭からゴミ袋を被せると、そのままサイバーボムで叩き付けていき、そこにKzyがKZ.timeを投下して3カウント!
 してやられたCIMAに対し、サイバーは「オッサン、コラ! 俺とお前のドリームゲート戦はもう始まっとんのや! 愛知県、今日CIMAに勝ったKzy、そして今日大活躍の問題龍、セコンドをフルに使ってこのオッサンから絶対にベルト獲るから楽しみにしておけ!」とマイクを持って吐き捨てるが、そこに4番目のキッドが飛び込んできてサイバーをコルバタで投げると、「5番勝負の途中でマイクアピールするバカがいるか!」と"マイク"で言い放つ。
 そこに戸澤がバイシクルキックで飛び込んできて「バカはお前じゃ! ゴングを鳴らせ!」と要求。戸澤はキッドのバミューダ・トライアングルをイスを投げつけて阻止すると、さらにキッドの上にイスを乗せてセントーン。だが、キッドもメサイヤから619で戸澤を場外に追いやると、今度こそバミューダ・トライアングル。だが、リングに戻った戸澤はシャイニング・ウィザードやバイシクルキックで反撃。
 キッドは雪崩式スタナーからのウルトラ・ウラカン・ラナを狙ったが、戸澤はかわす。ならばとカサドーラで飛び付いたキッドだが、戸澤が踏ん張ってキッドを抱え上げると、問題龍がボックス攻撃! そのまま戸澤がジャーマンで投げるが、キッドもカウント2で返す。しかし戸澤はダメ押しのパッケージ・ジャーマンスープレックスホールドで投げて3カウント。これで2勝2敗のタイスコアにした。
 最後の5番目で勝負が決まることに。蹴りを得意とする望月とハルクだけにバシバシと蹴り合う両者。望月がハルクの蹴り足をキャッチしてアンクルホールドを決めたり、場外でランニングローを叩き込んでしていくと、ハルクが突如ブチ切れて望月に怒濤のストンピングを見舞ってから、鉄製のフェンスに叩き付ける。

120412_DragonGate-3.jpg リングに戻ったあともガンガン蹴っていくハルクだが、蹴り足を抱え込んだ望月は珍しくキャプチュードで投げる。だが、ハルクはスワンダイブ式ニールキック、オーバーヘッドキックと立体的な蹴りで応戦。一発の破壊力では上をいく望月も強烈なミドルキックで対抗し、一角蹴りを狙う。これはハルクがかわし、逆に串刺し攻撃を狙ったが、望月は追走して串刺しフロントキック。
 さらにハルクのE.V.O.を裏ツイスターで切り返すと、イリュージョンから最強ハイキック。だが、ハルクも何とかハイキックの相打ちに持ち込むと、ここでまたも問題龍が邪魔をする。望月はエプロンに上がってきた問題龍にハルクを叩き付け、そのままドラゴンスープレックスで投げていったが、今度はKzyがレフェリーのカウントを妨害!
 すかさず戸澤が乱入してハルクとサンドイッチ・バイシクルキックを決めると、投げ捨てジャーマン。ハルクはカカト落としからのファースト・フラッシュを狙ったが、水面蹴りで迎撃した望月は掟破りのファースト・フラッシュをお見舞い! だが、続く三角蹴りを問題龍がボックス攻撃で妨害しようとする。
 ところが、望月は問題龍からボックスを奪い取ると、逆にボックス攻撃。ハルクにはそこから飛び付き式の回転エビ固めを狙ったが、うまく逃れたハルクはカカト落としからフファースト・フラッシュ! 何とかカウント2で返した望月だったが、ハルクはもう一発ファースト・フラッシュを叩き込んで3カウントを奪った。
 この結果、3勝2敗でMBが勝利。戸澤は「オーイ、MBの完全勝利じゃ! 結果がすべてじゃ! 結果を見ろ! いまドラゴンゲートにあるユニット抗争、MBが生き残ったるからな!」と言い放つと、バルコニー席の放送席に座っている土井吉に向かって「お前ら2人潰したらWORLD-1 INTERNATIONALも終わりやな! 土井、お前はBlood Warriorsにいるときから使えないゴミレスラー何や! しょせん、お前のことを応援しているファンなんて、お前のプリケツしか見てないんや!」と挑発。
 それというのも、メインの前にドラゲーNo.1を決めるリーグ戦『KING OF GATE』の1回戦の組み合わせが、5・10後楽園で行われるAブロック1回戦は戸澤vs.土井、ハルクvs.吉野、ススムvs.キッド、YAMATOvs.鷹木、そして5・12横浜大会で行われるBブロック1回戦は問題龍vs.フジイ、サイバーvs.堀口、Kzyvs.CIMA、神田vs.望月と発表されたため。土井吉はシングルで戸澤、ハルクと1回戦で激突するのだ。
 放送席の上に立ち、MBを高い所から見落とした土井は「悪いけど俺はこのプリケツで10年以上飯食ってきてんねんぞ! お客さんに聞くぞ。戸澤のだらしない体よりも俺のプリケツのほうが価値あるよな? 俺は暴走マッスルや! いまは吉野に抑えられてるが、俺がその気になれば、それからお客さんが望むのであれば、俺はTバックで試合したるからな!」と爆弾発言!
 場内から「Tバック」コールが起こるという事態に、MBがバカ負けして退場すると、リング上には誰もいないという状況に。仕方なく土井吉がバルコニー席から締めることになったのだが、吉野が土井に「この際、Tバックでもハイレグでもビキニでも何でもいったれ!」と言うが、土井は「確かに興奮して言ってもうたけど、俺がやるってことは吉野もTバックやで!」と言い出す。そんな吉野だが、高所恐怖症のため土井のようにテーブルの上に立てないことを告白すると、最後は「そのうち、ここにいる土井成樹がTバックになると思うので、また来月の後楽園でお会いしましょう!」と言って締めくくった。

※完全詳細はバトル・ニュース携帯サイトをご覧ください。

▼ダークマッチ第1試合 タッグマッチ 10分1本勝負
琴香/●渡辺陽介
7分7秒 阪神タイガースープレックスホールド
スペル・シーサー/○新井健一郎

▼ダークマッチ第2試合 シングルマッチ 10分1本勝負
○問題龍
6分2秒 塩攻撃→首固め
●富永千浩

▼第1試合 タッグマッチ 20分1本勝負
吉野正人/●小林瑛太
11分31秒 下克上エルボー→体固め
ジミー・ススム/○ジミー神田

▼第2試合 タッグマッチ 30分1本勝負
○鷹木信悟/YAMATO
10分5秒 MADE IN JAPAN
Gamma/●K-ness.

▼第3試合 6人タッグマッチ 30分1本勝負
土井成樹/●吉野正人/リコシェ
16分20秒 バック・スライド・フロム・ヘブン
○堀口元気H.A.Gee.Mee!!/斎藤"ジミー"了/ジミー・カゲトラ

▼第4試合 MAD BLANKYvs.帰ってきたベテラン軍 綱引きマッチ 5vs.5 全面対抗戦
○[MAD BLANKEY]戸澤陽/B×Bハルク/サイバー・コング/Kzy/谷崎なおき
3-2
●[帰ってきたベテラン軍]CIMA/望月成晃/ドン・フジイ/ドラゴン・キッド/"ハリウッド"ストーカー市川
※3勝2敗でMAD BLANKEYが勝ち越し

<1番目>
[MAD BLANKEY]●谷崎なおき
4分16秒 ナイスジャーマン
[帰ってきたベテラン軍]○ドン・フジイ

<2番目>
[MAD BLANKEY]●サイバー・コング
3分38秒 イナバウワージャーマン
[帰ってきたベテラン軍]○"ハリウッド"ストーカー市川

<3番目>
[MAD BLANKEY]○Kzy
8分48秒 KZtime→エビ固め
[帰ってきたベテラン軍]●CIMA

<4番目>
[MAD BLANKEY]○戸澤陽
8分34秒 パッケージジャーマンスープレックスホールド
[帰ってきたベテラン軍]●ドラゴン・キッド

<5番目>
[MAD BLANKEY]○B×Bハルク
11分45秒 ファースト・フラッシュ→体固め
[帰ってきたベテラン軍]●望月成晃

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