"グラレスラー"として地元・新居浜に凱旋した愛川「地元で応援されてることを心に置いて、これからも全力で頑張っていきます」
スターダム
ゆずポン祭6~ゆずポン故郷凱旋~
日時:4月8日(日)開始:17:00
場所:愛媛・銅夢にいはま
観衆:450人(超満員札止め)
8日、愛媛県・銅夢にいはまで行われた"グラレスラー"愛川ゆず季の自主興行『ゆずポン祭6〜ゆずポン故郷凱旋〜』。悲願の地元凱旋が実現した愛川は、全力女子のメンバーが担いだ御輿に乗って登場すると、「私はグラビアアイドルとして活動していたんですけど、プロレスも始めまして、今はグラレスラーというジャンルで、ここに並んでいるスターダムの選手と一緒に頑張っています。2011年の女子プロレス大賞を受賞することができまして、何と2本のベルトを持って、ここ新居浜に帰ってくることができました。ありがとうございます。『ゆずポン祭』は今まで東京で5回開催してきたんですが、ここ新居浜で開催することができて嬉しく思っています。プロレスを見るのが初めての方が多いと思いますが、楽しんで帰ってもらえたらいいなって思います」と挨拶した。
凱旋試合となる愛川が先発。試合前の握手から奈苗を意識するも、先発ははるかとの対戦。蹴りで攻め立て宝城と交代。宝城が奈苗に捕まると、愛川がエプロンから奈苗に蹴り。これに怒った奈苗が宝城をコーナーに戻して愛川を呼び込んだ。
手四つの力比べから愛川がローキック、ミドルキックを放つと、奈苗はエルボーで反撃。愛川もエルボーを打ち返していく。首4の字固めから奈苗の顔をマットに打ち付けた。しかし、カナディアンバックブリーカーで担がれ、コーナーに逆さ吊りにされると、はるかのドロップキック、奈苗のボディーアタックを浴びた。
奈苗が愛川の足を固めると、はるかがボディープレス3連発。さらに愛川が奈苗のアンクルホールドで悲鳴をあげ、はるかの鎌固め、スリーパー、アキレス腱固めに捕まった。しかし、はるかにゆずポンキック・レッド、奈苗にゆずポンキック・ブルーを浴びせて形勢逆転。宝城がはるかに前転式ネックブリーカーを連発し、カミカゼ、極楽固めで攻め立てたが、エルボー、張り手の攻防は互角。
奈苗がアルバトロスで宝城を捕獲するも、愛川が助けに入り、チョップとキックを浴びせていく。さらに串刺しで宝城がエルボー、愛川がパイパイアタックを見舞い、全力女子の連係攻撃。愛川が奈苗にSTF、宝城がはるかにイカリで同時に絞めあげた。
奈苗がクロスボディーアタックで2人まとめてなぎ倒し、愛川をバックドロップで投げ捨てたが、冷蔵庫爆弾は剣山。一歩も引かない張り手合戦を展開する。愛川が奈苗にゆずポンキック・イエロー、フィッシャーマンズスープレックス。しかし、ゆずポンキック・レッドはかわされ、串刺しラリアット、冷蔵庫爆弾を浴びる。さらにはるかのマウントエルボー、奈苗のショルダータックル、奈苗がはるかを担ぐ合体のボディープレス、奈苗のラリアット、はるかのマック、腕ひしぎ逆十字固めと劣勢が続いたが、ゆずポンスタナーで流れを変えるとゆずポンキック・ブルー。これは奈苗のカットに邪魔されて3カウントは入らなかったが、最後はゆずポンキック・レッドで沈め、初のがい旋試合を白星で飾った。
試合を終えた愛川は「本日はたくさんのご来場ありがとうございました。プロレスデビューしてから、楽しいことばかりじゃなかったんですけど、こうやって新居浜でもたくさん応援してくれてるということがわかったので、ますます頑張ろうって思いました。グラビアアイドルからプロレスを始めて、反対されたり、否定的なことも言われたり、いろいろあったんですけど、2011年の女子プロレス大賞を獲れて、こうやってベルト2本を持って新居浜でがい旋興行ができて、こうやってたくさんの方に応援していただけるっていうのは、本当にプロレスをやってよかったなって思えました。ありがとうございました。プロレスもまだまだだし、未熟なんですけど、こうやって地元で応援されてることを心に置いて、これからも全力で頑張っていきますので、応援よろしくお願いします。今日は本当にありがとうございました」と涙ながらに挨拶。
最後は出場選手をリングに上げてから「今日出場してくれた選手はスターダムっていう団体の選手なんですけど、いつも闘っています。それで、スターダムを新居浜のみなさんに覚えてもらいたいので、いつも恒例の締めがあるので、覚えて帰って下さい」と、この日は『ゆずポン祭』の大会だが、スターダム恒例の「今を信じて、明日に輝け! We are STARDOM!」で大会を締め括った。
なお、初めて愛娘の試合を観戦したという愛川の父・智脩さんは「すごいなって思いました。あれほどハードなものと思っていませんでした」と感想を述べると、「頑張ってください」とエールを送りつつも、「はよ辞めなさい。はや辞めて、はよ結婚して、はよ子供作ってください。父親としたら(そういう気持ちです)」という本音も覗かせた。
▼第1試合 シングルマッチ 15分1本勝負
○安川惡斗
7分11秒 ストレッチマフラー
●翔月なつみ
▼第2試合 大日本プロレス提供試合 20分1本勝負
○石川晋也(大日本プロレス)
8分3秒 ミサイルキック→エビ固め
●アミーゴ鈴木(フリー)
▼第3試合 ユニット対抗戦 20分1本勝負
○美闘陽子/鹿島沙希
9分26秒 ドールB→片エビ固め
脇澤美穂/●須佐えり
▼第4試合 ユニット対抗戦 20分1本勝負
夏樹☆たいよう/○世IV虎
15分26秒 上からヨシコ→体固め
紫雷イオ/●岩谷麻優
▼第5試合 ゆずポン凱旋試合 30分1本勝負
○愛川ゆず季/宝城カイリ
23分29秒 ゆずポンキック・レッド→片エビ固め
高橋奈苗/●はるか悠梨
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